Strange Days

2015年11月25日(水曜日)

来年のしまなみ縦走の宿を確保する

23時42分 , 暮らし , 自転車 ( 自転車旅行検討 ) 天気:雨のち曇り

 まだまだ鬼に嘲笑される屈辱を受けるだろう時期だが、来年のしまなみ縦走の詳細が判明したので、早速宿を取った。あれ、来年は、春分の日の前の週だ。敢えてずらしたか。
 今回は、久しぶりに大久野島に泊まる。やはり、春からウサウサしたいではないか。そして、翌日は当然、サンライズ糸山、と行きたいのだが、もうすでに満室。しまなみ人気が高まったからか。そこで、今治に宿を取り、焼き鳥を攻める線で行きたい。
 朝は湿っぽかったが、帰る頃には上がっていた。

2015年11月24日(火曜日)

生口島から直帰する

21時06分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:雲多い

 夜半に雨音を聞いて、ちょっとドキドキしながらの目覚め。幸いにして、雨は上がったようだ。とはいえ、雲は多め。朝食を取って、宿を後にする。今日は宿のご主人も途中まで同行して頂ける。生口島の、島ごと美術館での野外作品を、案内していただけるそうだ。
 出発時にも、まだ雲は多い。僕は昼ごろに、瀬戸田港から三原に直接渡るので、それまで保てばいいのだ*1
 宿のご主人の案内で、島ごと美術館の展示物を見て回る。ああ、あれもそうなのか、これもそうだったのか、という風に、そういえば不思議に思いながら見過ごしていたものが、実は展示物だと判明する。人生は、発見の旅だ*2
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 一つ、めったに見られない物件があるという。小学校の中庭にあるので、平日は侵入できないし、休日は閉鎖されるので、普通は見られないのだそうな。しかし、学校の先生とは面識があるので、入れてくれるように話を付けていただけると。今日は火曜日なので、学校はあるはず。ところが、どう見ても人っ子一人いない。張り紙を注意深く見てゆくと、どうやら運動会があって、その代休日だったようだ。なんという不運。表のガラス越しに眺めるだけだ。
 ドルチェ本店まで走り、ここでさらに先に行くなぎの女史と宿のご主人と別れる。まだ乗るつもりの便にはまだ時間があるので、それまでは、平山郁夫美術館を訪問しよう。宿で、割引券をもらっていたのだ。美術館は、やたら客が多かった。たまたま、観光バスが続けて来たからのようだが。
 に向かい、自転車を畳んで、高速船に乗り込む。高根大橋を潜る。今回も、時間の都合で、高根島に渡れなかった。その高根島にも、島ごと美術館の展示物があった。
 三原港から駅まで歩き、空港行のバスで広島空港に。時間が有り余ってしまった。仕方ないなあ
 無事に、横浜に帰還。今回は、こぢんまりとしたツアーになった。

2015年11月23日(月曜日)

しまなみ海道もちょっと走る

22時20分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れ

 さわきも、なかなか快適な宿だった。静かだ。
 朝食後、宿を後にする。まず向かうのは、伯方の塩で著名な、伯方塩業。見学コースが有る。見学申し込みすると、塩のサンプルをくれる。結構あるので、もしかしたら独り身ならば月一で見学に来れば、塩を買う必要が無いかもしれない。
 中では製塩ラインの見学と、それにまつわるパネル展示がある。パネル展示は、塩業近代化法に対する怨念のこもったもので、一度は命脈を絶たれた古来の製塩を、執念で蘇らせてきた歴史を知ることが出来る。
 なぜか喫茶コーナーがあって、ここで塩コーヒーを飲むことが出来る。何か味の傾向が変わった気はしたが、美味しいかと言われたら、うーん、だな。
 屋外では、復元された流下式枝条架併用塩田製塩が実演されている。これは塩水を枝条架、蒸発槽と循環させて濃縮してゆくもの。枝条架で風を、蒸発層で陽光を使って、効率的に自然蒸発させるもの。効率が良かったが、先の塩業近代化法は、国内での海水からの製塩を一切禁じる強力なものだったため、直ちに命脈を絶たれた。その後、輸入天日塩を再融解、再結晶させる方法で、国内天日塩の生産が再開されたのだった。ざっと調べても、国内製塩業の盛衰記には、国家の強引な統制と、それに反発する市民側のせめぎあいが各所に見られ、特に市民側の先頭にマクロビを初めとする健康カルトが絡んでいるなど、なかなか興味深いものだ。
 大山祇神社にも参詣する。まだ、朝早い境内は、掃き清められた箒の跡も鮮やかで、清々しいものだ。
 今日は、奥の院にも足を伸ばす。生樹の御門を潜る。樹齢の知れないほどの大木が衰えたものの、その上に子株が生え、葛類をまといつかせているため、大変迫力ある姿だ。一本立ちする森だ。この上にある阿弥陀堂が、かつての神宮寺の残存だ。
 山を越え、多々羅しまなみ公園に。ここに来る度に目にする、『サイクリストの聖地』の文字書きを馬鹿にしつつも、しっかり記念撮影をする、我々だった。ここで、ちょっとオム焼きそばを入れておく。
 多々羅しまなみ大橋を渡る。広島側へと渡ることは稀だ。
 しおまち通りを散策。岡哲のコロッケは外せない。当たり前の、肉屋のコロッケなのだが、この辺でこういうものがあって欲しいという欲望を見事に満たすという意味で、絶好のグルメだ。
 こば氏、長岡氏と別れ、なぎの女史とともに島の南に回る。今日は、輪空という自転車宿に泊まるのだ。名前は知っていたが、泊まるのは初めて。
 途中の道で、やたら野犬が多いのに気づく。後で聞くと、近所の店の人が餌をやるせいで、集まってしまうのだとか。猫と違い、こいつらは群れると、本気の凶悪動物になるからなあ。
 こういうお堂を見かけた。十一面観音堂だという。こういう場所にあって危険だからか、部外者立入禁止なだけなのか知らないが、チェーンでブロックされている。
 さて輪空、海辺の静かな場所にあった。中はこんなふうに、自転車を掛けるラックもあり、旅好きなご主人たちと会話が弾む宿だった。夕食は、地物主体。一部で有名ななぎの女史と会いたかったらしい、宿の女将さんと、旅の話が弾む。居心地の良い宿だった。

2015年11月22日(日曜日)

とびしま海道ツーリング

23時40分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:好天

 呉ツーリングに続き、とびしま海道を走る。
 朝、呉駅周辺に集合し、とびしま海道の玄関口、安芸灘大橋へと向かう。本通りを山側に向かい、広トンネルを越え、東にひた走る。この道で一番嫌なのが、広から仁方へと抜けるトンネルだ。ここは気合で越えていった。もう少し、自転車に優しい道に出来ないかなと思うが、古い規格のトンネルなので。
 途中のコンビニ休憩で、猫にたかられる長岡氏。実際には猫が集まっているコンビニ横の駐車場に、こっちから侵入したのだが。
 安芸灘大橋を渡る。振り返っての一枚。こう、高いところから渡されている橋は、独特の気品があるものだ。
 上下の蒲刈島を通過。原のうどんに寄ったが、まだ開店前だ。
 豊島大橋を渡る。橋の上から上蒲刈の北を見ると、ふたご島が3つ見える。今日はちょっと潮が引きすぎて、一番島よりの小さなのがつながって見える。
 豊島に渡ってからの一枚。しまなみ海道では、橋が家々に近いので、だいたい写り込んでしまう。とびしま海道はそうでもない。
 そんなとびしま海道だが、行政側も欲が出てきたのか、ここ数年であちこちに展望台が設けられるようになった。こんなラックもちゃんと設置してあって、案外に気合が入っている。
 大崎下島で昼食にしたいと思っていた。ひばり座という、マイナーかつ有名な店がある。その名の通り、美空ひばりの絵やアイテムで埋め尽くされた、お好み焼き屋さんらしい。ところが、行ってみたら休店日。隣のひばりアイテムゾーンも、なかなか興味深かったのだが。
 腹ペコのまま、御手洗まで走る。御手洗に、知らない間に店が増えていたのは、前に来た時に確認していた。自転車で御手洗をうろついていたら、なんか美味しそうな匂いとともに、見慣れぬ店が。いや、最近出来たのは知っていた店だが、実態は知らなかった。鍋焼きうどん屋さんだって? ここでお昼にしよう。鍋焼きカレーうどんを注文した。空腹に、カレーの刺激が染みて、美味でありました。残ったカレーに、おにぎりを投入して作る雑炊も良かった。店構えが不思議な感じの、尾収屋さんだった。尾州じゃないのか。
 じゃこ天カツの店もあったので、食後のデザート。に、なるのか、これ? ともあれ、美味しい。
 御手洗の路地をウロウロ。旧家があちこちに残っている。ここは旧柴屋住宅。伊能忠敬と縁のある家で、当地を測量した際に、拠点としたのだとか。測量は、一人でトボトボ歩いてやったイメージがあったが、実際には100人規模の部隊が動きまわる大規模なものだったようだ。
 瀬戸内のこの辺には、みかん船という農業船が数多い。島々でみかんを作っているこの地では、みかんを運ぶために専用の船が数多く造られた。大崎下島では、今でも使われているという。家並みの中に、何か真新しい施設があったので、入ってみたら、このみかん船を中心とした、この地の産物を紹介するものだった。
 さて、先を急がねば。というのも、この先の岡村島からのフェリーに乗らないと、大三島に渡れないからだ。時間的には、最終便どころか、その前にも間に合うはずだが。
 大崎下島と岡村島の間には、島が2つ挟まり、橋が3つ掛かる。渡った先の岡村島は、なんと今治市なのだ。今治と呉が隣接するとは、四半世紀前には思いもよらなかった事態だ。今治から呉を振り返る
 目当てのフェリーには余裕で間に合い、フェリーで大三島は宗方港に渡る。宗方に船で上陸するのは初めてだ。
 ところミュージアム方面によじ登ってゆくと、隣に新しい施設ができているのに気づく。伊東豊雄建築ミュージアム。できているのは知っていたが、最近はコッチ方面まで足を伸ばさなかったので、初見だ。隣のところミュージアムも設計した建築家で、その仕事が分かる*1
 ここからの夕陽も素晴らしい瀬戸内の水面へと落ちてゆく陽を眺めていたい。が、宿まではもう少し走らねばならない。切り上げて、走りだした。
 宿は、いつも泊まる茶梅の裏手*2のさわき。ここも料理を頑張るぜ系の旅館で、夕食は焙烙焼き舟盛り鯛めしと、海鮮づくしだった。
 ロビーで、中華パッドをつつきながらうだうだした後、就眠。

2015年11月21日(土曜日)

呉ツーリング

22時54分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れ

 さてさて、今日から呉とびしまツーリングの始まりだ。といっても、今日が移動日な人もいるので、集合は昼前と、のんびりしたものだ。
 集合は11:00なので、それまではモリスだ! こば氏が早めに合流したので、モリスに向かう。軽めに、並盛りを。この後、また昼食するので、これくらいで。
 駅前で、長岡氏となぎの女史が合流し、これでフルメンバーが揃う。いよいよ、呉ツアーの始まりだ。あんまり人が集まらなかったけど。
 もう昼でしょ、ということで、まずは昼飯に。目当ては、大和ミュージアムの岸壁側で開催中の、呉海自カレーグランプリだ。結構、人で溢れている。
 早速、数種類のカレーをつまむ。カレーレシピが、これほどバリエーション豊かとは。
 実は全21種類を味わえるセットもあった。その他、カレーパンだのカレーラスクだのも。これらは、海自とは無関係だけど。
 ここまで来たら、大和ミュージアムにも寄るよね、と入館。呉にも、遂に新幹線が!
 中は、個人的には何度も来ているし、今回はカメラもTG-1なので、まあのほほんと巡回するだけだ。しかし、1/10大和は、いつ見ても存在感だな。窓の外では、カレーフェスが続いている。
 1/10大和の周りには、回廊が何層にもめぐらされており、色んな角度から写真を撮れる。
 山ミュー行ったら、次はてつのくじら館でしょう。建物の方の中に潜水艦の居住区を再現しているのだが、この三段ベッドは体格が良いと苦痛だろうな。
 このメンバーなら、ここは外せない。てつのくじら館を出て、本通りを山の方に向かう。登り始めた辺りで遭遇するのが、千福の三宅酒造。ちゃんと売店と見学コースがあって、何ぞ買い物をしている人も居たようだ。
 本当の目的地は、長迫公園だ。概ね旧海軍の海軍艦艇の慰霊碑が多いが、根拠地隊や個人にまつわる墓碑もある。数多いので、見て回るのは大変だ。
 長迫から和庄方面へと、やや高い場所を走る。アップダウンが結構ある。かの大和神社に、裏側からアプローチする形になった。ここからは、大和が生まれた旧海軍工廠がよく見える。
 呉駅方面に折り返す。途中、旧呉鎮守府に立ち寄った。さらに、もう閉館後だとは思ったが、旧鎮守府司令長官官舎にも。案の定、閉館直後だった。まあ、時計くらい撮っておくか。かつて、工廠の工員たちは、この時計を見て仕事をしていたのだろう。
 さて、今日は宿を呉駅前のホテルに取った。実家には帰らない。いったん、それぞれの宿に散り、再集合。夕食に出かける。境川沿いをうろついて、目についたのが開店直後だという店。瀬戸内は揚げ物がうまいんじゃい。この店は、おでん系が美味しかった。ほろ酔い気分で投宿。明日は、とびしま海道を走る。

2015年11月20日(金曜日)

呉に帰る

23時28分 , 天気:晴れ

 呉ツアーの本番は明日明後日だが、今日は呉に移動する。結局、ポケロケに、例の安い防水バックパックを背負う形にした。
 羽田は、もう1年で一番夜明けが遅い時期に掛かりつつあり、機内に入ってから、やっと日が昇った。いつものように睡眠不足で、うつらうつらしている間に、広島空港へと降り立つ。
 呉へとバスで移動し、本通りへと。モリスでの中華そばは欠かせないでしょ~。その後、実家に戻る。眠いので、まずは睡眠時間を取り戻した。仮眠のつもりが、結構ガッツリ寝てしまう。起きだして、明日の試走も兼ねて、大和ミュージアム方面に向かい、桟橋でぼーっとしている。
 一旦うちに戻り、今度は歩きで本通りに。こば氏を、『利根に行かない?』と誘ったのだ。利根は、本通りの山側に本店、中通りの堺川近くに視点がある料理屋。名前からして、気になっていた*1。今日は本店に入った。中には、やはりというか、海自の人々の寄せ書きが大量に飾られている。
 適当に注文しながら、うだうだ飲む。きびなごを食べたいと思ったので、天ぷら。瀬戸内は、小魚もうまいんじゃ! さらに。寒くなってきたしね。
 その間、うだうだと飲む。瀬戸内には竹原西条を始めとして酒蔵が多いが、呉も多い。千福の三宅酒造が著名だ。右が、その千福のにごり酒。にごり酒はだいたい飲みやすくてやばいが、これも相当にやばい。米のジュースだ。
 締めに何か一口、と思って見回すと、ここで海自カレーをやっているのを知る。いや、知ってたんだけど、ハーフサイズがあるのを知った。ちょうどいいじゃないか、と注文。これは、盛り付けが個性的だな。これなら、ソースを右にするか左にするか、悩む必要が無い。ちょうどお腹を満たせたところで、店を後にする。結構お得な値段でした。
 トボトボ歩いて帰宅。途中、中通りの裏手に、こんな小さなお社があるのを、初めて知った。
 実家に戻り、無事死亡。