Strange Days

2004年10月10日(日曜日)

台風一過の惨状(あるいは22号の呪い)

23時15分 暮らし 天気:はっきりせんなあ

 台風一過という割に、22号様が温帯低気圧に変わってまで頑張っておられるせいか、なんともはっきりしない天気だ。路面も乾ききっていない。
 案の定、昨夜の台風は膨大な泥を残していったようで、付近の路面はほとんど赤く染まっている。ああ、関東ローム層。泉区は田畑が多いので、余計に吹き上げられる泥も多かったのだろう。
 アパートの前の道はほぼ乾いていたので、まあ大丈夫だろうと思い、さっそくコルナゴ様の試走に出かけた。中田中央公園一周コースだ。
 住宅街の中ですらかなりの泥汚れだった。グラウンドなど、露地が多く、また周囲を田畑に囲まれている公園内の道は更に悲惨で、ほとんど赤い泥に埋没している。あー、これ鉄なのに(T^T)
 泥を跳ねないように微速ですり抜けてゆく。あまりの泥に苦情が来たのか、一部では整備会社によって泥の撤去が始まっていた。この分では、境川は悲惨な状況だろう……。
 境川での試走は諦めて、一周で帰ってきた。短い試走では、フレームが撓むような感覚が新鮮だった。が、タイヤのセッティングなども影響しているだろうから、これだけではなんともいえんな。
 帰宅してチェックすると、案の定泥がフレームに付着している。ただの水なら乾くが、泥はやばいので、慌てて水でそっと流し、ついでにワックスを全体にかけておいた。タイヤもどろどろだったので、これも水で洗い流した。
 この道路状況では、ロードで出てゆく気にはなれない。しかし道路状況は確認しておきたい。というわけで、MTBの出番だ。EPIC号を持ち出して、境川下流域へと向かった。
 案の定、泥で悲惨なことになっている。マッドガードで武装しているので大事には至らないが、こんな日も高価なロードで走っているローディな方々は悲惨な思いをしていることだろう。
 だいたい、俣野橋辺りまでは、サイクリングロードと傍の農地とは高低差があるので、泥が多いとはいえ埋没するほどではない。いつも水はけの悪い休憩所の辺りも、水こそたまっていたが、泥はそうでもなかった。
 悲惨だったのは俣野橋を潜る辺りだ。一番の低所で、いかにも泥がたまりやすそうなところだ。実際、橋の真下では泥が厚く溜まっていた。ロードの人たちは、ここは担いで渡っていたようだ。これならば、上を渡った方がましだったかも知れない。
 サイクリングロード南端に出て、すぐ折り返した辺りの休憩所で一休み。空ははっきりしない。これでは路面が乾く間もないだろう。それどころか、雨が降ってないか? どうせ降るなら、それなりに強く降って、泥を洗い流して欲しいものだ。
 帰路、道沿いの田では、乾かしてあった稲穂が散乱して、悲惨な状況になっていた。刈り残していた田も、まるでミステリーサークル描画に失敗したような、惨憺たる状況に陥っていた。22号は、今年の台風の中でも、俺的に迷惑度No.1だった。
 帰宅して、泥に汚れたEPIC号を整備する。駆動系も洗浄し、ついでにBBも抜いた。泥を拭いたウェスを洗うバケツの水が、泥で真っ黒になったのには驚いた。しかも、フレームを拭いている間に、細かな霧雨が付着してくるではないか。地獄に堕ちやがれ。
 どうも、明日もいい天気にはならなさそうだ。境川がこの状況では、この3連休は完全に不発に終わりそうだ。とほほ。