細かい日程が決まらず、宿をどうするも決めてなかった対馬、壱岐行だが、とうとうエイヤッとばかりに決めた。宿を固定するか、荷物を持って移動するかなのだが、最悪の場合はバスで移動できそうなので、固定型で行くことにした。対馬に3泊、壱岐に2泊する。本土、島の間はフェリー移動。
さて、大体の枠は決めたので、後は現地でどう動くか決めよう。今回は、バス便が重要になりそうだ。
今日も只見で雪遊びする予定だ。
まずは朝食。
バスに乗り、まず向かったのは、宿にほど近い場所にある古民家。バスを止め、古民家に入るまでの道を、高さ4~5mの雪が壁のように取り囲んでいる。そこの上から顔を出した、
黒柴。かわええのお。しかし、この柴が居る場所は、常ならば地上の5m上だ。
古民家は、構造的には東北に多く見られる曲がり屋だった。比較的最近まで現用され、今はゲストハウスになっているようだ。3階建てで、あちこちに中2階や屋根裏部屋がある、複雑な構造だ。
今日のメインイベントは、只見スキー場での雪遊び。1本めはスノーモービルの体験乗車。ライダーのおっちゃんの後ろにしがみついて、1周500mくらいのコースを回ってくる。乗っていると結構な速度に感じられるのだが、車両の方はレース用にチューンナップしてあるので、低速過ぎて次々とオーバーヒートに陥っていったのが面白かった。
次は、かんじきを履いての、
雪中行動。かんじきはあんな細い骨組みなので、そんな効果あるのかと疑っていたのだが、履くと足の沈み方がぜんぜん違うと分かった。ここ数日で降った新雪なので、まとわりつかず、きれいな雪だ。雪の感触を楽しみつつ、ガイドについて斜面を登っていった。
ずんずん登ってゆくと、
大きな岩がそびえ立ち、その足元の雪を掘り抜いている場所に到達。ここは、なんと三石神社の御神体だった。
雪のない時期にはこんな状況だったのだが。以前来た時には、なぜか祠の頭上まで糸結びがあり、どうやってあそこで結んだんだろうと不思議に思ったものだった。しかし、冬に来れば上の方に手が届くと判明した。
三石神社からの戻り道は、行きと変えて新雪の上を歩く。雪がない時期は藪しか無い道だ。下り道が楽しくて、
皆さんいい笑顔だ。
昼食は、スキー場のゲストハウスで。その入口に、
こんな掲示が。福島県が追い込まれている、放射線パラノイヤの一例が、ここにある。只見といえば、日本海のほうがずっと近い。むしろ新潟に含まれていてもおかしくない場所だ。そんな、福一から遠く離れた場所で、こんなどうでもいい線量の掲示を、未だに強いられ続けているのだ。今こそ、立ち止まって考えなければならない。これが本当に必要なことなのかを。
昼食後は、再びバスの人となり、東京駅へと戻る。車中、寝ているか、通信状態が良ければArrows Tabで艦これをやっていた。遠征くらいはやらせてくれよー。
東京駅から鉄路で帰宅。楽しかった。でも、凄い疲れた。
今日明日と、只見に雪遊びに出かける。寒い時期に寒い所にゆくなんて、自分のポリシーに反するが、たまには良かろう。
7:00に東京駅集合となっていたので、朝早くに行動を開始する。荷物はTimbuk2 D-Luxに入れる。今回の新装備は、さすがに雪遊びということで入手した、New Balanceのスノーシューズ。雨の日にも使えそうだ。実は、昨日のCP+で、慣らしとして卸していたのだった。ところが、噂通りに路面の質次第で物凄くスリッピーなシューズに化ける。そこで、これも予め買ってあった、アドオンのスノースパイクも使うことにした。
東京駅でバスに乗り、一路只見へ。首都高から東北道へと乗り換え、北上してゆく。次第に雪が現れ始め、只見に近づく辺りから一気に深くなってゆく。
この有り様だ。
只見の前に、会津田島に立ち寄る。近所の祇園会館で昼食だった。ここ、飯食えたのか。ひな祭りを控え、
立派なひな壇が飾られている。旧家から寄贈されたものらしい。
もう少しバスで移動し、只見に入る。この頃には、道の両側に3~4mほども積み上がった雪が、壁のようにそびえている。日本有数の豪雪地帯だものな。この量は、只見としてもさすがに多いそうで、ここ数日のドカ雪で付け足されたものだそうな。
宿に荷物を置き、まずは
只見雪まつり会場に向かう。さっぽろ雪まつりのように、雪像の群れが待っているわけではなく、大っきいのをひとつ作るのが、ここの流儀。その他、入り口では
凱旋門が迎えてくれる。縮尺合ってる?
最大の建造物がこれ。
東京駅。想像以上にでかい。どんだけ雪が必要だったんだろう。
登って、只見駅方面を見ると、
駅構内が雪に埋没している様が伺える。
この東京駅はステージになっていて、芸人が数組やっていた。これが目玉か、
電撃ネットワークも、営業に来ていた。こんな寒気の中で、頭が下がる思いだ。
夕暮れ時が近づいてきた。遠くに朝日岳に夕陽が辺り、浮かび上がっている。一段と冷えてきたので、一旦宿に下がって、
夕食と風呂。風呂は内風呂だったが、結構広い浴槽で、寛げた。
さて、
夜の部。
雪像、というか雪構造物もライトアップされる中、花火大会が催された。これが、スポンサー付きの花火大会で、1発毎にスポンサーの名前とコメントが流されるのだ。
ここでちょっとした出来事があったのだが……お幸せに。
花火大会を撮るために、重いD7100+16-85を持っていったのだが、あまりの寒さにろくにピントの確認もできず、よく見るとピンぼけしている。が、これはこれで印象的な写真になった。
体の芯まで冷えたので、宿に戻り、更に酒宴を重ね、いつしか爆睡していたのだった。