Strange Days

2010年12月08日(水曜日)

Defy来て10日目

22時17分 デジタルギミック 天気:くもり時々雨

 Motorola Defyが来て10日経った。正直、HT-03Aとは同じAndroid端末と思えないくらい、使い勝手が向上した。
 まず、水、埃、衝撃の、精密機器三大難敵に、それほど構えなくて済む点が気楽。まだ水中は試してないし、落下事故もシビアなものはまだだ。しかし、埃には強い。全体がつるりとしているので、少々汚れても拭き取れば問題ない。また、別の機械と重ねて持ち歩いていても、Defyのディスプレイには傷がついたことがない。扱いの荒いサイクリング時には助かる点だ。雨にも、そもそも侵入部が殆ど無いので、もともと強そうだ。ヘッドフォンジャック、USBコネクタの2点だけ気をつければ良さそう。
 また、プロセッサがハイスペック機の1GHz級の物に対し、これは800MHzとやや劣るのだが、その割に動作がかなり機敏な印象だ。店頭で試した限り、Xperia X10よりスムーズなのではなかろうかというくらい。メモリもHT-03Aに較べ3倍弱、IS01に較べても、倍載っている。おかげで、空きメモリは5~6倍なので、アプリの切り替えが迅速だ。そもそも、以前の機種のように、こまめにアプリを終わらせる必要さえ無い。
 最後に電池の保ち。これが意外に持続する。プロセッサは倍速以上になり、電池もそれほど大きく増量されたわけでもないのに、HT-03Aよりも粘る印象だ。WiFiベースで使っているという点では同じだから、各種チューンが進んだのかも知れない。
 一つ難点がある。タッチパネルの感度が高すぎるのだ。指を数mm離しても反応するほどだ。これは使い勝手の向上にもつながるが、時々予期しない部分で反応されてしまうことがあり、たまに煩わしい。またこの関連か、持ち方によっては、画面下端に予期せぬタッチが入った状態で、プチフリーズすることがある。少し待てば解消されるし、電源入れ直しでも解除できる。しかし、システム側で対応して欲しい現象だ。
 全体的に、先に5万円弱払った後は金が掛からないし*1、ドコモMVNOのsimでも使えるので通信費も抑えられるしで、この購入は良かったと思っている。国内のショップで、もっと安く買えればいいのだが。
 思うに、Android端末みたいな水ものは、進化の行先を考えながら、通信契約縛りのない方法で使うのがベターだと思う。後1年ほどもHT-03Aの縛りが続くことに、結構後悔しているのでな。

2010年12月06日(月曜日)

HT-03AにAndroid 2.2.1を入れてみた

23時13分 デジタルギミック 天気:晴れ

 Defy購入によって、実用的には存在意義を失ったHT-03A。『ならば実験機として再起だ』*1
 謎の声が聞こえたので、それに従ってAndroid 2.2化を行った。
 手順としてはKingClicksの時と変わらない。今回は2.2系では評価が高いCyanogenModを入れよう(配布元)。入れたAndroidシステムはCyanogenMod-6.1.0-DS。これにGoogleAppsのTiny版を組み合わせる*2
 ホームキーを押しながらリブートしてメンテナンスモードに入り、まずはシステムエリアをバッサリ消去する。それからシステム、Appsの順に適用する。入れたものは安定化が進んだバージョンなので、悩むこと無く起動できる。起動はKingClicksより速い雰囲気。
 2.2.1の雰囲気は、2.1ともまた少し変っている。アプリに入ると似たようなものだが、まず設定画面が結構変っている。Wifiには問題なくつながったが、U300simは試してない。
 Swapper2とOverClockウィジェットを入れて、ささやかな増強を行っておいた。さらにアプリを追加しながらつついていたのだが、これはいいぞ。2.1なKingClicksよりも安定して、動作も早い。JITが効いているのか。ただし、メモリが絶対的に不足しているので*3、アプリの切り替えにはもたつく観がある。
 しかしこれ、軽いアプリを選んで使えば、まだ十分戦えるレベルではないか? 残念なのは、このカスタムROMのポリシーなのかなんなのか、ホーム画面でやたらとタッチ感度が鈍感なことだ。敏感なDefyに慣れているので、余計そう感じるのか。
 使い較べると、2.2系は一段と改善が進んでいる。Defyに2.2を適用できる日が待ち遠しい。