Strange Days

2009年01月17日(土曜日)

翡翠と再戦

20時46分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 今日は早めに起床して、どこぞに遠出するつもりだった。昨日も昨日の内に寝て、朝は8:00に起きる気満々だった。が、ふと気がつくと12:00を回ってるじゃござんせんかosz
 あまりのことにしばらく何もする気力が湧かなかったが、負け犬気分に浸るのはそこまでだと自分に言い聞かせ、起き出して散歩に出かけることにした。
 まだ日はあるので、境川に出かけて、あの翡翠と再戦しよう。前は日没後の薄闇の中で遭遇し、単なる失敗写真なのか心霊写真なのか区別がつかないものしか撮れなかった。今日こそは。
 EPIC号で境川に出て、湘南台の高架を潜ると、早い時間だったせいか猫ポイントにが溜まっている。思わず猫分補給に走る我輩だった。この白いのはここの主なのか、とにかくででかくて、態度もでかい。
 さて、境川遊水地公園の人道橋に差し掛かる。先週のポイントに立ってみた。うーん、いないなあ。時間帯が違うからか、今日は周囲で草刈をやっているからか。
 と、ふと少し離れた草地に目をやると、いた。草地の上を旋回し、またどこかに消えた。目を凝らすと、水際の枯れ草に居座って、水面を睥睨している。しかし遠い。あの位置だと、撮るのに苦労しそうだ。という心の思いが届いたのか、単に巡回しているのか、程なくより近くに移動してきた
 さて、今日の作戦。前回はクローズアップしすぎて、とっさにカメラを振った時の手ぶれと、コントラスト差が低下することによるAFミスとで、ほとんどの写真が失敗に終わった。そこで、今日はむしろ広角端側で撮ろうと考えた。後で画像から切り出してやればいい。
 そうやって15分ほど粘った結果、3回ほどのチャンスに恵まれた。大体90mm相当のズーム域で撮ってみたところ、どうやらピントに関しては大幅に改善できた。ピンボケはこの手で解消できそうだ。次は見ての通りの被写体ぶれの方か。これを解消するにはシャッター時間を短くするしかないが、そうするとまた画像が暗くなってしまう。だがそこは目をつぶって、画像加工ソフトの方でエイッと明度を上げるしかないか。ISO感度も1600まで上げられるが、もともと小さな受光素子故にすぐにざらついてしまう。それも耐え忍ぶしかないな。
 ともあれ、なんとなくこのカメラの使い方が見えてきた。これはとっさの遭遇でワンチャンスをものにするような使い方じゃなくて、環境を予想して待ち受けるような使い方が向いているな。D90みたいに漫然と撮ってもそれなりに撮れるカメラじゃない。スィートスポットの狭い、気難しいカメラのようだな。しかし面白いな。はまると、普通は撮れないものが撮れるかも知れない。
 この遊水地には様々な水鳥がいる。鴨の群れが遊泳していた。白鳥が来ているという話もあったが、今日は見つからない。
 管理棟でトイレを使って出たところで、ロードのお兄さんに声を掛けられる。白鳥が来てるようだという話を、ここでも聞く。うーむ、どこにいるのかな。また来週に探しに来るぞ。
 夕陽を撮りながら南下し、南端で折り返して帰宅した。