Strange Days

2007年07月25日(水曜日)

秋の南会津に行きませんか?

22時11分 自転車 天気:晴れ(秋の南会津もそうでありますように)

 遂に秋の南会津サイクルトレインの募集が始まった。記念すべき第10回だ。今回も参加したい。
 今回の趣向は、事前に聞いていた通り、全コース*1が一同に会し、出発時の記念写真、夜の宴会を楽しむというもの。
 さて、今回はBromptonで安楽にAコースといいたいところだ。しかしなんだか南会津の道を俺を呼んでいる気もする。C,Dコースもいいのだ。Bは安楽そうな割に、実は峠も登るという点が引っかかる。
 C,Dで選ぶなら、塔のへつりに行くCコースだな。Dコース2日目は、もろに春のコースと被るし。
 というわけで、AかCにする予定。今回は知り合いが多いコースにしたい。みんなはどのコースにするのかな。たまには気を揃えて参加するのも良いものだと思う。

ホイール組みなおし中

21時21分 自転車 天気:晴れでした

 午前中、区役所で所要を片付けてから帰宅。昼食を取ってから、スポーク折れを生じたTCR-2を引き出した。今回はホイールだけじゃなくて、ワイヤ類も全て交換するつもり。しばらくはEPIC号で十分だし、EPIC号になにかあっても代車には困らない。
 TCR-2のリアホイールを取り出し、タイヤ、チューブ、スプロケを外してから、すべてのスポークを外した。リムを洗い、ハブのベアリングにも手を入れた。ロードハブを分解したのは初めてだが、反フリー側玉押しとゆるみ止めの間に挟まった、アルミ製のスペーサーを見て、にやりとしてしまう。これを薄いのに変えれば、原理的には幅126mm程度のハブを用意できるだろう。これは9速時代の55xx105ハブだが、10速の66アルテグラでも同じ構造らしいので、問題は無いだろう。
 ベアリングのグリスを取り替えて、適当に玉押し調整をして、スポークを通していった。ちゃんとバルブ穴を避けたつもりで組んでいったのだが、あにはからんや、斜めスポークが上に掛かってしまった。おかしい、どこでカウントし損ねたのだろう。
 とにかくスポークを通し、リムに組み付けた。振れ取りにはちょっと気力と根気が要るので、後回し。スプロケとチェーンホイールを洗っておいた。
 夕方、コーヒーを飲みたくなったので、境川にBromptonで出かけた*1。大清水高前の休憩所には、厨房クラスと思しきドキュソの皆様がいらしたので、バカが移ると大変と思い、そのまま折り返してしまった。
 西俣野の近辺で川辺に腰掛け、買ってきたボトルのコーヒーを飲みながら、EM-ONEで何がしか遊んでいた。なんと、この辺でもちゃんとアクセスできる*2
 帰宅して、ふと思い立って、Bromptonのキャリアにつけたローラーを、インライン用のものに替えた。前にBD-1のセキサイダーを2輪化したときに外したものだ。かなり転がりやすく、これで駅の構内の移動も楽になりそうだ。かえってお散歩現象を心配せざるを得ない。これは別途手を打とう。

ヴィノクロフがドーピング疑惑でTDFを去る

12時25分 自転車 天気:予想通り晴れ

 第13ステージで見事に復活し、しかし第14ステージでは総合優勝を望めないほどに沈む地獄を味わい、それでも第15ステージで素晴らしいアタックを決めた、今年のヴィノクロフ。第5ステージでの負傷を鑑みると、総合に絡めないとはいえ、ここぞという場面でステージ優勝を狙える実力はピカ一だ。これで落車さえなければ、今ごろは総合でも争えていたのに。そんな風に惜しんでいたのだが。
 休養日の今日、ヴィノクロフがドーピングの疑いを指摘され、アスタナごとツールを去ることになったという、衝撃のニュースが駆け巡った(らしい)。どうやら他人の血液をレース前に導入する、血液ドーピングをやらかしたらしい。ハミルトンがこれで出場停止を食らった奴だ。ハミルトンの起こした裁判の経緯を見るに、誤判定の可能性はかなり低い。
 ヴィノクロフは、恐らくは2年間の出場停止を食らうだろうから、これで引退ということになるだろう。また一人、古顔がツールを去ってゆく。とばっちりを食らったアスタナが、このまま解散してしまわないか心配だ。クレーデンはどうするんだろう。
 それにしても、人間の限界に挑んでいるアスリートたちにとって、ドーピングの誘惑は絶ち難いものがあるようだ。凡人には窺い知れない世界ではあるが、3大ツールのあまりもの過酷さを思うとき、あるいはそうした人間的な弱さをさらけ出すような行為も、止むを得ないのかなと思う。そもそも、これほどキャンペーンを打っても、いっかな減らないという事実は、ドーピングを促す強力なプロモーター要素が存在するということだ。その一つが、トップアスリートたちでさえしばしば弱音を吐く、サイクルスポーツの過酷さではないか。毎日4~8時間、全力でペダルをこぎ続け、それがシーズン中、毎日のように続く。しかも来年の契約の確約があるわけではない*1。これでは、コツコツ実績を積んでゆくより、体がもつ間に出来るだけ注目を集めなければ、そもそもサイクリストとして生きて行けない。いちかばちか、薬物やドーピング行為に手を染めてしまうのも、僕には止むを得ないのではないかと思える。
 UCIが、徒に反ドーピング・ドラッグキャンペーンを打ち続けても、ドーピングやドラッグが更に精緻化して、検出が困難になってゆくばかりではないだろうか。それはかえって不公平になってしまう。なぜならば、こうした不正を隠し果せたものの方が、結局レースでは有利になってしまうからだ。こうした不正を働かない選手でも、十分に太刀打ちできるように、レースを"楽"にするべきではないかな。そう、*2フランス人選手たちが活躍できるくらいに。
 もちろん、僕ら観客は、もっと過酷で過激なレースを望むのだけど、今はそんな要望に応えている場合ではないと思うのだ。改革すべきタイミングは、今しかないのでは。たとえレースが短く、楽になったとしても、集団競技である以上、盛り上げ方はいくらでもあると思うのだ。
 それにしてもヴィノクロフ、痛いよ。第15ステージに感動した俺の気持ち、どうしてくれるのだといいたいくらいだ。