Strange Days

2016年02月02日(火曜日)

折り畳みリカンベントの流れは前輪駆動か

23時37分 自転車 天気:晴れ

 前輪駆動のリカンベントは、意外にあちこちから発表されていて、チェーンが長い点をなんとか克服しようという動きは根強い。
 しかし、前輪駆動は、折り畳むことを考える時にこそ、大きな意味を持つのではあるまいか。
 長大なチェーンのデメリットは、駆動損失やチェーン自体の故障率上昇などが考えられるが、BikeEやSatRDayといった長大チェーン車に乗っている者として言うと、さほどでもない。もともと、リカンベントとアップライトは、乗車姿勢が違いすぎて効率の差など実感できないし、チェーン切れなどのトラブルも特に起きなかった。
 しかし、一番弱るのが、リカンベントを『畳む』時だ。SatRDayを畳む時に一番困るのがシートの始末だが、次にチェーンが困る。SatRDayの場合、チェーン固定用のフックが用意されるなど、それなりに考慮されているのだが、それでもチェーンのせいで困ることは多い。長大なチェーンが折り畳み部分で3分割されている車体を横断しているせいで、畳もうにもチェーンのテンションで畳めなかったり、甚だしい時は絡んでしまって、にっちもさっちも行かなくなる。ここが前輪駆動下で簡易に出来るのなら、折り畳みでこそメリットが活きるというものではなかろうか。
 最近、Performaer社が出した、新型前輪駆動折りたたみリカンベントは、以前のCobraよりも洗練されているように見える。値段も安いし、冒険したいのだが、置き場がないので買わずに済んでいるきらいはある。しかし、リカンベントで輪行の旅をしたいなら、SatRDayよりこっちが良さそうだな。トラベルケース遠投という最終兵器は措いてだが。