Strange Days

2016年11月14日(月曜日)

ポストオバマの世界(不動産屋のおっさん大統領)

21時15分 思考 天気:くもり

 今回の米大統領選の結果は、今のところはヒラリー・クリントンが落選したことくらいしか、喜ぶべき要素がない。日米安保の日本側負担を増やせとか言い出しているし。安保の基本は日米のアジア権益保護のために、日本に米軍事リソースを駐留させることなのだから、日本が負担を拒否して結果的に米軍事プレゼンスが減少することは、アメリカにとっても国益を損なうことだ。また日本が当然の要求として軍事的なフリーハンドを望んだとすれば、それもアメリカの国益に抵触する。どっちにしても、日米安保の負担範囲に関する議論は、’80年代の「思いやり負担」導入時のそれのように、新しい議論と軋轢を生み出すだけではないだろうか。
 こういう点では、オバマは穏健かつ穏便に済ませようとしていたから、日本にとってはありがたい大統領だったといえる。他人から利益を剥ぎ取らねばやっていけない不動産屋だったトランプが、どこまで我慢できることやら。
 まあ、牛すき鍋膳も始まったんだから、過度には心配すまいと思う。

2016年11月10日(木曜日)

トランプ大軍拡で空自大勝利(な訳がない)

22時56分 思考 天気:くもり

 トランプ大統領爆誕から一夜明けた。まだ世界中がざわついている。事に、アメリカのエリート層の悲鳴は、キンキンよく響くこと。彼らは、トランプなんて名前の厚ぼったい、粗野な男に上に立たれるなど、たまらないのだろう。
 しかし、選挙結果が出た以上、トランプの政策が現実のものとなってゆく。オバマケア改廃もそうだが、軍拡の公約はどうなるのか。財源が無さそうなのは見て取れるが、だとすると代わりに何を止めるのか、だな。
 トランプ軍拡が実現して、F-22生産再開となったら、我らが空自は大喜びだろう。が、流石にそれはないだろうな。