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Strange Days
2000年10月25日(水曜日)
23時55分
星見
23:00頃、東天を見るとオリオン座がそれなりに見頃の高度にかかっている。100EDでのぞくと、シンチレーションは悪いものの散光もくっきり見えてかなり楽しめた。これから冬になると風が出てくるので、低倍率で楽しめる天体ばかり見ることになりそうだ。
トラペジウムがわりとくっきり見えるので、E950での撮影を試みた。2インチ天頂ミラーにして何が良くなったかというと、こういう重い物をアイピース側に着けた時に安定するということだ。アメリカンサイズのものを着けていた時は、E950なんて着けようものならぐるりんと回ってしまったものだが。
肝心の撮影は失敗。シンチレーションが安定してなかったので、像が膨らんでぼやけてしまった。もう少し高度があるときに撮らないとダメなのだな。
2000年10月24日(火曜日)
23時55分
星見
22:00頃、風呂から出て東の空を見ると、夜空に木星が明るく輝いている。それをC8EXで狙ってはみたが、筒内気流と低高度のせいで像が揺れる揺れる。これはあかんと100EDに載せ換えて低倍率(といっても80倍くらい)でしばし眺めた。木星の縞が数本見えるかなという程度だった。それよりもLVW42をつけて散歩したヒアデス星団近辺の眺めが見事だった。最初、ヒアデス星団の外れの小さな塊を本体だと思い、「あれ、こんなつまんなかったっけ」と眺めていたのだが、ふと鏡筒を振ると星がウジャウジャ現れるではないか。ヒアデス星団のでかさをすっかり忘れていた。
さらに寝る前、1:00くらいに外に出ると、東の空から天頂にかけては澄んだ夜空が広がり、思わず双眼鏡を向けたくなった。10*42双眼鏡でヒアデス、プレアデスの両星団を眺めると、たくさんの星の背後に無数の微光星が現れてきて、まことに神秘的な眺めであった(国道を突っ走るゾクどもはうるさいが)。頭の中がシンと冷えてゆくような瞬間だ。
2000年10月18日(水曜日)
23時11分
星見
天気:くもりかな
帰宅したのは早かったが、ドラクエ2にかまけて夜遅くまで空を見ることは無かった。
22:00過ぎに東天を見ると、雲が多くかかっているものの、月は明るく輝いている。C8EXで狙ってみた。確かに雲が多く、また像が揺れるものの、案外にボケる瞬間は少ない。SW18にムーンフィルターを着けたり、UW6.7で直接のぞいてみたりしながら少し月面散歩を楽しんだ。昼夜境界線上のクレーターがぽっかり口をあけている眺めは楽しい。高度が高く、大気が安定していれば着陸船の窓からの眺めを楽しむことも出来ただろう。
平日なので早々に引っ込んだ。
2000年10月17日(火曜日)
23時10分
星見
水っぽい季節ゆえか、夜になっても雲が切れない。帰り際には月がちらりと見えて期待を持たせてくれたのだが、結局は雲が切れることなく夜は更けてゆく。
2000年10月16日(月曜日)
23時50分
星見
雲が多い夜だったが、23:00頃に東の空にC8EXを向けた。かすみがかかっていて、なおかつ高度が低いという状況だったが、オリオン大星雲は思ったより見えた。LV40で見ると雲が真っ白に映るものの、トラペジウムも結構細かく見える。月が真上にかかるという状況だが、口径の大きさがものをいっている。
アイピースをUW6.7に換えると、さすがに像はゆらぎ、ぼやけてしまうが、時々シーイングが回復するとトラペジウムを四つまで分解できた。
しかしこれをベランダに持ち込みたいのだが、狭すぎて持ち込めないのが難なのだ。コンパクトな経緯台でもほしいところだが。
2000年10月14日(土曜日)
23時55分
星見
1:00くらいに東の空を見ると、オリオン座もシリウスも高くなりすぎて、ほとんど見えない位置にあった。では南向きのベランダから見ると、これが良好な位置に見える。また今夜は月が明るく照っている。久しぶりにBORG片持ち赤道儀を組み立て、100EDを夜空に向けた。
柔な片持ち赤道儀では重い100EDを支えるのは一苦労だ。ようやくその役目を果たしている、という感じだ。しかし元々トップヘビー気味だったので、重い2インチアイピースとの相性は、ある意味では良い。
LVW42で見る月は、視界の真中にこじんまりと、明るく見えているので、まぶしくてたまらない。やはりこういうシチュエーションでは高解像度の短焦点アイピースが良いようだ。そこでLV4に2.2倍バローレンズをかませ、350倍強という強拡大を試みた。前に同じ試みをしたときは、相当にボケボケで使い物にならないと感じたが、今日は大当たりで実に良く見えた。シーイングが良く、高度も高かったせいだろうか。しばしアリスタルコス近辺を眺めた。
一方、オリオン座に対してはやはりLVW42による広視界が有効だった。これで大小の三ツ星近辺を眺めてゆくと、たくさんの星が群れる様が見て取れ、実に見事。しかし背景が明るいな。
Or6+2.2倍バローで230倍強で見てもさほどボケない。トラペジウムは四つに分離できた。
まだオリオン座の見頃は深夜遅くだが、冬の大三角形がかかる季節が近づいてきた。
2000年10月13日(金曜日)
21時58分
星見
天気:くもり
せっかくの週末だというのに天気は良くない。どうして僕の星見を邪魔するのだぁ(ToT) 天に唾した覚えは無いが、なにか恨まれているような気がする。
2000年10月11日(水曜日)
23時40分
星見
天気:晴れ
今日も薄雲はあるもののいい天気で、夜には期待持てそうだと思っていた。
19:00に帰宅して少し月を眺めた。この時刻にはまだ東の空を上り始めた頃なので、東のフローリング部屋から充分狙える。C8EXにSW18を着けて月を入れると、視界一杯に月がすっぽり収まるくらいだ。それにしてもまるで像が安定しない。地形の細部まで見える瞬間があるかと思えば、全体がぼんやりとにじむ時間が長く続く。まだ高度が低いというのもあるのだろう。UW6.7で見ても、月はぼんやりとしてあまり楽しくは無い。アリスタルコス周辺をしばし眺め、一度撤退した。
それからなんとなく寝込んで、日付が変わる頃に起き出した。その頃にはすばるが高く上っている。3脚の位置をずらし、100EDですばるを視界に収めた。今夜は霞が多いのか、LVW42で見てもすばるの細かい星までは見えない。
土星、木星も高倍率では揺らぎが激しく、ほとんど見えない状態だ。
天文ガイド誌の星図を参照し、M1やその他の天体を探してはみたが、まるで見えない。空が明るすぎるのだ。
オリオン座が高くなってきたので、小三ツ星を眺めながらアイピースをいろいろ試してみた。LVW42はコントラストの点で不利だ。当然だが背景のレベルはUW6.7で見るほうが暗く、M42の細部まで良く見える。もっとも、LVW42でも細かい星が見えないわけではない。目が慣れると、かなり暗い星まで視界に浮かび上がってきた。M41も最初は苦労したが、LVW42でもUW6.7でも見えることが分かった。
シリウスから北に移動してゆくとM50があるはずだ。その近辺をうろつくと、確かに細かい星がたくさん見える。だがどれがM50なのやら。この辺りはちょうど天の川に重なっているので、細かい星ならいくらでも見えるのだ。ちょっと分からないなあ。まあ明日も探してみよう。M41も最初は分からなかったのだから。
2000年10月10日(火曜日)
23時55分
星見
今日の天気予報は晴れのちくもり。夜になると雲が出るということだった。舐めとるのか。実際、帰宅する頃にはまだ月が見えていたのだが、21:00頃にいざ望遠鏡を出そうとすると空は真っ白に曇っていた。しばし空を見ていたが雲が切れる気配は無い。今夜は無理そうだと思っていた。
ところが、23:00にふと空を見ると、いつの間にやら雲が切れて晴れ上がっているではないか。動きの多い天気だ。まだ東の窓からギリギリすばるを狙える時刻だったので、100ED+LVW42をすばるに向けた。
LVW42の広大な視野の中に、すばるはすっぽり収まっている。まだ余裕があるほどだ。しかし背景が大変明るいので、コントラストはかなり悪化している。こういう状況ではフィルタの類が有効なのだろう。しかし2インチ用のフィルタは大変高いのだが。
すばるが視界の外に消えた後、オリオン大星雲を眺め、それから天文ガイド誌の星図を参照して面白そうな天体を探した。M1が土星と木星を延長した辺りにいそうだ。しかしその頃には既に窓枠の外にはみ出ていた。もう少しレイアウトを考え直さなければダメだな。
2000年10月09日(月曜日)
22時18分
星見
今夜は午前一杯降った雨のおかげで雲が晴れない。観望は無理そうだと思った。
しかし望遠鏡への装着を試してみようと思い直し、100EDに取り付けてみた。100EDの備品をやりくりし、ヘリコイドに2インチアダプタを取り付けた構成で装着できるのを確認した。しかしこのアダプタ、最初はアイピースなんて通らないのではないかと思うほどきつかったのだ。特にMeadeのミラーはほとんど通らないのではと思うほどだった。しかしなんどか試しているうちに内径が削れたのか、きっちりはまるようになった。
あれこれやっているうちにふと空を見ると、いつの間にか空が晴れ上がっている。天の恵みに感謝しながら、100ED+LVW42をオリオン大星雲に向けた。
このアイピース、重さは1Kgはあると思われるもので、重みで望遠鏡のバランスが崩れてしまうほどだ。Naglar5ともども、凶器になりうるアイピースである。しかし見口は大変広く、かつめがねを掛けていても視野全てを見渡せるほどアイリリーフが長い。扱いやすさでは随一だ。物理的なサイズは別にして。これでオリオン座M42を視界の中心に置くと、小三ツ星が視野の中央に収まってしまう。広大な視野は大三ツ星さえもすっぽり収まるほどだ。しかし視野は明るく、コントラストは劣化する。
計算上、実視野は5度近くにもなる。まさにRFTだ。
その広視野に感動しながら、では他のアイピースで焦点が出るかと試してみた。2インチ天頂ミラーは、1.25インチ天頂プリズムよりも光路長は長くなる。テストの結果、やはり焦点が出ないアイピースがかなりあることが分かった。ビクセンのツァイスサイズと、BORGの軽量アイピースだ。ツァイスサイズのものはともかく、BORGのアイピースが使えなくなるのは痛い。正確には、(存在自身を忘れていた)H50を含めて、メガネを掛けていればなんとか焦点が出る。しかしアイリリーフの長いH50をのぞいて、残り二つのアイリリーフは極端に短いので、めがね付での運用は無理だ。前記2インチアダプタよりさらに短いサイズのアダプタがあればいいのだが、今度協栄に行ったときに探してみよう。
それ以外のビクセンLV、Or、Meadeのものは問題なかった。とりあえずこれで使えそうだ。
20時16分
星見
天気:雨のちくもり
うーん、ロカティオはPC接続ケーブルが無いと、外部とファイルのやり取りも出来ないのか。CF経由では地図データぐらいしかやり取りできないようだ。これは買わざるを得ない、と思って秋葉に出かけた。
いつもより多少早く、14:00前に出かけた。ポケットにはロカティオを突っ込んでおく。Palmの倍はあろうかという重さが頼もしい。わけが無い。重すぎだぜ。
秋葉に出ると、まずはスターベースを襲う。ここで2インチ天頂ミラーの価格を見ておいたのがポイントだった。Meadeのアイピースが軒並み半額だった。うわっ、安い。幸いにして、我がUW6.7の買値の方が少し安かった。しかし、今がアイピースの買い時かもしれない。などと考えてしまいディーラーの罠にみすみすはまる俺様であることよ。
ここではなんとか耐え、その足でロカティオのPC接続キットを探して秋葉を流離う。このキット、実体は単なるケーブルに過ぎない。秋葉のどこかにはあるだろうと思い、最初はM専の類を探してみたが、無い。さらに大手量販店を探すも、ここにもなし。そもそも、ロカティオ自身、影も形も無いではないか。やっぱりソフトウェアが独自というのが痛かったのだろう。WindowsCEかPalmかだったら良かったのだが。そういうのを出す気は無いのだろうか。
結局、秋葉では接続キットを買えなかった。帰宅してインターネット検索で探し出した店舗に問い合わせを出してみることにした。
では秋葉でなにも買わなかったかというと、あにはからんや高額商品をまたしても購入してしまった。最後に協栄に寄ったとき、以前見かけたビクセンのLVW42を買ってしまったのだ。しかも、Meadeの2インチ天頂ミラーまで一緒に。
このアイピース、焦点距離が実に42mmと長く、実視野を広く取れる点が目を引いていた。しかし見かけ視野の方は他のLVWと同じく65度だと思い込んでいたのだ。しかしふと値札を見ると、実際には72度とあるではないか。これはほとんど、貧乏人向けNaglar5だ。Naglar5が8万円近くするのに対し、こちらは28000円弱。高価ではあるが、しかし手が出ないわけではない。しかしこれを買っても2インチの天頂ミラーが無いとなあ。
まあいい、とりあえずは直視で使おうと思った。このアイピースと安売りしていたBORGの遮光環キットを手にレジ向かった。そこでつい「安い2インチの天頂ミラーってありますよねえ」などと話したのがいけなかった。店員さんいわく、「あれは平滑度が......」と。確かにその点は不安だ。そこで店員さんが薦めてくれたのがMeadeの2インチ天頂ミラーだったというわけだ。これなら13000円でどうだという。乗りかかった船だ。買わざるを得なかった。そんなわけで思いがけない大出費となった。
それにしてもこのアイピースとミラーの重いこと。たかが"望遠鏡用小物"の癖に、リュックがずっしり重くなる。今夜は鍋するつもりだったので、飯屋には寄らず、ロカティオでネット漂流しながら帰宅した。
2000年10月07日(土曜日)
22時55分
星見
帰宅してのんびりしていると、空に月がかかっているのを思い出した。南天を覗くと、月は高度が低くなり、あまりよく見えない。しからば東天を見ると、すばるがまさに昇りつつあるところだった。それを
LV40で撮り、PhotoshopLEで処理してみた。まだCCDオーバーフローの影響を除去しきれてないが、結構いい感じである。大型CCDでバルブ可能な機種ならもっときれいに写るだろう。
2000年10月05日(木曜日)
23時32分
星見
毎日くもりが続いている。今夜も白い雲が一面を覆っていたので、恐らくダメだろうと思っていた。しかし23:00頃、鍋の残りで雑炊を作りながら外を見ると、空がかなり晴れて星が光り始めている。雑炊を平らげ、100EDで東の空を狙った。
すばるは最初のうちはいまいち明るくも無く、また群れても見えず、迫力不足が否めなかった。土星は多少ましだが、やっぱり暗い感じだ。まだ雲があるようだ。しかししばらく土星から木星に掛けてをさ迷っているうちに、やがて薄雲もほとんど見えないくらい薄くなった。この時点ですばるはいつもの煌きを取り戻していた。LV40で見ると背景が白くなりすぎるが、SW18で見ると広い視野にすばるの大半が収まり、かつ背景が暗いので、すばるの星一つ一つが引き立って見える。カバレージや視野の広さではSWK22が上だが、これはフルコート(マルチではない)であるのとアイリリーフが短いのとで、さほどには嬉しくない眺めだ。すばるのように明るい天体を見たとき、コーティングの差はいやらしいほどはっきりと分かる。実売価格に5倍以上の開きがあるので仕方ないのだが。これはこれで面白いアイピースだ。広角で軽くて安価! 僕のような貧乏人の友である。しかしのぞく度に目レンズが汚れるのはなあ......。
その後、土星と木星も見た。土星はカッシーニの間隙は識別できたが、本体の縞が判然としなかった。木星も本体の縞数本が見えただけだ。まだ残っている薄雲が邪魔しているようだ。
今夜はここまで。明日晴れたら、すばるをE950で撮ってみよう。