Strange Days

2009年04月11日(土曜日)

42インチPDPモニタお迎え

22時24分 テレビ , 暮らし 天気:晴れ

 去年来の懸案、こば氏から42インチモニタをいただくぜ作戦決行の日がやってきた。この件はずっと負担になっていたもので、正直なところ一時は鬱になりかかっていたくらいだ。なにが問題かというと、このサイズのモニタを運送屋に頼むと、一筋縄ではいかないのだ。どうやら運搬用の保護材が32インチ*1までの用意しかなく、普通に家財宅急便での運送が不可能なのだ。赤帽にはきっぱり断られ、黒猫では『引越し扱いでトラック占有になりますね』と言われた。5~6万円コースですぜ。多分、現場でほいほい引き受けていたら、トラブル続発だったのだろう。巨大易損品だからな。仕方ない、最後の手段としてタクシーを乗り付けて抱えて帰ってくるかと覚悟していたのだが、こば氏に止められた。そんな甘いサイズじゃないという。結局、こば氏に骨折っていただいて、レンタカーを借り出して運ぶ作戦と相成った。
 電車を乗り継いでこば氏宅にお邪魔する。そこは<国家機密に付き検閲済み>だった。実物と対面する。でかっ! こんなでかかったのか。家電量販店の売り場で見て、なんだこの程度かと舐めていたのだが。あれは周囲に50インチ級がごろごろしているからだろう。確かに、これはタクシーで運ぶには大きすぎる。しかも壊れやすい画面が1面丸々なので、壊さないで運ぶのは至難の業だ。
 まずは近所の店で腹ごしらえをして、レンタカーを借り出す。それからモニタの搬出に掛かった。でかいのと画面に重みをかけて壊しちゃ元も子もないのとで、慎重に運び出し、レンタカーに収めた。さて、一安心。でも話の半分も済んでない。
 カーナビの導きで我が家を目指す。関戸橋から多摩ニュータウン通りに向かう途中で、町田方面に向かう道を取る。このルートは初めてだったが、なかなか面白そうな道だった。近所まで来て、カーナビはかまくら道に誘導しようとしたが、あの狭い道を行きたくは無かったので市道環状4号を下り、長後街道へと入るルートに誘導した。
 さて、我が家への搬入だ。これは予め突入経路を開削してあった事もあり、スムーズに事が運ぶ。だがラックに対してモニタがでかすぎだ。高さは調整できても、幅はどうにもならない。とりあえず、突出量は小さかったので、仮置きして後で調整することにした。重労働にまたしても腹が空いていたので、こば氏と近所のガストで飯を食らい、戸塚でレンタカーを返却するこば氏をお見送りする、つもりがガソリンスタンドに入ったところで近所のコンビニに寄って行きたくなり、ガソリンスタンドでこば氏に見送られて別れた。お世話になりました。
 さて、帰宅して、モニタの固定をする。固定具が無いので、まずはラックにビニール紐で吊り下げ気味に固定した。重いこともあり、案外にしっかり固定できているようだ。地震でラックが倒れない限り大丈夫じゃないかな。
 PCのTVチューナー兼キャプチャボードにつないでいた珍機PSXからのSビデオ出力とオーディオ出力を、モニタに接続する。モノは富士通のFP-4200で、10年前のモニタだが状態は良い。このモニタは入力がやたら多い。最近のデジタルI/Oこそ備えてないが、アナログなI/Oは充実している。アナログ停波までは大丈夫だ。それどころか、わが集合住宅は、つい最近なぜかアンテナ入力からケーブルテレビへと変わったので*2、恐らくは地上デジタル時代でも行けるはずだ。
 モニタにPSXからの出力を入れて、点灯してみた。さすが42インチ、狭い我が家には無駄に大きいぞ。しかも、なぜかPCモニタで見るよりもずっときれいに表示されている。コタツから見るには最適だ。思わず、しばらく積みあがっていた録画を、せっせと消化するのだった。
 後は地上デジタルを視聴できる環境を作れば、完璧だ。