夜中に、パラパラと雨が当たる音が聞こえた。しかし、起きてみると、案外にいい天気。これは、かなり走れそうだな。
朝食後に、
宿を後にする。皆様、元気いっぱいである。が、Bromptonでロードについて行かねばならないとなると、これは相当の苦行になりそうだ。まあ、なんとかなるでしょう。
まずは、只見の駅や、周辺を散策する。田植えの終わったばかりの水田に、
空が映る。雨続きだったので、どうだろうと思われた
名水にも立ち寄った。
只見から、昼食場所の布沢まで抜けてゆく。川沿いに走ってゆくのだが、案外にアップダウンが多いので、疲弊する。特に、左膝の状況が、刻々と悪化してゆくのがイヤン。
途中で立ち寄った、木工所裏手の眺めが、
鄙びていて素晴らしかった。
この辺りで、遂に膝が限界に達した。坂道で踏むと、強い痛みが走る。最初から無理する機なんて無かったんで、ここでリタイヤ。後は呑気に、マイクロバスのお荷物となって並走した。バスで先行して、
待ち受けての写真を撮ったりもした。みんな楽しそうだ。
空のあちこちには、黒い雲が流れているのだが、幸いにして、パラパラ以上には降らない。しかし、一尾根超えると、ガラリと別の天気になるのが、山というところ。
昼前に、山の分校布沢に到着。元校庭に咲く、
花菖蒲が美しい。
昼食は、毎度の
お餅尽くし。一度、なぜかカレーが出たという情報に慄いていた一団も、これで焦眉を開いた。地物の野菜を炒め合わせた付け合せがあまりに美味しく、けんちん餅の美味しさもあって、たらふくお代わりしてしまった。2桁食べた人もちらほらいたそうな。はあ、幸せ。
昼食後は、きららまで自走する。のだが、僕はもちろんマイクロバスのお荷物だ。
名所旧跡を尋ねながらの道行は安楽だ。いや本当に。しかし、
自転車の車列を後方から追うのは、目新しい。
どよどよした暗雲が、檜枝岐方面に掛かっていたが、それ以上降られることもなく、無事にきららに到着。ここで一風呂浴び、黄金色の発泡する謎液体を喫飲し、自転車をトラックに、人員はマイクロバスに分譲して、田島駅に向かった。そして、田島駅から、
たびじに乗車して帰還した。ご覧のとおり、頭上には暗雲が立ち込めていたのだが、多くのコースは、それほど降られないで済んだようだ。
帰路は、お久しぶりな方とも談笑しつつ、いつもの宴会列車を満喫する。この雰囲気がいいんだよ。
しかし、関東に近づくに連れ、雨が降り始め、浅草に到着した頃には、結構な雨脚だった。うっかりと東武浅草駅の地下から、都営浅草の駅へと地下通路を使ったら、これが階段地獄で往生する。特に、重いBromptonを担がなければならないのだし。
というわけで、半死半生で帰宅した。楽しかったけど、今回はちゃんとポケロケを担いでゆくべきだったな。