Strange Days

2000年06月29日(木曜日)

相変わらずくもりですか

23時22分 星見

 昼頃には空は多少なりとも雲が切れ、最近目にしてなかった青空ものぞいていた。今夜は晴れてくれるかと期待していたが、21:30に帰宅した頃にはすっかり雲が復活して、いつしか雨が降り始めていた。陸風海風の影響か、夜になると雲が増えるようだ。
 あーあ、全然観望できないよ。今年の梅雨は仕事熱心だ。

2000年06月27日(火曜日)

雲が切れないなあ

23時18分 星見

 夜、空の所々に黒い裂け目のようなものが見えた。雲が切れかかっているのだ。そこで期待しながら真夜中まで待っていたが、やがて雲がかえって濃くなり始めた。朝方には雨になったようだ。全然星が見れないなあ。

2000年06月26日(月曜日)

今夜もくもり

23時16分 星見

 今夜も真っ白なくもり。C8EXはもちろん、フィールドスコープも試したいのだが、全然雲が切れないので試すに試せない。欲求不満でなんとかなりそうです。(とほ)

2000年06月25日(日曜日)

今日も秋葉に

23時13分 星見 天気:雨のちくもり

 前日寝たのは4時頃だったのだが、いったいなにがどうなったのか8時過ぎにはすっきり目覚めてしまった。こんな時間に起きるのも癪なのでしばし布団の上でゴロゴロしていたが、なぜか眠気は消えうせていた。やむなく起き出してゴロゴロしていた。
 昼過ぎまでどこかに出かけようかと思いながら、外の天気をうかがっていた。そんなに雨ってないで(こんな表現ありか)、結構曇っている。路面は濡れてはいるが、一部乾き始めている。
 とりあえず投票に行って飯を食い、さて、どうしようかと考えた。湘南台に出ようかという気持ちはあったが、いくつか入手しなければならないものがあったので、それらを確実に入手できるだろう秋葉原に再度向かうことにした。欲しかったのはPalmのソフトウェア開発に関する本、そして長焦点のアイピースだ。
 いつものように14:00過ぎに出て、15:30頃には昭和通口を出ていた。そのままスターベースに向かうかと思いきや、連日顔を出すのもなんなのでそのまま通り過ぎ、高架のほうに歩いていった。スターベースの前の通りは、確か電気街口の終端(僕にとって)辺りに出るよなあと考えたのだ。その通り、高架をくぐると玄麺(元めんめん)の辺りに出た。ここからM専、OverTop、若松と巡回してみた。Palmの折りたたみキーボードは相変わらず品切れだ。その代わり、若松でボールペン内蔵スタイラスペンを買った。さらにコンピュータ関連書はほぼ揃うLaOXコン館で、Palmバイブルを買った。8000円弱もするが、読み応え充分だ。
 そのまま帰ろうかと思いつつ駅の方に歩いていったが、高架の辺りで思い出し、KYOEIに向かった。KYOEIではできるだけ安く、長焦点のアイピースを探した。できれば30mm超級のものが欲しかったのだが、このクラスのものだと大抵は2インチスリーブで、アメリカンサイズではまず見当たらない。また長焦点かつ広見かけ視野のタイプは手が出ないほど高い。代表格はナグラーで、ざっと4万円以上する。
 見かけ視野が少々狭くてもいいから、アメリカンサイズで長焦点のものはないかと探していたら、ふとビクセンのLVアイピースの新顔が目に入った。焦点距離40mm、アメリカンサイズのものだ。形態的にはLV4mmに良く似ている。LV30mmは2インチスリーブで、LVシリーズではかなり高視野という異色のモデルだったが、40mmはいかにもLVらしい細身のアイピースだ。スペックは見かけ視野43度とやや狭くなっているものの、アイリリーフが32mmと逆にかなり長くなっている。市販のアイピースでは、ほぼ最大クラスではないだろうか。レンズ構成もLV短焦点モデルとはまったく変わっている。
 14000円とLVとしてはやや値が張るが、これ以外の長焦点アイピースだと倍はするのでこれを買って帰った。
 帰宅して、さっそく中学校の校舎をターゲットに試してみた。LV40mmとC8EXでは50倍になる。この倍率なら中クラスの散開星団が見事な眺めだろう。LV4mmだと500倍か。通常、望遠鏡で実用になるのは口径ミリ数の倍まで、つまりC8EXだと400倍程度までといわれているので、これは限界に近い、あるいは越える倍率だ。この倍率だと100m離れた教室の窓に打たれたビスまで見えるが、視野は暗くてボケている。目が負けそうな感じがする。一方、LV40mmだと教室の窓全体が見え、その下の教室の窓も視野に入ってくる。視野は非常に明るく、また隅々までくっきりしている。
 今度は100EDに載せ変えてみた。100EDとLV4mmの組み合わせでは160倍で、200倍まではいけそうな100EDからすれば余裕の倍率だ。この倍率では教室の窓の上端から2/3程度まで視野に入る。ここでC8EXとの見え方の違いに気づいた。100EDのほうがコントラストがくっきりしているのだ。例えば教室の窓には飛散防止用に金網が鋳込まれているのだが、それに気づいたのは100EDで見たときだった。反射光で白っぽくなっている窓に、もう少し白く光る金網がくっきりと浮かび上がっている。しかしC8EXで見たときは、見えることは見えるのだが、最初は見逃したように今ひとつはっきりとは見えないのだ。良く屈折式のほうがコントラストで有利といわれるのだが、こういうことだったのかと納得した。
 こうした望遠鏡の傾向を考えると、C8EXは光害で明るい夜空に対してはかえって不利かもしれないと思った。ここはフードなどを改良してStray Lightを防ぐか、豊富な光量(100EDのざっと4倍)を生かして、フィルタを使って必要ない光を排除するかだ。まあ梅雨空はまだまだ続くようなので、ゆっくり考えることにしよう。

2000年06月24日(土曜日)

スターベースのセール

17時09分 星見 天気:雨ですよ、雨

 朝早くに起き出した。7:30というのは休日では記録ものの早起きだ。気分はあんまりよくない。前日の夜、突如として奥歯が痛み出して、なかなか寝つけなかったからだ。激しい痛みではないが、イライラする。ともかく8:30には出た。
 早起きしたのは、スターベースで中古品や半端物の一斉放出があるからだ。安いものだとSC200が39800円、良く見えるといわれるミューロン210も128000円で2本も出る。少しでも安く大口径の望遠鏡が欲しい僕にすれば、見逃せないセールだった。
 現地に着いたのは9:40くらい。少し時間が余ったかと思いドトールで多少時間をつぶし、開店時間の10:00にはスターベースに向かった。が、開店時間ちょうどのはずが、既にほぼ満員の客で賑わっているではないか。恐らく、9:30に整理券を配るという話だったので、その頃には客が来はじめたのだろう。しかしこの雨の中で待たせるのは悪いと、一足先に始めてしまったのではないだろうか。危ない危ない。
 さて、今日のお目当てはSC200である。安いのが2本ほど出ている。その1本、安い方の状態を聞くと、かなり古いもので、まあ値段相応だとか。フムフムと思いつつふと目をその脇にやると、C8EXの中古が78000円で出ている。7*50ファインダーが着いてこの値段か。この望遠鏡はSC200(つまりセレストロンC8)のチューンナップ版で、コーティングを工夫して最終的な光の透過率を高めているものだ。この値段は市価の半額でかなり安い。ほぼ衝動買いに近い形で「買った!」といっていた。
 現金がここまではなかったので、秋葉駅の東海銀行で下ろし、早速買い付けた。ダンボールに簡単に包装し、緩衝材を詰めてもらい、キャリアに縛りつけて持ち帰った。これが結構ハードだった。雨が降っているし、秋葉原駅(電気街口)はエスカレータがない。昭和通口からだとこれまた苦労することになる。死ぬ思いで持ち帰った。
 帰宅して一息つくと、早速GP赤道儀に載せてみた。7*50のファインダーはさすがにでかいが、しかしピントの調節がわからない。パン・フォーカスなのかな。
 窓を開き、真正面の中学校に向けてみた。でかいので取り回しに苦労する。しかしSWK22mmを着けて校舎を見ると、100m先にある校舎の窓の細かな汚れ、そして水滴までくっきりと見分けられた。数千光年かなたの連星を分離しようというクラスなのだからこの程度の能力は当然なのだろうが、それでもやはり感心してしまった。焦点距離が焦点距離(2032mm)なので、SWKでも90倍近くになる。もう少し長焦点のアイピースが必要だ。さて、どのクラスを買うか。
 思いっ切り疲れたので、タオルケットをひっかぶって寝込んでしまった。

2000年06月20日(火曜日)

テーブルから観望

23時41分 星見

 寝る前に、寝室に置いてある文机の上にフィールドスコープを置いて、雲をまとった月を眺めてみた。コンパクト三脚の足を縮めたままで、ちょうど良い高さになる。結構視界も開けている感じだ。
 いいかげん晴れてくれないかな。フィールドスコープの実力を試してみたいものだ。

2000年06月19日(月曜日)

フィールドスコープで空を見る

23時39分 星見

 夜、空はかなり曇ってはいたが、所々雲が薄いところがあり、明るい星ならかろうじて見えた。そこで土曜日に買ったフィールドスコープで空を眺めてみた。
 コンパクト三脚を最大限に伸ばし、その上に載せる。うっかり足を引っ掛けると脚を曲げてしまいそうな細さだ。雲台も遊びが大きい。
 これでさそり座を眺める。雲を通してなのでかなり暗いのだが、まあまあの見え味だろうか。やはり価格が価格なので過剰な期待は禁物というところだろうか。しかし澄んだ空なら実はかなり見えるのかも(過剰な期待中)。軽くて正立象を得られるので、子供へのプレゼントには良さそうだ。
 45度対空の見口は通常の直線型より楽ではあるが、やはり高角度では屈まなければならないのでそれほどでもない。対空は90度の方が良さそうだ。しかし対地では45度のほうがいいのだろう。

2000年06月17日(土曜日)

フィールドスコープを買った

20時29分 星見 天気:雨

 前日、朝まで起きていたので(なにやってんだか)、目覚めるともう昼。今日は秋葉に行くつもりなので早く起きるつもりだったのに......なにやってんだか。ともかく起き出して、15:00頃に出かけた。
 秋葉では電気街口に出て、まずは若松の地下に向かった。先週品切れで買いそびれた、Palm用折りたたみキーボードを買うつもりだった。しかしなんと今日も品切れ。M専にも無いようだ。うーん、ボーナス需要のせいだろうか。
 その足で(って、だからいちいち足付け替えてんじゃねーよ)中央線の高架をくぐり、スターベースに向かった。ここでしばし手頃な双眼鏡の類を溜めつ眇めつ(すがめつ、ってこんな字を書いたのか)眺めまわす。ここではMIZAR(またかよ!)の20mm単眼鏡が気になった。これは20mmのコンパクト双眼鏡の片側だけを使ったものだ。どうもこういう小物に弱い俺様だった。
 しかしとりあえずは先週気に入ったスターベースブランドの50mmフィールドスコープを買った。
 この時、別の若い衆(って町内会の年よりかっ)がミューロン210について店員に尋ねていた。ふふふ、なかなか良い目の付け所だね。僕はミューロン180が欲しいのだが、来週はスターベースの特別セールで、ミューロン210の中古が2本出回ることになっているのだよ。ちょっとでかすぎなので僕は手が出ないが。
 秋葉原駅へ戻る途中、カメラ屋で8段式コンパクト三脚を買った。雲台はぐらぐらだし、足も伸張すると華奢そうで不安なのだが、もっと軽くて安いのはさらに悲惨なので5000円位ので手を打った。一瞬、モノポッドもいいかなと思ったが、それほど軽くも安くもなさそうなので見送り。武器にはなりそうだな。
 帰って、コンパクト三脚に50mmフィールドスコープを載せてみた。このスコープ、安い(9800円)のでOEMかなにかかと思ったら、説明書はちゃんとタカハシ鉄工所謹製だった。重い高い頑丈、というWW2時のグラマンのようなタカハシ製望遠鏡からは想像もつかないくらい軽い。プラスチック製のようだ。口径50mmで、見口はちゃんと45度の傾斜型である。もちろん、この価格ではズームはついてないが、気軽に持ち運べる軽さではある。
 これでアパートの前の学校を眺めてみた。19:00ともなると、夏至が近いこの季節でも、かなり暗くなってきている。それでよく見えるかというと、まあ値段相応だろう。よく見えるという印象でもない。もっとも、望遠鏡にとってはそんなに良い条件ではないのだが。
 しかし構造的にシンプルで、防滴型なので、気軽に使いまわせそうだ。
 この三脚にE950を載せて、高感度設定(ISO400程度?)で夕暮れの町並みを写してみた。これが結構良く写る。20mくらい離れた紫陽花を撮ってみたのだが、この悪条件でも花びら一枚一枚を分離できそうなくらいに撮れた。いやこれはたいしたものだ。惚れ直したぜ、E950。
 旅に出るときは、コンパクト三脚とフィールドスコープとE950を持って出よう。

2000年06月15日(木曜日)

今夜の観望

23時33分 星見 天気:晴れ

 天気が続いている。今夜も晴れていた。うれしい。
 真夜中0:00くらいに100EDをベランダに出した。月がちょうど西に傾き始めた頃だ。月はアンタレスの真上にかかり、ほぼ満月だ。
 ファインダーに月を収め、SW18mmにバローレンズをつけて眺める。満月に近いので月には陰影が乏しく、その代わりにティコの光輝が月の直径の半ば以上に伸びている。LV4mmに替えて細部を眺めると、今夜は結構はっきりとした細部までが見える。
 月に飽きたのでM6、M7を探してさそり座に向けてみた。しかし今夜は明るい月のせいでシーイングは4/10程度だろうか。明るい星のほかははっきり見えない。M7でさえ見つけられなかった。いて座方面も同じ事だ。もう少し東天のほうではいま少しましだが、いずれにせよ月の暴力的明るさのせいで空は真っ白だ。この状況ではワイドビノでは星座さえもなかなか判然としない。むしろ10*42双眼鏡で見たほうが分かりやすいくらいだ。
 20*80双眼鏡を出してさらにM7を探したが、これでも空は真っ白に見えるだけだった。むしろ月からのStray Lightで双眼鏡の視界が光るのが分かるくらいだった。
 しばし月を眺めてから撤収。

2000年06月14日(水曜日)

そして久しぶりの観望

23時32分 星見

 早く帰宅したのだが、あまりに眠いので布団にもぐりこんでしばし爆睡した。ここ数日の睡眠時間は無茶苦茶だったからなあ。
 目覚めたのは10時過ぎ。雑用を片付けながら夜空に目をやると、満月に近い月がかかっている。残念ながら薄い雲がかかっているようだ。
 食事をとり、風呂に入って、ベランダに100EDを出した。過去の日記を読むと6/6以来のことだ。
 ワイドビノで夜空を見渡すと、明るい星がぽつぽつとは見える。しかし相変わらず薄雲がかかっているようで、さほど鮮明には見えない。特に低高度はまったく見えない。しかし明るい星が見えれば、ファインダーの調節には使える。
 タカハシ製の6*30ファインダーを覗き込んでみた。こりゃまた良く見える。割とクリアに、かつ結構な広視界が広がっていた。スターベースの店員さんはタカハシの7*50mmを「よく見えるんですがねえ」といっていた(僕の「高い」という文句に対し)が、30mmでこれなら50mmは確かに良く見えるのだろう。
 ファインダーの中央にいて座の星を一つ収め、それを100EDSWK22mmの視界で確認してみると、そんなに外れてない位置にあった。それを SWK22mmの視界中央に持ってきて、今度はファインダーを調整して中央に持ってこようとした。ファインダーは台座に3本のねじで支えられていて、これで押し引きすることで調節できる。この方式は伝統的なやり方で、大昔に持っていたVixenの60mm屈折式も同じ方式を採っていた。しかしこの方式は直感的でない。一方向に動かすのに、大抵3本のねじ全てを調節しなけばならないのだ。苦労しながら中央に持ってこようとした。しかし押し側のねじの限界まできても、中央まで少し足らない。ふたたび100ED側を見て中央に調節し、再度ファインダーを調節しようとしたが、やはりそこまで動かない。ファインダーを左眼で見やすいように鏡筒右側に持ってきたのだが、そのために可動範囲を越えてしまったのだろうか。
 少し考えて、六角レンチを取り出した。ファインダーの足は鏡筒にボルトで取り付けられているのだが、そちらの調整も必要だろうと気づいたのだ。少し緩め、わずかにずらして取り付け、再度ファインダーを調整すると、今度はちゃんと中央に持ってこれた。やれやれ。
 さあ、適当な星を見てやろうと夜空に目を走らせたが、その頃には既に刷毛で刷いたような薄雲が空を埋め尽くしつつあった。仕方無しにいて座の明るい星をいくつか入れてファインダーの効果を確かめ、西に沈みつつある月に向けた。
 ファインダーを月の中央に合わせ、100ED側を覗き込むと、ドンピシャリの位置に月が入っていた。いやあたりまえなのだが、便利なので感動。
 アイピースをSWKmm22からMeadeSW18mmに変えた。SWKは安価軽量故かフィルタ取り付けねじを切ってないのだが(プラスチック製故ということもありそうだ)、SW18mmはさすがに切ってある。そこにムーンフィルタをねじ込んで月を眺めると、広視界の中央に月がこじんまりと収まっている。今ひとつ面白みにかける。そこでLV4mmに変えて拡大してみた。今夜の月は満月近いので、ティコの全貌がはっきりと見える。しかし雲が多く、高倍率ではぼやけてしまう。ここで一つ発見。LVの見口のゴムを折り返すと、メガネをかけたままのぞくことができるのだ。って大発見みたいに書くが、LVの長いアイリリーフはまさしくそういう効果を狙ったものだ。同じようにSW18mmもメガネのまま見える。しかしSWKはあまりのアイリリーフの短さにそれが不能なのだ。まあメガネを外せばいいし、値段が値段なので文句はいうまい。
 ふと、SW18mmにバローレンズを組み合わせたらどうだろうと思った。BORGの2.2倍バローレンズにSW18mmを取り付け、覗き込んだ。すると視界のほぼいっぱいに月が収まっている。満月を見渡すのにちょうどいいサイズだ。こりゃあいい。しばらく月の表情を眺めて楽しんだ。この状態でもSWにはフィルタが取り付けられる。
 しばらく月を眺めていたが、雲がいよいよ増えてきたので撤収した。次に夜空を眺められる日はいつだろう。

2000年06月07日(水曜日)

観望はなし

23時32分 星見

 帰宅して、夕食を作ったところであまりの気分の悪さにダウンした。頭痛がして、嫌な汗をかく。布団にもぐりこんでしばし寝込んだ。
 起きだしたのは1:30頃。空は晴れているはずだが、今夜はベランダに出る気にはなれなかった。
 それでも寝る前にMIZAR10*42を空に向けては見たが、思ったより低高度の星が冴えない。空がうっすら光って見えるので、薄雲がかかっているようだ。
 週末に晴れてくれよと願いつつ就眠。

2000年06月06日(火曜日)

今夜の観望はまずまず

23時30分 星見

 今日の昼間、ふと空を見上げると、最近では珍しい空の青さが目に付いた。梅雨入りを控えて、名物梅雨の青空(爆)が始まったか。
 帰宅後に意識不明に陥り(寝ただけ)ふと目覚めると、もう翌日になっていた。のろのろと起き出して、ベランダに出てみると、暗い夜空が広がっている。大喜びでMIZAR20*80をベランダに出した。
 時刻的に射手座が南中している頃だ。すでに沈み始めているさそり座に双眼鏡を向け、まずはM6、M7を眺めた。今夜は透明度がいまいちなのか、M7はそんなに細かくは見えない。が、双眼鏡の視界一杯に広がる様はいつもながら見物だ。
 M8は思ったより詳細に見えた。高度が上がって、大気の影響を受け難くなっているのかもしれない。
 さらにこの間見たM11に向けようとしたが、ワイドビノでは目印の細かな星の並びが見分けられない。わし座(この間は白鳥座と書いたが誤り)とたて座の辺りなのだが。
 こういう細かい星を見る場合にはMIZAR10*42が便利だ。どれか一つで済ませられる万能双眼鏡というものは無いのだな。
 MIZAR10*42でこの辺りかなと見回すと、あっさり発見。さらにはこの10*42でもM11はちゃんと見えた。しかしMIZAR20*80でも見え方に大差はない。
 一風呂浴びて、今度はBORG100EDを出した。既にM7は隣家の屋根に隠れていたので、まずはM8に向ける。SuperWide18mmの視界には微光星が群れ、その周囲を取り囲む散光もおぼろに見えた。この時気づいたのだが、100EDはコントラストの点で双眼鏡より有利だ。背景が暗いので、細かい星までよく見える。大倍率を得ようとLV5mmに差し替えてみたが、なんとボケボケだった。実は直進ヘリコイドの2"スリーブにアメリカンサイズの接眼鏡を取り付けるためにアダプタを着けていたのだが、これがプラスチック製の精度の低いものだったので、どうも軸線がずれていたようだ。ちゃんとしたものを買わなければ。
 100EDをM11に向けようとして、導入にすごく苦労する羽目になった。ファインダーが無いのでカンで向けるしかない。10*40双眼鏡で位置を確認し、ワイドビノでそれが空全体のどの辺に位置するか確かめ、それから100ED自身を等倍ファインダー代りにして導入してやったのだ。やっぱりいいファインダーが必要だ。
 100EDで見てもM11はそんなに良くは見えない。中に比較的明るい星がぽつんと見えるばかりで、単なるにじみなのかどうか良く見ないと見分けられないのだ。もっと大口径の望遠鏡でないと面白味がなさそうだ。
 そろそろ撤収しようかと思って射手座の近辺をうろついていたら、ふと散開星団が視界に飛び込んできた。位置的にM23だと思われる。100EDクラスの望遠鏡では、どうも散開星団を見るのが一番面白いような気がする。

2000年06月04日(日曜日)

やっと星空観望

23時46分 星見

 夕方の空は雲が多かった。それでも多少に切れ目があったので夜に期待していたのだが、生憎なことに夜中に雨が降り出した。これは観望は不可能かなと思っていたのだが、雨は案外にすぐ止んでしまった。もしかして通り雨だろうか、だったらすぐ雲が切れるかも、と期待して空を見ていたら、やがて雲が切れて星空がのぞくようになった。やった! まだ雨だれの聞こえる中で望遠鏡を出した。
 まずは100EDを出して、MeadeのSuperWide18mmを試してみた。ワイドな割に小型のアイピースだが、軽さ命のBORG純正アイピースに比べるとかなり重い。このアイピースは見かけ視野の広さが売りなのだが、確かにカタログスペックの68度に近い視野が確保できているように思える。なによりもBORGのものに比べてアイリリーフが大きいのが助かった。BORGの特にSWKは、アイリリーフが小さくてすぐケラレるのが困り者だった。
 このSWK、 yamacaさんの推測 によれば、安いケルナー式で広視野を得るために、短焦点レンズにレデューサーを組み合わせているのではということだった。バローレンズと組み合わせるとどちらも改善された経験から言えば、確かにうなずける。しかし安価で軽いし、あんまり周辺像にこだわってないので、こういうコンセプトの製品もありだと思う。
 このSW18mm、確かに金が懸かっている分、BORGのアイピースより光学性能は良さそうだ。まだファインダーを着けてないので、苦労しながらM7を導入してやった。まだ空気中の水分が多く、それが青く見えるほど光っているために、さほど良くは見えない。シーイングは5/10程度だろうか。しかし36 倍弱の視界にM7がすっぽり収まる様は、大変に気持ちいいものだ。また周辺まで行っても星像はあまり崩れない。M8やM20も今夜はあまりよく見えない。
 次にMIZR20*80双眼鏡に組み合わせたボールマウントを試してみた。双眼鏡をつけたままベランダに持ち出そうとしたら、ボール部の留めが外れて、後ろにがくんと倒れてしまった。強度的にはやや難ありである。少し持ち運ぶような場合、双眼鏡は外したほうが無難だ。
 これでM7やM8を見ても、やっぱりよく見えない。しかしボールマウントのおかげで、随分と高仰角まで向けられるようになった。いて座の上、たて座の辺りまでちゃんと向けられる。その上は屋根に隠れてしまうのだが、まだまだ余裕がありそうだった。これなら天頂にまで確実に向けられる。
 この辺りをこの双眼鏡でのぞくのは初めてだったので、しばらくうろついていると、なにかぼやっとした天体のようなものが目に飛び込んできた。なにか星が滲んだだけのように見えたのだが、よくよく確かめると双眼鏡のピントが合ってなかったのだ。ピントを合わせて件の天体を見ると、なおもM22的にボヤッとして見える。位置的には北からまず南東方向に、次に西へと連なる明るい星の群れの近くにある。これ自身が星座かもと思って星図を見ると、結局は白鳥座のくちばしからたて座にかけての付近だと分かった。そしてそこにあるのが、M11散開星団だった。やはり散開星団だった。見掛けの大きさが小さいせいで、滲んだような眺めになるのだ。
 偶然とはいえまたM天体を確定できたので、今夜も気分よく観望を終えた。

2000年06月03日(土曜日)

今夜も観望無し

23時55分 星見

 今夜も空は雲で真っ白。雲が切れるかなと期待していたが、その気配は全くない。早々に寝ることにした。

2000年06月02日(金曜日)

観望無し

23時40分 星見

 今夜はくもりで星が見えず、観望はなし。もうすぐ梅雨入りだ。

2000年06月01日(木曜日)

少しだけ観望

23時38分 星見

 昼は少し晴れていたが、夕方には雲が広がり、帰る頃には雨さえぱらついていた。観望は無理だと思っていたのだが、1:00過ぎにベランダに出てみると、空は結構暗い。雲が少ないのかと思ってワイドビノで見上げると、星がちゃんと見える。案外に雲が少ないようだ。
 眠かったのでそのまま寝ようと思ったのだが、MIZAR10*42で見上げたりしてるうちにどうしても見ておきたくなり、とうとう20*80を出した。明日晴れるとは限らないから。
 明るい星が見えればいいと思っていた。ところが思いがけず暗い星まで見える。雲はほとんど無いようだ。目が暗順応しないまま見ていたためだろう。
 結構見えるどころか、良く見える。5/29の観望よりももっとよく見えた。シーイングは7/10というところか。M6、M7も小さな微光星まで良く見え、M8は散光までおぼろに見えた。ちょっと雨がぱらついたのが良かったのかもしれない。
 もう遅かったのでさっさと店じまいした。