Strange Days

2004年11月13日(土曜日)

東京バイカーズ三崎オフに参加

23時23分 自転車 天気:よく晴れた

 朝早く起き、身支度をする。今日は東京バイカーズの三浦半島三崎オフに参加することにしていた。東京バイカーズのオフは、過去2回参加しようとして、様々なアクシデント(ほとんど自滅)に見舞われて果たせなかったものだ。三度目の正直か、二度あることは三度あるか。
 最初はMasterXLで久里浜まで自走しようかと思っていたのだが、昨夜一杯軽い風邪による頭痛に悩まされ、折り畳みに日和った。BD-1と迷った挙句、これも結構お久しぶりのMR-4Fに決定。しかしこいつは、前輪がスローパンク気味なのだよな。実際、もうすっかり抜けている。チューブを入れ換えている時間が惜しいので、様子を見る意味でそのまま注気しておいた。FreepackSportに荷物を入れて、長後街道を戸塚駅まで走った。
 戸塚から横須賀線で久里浜に向かう。ちょうど通学と重なる時刻だったらしく、戸塚~北鎌倉は物凄い混雑だった。が、それ以降はガラガラに空いている。
 久里浜で降りると、既に参加者が集結中だった。挨拶しながらMR-4Fを展開していると、つかさ氏がやってきた。ケルビムのロードだったので、てっきり自走してきたのかと思ったのだが、ちょっと前に輪行で来たという。予想通り、顔見知りはつかさ氏だけ。いかにも走りそうな若い衆が多い。自転車もロード系、スリックで武装したMTBが多い。しかし、オヤジっぽい人や折り畳みの人もいたので、ちょっと救われた。僕もオヤジで折り畳みな人だしな。
 簡単なミーティングの後、早速出発する。すぐに海岸線に出て、以降はずっと海岸線を走ってゆく。比較的ハイピッチだったのは、風を背負っているからか。北風が強く、今日は南下ルートは楽だったろう。しかし陽射しが強まってきたので、GIANTのサイクルジャージ上下+パールイズミのウィンドブレーカーでは暑すぎるくらいで、体温調整に苦しんだ。
 三浦海岸は何てこと無かったが、金田漁港界隈に入って以降のアップダウンは疲れた。
 途中、剣崎に立ち寄った。前に一人で立ち寄ったときは、31万画素の携帯電話おまけカメラで撮ったので、今日はD70でパシャパシャ撮りまくった。強い風が霞を飛ばしてしまうのだろう、遠くまで見渡すことができた。
 さらに風車の手前の坂を越えると、後はもう、さほど辛い思いはしないで済む。風車の足元で最後の休憩を取り、いよいよ三崎に。しかし直接漁港には向かわず、まずは城ケ島に向かった。ここの灯台も、一度見れば十分だよな。磯に出て、海を背景に記念撮影もした。
 さて、いよいよ昼飯。ちりとてちんだ。が、なんと予約を入れていて、奥座敷が使えなかった。前に僕が電話したときは、土日には予約は入れられませんと断られたんだけどな。非常に気分が悪い。が、いきなり20人で押し寄せたんだから、まあ責任の半分はこっちにもあるさ。とりあえず、どうしても入りたいという人はちりとてちんの空きスペースに入れてもらい、残りはどこかに分散ということになった。僕はさっさと港楽亭に行ってしまった。今度こそマグロチャーシューのラーメンを食らうのだ。が、店に入ると三崎マグロラーメンは売り切れといわれた。いやその、まだ12:00前なんだけど。もちろん、行列が出来ているというわけではない。季節物なのかよ。じゃあということで、給仕の人にお勧めを聞いてみたら、うーん、と誤魔化し笑いを浮かべて沈黙。ああ、なるほど。ここ、観光客相手の店じゃないんだと、ようやく気づいた。客層も明らかに地元の人間と思しき労働者と学生のみ。いちおうはマグロチャーシューなんて始めてみたけれど、実際にはお付き合いで作ってみたというだけで、そんな熱意も無いってことだろう。要するに、この店はダメだ。
 とりあえずワンタンメン(味が薄くて麺が玉になってた)を食って出た。この店はもう行かないな。
 聞くと、ちりとてちんからあぶれた連中は、別の料理店に雪崩れ込んでいたとか。そっちに行けばよかったか。
 集合時間まで間があるので、うらりの2Fデッキで昼寝して過ごした。直射日光のせいで、じりじりと炙られてゆくようだ。
 再集合の場所はちりとてちんの前。全員が揃ったところで、帰路に着いた。
 三崎口へ登る途中、参加者の一人に立て続けにアクシデントが発生した。2度もチューブをバーストさせ、タイヤを痛めてしまったらしい。後で聞くと、その人は三崎口でリタイヤしたそうだ。僕も心配になって、前輪をチェックしてみた。むむ、やはりかなり気圧が低下している。本隊はパンク処理班を待たずに出発していたが、空気を入れるために僕は残った。とりあえず90PSIまで入れてから、また走り出した。
 三崎口駅が見えたところで、はてまだ本隊に追いつかないのか、と疑問に思った。後続を待ってもいいのではないだろうか。もしかして、わき道を行ったか? いや、それはないだろう。しばし葛藤しながらパンク処理班、あるいは抜かしたかもしれない本隊の到着を待ったが、5分経っても来ない。抜かしたという事は無いなと判断し、走り出した。すると武山辺りで追いつくことができた。良かった、待たなくて。
 やがて立石公園に到着。パンク処理班は追いついてないので、とりあえず揃っているメンバーだけで記念撮影をした。ではマーロウに行こうと公園に自転車を磔にしていたところ、カッ飛んできたらしい後続がついに追いついてきた。良かったね、間に合った。
 マーロウではプリンをテイクアウトする。計量カップサイズ(実際、目盛りが切ってあって、計量カップに使える)の耐熱ガラス製カップに入っている。クリームチーズを買ってみたら、舌触りが滑らかで大層うまい。ちなみに、カップを洗って返したら200円バックされるので、700-200円で、中身は500円分だ。
 この先、葉山~森戸と嫌な道が続く。車と絡まりあいながら逗子まで走り、厨子からは裏道を通り、伊勢山トンネルを回避した。なるほど、こういうルートがあったのか。
 鎌倉市街地で和菓子屋に立ち寄り、ゴールは鎌倉だった。お疲れ様。やはり、かなり快速系のツーリングだったな。
 その後、川崎の自宅まで、境川経由で自走帰還するというオーバースペック氏、湘南台までという黒タル氏、そして藤沢駅に出たいというミヤコ女史を案内して、鎌倉駅の裏から境川まで走り、徐々に分かれながらサイクリングロードを北上した。長後街道でさらに北上するオーバースペック氏と別れた後は、ゆっくりとクールダウンさせながら帰宅した。
 久しぶりに走り応えのあるオフだった。