Strange Days

2000年07月29日(土曜日)

秋葉で買い物

17時17分 デジタルギミック 天気:晴れの中の晴れです

 目覚めると朝だった(当たり前だ)。久しぶりに物欲が体内で蠢いている。給料日直後、しばらく秋葉に寄ってない、という状況では「たまらんのお」が本音である。
 電車で秋葉に向かいながら、欲しい物をリストアップする。まずはMP3対応ポータブルCDプレイヤーだ。これは九十九辺りにある19800円の機種が欲しい。もう一つは前から物欲衝動を熟成させていたPalm用折り畳みキーボードだ。この二つが無ければ、スターベースか協栄で長焦点広角のアイピースを買う腹積もりもあった。ただしこの場合はちょっとやそっとの出費で済まないので(必然的に2インチスリーブになるため)、優先度はかなり低い。
 まず若松に向かった。するとPalm Portable Keyboardが在庫されているではないか。自動的に買う。続いて九十九本店、DOS/V店から俺コンハウス、果てはZOA21にまで向かったが、MP3なCDプレイヤーは発見できない。T-Zone本店でも見つからない。売れてしまったようだ。などと思いつつ俺コンハウスのT-Zone本店並びの店舗に入ると、ここにあった。これもまったく反射的に買う。これで予定の資金は尽きたので、天文関係には寄らずに帰った。
 帰宅してまずはPalm Portable Keyboardを試してみた。ドライバのインストールは簡単で、ファイルを一つPalmにコピーするだけだ。これで問題なく使える。キーボードの方に電源は不要だ。キーボードは延ばすとIBM Space Saver Keyboardと同じくらいのサイズになる。しかもキーのサイズそのものは大きい。タッチはペコペコして短ストロークだが、最近はこういうキーボードに慣れてしまったので違和感はない。違和感といえば、E/R、P/[の間辺りに折り目が来て、キー2個分くらい空いてしまうのでやや打ちづらい。しかしながらこのキーサイズは立派だと思う。少し長文を打ってみたが、日本語入力ではいろいろ問題があるものの、克服できないことではない。例えばカナに一発で変換できない点は、画面にタッチすればいい。が、キーボードから出来ればもっと良いのだが。また折り畳み部分が固定されないので膝に載せて使えないが、これは適当な本(アスキーのLinuxマガジンが最適だった)に載せれば問題がなくなる。
 今のままでも大変使いでがあるアイテムだが、もしもドライバ関係で日本語入力への対処がされるのならば欲しいところだ。英語版購入者にも有償でもいいから分けてもらいたいものだが。
 お次はMP3対応CDプレイヤー。モノのデザインとサイズは10年くらい前の日本製CDプレイヤーにそっくりだ。電源はACアダプタと単3電池2本。NiMHでも問題ないようだ。プレイすると、最初の読み込みで多少時間がかかるものの、使い勝手そのものはふつうのCDプレイヤーだ。ただしモノがMP3ファイルを焼いたCD-Rなので、曲数が100曲以上という尋常なものではなくなるのだが。音質はMPMAN並。造りは全体的にチャチな面もあるが、MPMANに較べれば許容範囲だ。だいたい、単3*2で10時間くらい保つということだが。僕が最初に買った初代ディスクマン(バッテリーを含めるとサブノートなみの重さ)が確か単1*4で2時間しか保たなかったことを思えば、技術もずいぶん進歩したものだと思う。

2000年07月21日(金曜日)

郵便局の罠

20時45分 デジタルギミック 天気:晴れである

 今日は郵便局にMorphyOneの代金支払いに出向いた。プロジェクトがやっと最終段階、つまり生産段階にいたり、資金の投入が始まったわけだ。秋までには届くかな。
 出かける前に、ちょっとした時間だろうと見込んでPalmへの辞スパ組み込みを実施した。このPalm版辞スパ、4MB強もあるので、英和辞書(大)とは共存できない。辞スパには国語辞書と漢字字典が組み合わさっているが、英和辞典と併せた4点のうち一番必要度が低いのが和英辞書だと思われた。実際、和英辞書はそんなに使うことがない。これを中辞典にしても200KBしか空かないが、さらに小さな和英辞書(小)ならば800KB近く空く。なぜならば、この小辞書はPalmのフラッシュに既に焼かれているので、わざわざ別にインストールする必要がないのだ。
 そこで和英辞書(大)を削除しようと思ったのだが、なんと削除する手段がないらしい。Palmのランチャーからは削除可能なオブジェクトとして見えてないのだ。やむなくPalmをハードリセットして、必要なオブジェクトを全て入れなおした。こんな手しかないのか。
 インストールが終わったのが16:00頃。すぐに近所の郵便局に出向いた。泉区の郵便局はなんでこんなところにというような辺鄙な場所にある。しかし歩いて10分くらいだし、郵便局の業務は17:00までだと記憶していたので楽勝だと思っていた。
 しかし、なんと郵貯関係の取り扱いは1時間早い16:00に締まるのだった。かくして郵政省の仕掛けた罠にまんまとはまった俺様は、徒労感に苛まれながらのんびりと帰宅したのだった。来週早くに払いに行かねば。
 辞スパの方は、さすがにそう詳細ではないものの、結構実用的に使えそうだ。こういう大型アプリが出るようになると、さすがに8MB程度では苦しくなってくる。

2000年07月17日(月曜日)

どうしたMP-MAN

20時39分 デジタルギミック 天気:晴れ時々くもり

 愛用のポータブルMP3再生機、MP-MANの調子がどうも思わしくない。正確にはベッドの方で充電できないのだ。MP-MAN本体には何の問題もない。
 MP-MANはポータブルMP3プレイヤーの走りで、64MBのフラッシュメモリ内蔵、パラレル接続したベッドでデータ入出力、充電池への充電をこなすという、同種機械の基本形を提示した機械だ。本体には大きな不満は感じてないが(正確には液晶画面に奇妙な記号が表示されるという問題はある。アルファベットの"T"の字が化けてしまうようだ)、ベッドには不満たらたらだ。造りがあまりにチャチなのだ。使い始めてすぐ、データ転送が出来ないという問題が発生した。困った僕がベッドを分解してみると、なんと内部の配線のはんだ付けが取れているのが分かったのだ。この配線がチャチ(むろん赤頭巾ではない)さの最たるものだ。電源プラグ部からベッドの接続部へざっとケーブルを渡し、接点にぞんざいにはんだ付けしているのだが、長さに余裕がないのだ。そのために配線に無用なテンションがかかっている。それに輪をかけているのが、データ転送用のケーブルに絡められたフェライトコアだ。多少ノイズに気を配ったのだろうが、接点に無用なテンションをかけるという意味では悪影響がある。その結果、データ転送用ケーブルのはんだが取れてしまったのだ。念入りに付け直すと、以降使えるようにはなった。
 今回は電力供給用のケーブルが取れたのだろうと思う。また中を開けて付け直さなければならないのかと思うと憂鬱だ。
 全体的に満足してはいるのだが、いいかげんどうでもいいようなトラブルを抱えるのもバカらしいのでヤメヤメだ。新しい機種を買おうかと思う。
 一番そそられているのが、MP3データを直接再生できるポータブルCD再生機だ。CD-Rに焼けば650MB分も記録できる。今の実に10倍。10時間再生が可能だ。こんなになにを聴くんだといいたくなるが、64MBになにを詰め込もうかと考えるような今の状況よりは、、無論良い。秋葉で買ってこようかと思う。
 しかし内蔵メモリベースの再生機は小さくて、CD-Rベースのそれとは別次元の使い勝手の良さがある。ちょっと悩むところではある。