去年は正月のしまなみ海道を走らなかったので、今年は久しぶりだ。
朝、まだ暗いうちに実家を後にし、呉線で
尾道に。各駅停車なので、まあ時間がかかる。呉駅を後にした頃は、まだ朝の気配すら感じられなかったのだが、川尻辺りでうっすら明け始め、尾道に付く頃には既にこの有り様。
駅横の尾道ラーメンは閉まってるので、更に横のリトルマーメイドで
朝食。カレーパンが美味しかったです(小並)。ここでいいことに気づいた。この店の手洗い、シャワートイレだ。
駅前渡船で向島に渡るべく、桟橋に。でっかい鳥がうろついている。
蒼鷺の旦那じゃござんせんか。この人は、方々で見かける。
フェリー来たる。じゃなくて、これは乗り込んで\110を払って対岸に向かうフェリーから撮った、別航路のフェリー。かなり近接するのだが、過去に衝突事故とか無かったのか。
向島に上陸してからは、概ねいつものルートを走る。向島の南側に抜ける。こっちは海が近く、しかも日の出る方向なので、
海にギラギラと映えている。今日は雪の心配は不要だろう。ところが、かなり強い南西の風がある。南西は、今まさに向かっている方向だ。先が思いやられる。
因島大橋が見えてくる辺りは、欠かせないカメラポイント。
ヘコヘコと橋を越え、因島ははっさく大福にも寄らないで、淡々と抜ける。
次の、
生口橋を望む小公園から。この橋は、"大橋"となってないことから分かるように、比較的小さな橋なのだが、なかなかフォトジェニックな姿形だ。
振り返ると、比較的狭い海峡に渡された
橋の全長を、一望できる。
生口島は耕三寺の前にある、万作で昼食。この時期のお楽しみ、
浜子鍋。最後はご飯を入れて締める。
耕三寺にも、ちょっと足を入れる。ロッカールームを見ると、こんな風に
サイクリストに配慮した備品が。しまなみ海道に関しては、入り口出口の尾道、今治の整備ばかりが進んでいたのだが、この生口島、大三島もロッカーやシャワーなどを方々に整備し、かなり進み始めている。
多々羅大橋。
橋上から海を見ると、頭上高い太陽が、一瞬雲に隠れ、どこか寒々しい。
渡りきり振り返ると、生口橋と同じモチーフが現れる。
大山祗神社方面に向かう。山中のサイクリングロードをヘコヘコと登る。こちらですれ違った自転車は皆無だったが、車道を登ってゆくロードバイクは、結構見かけた。このサイクリングロード、ところどころに苔が広がり、いささか怖い。
大山祇神社。初詣客が、やはり多い。ヘルメット守りは、また来るしで、春に買うことにした。そんなワタクシが怒りを買ったのか、おみくじの結果は凶。
今までより慎重に(笑)引き返す。来た道を戻り、
多々羅しまなみ公園。ここは欠かせない撮影ポイントだ。
風が島に遮られるので、次の
大三島橋までの道行は、それなりに順調。残り島2つで、既に日はかなり傾いている。今日はナイトランになりそうだ。その準備は大丈夫だが、夜になると更に冷えるのがたまらない。
伯方・大島大橋に着いた頃には、日が暮れきるまで1時間という危うい時間帯。だが、しまなみは何度も走ったし、暗い時刻に来島海峡大橋を渡った経験もある。
大島は、バラ公園までは山越えだが、そこから北側の外回りコースを通る。大島は、基本的にあまり見る所が無くて弱る島だが、それでも
最も気になる場所がこれ。この醸造所件店舗らしき所、残念ながら何度来ても閉まっている。開店していることもあるらしいのだが。
外回りコースに入った辺りで、すっかり夕暮れ時だったが、おかげで
黄昏時の運河という、なかなか素敵な状況に巡りあった。
来島海峡大橋を望む小さな港から、
夕陽と橋。素敵だなあ。日が沈み切るまで、ここで見ていたいなあ。でも、今日は今治駅まで走るんだよ(ヽ'ω`)
登り口に取り付く。こんな時刻になっても、追い抜いてゆくローディがいるから驚きだ。
橋間近の展望台に着いた頃には、もう日が沈んでいたが、ここまでくればナイトランさえ覚悟すれば、もう間もなくのことだ。慢心しきって、自販機の缶コーヒーで、一服。とはいえ、気を尖らせたところで、日が沈んでしまったという事実に変わりはない。
来島海峡大橋を超える。こんな暗くなっても、ジョガーが結構多いのには驚かされる。地元の人には、こんな巨大な橋であっても、所詮は4kmほどのランニングロードにすぎないのだろうな。
渡りきり、サンライズ糸山を越えたところで
振り向くと、もう夜間モードになっていた。
真っ暗な海岸線を、明るいとはいえライト一つ頼りに走る。ああ、さっきまでは日光の世界だったのに、もう
月光の世界に変わっている。これはTG-1で撮ったものだが、
Lumia1020で撮るとこうなる。こっちの方が撮像素子サイズは大きいのだが、レンズに関してはより制約が強いはず。その結果、感度は高いが、描写としてみるとTG-1の方が良好に思える結果に。
今治駅前まで走り、宿にチェックイン。今日はずっと向かい風に苦しめられたせいで、思いの外時間がかかった。明日はどうするか、もう明日の朝決める。