Strange Days

2009年04月09日(木曜日)

旅行用カメラの結論

23時46分 デジタルカメラ 天気:晴れ

 今日は帰宅が遅くなり、おとなしく直帰した。また山登りが始まるなあ……。
 さて、延々と悩んでいた旅行用カメラだが、結論を出した。やはりPowershot Sx10に決めた。
 対抗のOlympus SP-590UZと比較していたのだが、結果的に当初からずっと第1候補だったSx10に軍配があがった。
 2機種の比較では、一長一短があった。590UZはやや軽く、ズーム域が26倍相当と最強なのが長所だ。一方でSx10の長所は背面モニタがバリアブルである点と、値がこなれて590UZよりも\10000以上も安いことだ。アマゾンでは、一時は\37000台まで下がっていた。今はなぜか\40000台に上がっているが。結局は、しばらく模様眺めして、値動きがあったら買おうと思っていたのだ。
 しかし、2機種を実際に手に取り、試写してみて、光学的に590UZの方がかなり無理している点を、どうしても見逃せなくなった。そりゃあSx10の広角端の歪みだって相当のものだが、590UZの方は画像編集で誤魔化しきれるだろうかという嫌らしい歪曲だ。それでも、僕がカメラに求めるのは記録性で、被写体さえ全て収まればいいのだから、無視しても良いと思っていた。
 しかし、もう1点気になることがあった。Olympusの前機種、565UZではRawで撮れたのだが、590UZではなぜかRaw記録が出来なくなったのだ。これもRawで撮りまくることなんて無いっちゃないけど、たまに夕陽を延々と撮る時なんか、Rawで遊びたくなることもあるもんだ。とはいえ、Sx10も撮れないしな。などと思っていたのだが。
 ある日、かのロシアンファームウェア、CHDKがDIGICIVに対応、Sx10でも使えるという話を耳にした。その通り、wikiaにページまで出来ている。おー、これは。Sx1がキヤノンの正式ファームでRaw対応したんで、もしやと思っていたのだが、この方向から来たか。
 こうなると、590UZに対しては、ズーム域の幅と重さだけがビハインドだな。ズーム域、特に望遠端は欲しいが、あまり伸ばしても暗く、手振れに弱くなるだけだ。500mm超あれば御の字ではないか。操作性もさすがキヤノンと言うべきか、実にそつのないデザインだ。590UZは、トップメニューからして奇っ怪だ。慣れれば良いだけだろうけど、機能的なデザインではない。また、あらゆる動作が実用以上に機敏だ。背面モニタは、最近の自分の使い方からして、バリアブルであるのがやはり望ましい。最後に重さだが、これはD90をしばらく持ち運んだ結果、なんとか我慢できるんではないかと思った。背面モニタがバリアブルでないのには我慢できない局面もあるだろう。花や虫を撮る時には是非欲しい。一方で重さは我慢できる。というわけで、ついに決まった。Sx10を買おう。
 先に書いたように、アマゾンでは値が上がってしまっているが、こういう時は楽天で探せばいい。\37000台の店舗がいくつかあったので、その中でも評価が高い店に発注した。
 これでやっと、去年から延々と悩んでいた件が片付いた。