編集アイテムをデスクトップ機とモバイルとで共有したいと考えている。保険という意味で、全てをネットワーク上にのみ置くのではなくて、基本はローカルに分散させ、それらを自動で同期させるものが望ましい。そこでこの二日ほど上記のサービスをあれこれ試してみた。が、どれも一長一短あって、しっくりくるものが無い。
DropBoxは無料で複数クライアントで共有できるのだが、モバイルの方はやっとiPhoneに対応したばかりで、WM機にもAndroidにも未対応。
SugarSyncは無料では2クライアントまで。しかしモバイルに関してはWM、Androidそれぞれクライアントが用意されている。有料なら何クライアントでも使える。
EverNoteはファイルを共有するというより、インターネットで1つのノートを共有するというのが近く、ローカルなファイルの共有に関してはピンと来なかった。また、モバイルでのクライアントの出来がいまいちだ。
SkyDriveはいつの間にか25GBまでエリアが拡張されているのだが、クライアントが旧態依然たるファイル転送指向で、フォルダ共有という点では使い物にならない。
どいつもこいつも痒いところには手が届かないサービスばかりだが、SugarSyncだと一応はファイル共有できるので、まずは音楽、画像ファイルを置くために30GB分のエリアを買った。一方でウェブクリッピングに関してはEverNoteが最強に思える。DropBoxはSugarSyncともろに被ってしまう。SkyDriveは25GB無料は魅力だが、それ以外に何一つ魅力を感じない。というわけで、SugarSyncとEverNoteを併用する形にせざるを得ない。
複数PC、特にモバイルとのデータ共有には、従来は
DropBoxを使ってきた。WindowsなPC同士の同期には便利で、後で参照したいというデータを指定のフォルダに入れておくと、旅先で同期させて参照するなんて使い方が出来るのだ。また2GBまでならタダで、同期できるPCの台数にも特に縛りは無いようだ。しかし、WindowsMobileクライアントが一向に出てこない。これがあれば、Willcom03のキーボードが生きてくるのだが。
一方、最近ブイブイ言わせている
SugarSyncの方は、モバイルなクライアントも用意されているとか。試用してみる。同期フォルダは、DropBoxの場合はドキュメントフォルダ直下の特定フォルダに決め打ちだが、SugarSyncは任意に追加して行ける。これは地味に便利だ。モバイルクライアントを試してみる。Androidクライアントがあるというので、マーケットで検索する。SugarSyncの正式な使い方がそうなっているのだ。が、検索しても発見できない。どういうこと? Android1.6移行に伴い、ペンディングされているんじゃないかな。少しすると対応して来そうな気がする。
一方で、WindowsMobile用のクライアントは既にある。インストールすると、一見するとアプリに見えるのだが、どうも単にブラウザをキックするゲートウェイっぽい。ローカルにページ要素を用意し、入出力だけはIEベースでやっているのか? ともあれ、データの参照は出来るが、アップロードは出来ない。まあ、参照したデータを編集する機会は少ないし、するなら自分のGmailアドレスにでも編集結果を送っておけばいいだろう。DropBoxだとブラウザで参照することも出来なかったので、WM機では長足の進歩だ。
総体的にDropBoxより使いやすかったので、とりあえず30GBのプランで$50弱を振り込んでおいた。カードしか受け付けてくれないのが厳しいが、換算ルートへの上乗せを考えても、今の円安っぷりなら\4500で済みそうだ。
今は、さっさとAndroidクライアントを出してくれとワクテカで待ち中。