Strange Days

2008年01月27日(日曜日)

大津港鮟鱇貪食ツアー2日目

20時37分 天気:快晴

 2日目は、県境を越えて福島県の小名浜まで走り、昼食にしてから解散というプランだった。当初はすぐに大津港駅から輪行する気だった僕だが、まあ昼食は付き合おうという気になった。
 丸腰隊はtomo&kazu夫妻の自家用車を借りて移動し、昼食場所で落ち合うことにした。まずは港の朝市を冷やかす。メヒカリの串干が10匹くらいで500円と安い。いつもながら、自転車ツーリングでのみやげ物は悩みどころだ。メヒカリはエソの一種といわれる小型の中深海魚だが、その分類については未詳だとか。
 丸腰隊と別れ、すぐ近所の神社を訪れた。高台にあり、港を一望できる
 次に訪れたのが、この辺りの名所である*1勿来の関。坂道を*2ひぃひぃいいながら上ると、真新しい歴史館、関跡を挟んできれいに整備された歌碑、句碑群が待っていた。小野小町、和泉式部など著名歌人の中に混じり、なぜか永野修身の句なども並んでいる。永野は海軍軍令部総長として、負け戦だったWW2への参戦を促した人物だ。こんな場所にどうよと思う。まあ歌に貴賎無しという万葉以来の伝統なのかもしれんが。
 勿来の関を越えて、瀬戸内のような内海とはまるで迫力が違う、太平洋の波濤を感じながら、小名浜に向かっていった。
 小名浜海水浴場を過ぎたところで、またしても小半島の先端にある神社を訪れた。掛け値なしの先端で、断崖絶壁の上だ。オーバーハングしているという声もあったくらいだ。おかげで、そこからの眺めも絶景だった。
 やがて小名浜の港に到着。いかにも港湾事務所2階を転用しましたという感じの食堂で、昼食を頼む。僕は焼き鯖定食を注文した。これがまた、大振りな鯖の切り身が二つ、脂がたっぷり乗ったそれがついて、1350円。ちょっとお高いのだが、他にたこの刺身の皿、小鉢に汁が付いている。焼き鯖が美味すぎて困った。
 食べ終わるかという頃に、丸腰隊も到着した。入れ違いで店を出て、近所の物産館*3を冷やかし、自転車隊、丸腰隊ともども泉駅で解散となった。僕は輪行&丸腰隊とともにスーパーひたちで来た道を戻って帰宅した。
 久しぶりに激しく贅食したので、明日はお腹が心配だ。主催のkaz&tomoご夫妻、そして参加者の皆様、楽しい時間をありがとうございました。

2008年01月26日(土曜日)

大津港鮟鱇貪食ツアー初日

23時55分 天気:いい天気だ

 7:15に家を出る。Brompton+パニアバッグの軽装。冬場は小物を携行できるポケットに不自由しないので、PDAの類は冬用フリースのポケットに入れる。
 7:45の東海道線で東京、山手線で上野に。常磐線特急ホームに向かうと、予約を入れてあったスーパーひたち11号が入線していた。乗車準備完了を待っていると、今日の日中を一緒に行動する戸田さん通称たにぐち&kimrinと遭遇。
 スーパーひたちの発車は9:00。1時間前の同便で、大津港の山側に登坂する部隊が出発しているはずだ。
 日立で降り、大津港までは各停で向かった。大津港の駅で降りると、寒気が身に染みる。今日はこの3人で、大津港周辺をぶらつく予定だった。ハードな道行はごめんだと思っていたのだ。それが、あんなことになろうとは。
 まずは昼飯でしょうと、港に出来た物産館に向かった。真新しい立派な施設だ。正面入り口にはでっかい碇が飾られている。
 その後は、kimrinが何枚も印刷してきてくれた地図を見ながら、この界隈の神社仏閣を見て回った。小さなものばかりだったが、それぞれが地域の社だったのだろう、漁船からの奉納品があったりして、面白かった。
 やはり、大きな寺社の方が写真は取りやすい。山の上にある寺に登ると、思いがけず大きな寺で、しかもきちんと整備された展望地点*1からいい眺めが得られる。しかし小高い場所にあるものばかりだったので、上りきるにはBromptonにはつらい道を行かねばならない。舐めないでBD-1でも持って来ればよかった。
 一番きつく、しかも一番高い坂を上りきると、この辺りの総社らしいひときわ大きな神社があった。
 神社の次は、この近辺最大の景勝地、五浦を尋ねる。岡倉天心由縁の六角堂などが著名だが、それらを対岸から見下ろすポイントに行ってみた。これは絶景
 その後、六角堂を訪ねて先人の足跡に思いを馳せた後、今日の宿に向かった。細い道を少し走ると、すぐだった。
 既に丸腰組が到着していたので、その輪に加わって雑談する。それほど間を置かず、坂アタック組もやってきた。今日主催のkaz&tomoご夫妻以下、総勢17名で鮟鱇を貪食いたすのだ。
 18:30より鮟鱇宴会が開始された。主催の鮟鱇鍋は、味噌とアン肝をたっぷりすりつぶした汁に、ぶつぶつとぶつ切りにした鮟鱇や野菜類がたっぷり入り、迫力の一品だ。鮟鱇のだしは肝の滑らかな食感もあり、濃厚極まりなし。テーブルには他にも海産物主体の皿が並んだが、一際注目を集めたのがヒラメの刺身だった。プリプリシコシコの食感がたまらん。鮟鱇鍋のだし汁で作った雑炊で締め。普段摂取できないいろいろなものを取れたような気になる宴会だった。
 その後は布団部屋に移動して、眠くなるまで話し*2、日付が変わる前に布団に入った。少し走っては小さな寺社や先人の業績を偲び、宿では鮟鱇鍋に大満足の宴会でした。