Strange Days

2011年10月18日(火曜日)

藤沢周りで帰宅

23時33分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 今日も定時で退けたので、藤沢周りで帰宅することにした。春先に比較して、腹部装甲*1の増厚ぶりが顕著なので、今しばらく運動に精を出さなければならない。
 既に、走り出した時点で真っ暗な時刻だ。通勤用のEPIC号には、IPFのX-Forceという3WのLEDライトを取り付けてある。これが90lumen相当という明るさの割に使える奴で、少々暗い夜道でも不安なく走って行けるレベル。カタログ値では70hの点灯可能とあるが、実際にはそんなにもつはずない。が、eneloopを入れて20hくらい使っても、まだ入れ替える必要を感じないくらい明るいので、もつことは確かなようだ。
 柏尾川沿いに、藤沢まで下ってゆく。ニコン辺りから車道に出ると、後は車と闘いつつ藤沢に向かう。路肩が結構荒れているので、フルサスのEPICじゃないと不安を感じる。通勤にはさすがにMTBだろう。フルリジッドのロードでは路面追従性が低くなるし、コントロール性重視のキャリパーブレーキでは咄嗟の急制動に対応できない。
 境川に入り、北上していった。真っ暗な中を、X-Forceの明かりを頼もしく感じつつ走る。この暗闇で思い起こすのは、ホジスンのナイトランドの冒頭部だ。闇と光に象られたかの異常世界を、主人公が見てまわる場面を。光が必ずしも安心をもたらすものではなく、むしろ危険の兆しでもある彼の世界は、作家の想像力のみで生み出されたものとしては、最も魅力的な世界の一つだと思う。そのようにして、ずっと向こうから近づいてきた小さな光は、果たして人界のものなのか、それとも異界のものなのか、想像しながら走るのは愉しい。
 背中に結構な汗を書いて、帰宅。指切りグローブでは厳しい時期が、まもなくやって来る。