Strange Days

2008年11月08日(土曜日)

境川で猫と戯る

19時20分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもり

 D90購入後、『俺には過ぎたカメラ』から、一気に『駄目カメラ』に転落したD70。だが、本当に駄目駄目なのか。今一度、その真価を問う時が来た。
 今日はずっとくもりで、一時雨さえ降っていたのだが、夕方に雲の切れ目が西空に見えた。夕日を期待しつつ、出かけることにした。今日はD70を担いでゆく。D70にはNikonの18-55VRが付いていたので、D90のレンズと差し替えてから出かけた。
 境川の湘南台地下鉄高架南に着いたのは日没の時刻だった。でも空にはどこからどこまでも雲が広がっている。夕陽なんざ望めないな。
 仕方ないので、のこのこ現れた、かの老嬢と戯れる。推定10歳の老嬢ではあるが、人懐っこさは比類が無いほどだ。しゃがみこんだ我輩の膝や尻にスリスリしながら回る。背中を撫で、喉を撫でてやると、ゴロゴロ鳴きながら気持ちよさそうに目を細める。そのうちにごろんと寝転がったので、お腹を撫でてやると、これも気持ちよさそうにしている。ここまで人馴れしているのだから、やはりこの猫は捨て猫なのだろう。
 もう一匹、白い猫が近寄ってきたので、こっちも撫でてやる。しかしこいつは餌目当てだったようで、すぐに別のものに気を惹かれ始め、そのうちに『触んないでヨッ!』とばかりに噛み付いた。甘噛みだけどね。気を惹いたのは、これまた別の黒猫。対立関係にあるのか、追い払い始めた。猫の社会も大変だ。
 これらの猫を撮ろうと思い、D70を取り出した時に気づいた。ありゃ、Tokinaの12-24mmを着けて来ちゃったよ。そういえば、数日前にD90で試し撮りしたんだっけ。余りにも広角過ぎて、夕陽を撮るには向かない。
 一度、サイクリングロードの南端で折り返し、北上した六会の団地辺りで花を撮った。前玉のでかい超広角レンズなので、内蔵フラッシュがどうしてもケラレてしまう。
 すっかり暗くなった境川サイクリングロードを撮ってから帰宅した。
 後で写真を見ながら感じたのが、D70が動く被写体に弱いと言う事。ISO感度を上げるとやたらざらつく画像になるし、かといってISO400辺りで使うと、ちょっと動きのある被写体を撮るとブレブレになってしまう。今回の猫画像は20枚くらい撮ったのだが*1、使えるくらいピントが合ったのが、前の1枚きりだった。後はピンボケ、被写体ぶれのオンパレードだ。ここはD90と埋められない差を感じる。
 一方、落ち着いて撮った花の画像なんぞは、結構使えそうなものが多かった。静物を撮る限り、D90と絶望的に差があるわけじゃないだろう。とはいえ、暗いとなにかとシビアになるのは同じで、D90ほど気軽に撮って、それなりの画像になるわけではない。
 D70がこの先生きのこるにはどうすれば良いか。きのこる先生にでもお尋ねしたいところだな。

意外に効果的なReady Boost

16時21分 コンピュータ 天気:くもり

 せっかく買ったLOOX Uだが、意外に使用時間が伸びてない。というのも、Vistaの使い勝手に慣れてなくて、まだ環境が固まってないからだ。ピクセル数から見ると広いのに、物理的には狭いという画面の特性に合った運用が、まだ見えないからだ。実際、これは老眼キラーだな。幸い、近い方は全然大丈夫なのだが、少し話すと画面が見えにくくなる。
 もう1つ、OSの動作がどうにも重くて、チューニングが進まないという面もあった。要らないサービスを停めてというのが主流みたいだ。でも、サービスはサービスで、Vistaになってから激増した上、相互に依存したものが多くなっているので、停めて絶対大丈夫と言い切れないものが多いのだ。そんなわけで、メモリが1GBも載ってるのに、なぜか空きが16MBという状況で使わざるを得ない。Windowsも3.1くらいまでは、システムの全てをすっきり見通せたものだが、いまやどいつが何をやってるのかさっぱりわからん代物になったな。
 ともかく、重さは何とかならんのか。どこぞのショップがやるだろうメモリ2GB化*1を待とうか、とすら思っていたのだが。
 そういえば、Ready Boostというのが使えるのだと思い出した。要するにDLLなんぞをメモリ上じゃなくてメモリカード上にキャッシュする機能らしい。たぶん、HDDから読むより少し高速化できるのだろう。それと、HDDの入出力と並列化できるのかもしれない。とはいえ、やはりメモリ増設ほどの意味は無いだろうな。
 そう思いつつも、手許にSDメモリカードがいくつかあるし、LOOX UのSDスロットは空いているしで、試しても損は無いだろうと思ってやってみた。まずは、ちょっと世代の古い1GBのSD。挿入して、空き領域を作るためにフォーマットして、プロパティのシステム高速化タブでReady Boostにチェックを入れてみた。
 んっ、これは案外に効果あるんじゃないの? ウィンドウ切り替えのもたつきが、かなり軽くなったようだ。これに味を占めて、手許にある中では最高速の*2サンディスクの4GB(30MB/s)のもの*3を入れてみた。これだと、はっきり速度差が分かる。どれくらいかというと、例えばFirefoxとViewNXを起動した状態だと、不快に感じるくらいだったウィンドウ切り替えが、我慢するほどでもないくらいに高速化されたのだ。その他、メニューバーの開閉など、細かい動作が意外に高速化された。これは地味に効いて、少なくともVistaを見るのも嫌という気分ではなくなった。
 これは、意外*4に画期的な機能かも。これで、LOOX Uを実用する気にようやくなった。