Strange Days

2003年09月15日(月曜日)

今日も今日とて大冒険。川崎北部山岳下見ツーリング

00時00分 自転車 天気:いいなあ

 さて、今日はこぐ氏による川崎北部山岳ツーリングの日だ。正確にはその下見だけど。文字通り川崎北部の食事処、景勝地を繋いで、走られたらいいなというツーリングだ。
 9:30にあざみ野集合ということだったが、地下鉄の到着時間を読み違えて(40分で着くとおぼろげに憶えていたのだが、実際には1時間近くかかった)到着。地上に出てみると、こぐ夫妻と、お久しぶりなCHEE氏が待っていた。@佐藤夫妻は、どうやら取りやめたようだという。後から考えるに、それは正解だった。
 まずは江田駅近くに出来たコメダコーヒーにモーニングを食べに行くことになった。ここは名古屋式モーニングセットが売りだ(そうなのか!) 名古屋にいた頃には大須(正確には上前津)のコメダでアイスコーヒーを飲むのが慣わしだったが、こっちに来て再会するとは。
 モーニングセットとしては、トーストとゆで卵が着く。これだけでは足りないと思ったので、チリドッグも注文した。その他、お菓子類なども注文し、意外に重い朝食になったりして。
 コメダを出て、次なる目的地まで、鶴見川を遡っていった。境川のそれとよく似たサイクリングロードを走ってゆく。未通の区画も多くあり、車道を走ってゆくこともしばしばあった。またこぐ氏の趣味から、わざわざ丘陵地帯を越えるルートを取ることも。
 それなりに気持ち良く走り続け、今日何度目かになる坂越えに挑んでいると、目の前に藁葺き屋根が見えてきた。そこが今日の昼食場所、櫻屋だった。給仕の女性の指示で自転車は川崎フロンターレのグラウンド側に留めた。まだ開店時間直後だというのに、すでに多くの車が周辺に駐車されている。
 テーブル席とは別の棟に通された。事前情報どおり、食卓には既に煮物類を中心とした料理が並んでいる。これはサービス品なので、注文した料理にお構いなく箸を着けることが出来る。田舎風に煮物中心かと思っていたのだが、フレンチポテトやフルーツもある。味噌汁にお汁粉もあるのだ。
 ここでは、目に付いたダッタン蕎麦を注文した。ルチンが日本蕎麦の100倍だといわれても、そうですかとしかいえない。うまかったので良し。そば屋で蕎麦だけ食うと栄養のバランスが取れなくなってしまうが、ここではサービス品で補えばよいので安くつく。煮物、根菜、フルーツを摂り、さらに汁粉にまで手を出した。
 外気温は高く、意外に水分を消費している。冷たいお茶がやたら美味しく、ピッチからガバガバ注いでは飲んでしまう。
 この店の客層は、家族連れや、なんらかの団体と思しき人々が主だ。一人ではまず入れない店だなと思う。
 店を出て、再び走り出す。今後の予定は、まず鶴見川の源流を見に行って、それから相原までアイスを食べに行くことになっていた。時間的には十分間に合うはずだったが......。
 概ね鶴見川に沿って走ってゆく。途中、神社を含む小自然公園といった佇まいの公園に立ち寄った。さらに走ってゆくと、行く手を低い尾根に阻まれる。さて、ここからが大冒険だった。
 こぐ氏とCHEE氏が地図を眺めながら、この尾根を越える道を探して行く。ひとまず尾根の上に出ることになり、結構な坂を登って行った。山の上から周囲を見渡し、再び地図で確認。地図上では2本線で幅を持って書かれている道を行くことになった。
 ここ、大丈夫かな、と不安になる激坂を越え、荒れた道を走ってゆく。なんというか、ダブルトラック? 完全なオフロードだ。今日はBD-1じゃなくて、MTBで来れば良かったか。そんな道でも、こぐ氏は意地になってか乗車のまま走ってゆく。ビンディングペダルな僕は、こけると痛いので、無理せず降りて押す。
 やがて開けた道に出るのでは、という期待も空しく、道はだんだん落ち葉が深く、シングルトラックと化してしまった。うーん、この辺にもこういう道があるのね。こんど、EPIC号で来てみよう。などといっている場合じゃない。ともかく、いずれかの里に抜けなければ、と苦闘しつづけ、ほとんどの区間を押して歩き回った。さすがのこぐ氏も、押しに入っている。
 やがて、どう見ても民家の裏だろうという位置に出た。山道から舗装路に入る時に、CHEE氏が草に覆われた側溝にはまってしまい、負傷する。幸い、さほど深くは無かったようだ。
 なんとか舗装路に再会できて、ほっと一息つく俺様だった。
 小山田緑地に立ち寄り、自販機を相手にたっぷり休憩を取った。この頃にはもう相原にという気力も失せたので、町田の尾根緑道の南端まで走り、そこでこぐ夫妻とお別れすることにした。下見の役割は十分果たせたから良かったのだろう。
 CHEE氏のBD-1のBBが緩んでいるらしいので、南町田のモンベルショップまで付き合い、そこで別れた。帰宅したのは日のあるうちだったが、一昨日の激走との相乗効果で、身体が重かった。今度はEPIC号で行ってみよう(なにを下見してきたのやら)。