今日も結構早起き。よしよし、昨日決めた通りに、埜庵に出かけよう。ポケロケを境川に向けた。
埜庵に着くと、店主が客を捌いているところ。今日のランチのミートスパゲティ、そして冬の名物Wいちご(ミルク)を注文して、2Fに上がらせてもらった。店主曰く、今日は結構客が少ないようだ。昨日に比べて、気温が5℃くらい下がったからねえ。
ミートスパゲティ。生麺がもちもち、ソースも柔らかい野菜がトマトピューレの酸味に負けず自己主張していて、美味しい。先週終わった煮込みハンバーグを食べたかったのだが、これはまたやるよとのこと。リベンジするぜ。
Wいちごミルク。今日はあえてミルク。中から登場するゼリーと果肉がうれしい。かき氷の割にお腹に響かないのも。
さて、埜庵を後にすると、近美葉山へと走った。結構な向かい風に疲労しつつ到着。葉山にたどり着いたのは久しぶりだなあ。
展示は『プライマリーフィールドII』とのことで、現代美術の若手7人の展覧会だった。バラエティに富んだ展覧会だった。先日の鎌倉館の半券を出すと\100安くなったし。
それぞれの作家の印象をメモリながら見たので、それを元ネタに。
・高橋信行
パステルカラーに潜むチャコールの不吉な影。パステルカラーの平和な画面に、濃いチャコールの影が走ると、なぜだか衝撃をおぼえる。不吉さを持っているからだろうか。
・小西真奈
どこかの観光地なのだろう。明るい光の下遊ぶ人々。だが現世離れした風景が、本当は死後の世界なのかもと思わせる。実は展覧会の開催要旨に貼られているこの作家の『浄土2』にびびっと来たので、葉山に足をのばしたのだ。観光地の風景と見るには、あまりに現世離れした雰囲気に、なにか異界を意識しながら描いたのではないかと思った。
・保坂毅
いろんな形、いろんな色のストライプ。うーん、うーん。
・三輪美津子
インテリアを多く描いている。中に「山」というタイトルの、しかしベッドを描いたものがあり、隣に別のタイトルの山を描いたものがある。並べ間違えかと聞いてみたら、正しいとのこと。ベッドを山に見立てた作品を、わざわざいかにも山な作品の隣に置くよう指示したのは作家自身。おやっと思ったら、きっと作家の勝ちだ。
ここらで館員にDefyでのメモをやんわり注意されたので、鉛筆を借りてメモしながら残りも回った。しかし我が鉛筆文字は、自分でも判別が難しい……。
・東島毅
でっかい作品多し。巨大さを生かし、光源との関係を変えることで多様な鑑賞を可能とする。平面に立体部品を適用する場合も。特に『影を追いながら』は、朧げな光にはべったりした影。強光にははっきりした塗り面を見せる。
・伊藤存
見方が良く解らん。が、見ていて飽きない。だまし絵風が多し。
・児玉靖枝
彩度の狭い帯域で勝負している。気配シリーズは初春の季節が変わる予感を捉えたものだろうか。深韻シリーズは変わること無く韻韻と響き続ける森の通奏低音を聞くがごとし。中でも雨三面は、暖かな雨ならばそのまま森と同化してもいいかもと思わせる。どこか落ち着いて、蠱惑的。
ひと通り見終わって、葉山館裏手の散策路から、伊豆半島に沈む夕日を見た。雲が増えていたが、切れ目から幻想的な夕陽が見えた。寒かったけどな。
最初は
G'z Type-Xと
Defyで撮り比べていたが、そもそもバックパックにPowershot Sx10ISを入れていたことを思い出した。やはりズームがあると、
夕陽は撮りやすい。
今日は風が強いせいか、雲がどんどん表情を変えてゆく。
夕陽と雲が美しい。
夕陽は低く見える伊豆半島に掛かり、すっと落ちて行った。
さあ帰るぞ。逗子からは完全にナイトランとなったが、ライトを完備していたので無事に
境川まで帰り着いた。G'zのカメラは夜に弱いな。
風と戦ったせいか、結構疲労しながら帰宅した。
目覚めは結構早く。さあ、どこ行こうか。
ちょっと考えて、葉山の近美葉山館を襲おうと考えた。
昼食を取ってから、自転車で葉山方面に向かう。コルナゴ様をチョイス。リアルなロードバイクは快楽指数が高い。荷物はほとんど持たず、ツール類はツールボトルに入れて、後は上着のポケットに入れる分だけだ。カメラはG'z Type-Xで済むので楽だ。後はDefy。問題はこの二つの通信の面倒をみるモバイルWifiルータだ。これを背中のポケットに入れると、汗まみれになってしまう。だが、ポケットルータにぴったりなサイズのビニール袋があったので、それに入れて運ぶことにした。
近所の農園の前を通りがかると、生垣の上から柿の実がたわわに実っているのが見えた。
いったん江ノ島に出て、それから葉山方面に走り始めたのだが、ここでひよって鎌倉に向かうことにした。というのも、空が良く晴れているので、日没に期待できそうだ。帰路の時間を考えると、鎌倉までの往復じゃないと間に合わない。真っ暗な道を走りたくはない。というわけで、鎌倉に。
鎌倉館では『人|HITO 収蔵作品にみる人間の形』という催しを開催中。肖像画というのもは必ず演出が施されているという指摘はその通りだが、改めて多数の肖像画並べて示されると、訴えてくるものがある。ある肖像画は対象を半ば神格化し、あるものはネガティブな部分を掘り起こし、またある者はむしろ自分の姿を投影する。他の収蔵品も、ニンゲンの形を解体、拡散させてゆく過程が見えるように仕組まれている。
ちょっと珈琲でもと思いきや、喫茶室が何故か休みだった。1Fテラスから
鳥居方面を眺める。よく晴れているので、陰影が美しい。
帰りに別館にも寄ったが、これはうっかり、前回寄ったときから模様替えはされてない。
北鎌倉経由でシャカリキに入り、境川に。日没にはぎりぎり間に合わず。しかも、雲が全く無いので、面白みに欠ける。
陽が落ちたところで、
MasterXLをG'z Type-Xで撮った。原画を拡大してゆくと、細部まできっちり映っている。ラチチュード、というかダイナミックレンジなのか、過大光量に対しすぐ飽和する傾向はある。が、これだけ写れば、μTough6000の出番は、この先無さそうだな。
そうそう。今日の新装備は
これ。NorthWaveのFahrenheitというロード用防寒シューズだ。これはロードシューズにゴアテック外皮を一体化したような構成で、真冬でも乗れるぜという設定。実際に使ってみると、外皮は意外に薄く、本当に真冬だと不安だ。シマノのMW80に較べると、防寒性は一段落ちる感じ。だが、今日くらいの気温なら、何ら問題はない。
陽の落ちきった西空を、G'z Type-Xで撮る。雲がないこともあり、何ら面白みのない写真だ。これくらいなら、500万画素の
Defyでも同じだろうと思って撮ると、やはり似た様な写真になる。写真を撮るには、まず情況を選ばねばならないな。