Strange Days

2008年12月11日(木曜日)

airpen miniを横書きで試す

23時11分 デジタルギミック 天気:まあ晴れ

 相変わらず、airpen miniで遊び中。横書きで試してみる。
 識字率はかなり高い。英数字交じりでも切り分け確度は高いので、メモをツラッと取るには良いだろう。
 誤認識する場合は、漢字の書き順を間違える、ピッチを変えてしまう、そして意外にも英数字で大小文字を混在させる、というのが多かった。
 書き順を間違えた場合は、これはベクター情報で文字の書き順を解析しているのだろうから、仕方が無いだろうな。
 ピッチを変えてしまうというのは、例えば一文の中で"個人用"という単語を前後よりも詰め気味に書いてしまうと、"側"と認識されてしまう場合があるのだ。多分、前後のピッチから平均的な1文字のサイズを割り出し、それを以って文字の切り出しを行っているのだろう。そしてそのサイズで解析した結果、書体が良く似た漢字がたまたまあると、誤認識されてしまうようだ。僕はメモを取る時、漢字に関してはやや詰め気味に書く癖があるので、これはちょっと困るな。とはいえ、フリーフォーマット故のことで、フォーマットが決まっている原稿用紙でなら、あまり顕在化しない問題かもしれない。
 最後の英数字に関しては、英語を書きなれてないからというのが大きいと思う。例えば"Personal"などと先頭だけ大文字で英単語を書き連ねてゆくと、中の'o'が大文字の'O'になったり、最後の'l'が数字の'1'になったりするのだ。これは英数字での書体が英語圏の人間のそれになってないからだろう。つまり解析のために集積された書体と書き順のデータからは、書き慣れてない僕は外れているからだろう。
 しかし、全体的に認識率は十分高い。全体では95%くらい正確だ。フリーフォーマットでこれなら、枠付の原稿用紙ならほとんど訂正が要らないくらいじゃないだろうか。
 他に、文字認識アプリが必然的にページ単位でのデータ管理なので、テキスト化する時に切り貼り必須というのが難ではある。でも、システムの性格を考えたら仕方ないことではあるな。
 ちょっと使ってみると、いろんな可能性が見えてくる代物ではある。とりあえず横書き原稿で試してみる気満々である。