Strange Days

2010年10月07日(木曜日)

アルミロードバイクに色目

22時21分 自転車 天気:晴れ

 最初に買ったロードバイクは、Giant TCR-2の2002年モデルだった。総アルミのコンパクトロードで、僕にロードバイクの乗り味というものを教えてくれた自転車ではある。しかし、とにかく固い。100km以上になると疲労が溜まって、センチュリーを走り切ることが出来るのだろうかと心配になるほどだ*1。特に手首へのダメージが深刻で、しばらく使い物にならなくなるほどだった。そこでハンドルバーにゲルを巻き込むという姑息な手も打ったが、根本的には如何ともしがたい。物凄く硬いブレードフォーク*2を替えようかと考えたこともある。
 その後、コルナゴのMasterX Lightを入手。これもスチールとしては硬いフレームなのだが、しかし衝撃吸収性が全然違う。これならセンチュリーマイルでも200kmでもという快適さだった。どこに行くにしても、サーキットみたいな鏡のような路面は望めないのだから、自転車は衝撃吸収性を重視しなければと思った。そして次にロードを買うなら、カーボンだなと思っていた。アルミはもう眼中に無かった。
 ところが、最近出たキャノンデールのCAAD10フレームを見て、グッと来てしまった。太いダウンチューブ、あちこちに潰しの入ったステー。なんというか、アメリカンだな。以前からキャノンデールのロードバイクには、ヨーロッパのそれと違うテイストを感じていて、そこはかとない訴求力を認めていた。しかし、アルミフレームは眼中になかったし、カーボンフレームはまた異常に高価だったので、できるだけ目に入れないように見してきたのだ。しかし、急に興味が蘇ってきた。
 情報を集めてみるに、CAADなフレームは、アルミとしては衝撃吸収性が優れているのだとか。ぶっといダウンチューブに象徴されるように、剛性は高い。しかし衝撃をうまく逃がすような設計を広く取り入れてあり、ひと味違うアルミバイクという感じらしい。
 この先、ロードバイクを乗り回すにしても、せいぜいセンチュリーマイルまでだろう。TCR-2より衝撃吸収性が高いのなら、問題なく走れるのではないか?
 アルミロードの好きなところは、反応の良さだった。信号待ちから全力で踏んだとき、スチールでは一拍遅れる感じなのに対し、スッとばかりに着いてくるのが快感だった。日常乗るには、そういう自転車が気持ちいいのではなかろうか。どうせ境川沿いをうろつくだけなんだし。