Strange Days

2009年01月03日(土曜日)

もの凄く久しぶりに秋葉原に

22時55分 デジタルカメラ 天気:相変わらず晴れだ

 一晩寝て、結論は出た。寝ているうちに結論を出せるなんて、便利な脳みそだ。ともあれ、俄然買う気になった。物欲の神様の唆しにまんまと乗り、価格コムで最安値を調べ、すぐに入手できそうな秋葉原に出かけることにしたのだ。実は左膝が痛んで、熱を持っているので、養生しなければならない。歩き回るのも嫌なので、予め地図で当たりをつけて、地下鉄立場駅へと向かった。
 suicaの便利さを堪能しながら*1秋葉原に降り立つ。ここに来るのは実に4年ぶり。買い物目当てとしてはそれ以上の時を置いての訪問だ。駅前のレイアウトがずいぶん変わっていた。
 目当ては以前は俺コンがあった辺りにあるニッシンパルだ。店に飛び込み、在庫を聞くとスパッと出てきた。購入して、今度はメモリカードを求めて彷徨ったが、そういえばどんなメモリが必要だろう。小容量でも高速なものが向きそうだが、逆に大容量じゃなければ箸にも棒にもかからないかも知れない。うーん、情報を集めて、アマゾンで買おう。さくっと帰宅した。
 帰宅して、いそいそと箱から取り出す
 Exilimじゃん! そう、なんと、大穴も大穴だったExilim FH20を買ってしまったのだった。だが衝動買いでは無い。たぶん、ただの衝動買いでは。
 昨夜、PowerShot Sx10と、対抗1に格上げしたFinePix 8100fdを中心に、同等クラスの高倍率ズームコンデジの情報を集め、検討してみた。要件はAA駆動、広角端30mm以下、望遠端が350mm超であること、バリアングルモニタ、見やすいEVF、などなど。それで現実的なサイズと重量でまとまっていればいい。まあ、バリアングルモニタは便利だけど、実は使うために展開するのが億劫で、意外に多用しなかったりする。なので、この点は優先度を落として良いと思っていた。
 そういう条件で探すと、例えばパナソニックのLumix TZ3は魅力的に映るのだが。バリアングルモニタではないが、広角端28mmからの10倍ズーム機とは思えない小ささ、軽さが目を惹く。なんといっても、これは旧機種なので今は2万円以下で買えるのだ。しかし、28mmから10倍では物足りない。自分の写真を顧みると、S3ISでも380mm相当の望遠端をかなり多用している。旅行だと、寄れないけど大きく撮りたいことなんて多いわけで、どうしても望遠端’も’出来るだけ欲しいのだ。
 そういう目で自分の要件をさらに絞ると、ズーム域とAA駆動が残る。この2点は外せないな。AA駆動は、もう手元のカメラはほとんど専用リチウムイオン電池駆動だから外しても良いかなと思わなくも無い。が、長期の旅行時に、2式程度のリチウムイオン電池だけでは不安だ。AA電池*2中心に組めば、他の機器へもUSBバッテリーケースを軸に電源供給できることもあり、実に電源体系を組み立てやすいのだ。なんてったって、非常時には安いアルカリ電池で凌げる点が大きい。そう考えると、この2点は外せない。
 すると、やはりSx10かな。8100fdは少し軽くて良いのだが、なにか所有欲を満たせそうになかったし。
 が、その時に気になり始めたのがFH20だった。これ、ヨドバシでも手に取ってはいたのだ。だが、シャッターの動作感が『ポショッ』ってな感じで嬉しくない。さすがデジタル小物メーカーだなと思った。だから候補からは外していたのだ。
 ところが、これの持っている異能がすごく気になり始めた。この機種は超高速撮影が可能なのだ。実に40FPSという速さで静止画像を撮れる上、1000FPSという狂ったような高速動画を撮ることも出来るのだ。小さな受光部故に撮影条件は厳しいだろうが、他に類を見ない異能のカメラだと言うことは出来る。そう考えると、無性に欲しくなってしまったのだ。だって、俺たち『第3の目』だの『驚異の世界』だのを見て育った世代は、あのミルククラウンを撮ってみたいじゃないか。いや、それだけかよと言われそうだが、とにかくD90では絶対に出来ないことが出来そうな気がした。これは補完に向いている。
 他の部分、AA駆動とズーム域は申し分ない。重量も電池込み500g弱なら許せる。というか、こんな変態カメラにAA駆動をよく盛り込んだものだ。もう、欲しくて仕方なくなって、とうとう秋葉原にレッツゴーしてしまったという始末だ。いや、決して衝動買いじゃなくて、熟慮ノ上ダヨ?
 いくらか試撮してみたが、やはり動作感はデジタル小物だな。軽いよ。ポコンってな感じ。でも機械的にはともかく、電子的な部分で凄く頑張ってみましたという感じがありありとうかがえて、好印象。思うに、ソニーが無くなる日は来るかも知れないが、カシオはずっと残ってゆく感じがするね。ほどほどのセグメントでオンリーワンを鷲掴みにしているメーカーだと思う。