Strange Days

2007年04月01日(日曜日)

今日も花見だが

23時14分 自転車 天気:くもり時折雨粒

 昨日、帰宅してしばらくして、ちょっと横になったまま眠り続けてしまう。目覚めると、なんと10:00過ぎ。12時間くらい寝ていたかな。目覚めたのは、かなり暑かったからだ。室温は25度を越えていた。
 起きて、つい最近C.B.あさひで買ったパーツを、我が美しいMasterXLに取り付けた。なんのことは無い、チェーンステーガードとコラムスペーサーだ。チェーンステーガードは、今まで使っていたシマノの薄い金属板のものがベコベコになってしまい、替えたかった。同じような金属製のものが欲しかったのだが、世の中には既に出回ってないようだ。取り扱いの簡単さも考慮して、ネオプレーンのものを購入。コラムスペーサーは、フォークに合わせてアルミ製のシルバーのものを買った。とりあえず、両面テープのはがし跡を苦労して落とし、チェーンステーガードをつける。コラムスペーサーは、ハンドルポジションを上げてみたかったので、ステムを裏返して取り付けた。
 恐らく、今日が最後の機会だと思われたので、海軍道路まで行ってみることにした。MasterXLのペダルを、久しぶりにSPD-SLなR600に戻す。今年初SPD-SLだ。
 外は暖かく、風通しのいいロード用サイクリングシューズでも、カバーが要らないくらいだった。
 海軍道路は、やはり凄い混雑だった。これで瀬谷桜祭がどんぴしゃの時期だったらどうなっていたことか。混雑する車道を余所に、歩道に進入して、カメラを使いながら歩いた。
 花は盛りだろう。あちらでもこちらでも、桜のトンネルが見事だ。
 海軍道路の北端で折り返さず、八王子街道を境川に抜け、後は下って行った。東名の猫小屋跡で、ステムを再び裏返した。結局、ポジションが高すぎる気がしたのだ。背筋もそれなりに養生できてきたので、もっと下げても良さそうに思えた。ふと見ると、猫小屋の辺りで配水管の工事が進んでいるようだった。これで撤去されたのかもしれない。
 ハンドルを下げたMasterXLで、境川を下ってゆく。うむ、先ほどとは雲泥の差のこぎやすさ。30km/hでもほとんど負荷を感じないくらいだ。いや、これは、追い風か……。
 大和東小前の桜とMasterXLとをカメラに収める。天気が冴えないので、桜も映えない。
 さらにずっと下ってゆく。高鎌橋の手前で、雨がぱらつき始めたが、もう行く機会が無さそうなので、湘南台の桜を見に行く。雨にも負けず、桜はまさに盛りだった。明日には散り始めるだろう。
 帰路、雨粒が大きくなってきたので、高鎌橋のトンネルで少し様子を見る。しかし、空模様はほとんど変化しない。やむなく、家へと走った。幸い、雨は強くはならなかった。立場食堂で食事してから帰宅した。
 MasterXLをラックに返し、それから気になったので、今日の汚れをフィニッシュラインのワックスを掛けながら落としておいた。MasterXLは、拙者の清掃の結果、素材が細って折れることだろう。
 しかしまあ、今年はいい天気の下で桜を愛でることが出来なかったな。

真に正しきバス輪行用自転車

20時41分 思考 天気:雨かよ

 昨日、たか氏主催の花見ツーリングに参加してきた。ツーリングそのもののレポートは、当日の記事に。
 このツーリングでは、花見ももちろんだが、もうひとつ目的があった。それはBromptonの情報を集めることだった。
 いまさらBromptonの情報をというのも少々馬鹿らしいが*1、僕は輪行性能という、今までさほど気にしてなかった観点から問うてみたかったのだ。それをバスに持ち込むとき、どうなるだろうか、と。なにせBirdyという、それなりに輪行性能に優れた自転車を持っていることもあり、ごく似通ったBromptonに食指が動くことが無かった。ところが、バスで輪行というより厳しい条件を考えるとき、ごく小さなはずのサイズ差が意味を持つように思えた。
 そういう目で見ると、Bromptonは確かに素晴らしい。畳んでも今ひとつ収まりが悪く、あちこち出っ張ってしまうBirdyに較べ、折り畳んだ状態でのまとまりのよさは芸術的だ。やはりこれしかないか。だが、実際にこれを持ち込むであろうフィールドを考えたとき、果たしてBromptonですら適合できるだろうか。
 考えても欲しい。それなりに走行性能が高く、しかも小さく畳める自転車を必要とする状況を。たぶん、それなりの登りが控えた、峠の中腹までという辺りだろうか。そして想像して欲しい、例えばハイシーズンの高地に向かうバスを。
 バスは山岳用の観光バス。車内は中高年の登山客ですし詰めだろう。そして登山の御仲間たちのお喋り、百名山おやじたちの薀蓄が飛び交い、なぜか登山前だというのにすっかり酔っ払っている輩まで居る始末。荷棚にリュックが溢れているくらいならまだしも、通路にまで今日のご馳走にタープ、なぜだかなぜかダッチオーブンまで積みあがっている惨状。そんなところに自転車を持ち込めるか? いや無理だ。Bromptonはおろか、トレンクルですら無理だろう。
 今まで、輪行性能となると、『畳んでどれくらい小さくなるか』を問題にしてきた。常識的には、それなりの走行性能を持ちながら、携行可能とするには、いずれにせよ折り畳むしかないだろうと考えていたのだ。だが、去年の宇都宮ロングライドの記事を読み返して思い出した。かなりの走行性能を持ちつつも、そもそも畳む必要のない車両が存在することを。
 畳む、という行為こそが、実はネックになっていたのだ。なぜならば、折り畳むからには分割部分の補強や固定のために重量増は必至であり、また畳むことで3サイズのいずれか*2を削減する代わりに、結局は別の次元でサイズアップになってしまう。
 発想を転換しなければならなかったのだ。折り畳みという機能にこだわるあまり、本質を見失うところだったのだ。逆転の発想が必要だったのだ。
 思い出せ、去年の宇都宮ロングライドで、向かい風に苦しむ我々をあざ笑うが如く、颯爽と追い抜いていった車両を。そうだ、あれならば畳む必要は無いし、走行性能の高さは*3疑うべくもない。
 たとえばコイツなんかどうだろう。荷物の積載法に疑問は残るが、低価格なのは嬉しい。なんといっても山道に持ち込んだときのインパクトが絶大で、リカンベントすら足元にも及ばないだろう点が気に入った。これで峠に挑んだ勇者はどれくらい居るだろうか。グーグル先生にお聞きしたい。
 Bromptonと利点弱点それぞれあるだろうが、じっくり研究して決めたい。