Strange Days

2003年07月04日(金曜日)

伊豆大島に出発

00時00分 自転車 天気:くもり

 いよいよ伊豆大島へ出発する当日となった。
 今日は会社を休んで、もっぱら睡眠不足の解消(爆)と、出立準備を進めた。
 昼まで寝て、昼過ぎになんちゃってランドナー(未成)でCoCo壱番屋に出かけた。それから戻って風呂に入り、荷物をまとめる。この時点まで、どの自転車を持ってゆくかで迷いがあった。オンロードなんだから、MR-4F改で決まり、なんて思っていたのだが、この時期には雨の心配もしなくてはならない。濡れた路面を泥除けの無いMR-4Fで走りたくはない。そうすると、BD-1でという選択肢が浮かび上がってくる。......まあ、いいか。そんなに飛ばすはずも無いし、ヒルクライムもこなせるし、輪行にも便利だし。そんなわけで、最後の最後に急遽BD-1出撃が決定。もちろん、泥除け付だ。荷物はバックパックに背負っていく。島に着いてからは、着替えなどは宿に置いて行くことになるのだが、携行品はBD-1に着けている大型サドルバッグに入れれば十分だろう。
 19:30頃、家を出た。地下鉄で戸塚へ、戸塚からJRに乗り換える。最後はBD-1を展開して、乗船地点に向かった。
 乗客ターミナル前には、やまみちアドベンチャーの丹羽氏の姿があった。が、まだ受付は始まってないとか。BD-1を置いて、参加者が集まってくるのを待った。すぐ隣に、TCA(東京サイクリング倶楽部)の人々も集結していたので、始めのうちは『こんなに多いのか!』と驚いていた。実際には丹羽氏、植山Q女史を含め、計13名のツアーとなった。女性6名、男性5名と、女性の方が多い。自転車はやはりスリックを履いたMTBが多く、他はロードバイクがやはり多かった。一台、Softrideというブランドのトライアスロン用自転車が目を惹いた。ブーメラン型のフレームから、ちょうどBikeFridayのAir系のような感じで、強化ウレタンとカーボンで形成されたビームが延び、その上にサドルがつく形になっている。非常に乗り心地良さそうで、興味を引かれた。
 21:30頃。既に受付を済ませ、BD-1も輪行状態にしてあった。簡単なミーティングが始まり、乗船手続きについての説明があった。乗船の前に自転車を船まで運び、また戻ってきてから、正規のルートで乗船する。各自、自転車を持って、係員の誘導に従い、積み込みルートに向かった。
 セキサイダー付のBD-1は、こういうフラットな空間での移動では最強で、自転車をそのまま運ぶ組と変らない速さで進んでいける。自転車を規定の場所に置いて、また引き返した。それから乗船。ターミナルの乗船口に進み、事前に手渡されていた切符の半券を係員に渡してから、船内に入った。
 割り当てられた部屋は最下層Dデッキにある特2等船室だった。なんだか、船が沈んだら逃げ出せそうに無いような、奥まった一角にあった。
 きっと宴会があるだろうと思い、デッキに出た。いつもなら適当に車座になってやるのだが、時間的にすぐに終わらざるを得ないので、適当なテーブルを囲んで、それぞれ持ち寄ったビールを手にして集う。まずは乾杯。
 参加者は、男性はほとんど単独、女性はいずれも二人連れという面白い構成だ。大島リピーターも何人かいる。かくいう僕もその一人か。
 夜景を眺めているうちに眠気に襲われ、消灯時間が近づいたので、早々とお開きとなった。眠っているうちに大島に着くだろう。