Strange Days

2008年04月14日(月曜日)

Willcomいろいろ始まってるな!

22時15分 デジタルギミック , コンピュータ 天気:雨のちくもり

 来たな、UMPC。ほぼ予想通りのスペックだが、通話可能としたところ、40GBのHDD内蔵にしたところがポイントか。前者は『これスマートフォンだし』という言い分のためだろう。後者は現実的な価格で充分なストレージを確保するためには必須ということだろう。今の時点では、8GB程度のSSDを積んでくるよりは好印象だな。
 最大の問題は、W-SIM機であるというところか。事前にW-SIM機であるのは確実と分かっていたわけだが、W-SIMとCFの変換アダプタが無い状況では、今のCFカード機を捨てろという話につながる。AX420NがPDAやモバイルには非常に向いたカード*1だというのもあって、いささか躊躇する。
 まあ、これがあればLibretto L3はやっと捨てられるし*2、PDAもiPaq212に移行するならW05K専用にしても良いかもしれない。消費電力が心配だけどな。それでも、W-SIMが大きな縛りになるのは間違いない。現状、最大でもW-OAMx4*3までだし、通信アダプタのスロットとして大きなシェアを持つだろうCFとの互換性が無いのは痛い。CF2用ならアダプタなんて速攻で出来ると思うんだけどな。
 回線速度に関しては、今のAX420Nでも最大200KBPS程度だが、これでも順調に実質通信速度が低下しているイー・モバイルと比較すると、体感ではそんなに大差を感じない。ウェブの表示は画像の読み込みに時間が掛かっているなという程度で、ふつうに使うくらいなら違いを感じないくらいだ。ベンチマークを取ったり大きなファイルを転送したりという状況では差を感じるけど、実際にはそれほど多いわけでもない。差を感じるためにベンチマークを取るなんて本末転倒だしな。Willcom回線は各ノードの応答時間が一律に短いので、回線速度の差をあまり感じないのかもしれない。ここ数ヶ月の戸塚周辺でのイー・モバイル回線は、一定時間放っておいたら通信再開に時間が掛かる傾向が強まっている。なにか、ドーマントに相当する状態が導入されたのかも。auのW05Kは最初からノードの応答時間が掛かっていた。要するに、Willcom回線は比較的小さなデータを扱う限り、高速回線と差を感じないで済むし、むしろ応答速度の差で高速に感じる場合すらあるということだ。これらは単純なベンチマークでは見えにくい性能差だと思う。
 だから、Willcom回線に縛られること自体はいいんだけど、それを使いまわせないのが痛いのだ。これくらいだったら、他社から続くだろうUMPCを見てからでも遅くは無い。Clieが逝きそうで後が無いPDAと違って、UMPCはまだまだ新機種が出るだろうからな。