鹿児島ツアー3日目。天気は明日から崩れるという予報なので、もしかして走れるのは今日限りかもしれない。そんなわけで、昨日の激走と連日の激食に疲れきった体に鞭打ち、ホテルの玄関前に8:00に集合した。
今日の大まかなコースは、まず輪行で鹿児島に行き、午前中は鹿児島市内をうろうろする。昼食後にフェリーで桜島に渡り、一周して温泉攻略、という運びだ。
国分駅まで走り、そこから輪行する。列車は意外に空いていた。鹿児島駅は、これも驚くほど小ぢんまりした駅だったが、聞けば鹿児島中央という別の駅が、本当のターミナルなんだげな。
鹿児島駅からは
路面電車が出ていて、鹿児島中央のさらに向こうまでつながっているとか。
市内を、平野氏の案内で走ってゆく。我輩、昨日の登坂時にちと膝を痛めておりました。サドルが高すぎたようだ。そのため、右膝に負荷を掛けると、痛みが走る状態。平地なら大丈夫だろうと思っていた。
古い石橋を公園内に移築したもの。幕末の造営だったとか。
海岸線を走り、少し細い嫌な道を進んだところで、今日最初のおやつ。鹿児島市内から海岸沿いに北上したこの一体は、じゃんぼ餅というお菓子の店が軒を連ねている。他の場所では見かけなかったのだが、なぜこの場所に密集しているか不思議。
中川屋という老舗で購入すると、その場で食べるということでお茶がついてきた。さらに隣の店でも買っておいた。これが
じゃんぼ餅。焼餅に2本の串を通し、垂れに浸してある。2本の串に何の意味がと思ったら、意外にハンドリングしやすく、食べやすかった。
じゃんぼ餅ゾーンを後にし、再び市内観光に。
これはなにやらの歴史的建造物だったが、なんでも道路造営の都合とかで、本来あるべき両側の部分を壊してしまったのだとか。
歴史博物館だったかの別館。いい雰囲気だ。
ちょっと走るとモアイ像、じゃなくて
西郷どんが突っ立っている。
さて、ぐるぐる走り回ったところで、昼食。
鹿児島ラーメンだげな。野菜がたっぷり載っている、意外にあっさり味だった。熊本ラーメン以上の凄いのを覚悟していたので、これは拍子抜け。
次は食後のデザート。お菓子屋さんに入り、試食させてくれたものが美味しかったので買うと、なんと目の前で
バーナーを使ってカラメルを焼いてくれたのだ。カリカリのカラメルの苦味と、おイモの甘さが
絶妙だった。
繁華街には、かの白熊を生み出した
無邪気/天文館もある。
さて、おやつを買ったりしてうろついた後は、いよいよ桜島一周だ。
このフェリーで渡る。かなり頻繁に往復しているようだ。
船上から眺める
桜島。ちょうど噴煙が上がっていた。
桜島に上陸する。桜島では
ローソンも青くない。景観対応型だそうだ。厳島にできたら、緑辺りかな。
桜島の物産センターらしきところで一服してから、いよいよ桜島一周だ。とはいえ、我輩の足は状態が良くない。大丈夫かなあ。
最初のうちは、海岸沿いの
遊歩道を走っていった。ちょっとガタガタなところもあったが、まったり走れてよし。眺めもよし。
車道に復帰して、ようやく巡航速度が上がった。ひたすら北上してゆく。してゆくのだが、我輩の膝は激しく痛み始めていた。あっという間に遅れ始める。それでも我慢して走っていたが、かなり進んだところでついにギブアップ。心配して引き返してきてくれたまき氏や、電話を掛けてくれた(た)女史らと行き違いすれ違いを繰り返すどたばたを演じたものの、なんとか平野氏と意思が通じ、我輩はフェリー乗り場近辺に待機することにした。引き返したのだが、足がかなり痛むので、ゆっくりゆっくり帰っていった。途中で見かけた、なにやら札の突っ立っていた
樹木群。
敗北感に打ちひしがれた我輩は、とりあえずフェリー乗り場近くにある、マグマ温泉という施設で時間を潰すことにした。これは結構な温泉で、安いけど浴場は広く、しかも目の前は広く海が開けているという豪華さ。フェリーが行き交うのが見える。
マグマ温泉を出て、しばらくはそのフェリーの夜間撮影にチャレンジしたが、三脚が無いので無理無理でした。体が冷えてきたので、慌てて別の温泉に入って時間を潰す。
またマグマ温泉前に戻り、再び夜景を眺めていると、ようやく一周組が戻ってきた。僕と別れてから、本格的な登りが始まったそうな。
フェリーで鹿児島に戻り、再び繁華街に。適当な店に入り、今日は
魚介類を食すことになった。さすが、良漁場を間近に控えているだけに、魚のレベルは高い。きびなごが食されているのは面白い。これは瀬戸内でも広く食されていた小魚だ。
店を出て、輪行で国分に戻ると、もはや午前様寸前だった。下手すると睡眠時間激少かも。というところだが、明日は雨の予報なので、ゆっくり起きようということになった。荷物をあらかた発送しておいて、それから身軽に遊びに行く算段だ。
案の定、夜中に雨が降り始めたようだった。しかし、今日は桜島周回ができなくて残念だったな。