Strange Days

2000年10月31日(火曜日)

シグマリオンを買った

18時40分 デジタルギミック 天気:晴れてますかねえ

 結局のところ、シグマリオンを買った。通販で安そうなところは品切れが多かったのだが、TwoTopインターネット通販でまた39800円の物件が出回ったので、これで手を打った。ああ、もう少し安いところもありそうだがと思いつつ注文フォームを送信する俺様であった。発注は昨夜のことだが、今日にはもう受注確認が入っていた。土日指定したので、週末には手に入りそう。

2000年10月26日(木曜日)

シグマリオンを買おうか迷い中

20時29分 デジタルギミック 天気:くもってるやん

 最近、つくづく思うのだが、Palmでは僕のニーズの全てを満たすことは出来ない。いやPDAとしてはPalmになんの不満も無いのだ。しかし僕は、それ以外に携行日本語タイプライタも欲しいのだと気づいた。さすがにPalm単体では日本語入力がつらいのだ。
 そんなわけでシグマリオンに目が行った。シグマリオンはCE3.0を採用した軽くて薄いキーボード付の機械だ。CFスロットを一つ持ち、画面は1/2VGA、明るくてみやすそうなカラー液晶と、大変魅力的な機械だ。強いていえばCFスロットが一つしかないのが弱点になりそうだが、テキスト入力用に使う限りは問題にはならないと思う。そして値段は4万ちょっとというところ。この値段ならMorphy Oneまでのつなぎに使えるなあ。
 そんなことをわにで話しているうちに、本当に欲しくなってしまった。そこで価格情報を検索する俺様であることよ。TwoTopで時々39800というのが出るが、この辺が関東圏での底値だと見た。
 関西では事情が違う。ドコモショップでP-in Comp@ct込みでなんと34800ということらしい。関西のドコモショップは商売してるよな、ドコモ中央は客を虐待するのが得意なのだが(特にPHSユーザはマゾヒストでも無いとやってられないだろう。って他人事のように書いているが自分もそうではないか)。
 まあとにかくこいつを買おうかと思っていたら、今度は待望していたPalm用ATOKの単体販売が始まることになった。最大2MB程度という占有メモリからみて、能力的にはDOS版VJE+αという程度だろう。しかし今の日本語入力よりは断然ましなはずだ。またこのATOKを同梱した日本語版Portable Palm Keyboardも発売になる。しかしよくみるとハードウェアは英語版のままだ(考えてみれば当たり前だが)。ということは、日本語ドライバさえ公開してくれれば、ATOKを買って日本語PPK相当にすることも可能だ。その日本語ドライバは一瞬だけ米Palm社のサイトに登録されたようだが、すぐに消えたとか。欲しければ日本語キーボード買えということならばさすがにつらすぎだ。
 この日本語Palmキーボード構想が使い物になるのなら、モバイル執筆環境はかなり充実する。シグマリオンが不要になるかもしれない。ううむ、結局どっちも買いそうだが。

2000年10月14日(土曜日)

今日は爆睡の日

14時01分 デジタルギミック 天気:くもりのち晴れ

 1週間分の睡眠不足を解消すべく、鋭意爆睡に励んだ日だった。とはいえ、朝のうちに宅急便が届く予定だったので、午前中早めに起きてトロトロとしていた。名古屋の店に発注していたロカティオ用PC接続ケーブルが届く予定だったのだ。
 モノは10:30くらいに届いたので、早速ロカティオをPCに接続してみた。をを、内蔵のメモがPCから新規作成できるぞ......それだけか? 編集できないってのはなんだ(爆)。これじゃPCと接続してもあんまり意味が無い。まあバックアップを取れるのはありがたいが。PDAの特性の一つはPC(Macでもいいが)との密接な関係だと思うから、ロカティオは近年のPDAの書式に則ってはいない、独立性の高い機械だと良く分かる。GPSをのぞけばPalmやCEの方が便利そうだ。こういう力仕事はCEが向いているから、CEベースで同様の機械を作ればもっと売れたかもしれない。
 ロカティオのPC接続に失望した後は、午後遅くまで爆睡した。

2000年10月04日(水曜日)

v.s. DOCOMO

20時26分 デジタルギミック 天気:くもり

 朝からどうも体調が優れない。微熱があって、すごくしんどい。今日はやっと仕事の谷間というところなので、さっくり休むことにした。
 しかし寝床で悶々としているといろんな事を考えてしまう。やっぱり対DOCOMO問題は早期に解決を図るべきではないか。KDDIに乗り換えるにせよDOCOMOビルを爆破するにせよ、さっさと手を打たないと金が浪費されるばかりだ。ロカティオだって全然活用できないじゃないか。まことに腹立たしい。
 とうとう起きだして、ネットでKDDIのサイトを調査した。こういうとき、常時接続は本当に便利だ。
 調査の結果、KDDI(DDI-P)では数種類の料金コースが用意されており、そのうちデータ通信を意識したコースは3000円のうち1000円分の無料通話が可能だと判明した。これはDOCOMOのデータプラスでは1980円で1000円の無料通話が可能なので、DOCOMOの方が有利だ。またDDI-Pのそれは音声通話分はこの無料通話対象外になる。DOCOMOのコースは最近改訂されて含むようになった。
 ここまで見るとDOCOMOの方が有利そうだが、この先でちょっと変わってくる。通話料金そのものは大差ない。DOCOMOにはmoperaというDOCOMOのPHSさえあればすぐにアクセスできるプロバイダサービスがあるのだが、これが利用料金15円/分。それに対してKDDIでは昼間10円/分、夜間は13円/分で全国一律にアクセスできるMALというサービスがある。これはMALに加入しているプロバイダまでの経路を提供するものに過ぎないが、そのプロバイダが固定料金ならば結構低価格で利用できる可能性がある。そしてそれが日常使っている固定料金プロバイダなら、MALの課金だけで利用でき、moperaより安くなることになる。残念なことにairnetは加入してないが、どこか適当なプロバイダに乗り換えても良いと思った。
 一長一短あるという感じだが、このときはやはりKDDIで行こうと思った。H"は魅力的だし、この先もDOCOMOを使うなら機種変更のたびに苦労するのが明白だ。会社を休まなくては機種変更できないなんて。結局、僕は今の341Sでの契約を切り、KDDIに乗り換えるつもりで横浜に出かけた。
 まずはH"を購入しようと思っていた。しかし電車の中でいろいろ考えていくうちに、H"に乗り換えても利点が無いのではないかと思うようになった。まずH"にはカード一体型が用意されていない。カード型はあるが、これは音声通話できない。データ通信主体だが、音声通話も結構使う僕には向いていない。一般的なPHSではケーブルが必要になる。この点に関して美しくないのはもとより、新たなる出費が必要になるという点も見逃せない。特にロカティオのそれは専用品なので、他の一般的なノートPCなどの場合には流用できない。それと果たしてH"が僕の行動範囲で使用可能かどうかが不明だ。よくDOCOMOより通話範囲が広いなどといわれるが、そのDOCOMOの方は僕の行動範囲の大半をカバーできていることが分かっている。一方、H"では買ってみるより他に無い。特に実家の呉での状況はどうなのだろう。そう考えると、かなり博打な面がある。また良く考えるとDOCOMOショップの中には土曜営業の店舗もあるので、そういう店舗で機種変更すればサラリィマンである僕にも年休を取る必要がない。
 思い悩んだ挙句、もしも611Sが充分に安価に入手できるのならそれにしよう、高価ならH"にしようと思い、横浜のヨドバシカメラに入った。この界隈を歩くのは初めてだったが、案外に使えそうな店舗が揃っている雰囲気だ。特にヨドバシでは双眼鏡まで扱っている。なんだか水曜日にはここに来てしまいそう。
 1Fで携帯/PHSコーナーをのぞいていると、611Sを発見。12000円かあ、やっぱり高いのね......などと思いつつ値札を良く見ると、実は1200円。これは思いがけず安い。341Sは2万円近く払った気がするので、随分下がったものだ。その場で契約し、1時間後に受け取れるということでそこを離れた。その間、ヨドバシの各フロアを見て回る。困ったことに、前から欲しかったものがやたら目に付いてしまう。まずNIKONのファーブルミニがたった24000円。欲しくなるがぐっとこらえる。マクロスライダーが4980円。買ってしまう。コンパクトカメラ用のレリーズ固定ツールが980円。買ってしまう。レンズ洗浄液300円。買う。コニカの強力ブロワー800円。買う。Windows2000期間限定パック、我慢。XEROXのWorkCentre用カラーインク5000円、買う。瞬く間に荷物が膨れ上がることよ(笑)。これはヤバイと思ったので、ヨドバシを出てこの界隈を歩き回った。もう一店、カメラ系の量販店があったので歩き回ったが、こちらの品揃えはたいしたものではない。しかしヨドバシを補完するような品揃えではあるようだ。
 近くのコーヒーショップで時間を潰し、1時間後にPHSを受け取った。さて、341Sを解約しに行こう。
 DOCOMOの神奈川支店というのが桜木町駅から15分も歩くなどというふざけた場所にある。なんでこんな辺鄙な地に、と思った。しかし電車で桜木町駅に降り立つと謎は解けた。そういえば、ここはみなとみらいの一帯だったのだ。桜木町駅の近くから恵比寿界隈にあるようなムービング・ウォークがあリ、それに載って移動してゆくと巨大建造物の数々が視界に入ってきた。その間隔は広く開いているので、未来的な眺めの反面、ホッとするような光景でもある。しかしそそり立つビルは物質文明の威力をまざまざと思い知らせるものがある。ETVのとある番組で、ベトナム戦争に従軍した経験があるベトナムの作家が、訪米した際の印象を語るのを見たことがある。いわく「物質文明の迫力を感じた」という。物質的には貧しいベトナムからやってきて、マンハッタンの高層ビルの塊を見たときには、誰だってそう思ってしまうのではないか。自分たちと隔絶した力を感じたはずだ。僕たちは普段なんとなくビルの中で生活し、無数の巨大構築物の間を無関心に歩いている。しかしこうして屹立する高層ビルを眺めていると、これが人間の力で作られたとはなかなか納得できない。ほとんど超自然的な作用すら感じるほどだ。しかし設計から施工まで、一貫して人間の意志が感じられるのも確かだ。
 ランドマークタワーを過ぎ、横浜市美術館の前を歩く。広い広い道のあちこちで人々が楽しげにたたずんでいる。それを見ているうちに、いつの間にか僕の風邪による不快感も解消してしまった。もっとも、帰宅してぶり返したけれど。
 さらに進み、横浜駅前のそごうが見えるほどの場所に、DOCOMOの神奈川支店があった。ここで341Sの契約を解約した。窓口嬢は手馴れた様子でDOCOMO東海に照会し、最大明日までの課金が発生する旨告げられ、あっという間に完了。341Sを返却するように言われたが、何の法的根拠もないだろうと思ったので紛失したと告げて回避した。コードレス子機として使ってもいい。
 帰り道、メディアタワーから横浜市美術館、ランドマークタワー、そして日本丸の辺りまでE950で写真をとりながら歩いた。巨大建造物を入れる構図が多いので、今日ばかりはワイコンを持って来れば良かったと思った。
 ランドマークタワーの根元にあるカフェテリアで一服し、ロカティオ+611Sでネットアクセスしながら帰宅した。実はDOCOMOに行く途中、横浜美術館の前で611Sを開梱して試していたのだ。立ったままですばやくインターネットアクセスできるのは便利だ。しかしブラウザの操作が良く分からなくて困ることもあった。でも快感だ。
 17:00頃、疲れきって帰宅した。思いがけず充実した1日になったが、帰宅すると同時にまた微熱がぶり返してきた。

2000年10月03日(火曜日)

思案思案の俺様

20時37分 デジタルギミック 天気:概ねくもり(雨も降った)

 ううむ、どうするべきか。PHSに関して迷っている。道義的にはDOCOMOなど切ってしまうべきだとは思うが、611Sの魅力は劣悪なキャリアさえも容認させてしまう。しかしH"もそそる物があるのは確かだ。キャリアとしてはDDI-Pの方に分がある。
 しかしである。CDMA系の携帯電話データ通信が普及間近となると、果たしてPHSに依存してよいのかという気にもなるのだ。まあ数年で消えるとは思えないし、消えるとも限らないのだが、田舎に行くとやはり携帯電話の方が有利なことが多い。
 PHSは都会の移動通信だからな。

2000年10月02日(月曜日)

ダメダメDOCOMO中央

20時35分 デジタルギミック 天気:晴れのち雨

 ロカティオを活用したい。そうすると必ずインターネットアクセスが必要になる。地図とかはまだ何とかなるのだが、DGPSや細々としたサービスは、必ず直接インターネットに接続する必要が生じる。
 手持ちの341Sでは接続できないので、対応機種に入っている611Sに機種変更することにした。
 この機種変更に関しては、DOCOMOでは直営のDOCOMOショップでしか扱っていない。他の会社のPHSはどこの店舗でも機種変更可能だし、DOCOMOでも携帯電話に関しては一般店舗で可能だ。それがDOCOMOのPHSではこの有様なのだ。はっきりいって、PHSキャリアとしてのDOCOMOにはまったく期待してないのだが、カード一体型の機種がDOCOMOにしかないこと、日常的に行動する範囲ではDOCOMOの圏外に出ることがまず無いことから、契約を継続したいのだ。長期利用割引期間に入ったという点も見落とせない。
 まあ不本意だが仕方ないと思いつつ、湘南台のDOCOMOショップに611Sの在庫の確認を入れ、同時に他地域のDOCOMOと契約している場合でも機種変更は可能かと質問した。ショップ側は「可能」と回答し、必要な書類に関しても答えてくれた。そこで定時後に速攻で退社し、湘南台に向かった。
 ショップでは少し待たされた。やがて呼び出しがあって、窓口に行くと、担当の女性がなぜか非常に低姿勢で申し訳なさそうな顔をする。いわく、「他地域のDOCOMOとの契約の場合は、このショップでは扱えない」とのこと。桜木町にある支店に行けといわれ、地図を記した紙切れを渡されて追い払われた。僕も大人になったものだ、爆発しないでおとなしく引き上げたのだから。窓口でごねても、制度としてそういうパスが廃止されたようなので、1店舗でどうにかなるものでもなさそうだと思ったからだ。しかし帰り道、どうしても苦渋に満ちた顔つきになる俺様であることよ。
 帰宅して、善後策を練った。この支店というのが平日の9~17時のみ営業という、まるでサラリーマンの天敵のような営業時間なのである。休んで行けというのか。
 どうやらおとなしく休みを取って支店に出向くか、今の契約を打ち切って新規契約するかの二者択一しか無さそうだ。頭来るよな、これは。まあ各地域のDOCOMOは別会社という建前なので仕方ないが、携帯電話との差の大きさに唖然とする思いである。
 この分では、契約を中央に移したいと言おうものなら、本店に行けといわれかねない情勢である。ああ、頭に来る。なぜKDDIはカード一体型の機種を用意してくれないのだ。電話出してぇ、ケーブルつないでぇ、というもたもたしたケーブル回しが、僕の美意識に著しく反するのである。カード一体型をぶち込んで即通信。これ以外に考えられないのだ。

2000年10月01日(日曜日)

ロカティオ連れて町に出る

19時31分 デジタルギミック 天気:くもり

 今日もくもり。晴れないなあ。
 今日も今日とて、昼までとろとろと眠り、昼過ぎに戸塚に出かけた。例によって図書館に行き、読みかけだった本を最後まで読み通した。日本人の死生観云々というものだが、分かったような分からないような気分にさせられる。恐らく、死というものが誰にでもやって来るものなのに、誰も体験したことが無いという点が難しいのだろう。などと分かったようなことをなおも書いたりして。
 一点、胸を突かれた思いがしたのは、「日本人は本来の仏教的無常観にいろいろ付け加えてしまっている」という記述に当たったときのことだった。日本人の無常観の代表といえば平家物語や方丈記のような「なにやっても死ぬんだから無駄じゃん」(何故似せハマッ子)というものだ。しかしこの本では仏陀はそうはいってないのではないかという。「人は生まれた以上必ず死ぬ。そのことをそのまま認めよ」というのが本来の無常なのではないかというのだ。そこにネガティブな価値観を織り込むこともせず、ただそのような事実を前提に生きよというのが仏陀本来の主張なのだ、と感じた。変にネガティブに考え込むことも無いのだね。とはいえウェットな死後観を持つ日本人としては難しいのだが。
 行き帰りでロカティオをいじってみた。日本語入力は使えるやら使えんやら。複雑な漢字を認識できる反面、簡単なひらがな、記号を認識してくれないことがしばしばある。GPSと地図の連動もそうなのだが、インターネットに接続できるようにしないと、今ひとつ面白みに欠ける。611Sを調達するかあ。