Strange Days

2009年01月31日(土曜日)

湘南台で猫分補給

21時20分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:雨のち晴れ

 なんか寒くね? と思いつつ部屋でグズグズ過ごす。夕方になって、体が腐りそうだと感じ、半ば無理やりに出かけるのもいつものパターンだ。外気の冷たさにはたと思い当たったのは、昨日頭を刈ったこと。今のところ隔週で頭を刈るというパターンになっている。以前のように月一で散髪屋で刈るというパターンだと、次回の散髪前には髪が長すぎ*1と感じる場合があったので、この周期が丁度いい。とはいえ、冬場はずっと寒い思いをしているわけだ。
 さて出かけよう。このところ、ずっとEPIC号に乗っていたので、いい加減にロードの軽さが恋しくなってきた。それでも通勤用のTCR-2なのは、拙者軟弱の極みにござる。今年に入ってビンディングをはめたのは、BD-1、BikeE、SatRDayそれぞれ1回きりだ。
 さて、朝からの雨は昼には上がっていたものの、また降り出すんじゃないかというような曇天のままだ。昼過ぎには一時の日差しもあったが、夕方には出かけるにも怯むような濃い雲だ。それでも、近場だからと出かける。
 境川サイクリングロード南端の休憩所で一服。もちろんタバコじゃなくて、ちょっと北の自販機で買った紅茶で。ロードの走行感はいい。路面から浮いてるような軽さだ。が、ちょっとした段差、路面の荒れで、空から墜落するような失墜感を味わえる。それが許せなくて、安楽なマウンテンバイクに走っているのだ。
 折り返し、湘南台高架南方の猫ポイントで、猫分補給に走る。この辺、工事が始まりそうなので、てっきり宅地になるのだと思い込んでいた。しかし境川遊水地のマップを眺めていたら、今田遊水地の文字が目に入った。どうやら、この辺も遊水地になるらしい。この辺りにあった梅林が切り倒され、なんだって宅地ばかり作りやがると腐っていたが、遊水地になるのなら悪くは無い。問題は、この辺の猫たちが生きて行けるだろうかということだ。まあ、普段は住宅街にいるのだろうし、生き延びる空間に不自由は無いだろうが。
 今日遭遇したのは、縞の若猫と、それよりも育った大き目の猫。この大き目の奴は、最初はちょっと警戒していたが、やがてすりすりし始めた。あまつさえ、顔を上げて甘える始末。これも飼い猫だったぽいな。心無い人々が捨て猫を増やし、と指弾したい気もあるが、それぞれ捨てた事情というのを聞いてみたい気もある。多分、捨てたという気持ちではないのだろう。『捨てたのではなくて、この地域の人たちの善意に預けました』とかいった、外面的には明らかに身勝手な言い訳で、内面的な折り合いを付けているのではないだろうか。猫にすればたまったもんじゃないが、猫は3日経てば飼い主を忘れるとも言うしな。
 猫を撮りたかったが、近接しすぎの上、暗く、カメラもシャッターチャンスに弱いXacti CA6だったので、頭しか撮れなかった
 真っ暗になる頃に帰宅した。

2009年01月30日(金曜日)

音楽ライブラリ作り直し中

23時14分 音楽 , コンピュータ 天気:雨

 一時、iTunesを使っていた頃にMP3化したライブラリを継承してきたわけだが、もうMP3/128Kbpsの時代でもあるまいと思い、さらなる高音質を求めてフォーマット替えを目論んだ。
 再生機器としては、WMP*1とWalkmanくらいか。携帯電話でも使いたいが、実際の使用頻度を考えるとWindowsMobileとの親和性が一番問われることになる。
 そういう目で見ると、AACは論外、Vorbisもあかんですな。ATRACなんざ一昨日来やがれだ。となると、WMAしかない。ひどくつまらない選択だが、可用性という目で見ると悪くない。WMAがサポートされないのはApple帝国界隈くらいだからだ。それでもiPodで聴きたいと思えば、簡単に変換出来るし、そもそも今時のエンコーダなら、再変換もほとんど手間いらずだ。
 とりあえず、比較対象としてMP3/320Kbpsのファイルを作り、WMAの様々なフォーマット*2を対照してみたところ、WMA Proがファイルサイズを考慮すると最適だった。192Kbpsまでなのだが、それでも高音域のノイズが激減して、MP3/320Kbpsよりも上だった。MP3は128Kbps辺りが、一番バランス取れてるんだな。
 というわけで、CDラックからCDをごっそり持ってきて、一気にエンコード中だ。色々発見がある。Cozy Powellってソロアルバムを5枚も出してたんだとか*3。多いのはAC/DCで、17枚もある。あまつさえ、"Back in Black"なんか2枚もある。一時どこかに行ったから、買い直したんだっけ。全く、俺はどんだけAC/DC好きなんだよ。
 サクサク進行中で、多分来週まで掛からないだろう。

2009年01月29日(木曜日)

結構暖かな日

23時01分 暮らし 天気:くもり

 夜から雨との事で、昼から既に日差しの無い日となった。が、暖気が流れ込んできたのだろう、思いの外暖かな日を過ごせた。
 雨は帰る頃に降り始めるとの予報で、警戒していたのだが、夜遅く帰宅する頃になっても雨は降らずじまい。しかし明日、明後日と雨を免れそうに無い。土曜日は一日中、部屋の片づけをやろう。

2009年01月28日(水曜日)

6/6~8に金沢はどうだ

23時55分 , 暮らし 天気:くもり

 今日は定時で退けたので、藤沢周り帰宅。結構暖かかった。
 さて、今年前半に遠出するつもりは無かったのだが、ちょっと事情が変わってきた。
 3月のしまなみ行でANAを使うと、マイレージが11000点溜まってしまう。600マイル以下路線の閑散期なら特典旅券をもらえるよなあ。そんでもって、4月末に期限を迎えるポイントがある。それを考えると、4月中に特典に交換しなければならない。これを特典航空券に換える場合、有効期限は3ヶ月だ。閑散期は6月一杯なので、この間に利用しなければ。となると、まだ入梅してない、6月初旬が目に入る。とりあえず、6月最初の週末*1辺りとしよう。
 600マイル以下で行ける、未踏の地というと、日本海側。目を付けたのが、小松空港スタートで石川県縦走というルートだ。そして能登空港から帰る。前後に1日休みを取って、2泊3日にしたい。
 石川県だと金沢市、そして永平寺界隈の風情を楽しみたい。能登半島はぐるっと回るのは難しいので、どこぞポイントを押さえることにしよう。能登空港がちょうどいい所に*2あるので、それを目指して走るというのはどうだ。
 6/6~6/8だな。6/6の羽田8:50~小松9:55の便で飛び、6/8能登16:00~羽田17:05の便で戻る、と。その頃にはダイヤグラムも改訂されてるだろうが、基本的にはこの辺りの便の改廃は無いはず。初日は小松空港から永平寺に向かい、それから金沢市に向かう。そして石川県を能登半島に向かい、能登空港から帰る。ちょっと距離がある。それと、永平寺に東尋坊と、立ち寄りたい場所がことごとく小松空港の南西にあるのも弱る点だ。
 ん、待て。それくらいなら、わざわざ能登に走らないで、敦賀方面に取って返した方が良くないか? 小松空港から金沢は近いので、昼から走れば、夕方まで観光できるだろう。そんで、翌日は輪行も睨みつつ、福井に出て永平寺。その後はなんとなく原発銀座と三方五湖を見て、鉄道で帰る、と。米原から新幹線に乗るとして、敦賀から輪行で帰る事にすれば、航空便のディスカウントと変わらない値段で戻れそうだ。
 最後の方があやふやだが、どっちを取るかといえば小松~敦賀プランだな。もう少し調べてから決めよう。
 というわけで、同行者&情報募集中。

2009年01月27日(火曜日)

寒ぅい

23時55分 暮らし 天気:晴れてるのかな

 今日は少し寒さが和らいだということだが、それでも深夜に踊場の坂を上り返しているときは、指先から冷えてしびれてしまうほどだ。指先カイロなんて無いのかね。靴先用のを手の甲に貼り付けたら良さそうではないか。しかし、たかが15分の為に、そこまではやらないが。
 今日は夕食を作る気力が湧かなかったので、吉牛で適当に済ませた。

2009年01月26日(月曜日)

夜遅く

23時55分 暮らし 天気:晴れか

 夜遅くに帰宅。踊場への坂を上っているとき、いくつかの交通信号が黄色点滅になっている。なんとなく侘しい帰路だ。冬の寒さが身にこたえる。
 こんな寒いなら、どうせなら雪でも降れよと思う今日この頃。

2009年01月25日(日曜日)

新たなる夕陽ポイント

20時58分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:快晴(だが寒い)

 寒いなあ。晴れたのは良いが、寒い。外出する気になれず、部屋でヌクヌクとしていた。この体たらくなので、腹部装甲は去年の倍アップのボーナスセール中だ。
 さて、体を動かさないと精神が腐りそうなので、夕方に買い物がてら出かけた。ケーヨーデイツーの日向山店に寄りたかったので、ついでに海軍道路で夕陽を撮ろうと思った。D90をバッグに入れ、最近はこれしか乗ってないのかのEPIC号で出動。
 まず相鉄ライフいずみ野でミスドのドーナツを買い、横浜市道環状4号線を北上する。新幹線の跨線橋を越えたところだった。ふと左手を見ると、夕陽に照らされて広々とした農地が目に入った。その向こうには富士山が。これはいい夕陽ポイントだ。そう思い、海軍道路行きを中止。ここで撮る事にした。まだ時間はあったので、ケーヨーデイツーに立ち寄ってから、農地への降り口に立ち、夕陽を撮った。寒かったので、近くの自販機で温かな飲み物を買う。それを啜りつつ、夕陽と富士とをカメラに収めた。残念なことに、どうしても電線が視界に入るので、クローズアップには耐えられない。が、こんなに見事に富士山をも収められるのはいい。
 日が沈み、富士山をクローズアップすると、霞の向こうで雪に覆われているのが見える。見るからに寒い眺めだが、背筋が伸びる思いでもある。
 帰ろうと、少し北の横断歩道で対面車線に入り、南下し始めたところ、さっきの撮影ポイントで、車を止めて夕焼けを撮っている車の男女が見えた。ここは見晴らしいいもんな。
 寒すぎるので、日が暮れる前に帰宅。

2009年01月24日(土曜日)

LOOX UをWindows7化(実行編)

23時46分 コンピュータ 天気:晴れ

 朝にはWindows7のダウンロードが終わっていた。LOOX Uのリカバリディスク作成を続け、並行してWindows7のインストールメディア作成を続行する。昼までには完了した。これでインストールできる。
 というところで、一時外出。帰宅してから続行する。
 さて、今のLOOX UはVistaなので、Windows7にそのままアップグレードできる。Vistaのエクスプローラから、インストールメディア上のsetup.exeをキックすると、インストーラが立ち上がる。その後は指示通りに進めていけば、インストールは問題ない。なんらかのテキスト入力が必要になったのは、アカウントキーの入力だけだった。
 ドライバの大半はVistaのものをそのまま使えるようで、新たにドライバを探す必要はない。ただ一点、なぜかポインティングデバイスの動きが、Vista立ち上がり後に反転してしまうのには参った。これはLOOX U添付のドライバを当てて解消した。しかし一度では当たらず、削除とインストールを繰り返して、ようやく正常化した。
 ほとんどチューニング出来てない状況だが、Vistaでの設定をほとんど引き継いでいるので、このまま使える。Vistaよりは動作が微妙に軽い。またメモリも、Vistaに対して100MB以上空くようだ*1。しかしVistaに対してサービス、アプリの一部が削除されているようで、その分減っただけかもしれない。しかし、Firefoxを使っていても、かなりメモリに余裕があるのは助かる。
 UIはVistaからそれほど変わってないが、ポリシーの面で大きく変わったようだ。例えば、なにかのexeをキックしたとき、VistaだとUACの確認がしつこいくらい必要なのだが、Windows7ではなんらかの履歴管理が行われているようで、UAC実行確認ダイアログを拝むことが、格段に少なくなっている。これは小さな、しかし使い勝手という意味では嬉しい変更だ。
 一つ困ったのが、物凄く久しぶりに青画面を拝んでしまうことだ。結構な頻度で発生するので焦った。が、どうやらIMEをATOKにすると起きやすいようだ。とりあえずモノがベータなので仕方ないことではあるが、既にATOKの変換効率に慣れてしまった身に、これはつらい。なにか良い手は無いものか。
 ともあれ、いつでもVistaに戻せる気楽さもあり、当面はこれで常用しようという気になった。使用期限は夏までだが、その頃には次のベータ*2が出ているだろう。

境川に

18時26分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ時々くもり

 Windows7化の手を止め、境川に出かけた。また遊水地公園で翡翠を撮るつもりだった。今日はD90とFH20のどちらも連れてゆく。撮り比べるつもりだった。
 生憎なことに、日暮れ時に川に向かうと、西空低くに雲が広がり始めていた。それと寒いなあ。EPIC号をぽたぽたと走らせ、遊水地公園の人道橋に到着した。が、今日は翡翠はお休みのようだ。見当たらない。
 ビオトープを見渡せる、管理棟近くに移動する。遊水地はまだ工事が進展中で、どうやらビオトープの周りにも下りてゆけるようになりそうだ。
 ここから水鳥たちを撮る。D90で水際の奴らを狙った。FH20では、バタバタと飛び立って着水しようとしている奴を、高速連写で狙った。どうだろう、解像度といい、明るさといい、D90の圧勝だ。撮像素子の特性が大きく違うわけで、ダイナミックレンジの差が如実に現れる結果となった。FH20は、シャッター速度を1/500s固定にしてISO感度増感(1600)という設定にしてある。これで被写体ブレはかなり改善できたが、画像が暗くなるのはやむをえない。夕暮れ時、準逆光という状況なので、日の高いうちに撮れば十分に明るい画像を得られただろう。逆に、D90では、飛び立った水鳥が着水する瞬間を狙っても、連写で5コマも撮れないので、FH20のように数十コマから選り取り見取りというわけにはいかない。かなり補完的な関係を築けそうだ。しかし面白いカメラだ。
 夕陽の方は、既に雲の中にずっぽりはまっていたので、これというものが撮れない。それでも、しばらく眺めていたら、夕焼けらしきものが始まったので、夕景を撮って締めとした。
 EPIC号をサイクリングロード南端まで走らせ、帰宅。

2009年01月23日(金曜日)

LOOX UをWindows7化(準備編)

23時55分 コンピュータ 天気:寒い

 Windows7の評判は意外にいいみたいだな。拙者もLOOX Uに入れてみようと思う。
 LOOX Uもチューニングが進み、使っている限りは不便を感じない。が、許せないのが未使用時に延々と続くディスクアクセスだ。おかげでバッテリーの減りが早いこと早いこと。まあ、Lバッテリーなので実用上問題は無い*1が。しかしさらに快適に出来るならと思い、Windows7に手を出すことにしたのだ。
 LOOX Uに入れるもう一つの理由は、こいつならすぐに前の環境に戻せるからだ。富士通が付けてくるマイリカバリというアプリで、レストア用ディスクを作成できる。今日は現環境のバックアップと、そのレストアディスク化、並行してWindows7のダウンロードでタイムアウト。明日、入れよう。

2009年01月22日(木曜日)

だいたい1月の走行実績

20時55分 暮らし , 自転車 天気:雨(時々降る)

 今日は1日雨の予報だったので、地下鉄で通勤。
 さて、去年12月からスラド日記を使って走行記録をつけ始め、だいたい一月を過ぎた。この一カ月間の実績を集計してみると、12/21~1/20の総走行距離は550km程度と見積もられる。遠出もしてないし、実家への急な帰省もあったしで、必ずしも平常の生活とはいえないが、増加要因も減少要因もあったので、数値としてはまあまあ信用して良いだろう。
 これを元に、例えば年間総走行距離を1万km台に乗せるには、毎週末100km越えの遠出をする覚悟がいると分かる。
 また1日の平均走行距離は18km程度、すると走行時間はほぼ1時間となる。これから消費カロリーを見積もると、500Kcal程度だ。軽い朝食程度だな。これをもう少し増やすとすると、やはり毎週末の遠出は必須か。むぅ。
 とりあえず、FH20の試写をネタに、曽我の梅見の偵察に行こうと思う。起きられたらな。

2009年01月21日(水曜日)

小笠原旅行

20時58分 天気:くもりのち雨

 GW旅行検討に身が入らないもう一つの理由というのが、来年度に長期休暇を取れるかもしれないということなのだ。いわゆる一つのリフレッシュ休暇という制度により、来年度は10日間の休みを取る権利が生じる。通常は5日なのだが、次回はなにか区切りの意味なのか、10日間取得できる。これだけあれば、と色々妄想してしまうわけだ。
 前回は、遠出しないでゴロゴロしていたのだが、次はぜひ遠出したい。なにせ2週間、週末を込みで16連休にもなる予定なのだ。滅多に行けない所に行きたいものだ。
 休みが長いので、これを分割して、2箇所くらい遠征したい。北海道と小笠原に行きたいな。
 北海道は、飛行機でも列車でもいける近頃なら、あまり構えなくて済むだろう。でも小笠原はそうも行かない。大離島、しかも船でしかいけない、日本で一番遠い場所だ。以前調べたときには、おがさわら丸の他、共勝丸という貨客船も使えるようだ。共勝丸の場合、乗船には条件があるが、貨物として自転車を預けるなら乗れるんじゃないか。小さな島なんで走り回る気は無いけれども。共勝丸の場合、食事ベッド付でおがさわら丸より安い。しかし時間が掛かる上、船が小さい。おがさわら丸と共勝丸を行き帰りそれぞれ使い分けると、ちょっとだけ日程を柔軟に出来るようだ。
 小笠原、行くなら秋、11月くらいかな。

2009年01月20日(火曜日)

藤沢周り帰宅

21時05分 暮らし , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもり

 今日は曇りだし、気温も低めだったので直帰のつもりだった。が、会社を出てから気が変わり、藤沢経由で帰宅した。気分転換には良い。
 そろそろGW旅行を考えねばならぬ時期だが、今年は6連休程度とやや短いのと、別の理由とで、なかなかその気になれない。週末にでもまとめて考えよう。

2009年01月19日(月曜日)

境川経由で帰宅

21時49分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 暮らし 天気:雨のち晴れ

 早朝まで雨が降っていたようだが、朝には日差しも見えていた。
 今日は藤沢経由で帰る気満々だった。しかし柏尾川沿いのサイクリングロードは、老朽化が進んでガタガタだ。一部補修されたりもするのだが、焼け石に水という状況だ。ロードバイクでは、乗り心地がというより、路面追従性がという意味で危険だ。今日はEPICで出勤した。
 帰路、予定通り藤沢経由で帰る。もう、定時後に社屋を出ると、空に薄明かりが残っているようになってきた。だんだんと気分が明るくなるな。
 EPICの主力ライトはNRX25だが、これは今となってはやや暗い代物だ。正確には、NiMH電池*1では明るくなってくれない。どうもヘッドライトのAPEXと比べても暗いのだ。それでも、路面を照らすには十分だが。
 意外に気温が高かったこともあり、快適に走って帰宅した。

2009年01月18日(日曜日)

2009年最初の荒川サイクリング

23時47分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもり(寒い)

 荒川サイクリングに参加してきた。去年の10月以来か。あの時はちょっとした騒動があったが、今日はどうだろう。モチベーション維持の為に幹事を引き受ける旨ポストしておいたので、遅刻は出来ない。9:00前に着くよう、7:44戸塚発の湘南新宿ラインに、Bromptonと共に乗り込んだ。
 MLでの参加宣言は10人に満たなかったので、寂しいサイクリングになるかもと思っていた。が、いざ現地に着いたら既に20人以上集まっていて、さらに走り出した後の集合離散で、葛西臨海公園時には35名程度、述べ参加者は40名を越える結果となった。
 さて、小十郎氏が持ってきていたロデオで遊びながら参加者を待ち、まずミーティング。ここで前回参加時に問題になった初参加者への広報として、印刷して持参していた荒川サイクリングのフライヤーを配布し、先頭を引き受けてくれたおのひろき氏について走るよう要請しておいた。僕は後尾でサポートに回る。この成果があったのか、今日は全体的に進行が早く、また隊列も今までになくタイトだった。従来は後尾からは先頭がまず見えなかったのだが、今日はずっと見えていた。
 最初の休憩地の水門を経由して、虹の広場まで走る。追い風のおかげでBromptonでも楽々走ってゆけた。ここで三井氏が合流。今年のサイクリング計画など話しながら走った。今年はGWが少し短くなりそうで、悩ましいのだが。
 虹の広場を出た後は、いつもならすぐ上流の橋の下流側を通るのだが、渡った対岸の河川敷へのスロープが工事中で通行止めだ。そこで橋の上流側にあるスロープを渡り、渡った対岸でも上流側のスロープを下って、河川敷に入った。
 最後の中川水門での休憩を挟み、河口へと走ってゆく。いつもなら寒くて切なくなる区間だが、今日は追い風で楽々走れる上、隊列が詰まっていて他の参加者が一瞥できるので、気楽だった。とはいえ暇だったので、走りながら静止画を撮ってみたり、さらには動画の撮影も試みたりした。やや重いコンデジなのだが、しっかりグリップできることもあり、意外に撮影は楽だった。
 コンビニでの買い物の後、江戸川健康の道に入るところで、工事で進入できないことが発覚。首都高の下を走り、葛西臨海公園駅の近くから公園に入るルートを取った。このコンビニで、なぜかガチャゴンこと金戸氏がいつの間にか合流していた。ナンパ失敗の報告を聞く。
 葛西臨海公園では、寒かったのでJETBOILを出してどん兵衛カレーうどんを食す。暖かいのだが、出来上がるまでが切ない。ここでも、なぜか長岡氏が現れ、新車のA-Bike Plusを披露する。実はこれだけ小径/極小径好きが群れているのに、A-Bike系の登場は初めてだった。Plusは、少し重くなって、丈夫になったんだとか。作りは、今まで何度か見たパチモンよりもしっかりしている。しかし、やはりこれだけ特殊パーツの集合体で、6万円となると、なかなか踏ん切りがつかない。
 寒いのと、夕方から雨の予報だったのとで、早めの解散となった。東京方面隊に乗って駅まで走ったが、なぜか十数人と今までになく多い。三々五々分かれ、東京駅からBromptonを畳んで帰宅した。帰り着いた戸塚でBromptonを展開していると、会社の人にばったり会ってしまい苦笑い。
 帰宅して、雨が降るかなと思っていたら、なぜか薄日が差している。雨が降るのは夜遅くと、予報が変わっていた。事実、夜遅くには雨が降り始めた。明日はかなり暖かくなるらしい。

2009年01月17日(土曜日)

翡翠と再戦

20時46分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 今日は早めに起床して、どこぞに遠出するつもりだった。昨日も昨日の内に寝て、朝は8:00に起きる気満々だった。が、ふと気がつくと12:00を回ってるじゃござんせんかosz
 あまりのことにしばらく何もする気力が湧かなかったが、負け犬気分に浸るのはそこまでだと自分に言い聞かせ、起き出して散歩に出かけることにした。
 まだ日はあるので、境川に出かけて、あの翡翠と再戦しよう。前は日没後の薄闇の中で遭遇し、単なる失敗写真なのか心霊写真なのか区別がつかないものしか撮れなかった。今日こそは。
 EPIC号で境川に出て、湘南台の高架を潜ると、早い時間だったせいか猫ポイントにが溜まっている。思わず猫分補給に走る我輩だった。この白いのはここの主なのか、とにかくででかくて、態度もでかい。
 さて、境川遊水地公園の人道橋に差し掛かる。先週のポイントに立ってみた。うーん、いないなあ。時間帯が違うからか、今日は周囲で草刈をやっているからか。
 と、ふと少し離れた草地に目をやると、いた。草地の上を旋回し、またどこかに消えた。目を凝らすと、水際の枯れ草に居座って、水面を睥睨している。しかし遠い。あの位置だと、撮るのに苦労しそうだ。という心の思いが届いたのか、単に巡回しているのか、程なくより近くに移動してきた
 さて、今日の作戦。前回はクローズアップしすぎて、とっさにカメラを振った時の手ぶれと、コントラスト差が低下することによるAFミスとで、ほとんどの写真が失敗に終わった。そこで、今日はむしろ広角端側で撮ろうと考えた。後で画像から切り出してやればいい。
 そうやって15分ほど粘った結果、3回ほどのチャンスに恵まれた。大体90mm相当のズーム域で撮ってみたところ、どうやらピントに関しては大幅に改善できた。ピンボケはこの手で解消できそうだ。次は見ての通りの被写体ぶれの方か。これを解消するにはシャッター時間を短くするしかないが、そうするとまた画像が暗くなってしまう。だがそこは目をつぶって、画像加工ソフトの方でエイッと明度を上げるしかないか。ISO感度も1600まで上げられるが、もともと小さな受光素子故にすぐにざらついてしまう。それも耐え忍ぶしかないな。
 ともあれ、なんとなくこのカメラの使い方が見えてきた。これはとっさの遭遇でワンチャンスをものにするような使い方じゃなくて、環境を予想して待ち受けるような使い方が向いているな。D90みたいに漫然と撮ってもそれなりに撮れるカメラじゃない。スィートスポットの狭い、気難しいカメラのようだな。しかし面白いな。はまると、普通は撮れないものが撮れるかも知れない。
 この遊水地には様々な水鳥がいる。鴨の群れが遊泳していた。白鳥が来ているという話もあったが、今日は見つからない。
 管理棟でトイレを使って出たところで、ロードのお兄さんに声を掛けられる。白鳥が来てるようだという話を、ここでも聞く。うーむ、どこにいるのかな。また来週に探しに来るぞ。
 夕陽を撮りながら南下し、南端で折り返して帰宅した。

2009年01月16日(金曜日)

寒いので直帰

23時17分 自転車 天気:晴れ

 今日はEPIC号で出勤した。というのも、帰りに藤沢経由で帰る気満々だったからだ。ガタガタ道の続く柏尾川沿いでは、ロードバイクよりもMTBの方がありがたい。そこでNRX25を復帰させ、夜戦装備を整えておいた。キャットアイのバッテリーライトは明るいのだが、なにせ重くてバッテリーがもたないので、遂に退役させることにした。バッテリーをなんとかできればいいのだが。
 さて、そうして準備万端で望んだ帰路だが、仕事がやや遅くまで掛かったため、寒さと暗さにめげて直帰したのだった。

2009年01月15日(木曜日)

寒いけど藤沢周り帰宅

20時11分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 暮らし 天気:晴れ

 朝夕とも冷え込む。特に夕方は、社屋を出るなり気力を殺がれそうだったが、気を入れて藤沢周りで帰った。走り出すと意外に快適なのは例年通り。
 冬至から1月が経ち、そろそろ定時頃になっても薄明かりが残るようになって来た。だんだん昼が長くなってゆくのだろう。

2009年01月14日(水曜日)

いよいよ厳冬期

20時49分 暮らし 天気:晴れ

 厳冬ったって、横浜じゃ高が知れてはいるが。それでも、そろそろ雪が降るんじゃないのという、朝夕の冷え込みだ。今日は寒さが脳天に染みたので、藤沢周りせずに直帰した。
 どうせなら雪でも降らんかな。

2009年01月13日(火曜日)

Exilim FH20をもう少し

22時02分 デジタルカメラ 天気:晴れ

 今日は朝から少し頭痛があり、会社でも調子が出ない。定時で退けたが、遠回りしないでさっさと帰宅した。
 さて、FH20をさらに弄繰り回す。連写時に撮影枚数を掴みにくいと書いたが、撮影音再生ありで何度か試していたら、慣れたのかまあまあつかめる様になって来た。というか、撮影音無しだと高速連写時の開始終了もつかめなくなるので、これは必須だと思った。安っぽい音ばかりなのが難だけど。
 単写モードの画像設定が連写モードのそれに引きずられる現象だが、単純に単写→連写→単写と切り替えても出ない。さらにフラッシュ連写にまで切り替えてから戻すと、7M画素モードになってしまっている。これは、今のところ気をつけるしかない。ファームウェアのアップデートで直して欲しいな。
 ところで、これには期待を込めて16GBのSDカードを入れたのだが、実はRAWモードで撮影すると1枚撮る毎に数秒ほども記録に時間をかけている。これはRAWでは実用的でないので、9M画素/Fineの設定で撮っているのだが、この場合だと実に4000枚ほども撮れてしまう。一方、GX200には8GBのカードを入れているのだが、こちらはRAWで取っているため、これでは400枚強しか撮れない。
 そこでカードを入れ替えてみた。最初、お互いにカードを認識しない挙動不審なところがあったのだが、一度PCでフォーマットしてから、それぞれのカメラでフォーマットすると認識できた。おかしいな、PCからだと単なるFAT32フォーマットにしか見えないのに。
 そうしてFH20で高速連写を試してみると、なぜか記録時間が短縮されている。GX200に譲ったのは高速化を謳っているPhotoFastのDualCore/DualChannelカード、FH20に移ったのはトランセンドの単なるClass6カードだ。PhotoFastのだと40枚連写から操作可能状態*1になるまで15秒掛かっていたのが、トランセンドだと10秒そこそこに短縮されたのだ。こいつの方が速いのか。まあ、どっちも高速を謳ってはいてもClass6対応って表現だから、実際にどれくらいの転送速度かはやって見なければ分からないのだ。
 ともあれ、入れ替えた結果、GX200では800枚以上撮れるようになり、FH20でも2000枚は撮れる。十分だ。しかし、FH20で高速連写すると、一度に40枚ずつ増えるんだよな。そう考えると、やはり出来るだけ高速で大容量のカードが要るのだろう。サンディスクの超高速SDが安くなったら考えよう。

Exilim FH20は普通じゃないデジカメ

11時05分 デジタルカメラ 天気:寒いねえ

 三日間、FH20を使い続けて、大体こいつの正体が見えてきた。こいつは普通のデジカメでは出来ないことが出来る代わり、普通のデジカメでは出来ること*1が出来ない、あるいは難しい奴だ。
 普通のデジカメでは出来ないことは良いとして、普通のデジカメでは出来る事が出来ないのは困る事もある。
 例えば、静止画の連写をしたい場合がそれに当たる。連写ならこのカメラの独擅場ではないか。しかし、通常の、つまり比較的低速の連写を考えると、こいつは途端に不器用な奴になるのだ。
 FH20の場合、まずモードダイヤルありきで、これで単写、連写を切り替える*2。連写モードには高速連写とフラッシュ連写がある。フラッシュ連写は必ずフラッシュ発光を伴う特殊な撮影だから*3、当然高速連写で、連写速度を低速に調整してとなる。ところが、この高速連写モードで、というのが曲者。
 まず、高速連写モードでは、RAWはもちろん、900万画素目一杯使った撮影も出来ない。CMOSの中央800万画素相当からという設定になってしまうのだ。CMOSの読み出し速度の問題らしい。が、これが連写速度に関わり無く適用されるのは参る。
 また、こいつは完全電子式シャッターなので、今何枚撮ったかが非常に分かりにくい。シャッター音を発生させる*4事も可能だが、タイミングが微妙にずれていて、どうにも制御しづらいのだ。
 そもそも、FPSを低速に調整してしまうと、自慢の高速連写をしたい時に、いちいちメニューから再調整しなければならない。本当は、低速でもフル画素で連写できるモードが別に欲しいのだが。
 そんな奴なので、こいつではブラケット撮影が出来ない。まあ使うかと言われると滅多に使わないのだが、いかにも『デジイチと勝負しまっせー』という面構えなのに、機能的にことごとく劣るのは悲しいもんだ。
 他にも、MFの耐え難いほどの合わせ辛さも弱点だな。イマドキの高倍率ズームデジカメなら、MFにもそれなりに配慮されているものだ。しかしこいつの場合、そのMFがおまけ程度でしかない。FH20でのMFは、背面十文字キーの左右で合わせるのだが、長押しした場合の高速モードと、チョン押しでの低速モードの差が大きすぎて、物凄く合わせづらいのだ。またMF時に強拡大*5されるのもイマドキのデジカメらしいのだが、さすがに520mmの望遠端でのそれは、むしろ迷惑だ。もう少しズーム量を抑えてくれたらいいのだが。この辺、PowerShot SX10や、Lumix G1でのそれがあまりに出来が良かったので、比べてしまうと『こいつは使えない!』と思うくらい使いづらく感じた。実際、PowerShot S3ISに比べても、ピント合わせが難しいくらいだ。
 他にも、高速連写時の有効画素サイズ*6に、単写モードのそれも引きずられる*7、などなど、細かい部分での使い勝手がどうにもこうにもなのだ。これ、本当にF1から改良された機種なんだろうか。
 とはいえ、普通のデジカメでは出来ないことが出来るのも確かだ。この前の翡翠との勝負でもそうだったが、高速連写はやはり強い。あれをD90で撮ったなら、絵的にも使い勝手においてもずっと楽に渡り合えただろう。ところが4.5FPS程度の連写速度では、翡翠が水に潜り、すぐに飛び出してくるまでに、ほんの数コマしか撮れないことになる*8。FH20なら、10~20コマくらいは撮れる。これなら、翡翠が突入した瞬間、水中を進む様子、反転に移った瞬間、飛び出してきた瞬間と、ほぼ確実にモノに出来るだろう*9。もちろん、高速連写だとかなり暗くなる*10とか、前述のMFの問題とか、乗り越えなければならない課題はある。でも、特殊なことをしようとすれば、特殊なコストが掛かるのは仕方ないとも思うのだ。
 このカメラの存在価値は、高速連写、高速動画、ムーブインアウト撮影など、特殊な芸にあるのは間違いない。でも、その他の、普通のデジカメとしての機能が、ことごとく完成度の低いものに留まっている。減点法ならどうしようもない奴なのだが、一芸に秀でているという意味では換え難いものがある。そこをどう評価するかだろう。
 とりあえず、スナップカメラとしては十二分に使えるから、僕としてはあんまり問題を感じない。低速連写はいつも保険代わりに使っていたくらいで、別に使えなくて困るようなもんでもない。しかし、PowerShot S3ISの後継としてはどうだろうか。やはり、あのカメラのそつの無さと、このカメラのピーキーさは異質なものだ。この先、いざ当たり前のことをしようとして、また困る事が起きるかもしれないな。

2009年01月12日(月曜日)

瀬谷八福神巡り

20時34分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:好天だ

 今日もまずまず早めに起きた。そうだ、去年半分しか回れなかった瀬谷八福神巡りをやろう。Bromptonで出発した。
 瀬谷駅近くの踏切で上下各方向の列車待ちになったので、FH20の高速連射で通過を狙ってみた。その内の一枚。先頭車両がずばり写ったのだが、この歪みっぷりはどうよ。超広角は四角四面なものと相性が良くないようだな。
 瀬谷駅に向かい、まずは改札口で相鉄オリジナルのスタンプ帳(無料)を入手する。これは表に地図、各院の謂われなどを記載し、裏面に八院全てのスタンプを押せるようになっているものだ。八折りにして携行できるようになっており、非常に便利だった。これは、是非とも入手しておきたい。といっても、配布期間は1月一杯みたいだ。
 では、このスタンプ帳に書かれた推奨ルート通りに走ろう。最初に、前にも行ったことがある長天寺に向かう。本堂から少し離れて達磨堂があり、そこで参拝、スタンプできるようになっている。このお堂では、堂の入り口に太鼓が置かれており、これを叩くといいことがあるとかなんとか。ありがたく叩かせていただく。スタンプも押して、これで一つゲットだぜ。
 ここから、前回回れなかった道のルートに入る。海軍道路を北上し、瀬谷小学校入り口とある信号で西に折れる。そこから瀬谷小学校前を通過し、少し不安に感じつつ坂を下った。この辺、土地鑑が無いこともあり、スタンプ帳の地図が分かりにくかった。GPSと自分で印字した周辺地図も持ってきていたのだが、なにせ地名がなじみ無いのでよくわからない。それでも、次の妙光寺は、比較的簡単に発見できた。ここは大黒様だ。スタンプ二つ目をせしめる。
 次の善晶寺はいささか迷った。迷っているときに寺の真ん前を通過していたのだが、幟の類がなにもないので迷ったのだ。ともあれ、境内にある恵比寿様のお堂を参拝し、次にスタンプ台をというところでまた迷う。近くにないのだ。結局、庫裏の方に置いてあった。三つ目ゲット。
 さらに南下してゆく。この道は、かつての瀬谷界隈のメインストリートで、鎌倉道の古道だったようだ。現在の鎌倉道はもう少し東にやや拡幅されて存在しているが、こちらは車がすれ違えないくらい狭い、曲がりくねった道だ。その通り道に、瀬谷銀行跡地や、瀬谷神明社、日枝社などが並んでいる。また大ケヤキもあって、いい感じの古民家もいくつか散見された。散歩道にいいかもね。
 さて、次なる徳善寺は、この界隈では唯一、立派な山門を持っている。ここは毘沙門天のお堂がある。毘沙門天は仏敵に容赦ない制裁を加える気性の激しい仏だ。だからということでもないと信じたいが、寺の前に駐輪していたBromptonに戻った時、僕を信じられない悲劇が襲った。ふぎゃー! Sパニアに鳥の糞が! カラスの糞とおぼしきそれが、フラップに堂々と鎮座しておられる。周りを見ても鳥の気配はなく、青天の霹靂、いや鳥糞という有様だった。慌ててぬぐい取ろうとするも、折り悪くティッシュを忘れていた。ハンカチ一枚を犠牲にして、とりあえずぬぐい取った。ハンカチは後で洗濯し、フラップは念入りに洗浄しておいた。
 さて、気を取り直して、のこり四院だ。全て、以前訪ねたことのある場所だ。もう15:30を回っていたが、たぶん楽勝だ。
 徳善寺前の道をそのまま南下して、相鉄の高架を潜り、厚木街道にぶつかったところで少し北上すると、寶蔵寺に到達する。前回、ここで打ち止めとなった因縁の寺だ。ここは弁財天のお堂がある。ここで五つ目ゲット。
 厚木街道を渡り、住宅街の中っぽい場所を少し走ると、次なる西福寺に行き当たる。隣の左馬神社が目印だ。ここは布袋様のお堂がある。お堂の前に足形のオブジェがあったりする。六つ目のスタンプが埋まった。
 さらに住宅街の道を南下し、道なりに走って行くと、中原街道との交点に出る。ちょっと東を探すと、宗川寺があった。ここは庭に大樹があり、清々しい雰囲気だった。福禄寿の堂を参拝し、スタンプをいただく。
 七つ目のスタンプを得て、さらに道なりに南下してゆく。やがて横浜市道環状4号線と行き当たる。下瀬谷橋辺りの谷間にあるので、横断歩道を渡って対面に出て、そこから南にちょっと行ったところにある激坂を上ると、最後の勢至堂があった。ここは徳善寺の別院扱いで、本堂に寿老人が祀られている。堂口の脇にあるスタンプを押して、これで全てのスタンプ枠が埋まった。満願成就。感激だ。感激のあまり、勢至堂の写真は撮り忘れた。
 ちょうど夕暮れ時だったのだが、町中でなかなか撮影ポイントが見つからず、かつ微妙に日没から遅れてしまい、境川沿いで日没直後の夕焼けを撮るのが精一杯だった。
 帰宅して、今日の八福神巡りの証拠に、スタンプ枠を写しておく。自転車なら2時間で回れるので、お勧めだ。

2009年01月11日(日曜日)

埜庵近美鎌倉

22時49分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 思考 , デジタルカメラ , 美術館 天気:晴れ

 起床は9:00。久しぶりに午前中に行動開始する意欲が湧いてきたので、二宮の吾妻山公園に行ってみようと思った。自転車は、やはり今年初乗りのSatRDayだろう。
 SatRDayを部屋から出し、集合住宅の前からさて走り出そうとペダルを踏んだ途端だった。金属音とともにチェーンがすぽーんと外れてしまったのだ。何事ぞと思いつつチェックすると、チェーンをつないでいるKMCのコネクタープレートがねじ曲がって外れているではないか。前に掃除した時、コネクターをちゃんと付けてなかったか。ともかく、なにせ部屋の前なので、すぐに取って返した。そしてConnex Linkを探し出して装着する。これでやっと走り出せる。が、今度はチェーン飛びが発生しまくるようだ。チェーンの一カ所で動きが渋くなっていたので、慎重にこじってスムースにしてやった。今度こそ、走り出した。
 ところが、今度は周期的な異音に悩まされる。調べてみて、チェーンの中間ガイドが歪んで、左右に振れているのが分かった。これはどうにもならんな。幸い、走行には支障なかったので、先を急ぐ。奇妙な異音をまき散らしながら走るキモイ自転車を駆って、境川を下っていった。
 藤沢で引地川に乗り換え、埜庵に向かった。なにやら、埜庵風雑煮というのを出しているとか。店に入り、大将から常連パスを入手し、早速雑煮とミルクイチゴを注文した。雑煮は、これはポトフにたまたま餅も入ってますという感じか。野菜がたっぷりで、西洋風の出汁と焼き餅がなぜかマッチする。この3連休だけのメニューらしい。ミルクイチゴは、前回来た時にも話題になったが、ミルク掛けの氷に、イチゴシロップを添えたものだ。寒い冬、暖かな部屋で氷を黙々と突き崩す贅沢を味わった。
 埜庵を出て、本当なら二宮に向かうべきところを、鎌倉に向かうことにした。駆動系のトラブルがあったので、自重したのだ。というのは言い訳で、本当は満腹になったら遠出する気が失せたのだ。
 鎌倉の近美鎌倉館の駐輪場にSatRDayを入れ、鎌倉館に入った。収蔵品展が開かれていたので、以前目にしたモノも含め、じっくり眺めた。
 多くの絵画を眺めながら思ったことは、絵画とは視点が描かれたモノではないかと言うことだ。もしも絵画の価値が、単純にモノを描写したモノというだけに留まるなら、今この時代に存在する価値はない。写真があるからだ。ところが、写真の登場後、絵画はむしろ大きな自己変革を遂げてきたっぽいぞ。それは、結局のところ、絵画に描かれているのはモノではなく、モノを見る作者の視点なのだということではないか。だからこそキュービズムやシュールレアリズムのように、モノの描写を離れた絵画が成立しているのではないか。
 そこで問う。では、写真もまた絵画なのだろうか、と。
 その答えを悶々と自問自答しながら、鎌倉館をうろついた。ここから見える源氏池が美しい。美術館を出て、鶴岡八幡宮を参拝。今日もおみくじ待ち行列の長さにめげ、引かなかった。
 さらに近美鎌倉別館での回顧展を見てから、SatRDayに戻った。いつの間にか、横にBromptonとBSモールトンがいた。駐輪場を出て、北鎌倉によじ登る。この先、大船までは延々と車がたまっていた。良い具合の夕焼けを横目に、日暮れてゆく大船に出て、そこから藤沢経由で境川に戻った。途中、東海道線と併走する辺りで、良い具合に燃えている夕景を撮った。
 真っ暗になる中、ハブダイナモは明るいぜと思いつつ帰宅。

2009年01月10日(土曜日)

思わぬ遭遇

20時52分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 寒いなあ。まるで冬の熊のように動きの鈍った僕は、昼過ぎまで部屋の中で起きているのか寝ているのか判別つかないような時間を過ごした。
 夕方、どうしてもExiliim FH20の試し撮りをしたくて、境川に夕陽を撮りに出かけた。速さ重視でTCR-2に乗り、裏道ではなくて長後街道~環4経由で境川遊水池公園に出ることにしたのが、思わぬ遭遇を生んだ。
 追い風に乗って突っ走り、天王森公園をかすめて遊水池に着いたのは、16:30頃だった。新しくできた人道橋を渡ってみようと思い、接近する。橋の横浜側から、遠くに見える旧エンパイヤホテルを狙った。520mm相当ともなると、手振れ防止機構が働こうがどうしようが、心拍によって画面が小刻みに動く状態だ。
 人道橋に落ちる夕陽を撮った。プリセットされている設定から、夕陽撮りの設定を試してみたが、色合いが不自然なまでに夕焼け色になるだけみたいだ。
 さっきのエンパイヤホテルを、今度は26mmの広角端で撮ってみるとこうなる。もの凄いズーム域だ。
 人道橋を渡っている時だった。橋の下をのぞき込んでいた初老のご夫婦が、手招きして教えてくれた。橋の下に翡翠*1が来ているのだと。並んでのぞき込むと、小さな沢の合流点に淀みがあり、そこの脇に張られたロープに、翡翠がちょこんと居座っていた。望遠で狙う。これは試し撮りに絶好だ。
 翡翠は、どうやら目の前の淀みに見え隠れする小魚を狙っているようだ。ならば、と思い、高速連射を試してみることにした。こういうシチュエーションではAFは当てにならない*2ので、MFの置きピンで撮らねばならない。ところが、FH20のMFがすこぶる決まりにくいもので、正直MFがついているだけというレベルなのだ。それ故に、既に日が陰っていたこともあり、撮ったうちのかなりがピンぼけとなってしまった。ここは困りものだなあ。
 それでも、じっくり構えていると、翡翠がダイブした瞬間を撮ることが出来た。パスト撮影の効果もあって、意外にタイミングは合わせやすいモノだ。
 まずは翡翠が水面に突入した瞬間だ。ここまで10枚程度、翡翠の陰が水面に迫る様子が写っていた。さらに数コマ後、翡翠は水中で羽を広げ、浮上しようとしている。もう少し明るく、ピントがあった写真だったらとも思うが、予期していなかった遭遇で、これだけ撮れたら御の字だと思う。
 その後しばらく、寒さに凍えながらシャッターチャンスを待ったが、これ以上のものは撮れず、あえなく閉園時間を迎えた。しかし、面白いな。また撮りに来よう。ちなみに、見回りに来た公園のおっちゃんいわく、近くの茂みに白鳥の幼鳥がやってきているのだそうだ。当然親もいるはずだよな。この公園には、流れ込んでいる和泉川に翡翠が多いこともあり、結構野鳥がやってくるのだそうな。
 その後は境川を南下する。夕景を撮る。この写真ではISO800まで増感しているが、元画像では細部がざらついてしまっていた。ウェブ用に縮小するなら問題はないだろう。
 元来た道を走って帰宅。

2009年01月09日(金曜日)

寒い雨

23時51分 暮らし 天気:寒い雨

 朝方は霙になるという予報だったが、実際のところ降っていてもおかしくないくらい寒い朝だった。こんな雨の中を自転車で走るつもりはなく、徒歩での通勤と相成った。
 こんなに寒いと夜には凍結するかもと思いきや、そこまでは寒くならなかったようだ。が、東京では初冠雪となった模様。この冬は寒いのか、もしかして。

Vaio TypeP、新PalmOS

10時31分 コンピュータ 天気:寒い雨

 おー、TypeP。正しくLibretto Lシリーズの後継者だよな。小さくなって広くなって、拡張性はアレになって。俺基準ではCFスロットが無いと使いにくいし、Loox Uがかなり快適に使えるようになってきたので見送り決定だが、メモリ2GBは魅力的だ。しかし8インチ液晶画面で横1600か。これはLoox Uよりさらに厳しいんじゃないか。東芝が無駄に対抗心を燃やして新Librettoを出してくれないか。
 一方、既に世間から忘れ去られていた観もあるPalmOSに、AccessのALPじゃない米Palmからの新PalmOSが登場したって。こっちは日本語版を確実に望めないのが悲しいが、それでもエンスーな人々がそのうちに何とかしてくれるかも。なんとかしてくれてもスマートフォンとして日本で使える日は来ないだろうけどな。でも、これは久しぶりにそそる新プラットホームだ。またSony辺りがとち狂ってくれないものか。

2009年01月08日(木曜日)

今年初自転車出勤

22時36分 暮らし , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもり

 というか、月~水は休暇扱いだったので、実質今日が初出勤だ。四日ぶりに自転車に乗ると、足がすこぶる軽い。踊場の坂もダンシングで越えてゆける*1。日常、そんなに走ってないにもかかわらず、意外に疲労が溜まっていたのだと実感した。
 帰路は藤沢周りで。意外に気温が高く、ウィンドブレーカーを着ただけで少しも寒くは無かった。とはいえ厳冬期が近い。

2009年01月07日(水曜日)

ぐったり一日

20時47分 暮らし 天気:雲多目

 かなりの強行軍を覚悟していた葬儀帰省だが、意外に余裕があった。でもあまりに長い間、冷たくて乾いたホールの空気を吸い、新幹線で転寝しまくったせいで、喉と頭を激しく痛めてしまった。ホールでは、さすがにマスクをするわけにいかなかったからな。今日は昼過ぎ、どころか夕方まで昏々と眠り続けた。
 夕方になってようやく布団を抜け出した。

2009年01月06日(火曜日)

広島からとんぼ返り

23時55分 暮らし 天気:相変わらず晴れ

 昼から本葬。その前に行かねばということで、兄嫁、母の兄弟らとともに昨夜のホールに向かう。
 本葬は滞りなく。叔父もいい年で、また長患いしていた為に覚悟が出来ていたのだろう、あまり湿っぽい感じではなく、あちこちで昔話に花を咲かせている始末だ。
 本葬には昨日の坊さんの他、パーカッショニスト*1としてもう一人がついて来た。昨夜は御声明のみだったが、今日はお経も上げてくれる。こんなもの1000回上げてくれたって、周りの誰も内容を理解してないと思うが。だから御声明が多用されるのだろうか。御声明の場合、なんとなく内容が理解できそうな気がしてくる。浄土宗だから、内容を理解しようがするまいが、南無阿弥陀仏だけ唱えれば良いのか。
 本葬後は、いわゆる焼場で火葬を執り行う。ここに来るのは父、祖父以来3度目で、祖父のときからは十数年だろうか。来る度に近代化されていて、今は棺桶の運搬も電動台車で楽々だ。さすがに遺体と最後の別れともなると、少し湿っぽい場面となる。形ある叔父との最後の別れだからな。
 待合室で弁当を出される。ビールも如何といわれたが、そもそも遺体を見た後なので食欲が無い。弁当を半分ほど食べて、売店をのぞいてみたら、メロンパン*2のアンパンがあったので、思わず買い食いする。
 今回の帰省にはFH20を連行していたのだが、さすがにコトが葬式では活躍しようが無い。時々試写しながら性能を確認するだけだ。やはり、大きな風景を対象にする場合のAF性能の低さが気になる。PowerShot S3ISよりも、フォーカスに迷う場合が多いのだ。感覚的にはそれ以前のS1IS並、いやその前に使っていたSanyoのMZ3並、とは言わないが、その世代でもおかしくない感じだ。一方、室内や静物にはまあまあ強い。これ用に買ったPhotoFastの変態SDHCカードは、この変態カメラとは相性がいいようだ。高速連写時にも、次の連写までまあまあ早く解放される。
 火葬も済み、いったん実家に帰ってから、慌しく荷物をまとめて飛び出した。呉から横浜に帰るとすれば、19:00前呉発の列車に乗らなければ間に合わない。それには余裕で間に合う。
 帰りはぐったりしたまま横浜に戻り、帰宅するや即横になった。長い間エアコンにさらされた結果、頭と喉が痛んでいる。どうせ明日まで休めるので、目覚ましもかけないで寝てしまった。

2009年01月05日(月曜日)

急遽帰省

23時55分 暮らし , 天気:晴れ

 というわけで、急遽帰省する羽目になった。わしを可愛がってくれた叔父なので『遠いから行けません』などとふざけた事は言えない。
 明け方に母からの確認の電話が来たりして、結局はまんじりともせずに朝を迎える。昨日のうちにメッセンジャーバッグに着替え類を用意しておいたので、それを背負って地下鉄で会社に向かった。
 会社で上司、同僚に事情を話し、どうしても片付けなければ成らない仕事を5分で処理し、しかしメールの処理に30分ほどかかって、それから会社を抜け出した。
 戸塚で広島への新幹線指定席を確保し、改札をなんとなく潜ってから、新横浜までは地下鉄で行くんだったと後悔した。ちょっと高くなる*1が、乗り継ぎが簡単になる。案の定、横浜、東神奈川と乗り継がなければならなかった。
 乗車したN700系では、窓際の席を確保した。うほっ、足元の壁側面にコンセントがある。これはありがたい。3月には無線LANも始まるそうで、そうなると新幹線もそれなりに使い出がありそうだ。
 ちょうどLoox Uを持ってきていたので、早速AC電源で駆動しながら、W05K経由で繋いでみた。トンネル続きの小田原~静岡間はどうにもならないが、それ以降はGmail程度ならびんびんに使える。
 広島経由で呉に着き、実家まで歩いて戻る。次兄が車で迎えに来てくれる事になっていた。急いで喪服に着替え、車で叔父の通夜を開くホールに向かった。ホールはこじんまりとした場所だった。叔父が倒れて7年余りだったか*2。棺桶に入った叔父が、あまりに小さく、人相が変わっているのに驚いた。長患いしていたからな。以前は近所に住んでいたので、お互いに行き来があり、可愛がってくれたものだ。
 通夜は叔父の家の宗派が浄土宗ということで、浄土宗の坊さんが来て御声明をしばらく上げてくれる。御声明を改めて聞くと、これははっきり演歌だな。浄土宗、浄土真宗辺りの坊さんは、もしかして修行といえば御声明のそればかりだったりするのか。
 通夜が滞りなく終わり、ひとまず帰宅。とりあえずやることも無く、また強行軍で疲れていたので、ばったりと眠り込んでしまった。

2009年01月04日(日曜日)

ご近所散歩ついでに試撮

23時55分 デジタルカメラ , 暮らし 天気:ちょっと雲が増えたかな

 今日も左膝が痛い。明日から会社なのだが、自転車で出勤できるかしら。とりあえず、氷嚢で冷やして熱は取っておいた。冬に、こたつに片足を突っ込みつつ、もう片膝は冷やす不条理。
 さて、自転車に乗れないにせよ、外出しないと体が腐りそうなので、徒歩で散歩に出た。昨日のExilim FH20を持ってだ。アマゾンに発注したこれ用メモリカードが届いてないので、暫定的にS3IS用のSD2GBを挿した。
 ついでに、ご近所の神様に初詣をと思い、御霊神社の方にぶらぶら歩いていった。途中の公園にある庚申塔。かつて東海道と中原街道という動線に挟まれた地区だった故か、この辺りには江戸時代の俗習である庚申塔がやたら多い。
 御霊神社には、まだ幟が立っている。鳥居をくぐった辺りにも、実はこの辺りで最古の庚申塔がある。神社には、三が日が明けた今日になっても、晴れ着を着た参拝客が散見された。帰省していた人々が、地元にもお参りしようとやってきた、という寸法だろうか。
 御霊神社から、すぐ西に広がる丘に登ってみた。頂上には小さな森があり、こんなお社が祀られている。すぐ近くに御霊神社なんて由緒ある神社があるのにね。
 この丘の西に下ると、畑越しに夕陽がよく見える。ああ、9連休、なにもしないで終わってしまったな。
 帰宅してすぐ、黒猫の人が荷物を持ってきてくれた。その中に含まれていたFH20用のメモリカードを、早速挿してみた。モノはPhotoFastのDual Channel SDHC16GB。内部的に8GB*2という構成になっていて、ストライピングして高速化しているという触れ込みのもの。値段の割に速いと言うことで買ってみた。FH20に、何ら問題なく適合できた。
 さて、今日の散歩で、FH20の問題点がいくつか浮かび上がってきた。まず、AF性能が意外に低いのだ。これはヨドバシでの試撮では気づかなかった点だ。室内や静物なら問題ないのだが、遠景や雲のように、境界がやや判別しにくい対象に弱いみたいなのだ。それでも、キヤノンの機械なら問題ないだろうという相手に対して、フォーカスを迷う場合が多かったのだ。まあこれは、慎重に当たればいいと思う。
 これに関連して、マニュアルフォーカスの操作が難しいという点も浮かび上がってきた。マニュアルフォーカスに切り替えるのは、レンズ横のボタン操作だけなので簡単だ。が、背面左右キーでのフォーカス調整が、長押ししての高速モードと、短押しの低速モードとの差が大きすぎて、非常にやりづらいのだ。慣れてないというのもあるのだろうが、それにしてもと思う。
 また、各ストロボ発光モードでのシャッター許可ポリシーが厳格すぎて、使いにくく感じる面もある。発光モードには、大別して発光を禁止するモード、必要なら発光させるモード、絶対発光するモードがある。通常は必要なら発光させるモードを使えばいいと思ったのだが、ここに落とし穴があった。このモードでも、カメラが『発光させなければ』と思った時には、必ずストロボをポップアップさせて発光させなければ、シャッターが絶対に降りないのだ。それでもシャッターを切るには、わざわざメニューから発光禁止モードに切り換えなければならない。これはもの凄く不便だ。キヤノンのように警告は出すが、ユーザの意思を優先してシャッターは落ちるというポリシーの方が、ずっと使いやすいのに。あるいは、ニコンのように勝手にポップアップして発光するかだ。仕方ない、普段は発光禁止で使おう。幸い、メニュー階層は浅いので、切り替える手間はさほどでもない。
 全体的に、いくらニコンやキヤノンの同クラスのような顔をしていても、基本はメニューからいちいち切り替えてくださいという、より初心者向けのインタフェースになっている。でも、我慢できる範囲だと思う。
 なんてFH20をいじっていると、電話が鳴った。実家からだ。なんとなく不穏な予感を抱きつつ、母の言葉に耳を傾けた。
『XXが亡くなってね』
 えー、叔父さんが。まあ脳溢血で倒れて以来、20年ほども寝たきりだった人だけど。それにしても叔父さん、凄いタイミングだったな。去年の年末でも来週でも仕事で帰れなかったところだ。
 とりあえず母と急遽帰省する話を打ち合わせ、子細は明日の出社以降と言うことで電話を切った。明日は荷物を担いで出社しなければ。

2009年01月03日(土曜日)

もの凄く久しぶりに秋葉原に

22時55分 デジタルカメラ 天気:相変わらず晴れだ

 一晩寝て、結論は出た。寝ているうちに結論を出せるなんて、便利な脳みそだ。ともあれ、俄然買う気になった。物欲の神様の唆しにまんまと乗り、価格コムで最安値を調べ、すぐに入手できそうな秋葉原に出かけることにしたのだ。実は左膝が痛んで、熱を持っているので、養生しなければならない。歩き回るのも嫌なので、予め地図で当たりをつけて、地下鉄立場駅へと向かった。
 suicaの便利さを堪能しながら*1秋葉原に降り立つ。ここに来るのは実に4年ぶり。買い物目当てとしてはそれ以上の時を置いての訪問だ。駅前のレイアウトがずいぶん変わっていた。
 目当ては以前は俺コンがあった辺りにあるニッシンパルだ。店に飛び込み、在庫を聞くとスパッと出てきた。購入して、今度はメモリカードを求めて彷徨ったが、そういえばどんなメモリが必要だろう。小容量でも高速なものが向きそうだが、逆に大容量じゃなければ箸にも棒にもかからないかも知れない。うーん、情報を集めて、アマゾンで買おう。さくっと帰宅した。
 帰宅して、いそいそと箱から取り出す
 Exilimじゃん! そう、なんと、大穴も大穴だったExilim FH20を買ってしまったのだった。だが衝動買いでは無い。たぶん、ただの衝動買いでは。
 昨夜、PowerShot Sx10と、対抗1に格上げしたFinePix 8100fdを中心に、同等クラスの高倍率ズームコンデジの情報を集め、検討してみた。要件はAA駆動、広角端30mm以下、望遠端が350mm超であること、バリアングルモニタ、見やすいEVF、などなど。それで現実的なサイズと重量でまとまっていればいい。まあ、バリアングルモニタは便利だけど、実は使うために展開するのが億劫で、意外に多用しなかったりする。なので、この点は優先度を落として良いと思っていた。
 そういう条件で探すと、例えばパナソニックのLumix TZ3は魅力的に映るのだが。バリアングルモニタではないが、広角端28mmからの10倍ズーム機とは思えない小ささ、軽さが目を惹く。なんといっても、これは旧機種なので今は2万円以下で買えるのだ。しかし、28mmから10倍では物足りない。自分の写真を顧みると、S3ISでも380mm相当の望遠端をかなり多用している。旅行だと、寄れないけど大きく撮りたいことなんて多いわけで、どうしても望遠端’も’出来るだけ欲しいのだ。
 そういう目で自分の要件をさらに絞ると、ズーム域とAA駆動が残る。この2点は外せないな。AA駆動は、もう手元のカメラはほとんど専用リチウムイオン電池駆動だから外しても良いかなと思わなくも無い。が、長期の旅行時に、2式程度のリチウムイオン電池だけでは不安だ。AA電池*2中心に組めば、他の機器へもUSBバッテリーケースを軸に電源供給できることもあり、実に電源体系を組み立てやすいのだ。なんてったって、非常時には安いアルカリ電池で凌げる点が大きい。そう考えると、この2点は外せない。
 すると、やはりSx10かな。8100fdは少し軽くて良いのだが、なにか所有欲を満たせそうになかったし。
 が、その時に気になり始めたのがFH20だった。これ、ヨドバシでも手に取ってはいたのだ。だが、シャッターの動作感が『ポショッ』ってな感じで嬉しくない。さすがデジタル小物メーカーだなと思った。だから候補からは外していたのだ。
 ところが、これの持っている異能がすごく気になり始めた。この機種は超高速撮影が可能なのだ。実に40FPSという速さで静止画像を撮れる上、1000FPSという狂ったような高速動画を撮ることも出来るのだ。小さな受光部故に撮影条件は厳しいだろうが、他に類を見ない異能のカメラだと言うことは出来る。そう考えると、無性に欲しくなってしまったのだ。だって、俺たち『第3の目』だの『驚異の世界』だのを見て育った世代は、あのミルククラウンを撮ってみたいじゃないか。いや、それだけかよと言われそうだが、とにかくD90では絶対に出来ないことが出来そうな気がした。これは補完に向いている。
 他の部分、AA駆動とズーム域は申し分ない。重量も電池込み500g弱なら許せる。というか、こんな変態カメラにAA駆動をよく盛り込んだものだ。もう、欲しくて仕方なくなって、とうとう秋葉原にレッツゴーしてしまったという始末だ。いや、決して衝動買いじゃなくて、熟慮ノ上ダヨ?
 いくらか試撮してみたが、やはり動作感はデジタル小物だな。軽いよ。ポコンってな感じ。でも機械的にはともかく、電子的な部分で凄く頑張ってみましたという感じがありありとうかがえて、好印象。思うに、ソニーが無くなる日は来るかも知れないが、カシオはずっと残ってゆく感じがするね。ほどほどのセグメントでオンリーワンを鷲掴みにしているメーカーだと思う。

2009年01月02日(金曜日)

町田ヨドバシまで

23時19分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:快晴続く

 さて、去年から延々と悩み続けてきたミドルレンジカメラの選択だが、機は熟したと見た。そろそろD90の圧倒的*1高性能ぶりと、重さ大きさを深く胸に刻み込んだ。今なら買えるぜ、中途半端な大型コンデジを。
 本命候補がPowerShot Sx10なのは変わらない。対抗がLUMIX DSC-G1なのも。コンデジじゃないっちゅうに。でも、サイズ的には競合するくらいまで来ている。他にいくつかの対抗、大穴を胸に、町田ヨドバシへと向かった。ヨドバシ前に止めたかったので、スタンド付きの自転車を選択せざるを得ない。するとBikeEかSatRDay MK.2、つまりリカンベントしかない。今日はBikeEを選んだ。
 町田ヨドバシに入り、カメラコーナーにまっしぐらに向かった。そしてD300、D700、D3Xを矯めつ眇めつなで回した。コンデジはどうした? いやあ、やはりD90とはいろんな点で格が違うなあ。特にD3X。まるで重機関銃のような、無慈悲なまでの確実さが印象深い。しかし5分も持っていたら腱鞘炎間違い無しの重さも。さあ、今なら大型コンデジを軽く感じられるぞ。
 まずPowerShot Sx10。やはりキヤノンはカメラメーカーだなと思うのは、コンデジのくせに動作感が確実で小気味よいことだ。特にズーミング動作のすばらしさはどうよ。フォーカスもびしっと決まる。これは大型コンデジの普遍的完成モデルかも知れないと思った。重いけどな。そう、やはり重く感じるのだ。今のS3ISに比べて200gものビハインドは、結構腕に来る。しかしAA電池駆動、バリアングルモニタ、EVFなどの完成度の高さは、他社製同級コンデジに比べて、一頭抜けていると感じた。問題は、重量とサイズも頭抜けているところだ。
 対抗1のLumix G1も手に取る。これはデジタル一眼としては、やはりかなり小さく感じる。とはいえ、標準レンズの14-45*2を着けても、Sx10より大きく感じる。しかも旅行用と考えて30mm以下の広角~300mm程度の望遠をカバーしようとすると、レンズをもう1本持ち歩かなければならない。動作としては、マニュアルフォーカス時のフォーカスエッジ拡大の動作が小気味よくて、もしかしてキヤノンのそれより出来が良いかもと思ったりしたのだが。これを旅行に持って行くのは、やはり覚悟が要りそうだ。
 うーむと悩み続け、とうとう結論は出せず、帰宅することにした。その前に、対抗各種を見ておく。フジの機種が軽くて良さそうだが、なぜか動作が気持ちよくない。なぜなんだろう、フジは機械に弱いのか?
 ヨドバシを出て、既に真っ暗な境川沿いに走って帰宅した。そして部屋でごろごろし、情報を集めて再検討しているうちに夜が更けたのだった。うーむ、悩むなあ。

2009年01月01日(木曜日)

年始はバタバタと

22時57分 暮らし , 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:快晴

 4:00前頃、一睡もしないまま、地下鉄で戸塚に向かった。そして横須賀線に乗り換えて、鎌倉に向かう。早速初詣するつもりだった。
 過去の経験から、昼間は平気で数時間待ちだと分かっていたので、速攻でお参りできるこの時間帯を選んだ。まだ真夜中と言っていい時間帯だが、これはこれで風情がある。
 やはり参拝客はまだまだ少なく、並ぶことなく参拝して、速攻で退けた。写真下部左右に写っている奇妙なポーズの人々は、警備の人に記念撮影をしてもらっていたのである。
 さて、帰宅しても眠るわけにはいかない。初日の出を撮りたかったのである。最初は観音崎まで出て、とか考えていたのだが、相当な人出らしいので諦めた。近所の高台で撮ろう。
 6:30頃、EPICに跨って、中田中央公園北方の丘に登った。この辺ではまあまあの高台だ。登って、周囲を見渡すと、おおっと、ここから旧エンパイヤホテルが見える。全然気づかなかった。まあ、あっちも高台にあるから、見通しは利くのだろう。肝心の初日の出はというと、東にある雑木林が邪魔して見えそうにない。予定変更。白百合公園に登ろう。急いで白百合公園への坂をよじ登り、公園に入った。が、ここも周囲からそれほど高くなっているわけではない。結局、家の間から登る日の出を、日の出時刻の数分遅れで確認するという締まらない結果になった。来年はリベンジだ。
 白百合公園から自宅方面に下る途中、富士山が素晴らしくよく見えるのに気づいた。ええっ、ここは毎日通っていたのに、全然気づかなかったよ。行きは背後になるし、帰りはだいたい真っ暗になってからなので、なかなか気づかなかったのだろう。それと、今日は空気が澄んでいてよく見える。
 これでやっと眠れるが、その前に正月気分にならないとね。広島風の雑煮を作って、燗をつけた日本酒で酔っぱらった。雑煮には牡蠣を入れ、竹輪*1に水菜を加える。しかし出汁は適当なほんだしを使う。牡蠣の出汁が出て十分うまいが、なにか物足りない。あっ、大根入れ忘れた……。
 ともあれ、これで正月気分にはなれたので、アルコールの助けもあってようやく爆睡した。
 目覚めたのは15:00頃。ぱぱっと起きて、初日の入りを撮りに出かけた。何となくBD-1を選択。ちょっとハンドルがぐらついているな。後で締め直しておこう。
 撮影ポイントして、湘南台の北方を選択。自転車を止めると、近くでラジコンヘリを飛ばしているのが見えた。飛ばし初めかな。しかしこの写真、結構動き回っていたヘリに、ピタッとピントが合っているな。D90、恐ろしい子。
 日の入りそのものは、急に濃いめの雲が湧いてきて、ちょっと締まらない結果になった。これはこれで良しだが。
 ラジコンの方はというと、燃料補給をしたらしく、また勇ましいエンジン音と濃い排気煙をまき散らしながら、飛び回っている。エンジンは2サイクルだろうから、この煙も仕方ないのか。最初このラジコンを飛ばしているのを見た時には、てっきり農薬を散布しているのかと思ったくらいだ。
 サイクリングロード南端まで久しぶりに走り、BD-1を撮る。BD-1は、この角度が一番かっこいいと思う。
 そんな風に、今日も一日がぐだぐだと更けていったのだった。まあずっとこんな感じだろうが、本年もよろしくお願いします。