Strange Days

2008年11月29日(土曜日)

江ノ島にぶらりと

22時31分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ

 昨夜、コタツに入ったまま横になっていたら、世界は朝へとワープしていた。せっかくの早い目覚めだったが、中途半端な姿勢だった故、いまいち疲れが取れてない。いくら気持ちいいとはいえ、ちゃんと布団で寝ないとね。
 昼過ぎて、なんとなくドロップハンドルを握りたくなり、MasterXLを境川へと向けた。最近はこれよりずっと軽いカーボンロード全盛だが、この走りはやはり戦闘機だな。
 裏道を走って江ノ島に抜け、途中Pinyで買ったパンを抱えて、ヨットハーバーの記念モニュメントによじ登った。いい天気だ。それ故に、もいる。対空警戒に怠り無く、パンは足の間に隠しながら食した。
 夕凪の海を見ながら寛いでいると、ふと一羽の鳶が、近くのヨットのマストからスッと飛び立った。素早くそちらに目を向けると、鳶は僕の目の前3mくらいのところを横切ってゆく。目を向けた結果、察知されたことに気づいた彼奴めが、雷撃に失敗して通過したのかと思ったのだが……。
 そのままスーッと目の前を過ぎると、すぐ傍に座っていた家族連れの背後に差し掛かるや否や、頭上2mほどのところで瞬時に方向転換、そのまま一気に降下したのだ。キャッと悲鳴が上がると、彼奴めはなにか掴んだ様子で、その勢いでハーバーに並ぶ木立の方に逃げてゆく。どうやら、子供がお菓子を盗られたようだ。
 いやはや、驚愕した。あの距離、位置から、ああも見事に降下雷撃を決めるとは。鳶の凄さに痺れた。
 盗られた子は泣いているが、怪我は無いようだ。しかし、お菓子は開封してなかった模様。あの鳶は、果たして中身にありついたのだろうか。
 16:00になるとヨットが次々に帰港しはじめる。オレンジ色の夕陽が帆を染めてきれいだ。
 帰路、江ノ電江ノ島駅の踏み切りで、電車の通過を少し待った。この辺の一般道と鉄道の交錯ぶりは面白い。少し待って来なかったので走り出したとたん、背後で踏切が閉まり始めた。こういうこともある。
 夕陽に染まった片瀬山タウンハウスがいい感じだったので、数枚写真に収めた。
 境川を遡り、湘南台高架すぐ下流の猫ポイントで、かの老嬢としばし戯れる。警戒心皆無だね、この子。
 猫分を補給しながら日没を見送った。今日は雲がまったく無いので、日没そのものはまったく面白みが無い。その代わり、夕闇に浮かぶ湘南台の街を撮った。
 帰宅して、今日撮った写真をPicasa3の正式バージョンで処理してみた。ベータ版ではD90*1のRAWデータを扱うと、色合いが再現できなかったが、正式バージョンでは対応している。少しレタッチするくらいなら、これで間に合うな。