Strange Days

2013年09月23日(月曜日)

諏訪最終日は、下諏訪辺りをぶらり

21時48分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 美術館 天気:好天続く

 諏訪湖周遊も、今日が最終日だ。前回と似たコース、似た日程で動いているわけだが、真夏の酷暑がなく、同行者があったり、前回の経験から違うコースを取ったりで、前以上に楽しめている感じ。
 まず宿を出て、上諏訪駅まで走る。基本的にほっとき系宿なので、気楽でよかった。
 駅のコインロッカーに余分の荷物を預け、湖岸を北上していった。途中にある、下諏訪町率諏訪湖博物館。後で寄ろうと思っていたが、それっきりになってしまった。
 まずは下社秋宮。境内にある恵比寿神社にも参詣。ここは美保神社系らしい。
 ふと見ると、我がMR-4の近くにBromptonが。やはり、諏訪周遊だけなら、Brompton最強だよな。
 さて、神社めぐりの楽しみは巨樹巨木。ここにも境内の真ん中に、まるで参拝客の動線を仕切るように立ちはだかっている
 下社は、秋宮春宮共に、なぜか拝殿の真ん前に神楽殿が鎮座している。正直、邪魔。形式としては、祭神に神楽を献上するために、こんなところにあるというのだろうか。
 拝殿は、秋宮春宮共に、やはり似た形式を取っている。秋宮春宮は双子のように似てコンパチみたいなのだが、上社の前宮本宮は新旧という感じで、完全に移行している形なのが面白い。
 さて、今回は4本の御柱を探そうというのが、影のテーマだったりする。前宮の方は、一昨日の日記のようにラクラクなのだが、本宮は四の御柱が覗くことも叶わない山中にあり、挫折していた。しかし、下社の方は、どちらもそれほど山が深くないので、なんとかなるのではないか。
 まず一の御柱二の御柱。この2本は拝殿手前左右にあるので、問題ない。問題は三、四の御柱。
 三の御柱は、二の御柱の奥、拝殿の左後方を覗き込むとある。本宮で見えなかった四の御柱も、同じように右奥を覗くと立っている。
 鳥居の脇には池がある。千尋池というこの池には、千尋社という正体不明の祭神を祭った小社が立っている。正体不明の祭神か。燃えるな。
 秋宮を後にし、春宮まで走る。ちょっとお腹が空いてきたが、この後で食事にしよう。
 春宮の神楽殿も邪魔だな……。
 拝殿は秋宮と似ているが、細部を見てゆくと意外に差異を見出す。コピーというわけでもないようだ。建築時期に腕を揮った棟梁たちの意気込みが、諸々の差異になっているようだ。
 さて、諏訪大社といえば痛絵馬なのだが*1、上社にも秋宮にも、そう目立つほどには奉納されてない。だが、春宮は違うぞっ。さすがだ。なにが流石なのか、よくわからんが。
 さて、ここでも御柱探し。まず一の御柱。御柱は、一から四へとだんだん短くされているので*2、聳え立つオンバッシィーラ感は最大だ。
 探索の都合で四の御柱。春宮も拝殿の森は深くないので、簡単に見つけ出せる。
 二の御柱と、三の御柱。三の御柱は、周りの木が茂っているので、撮りにくかった。
 目的は果たした。さて、拝殿の脇には境内社が並び、さらに筒粥神事が行われる筒粥殿がある。筒粥神事とは、筒に入れた米を炊いて、その色艶*3などを品評して吉凶を占うというもの。
 この境内にある巨木。ご丁寧に、周りを石垣で囲っている。謂れのあるものなのだろうか。
 西に歩くと、浮島神社。小さな社だが、ロケーションといい佇まいといい、絵になる小社だ。
 橋を渡って、万治の石仏。案内看板に拠れば、作法通りに周りを三周しながら呪文を唱えるというものだが、正しくは『よろず収まりますように』なのだが、『万事丸く収めたまえ』と唱えてしまったので、多分効果ない。しかも、この『正しい参拝方法』は、つい最近観光協会が勝手に創造したものと判明し、俺の中では万治の石仏そのものが大暴落。ここは写真に撮って、面白がるのが正しい場所のようだ。
 食事にしたい。まずは湖岸に向かった。なにかの店はあるだろうというくらいの、安易な考え。その途中で見た神橋
 海岸線まで出て、とりあえずNexus7を引っ張りだして、店舗を検索してみる。実は、ACRO Sをバッグに付けたままコインロッカーに入れてしまっていたのだ。うーん、これという店はない。蕎麦を食いたいな。
 迷走の果て、イオンなショッピングセンターの近くに、手頃な定食屋を発見。ここに入ることにする。蕎麦は、まあ昨日の夜にも食ったからいいや。
 ここで、諏訪近辺の店が押しているらしい、タレカツ丼をいただく。カツが揚げたてで、これは美味しい。
 電車まで時間があるので、湖岸にあるハーモ美術館を訪う。印象派の絵画を数多く収集している美術館。財を成した資本家が、最初に目覚める絵画は印象派というのは、定番コースかなんかなのか。ともあれ、中はじっくり見て回るに値するものだった。
 適当な時間になったので、上諏訪駅に向かい、輪行状態にして、はまかいじで横浜に戻った。
 今回も楽しかったが、麦草はもう当分はいいや。