Strange Days

2000年11月28日(火曜日)

久しぶりに星見

23時55分 星見

 帰宅して、2号機の更新を検討しているうちに眠くなって寝てしまった(駄目じゃん)。起き出すと、昼間の快晴がそのまま澄んだ星空になっていた。早速100EDをベランダに出した。
 そういえば、今日の昼にスターベースに寄ったとき、噂のSKY90を見た。これがほとんど100ED級にコンパクトで、RFTには最適なスペックだと思った。価格がもう一声あれば......。このSKY90にTG-L経緯台を組み合わせたセットは非常に魅力的だ。なんといってもTG-LならばC8EXにも耐えられそうだからだ。ベランダ観望にはGP赤道儀より向いていそうだ。ああ、物欲が募る冬なりよ。
 空の方はそんな僕のドロドロした物欲など知らぬげに、澄んだ輝きを湛えている。まずはLVW42を着けてオリオン座を見た。このサイズだと大三ツ星の眺めが見事だ。いったい、いくつの星が群れているのだろう。射手座近辺と同じく、銀河系の断面が通っている(つまり天の川)ので、こんな見事な眺めになるのだ。しかしそこに全天でもっとも明るいシリウスと、いずれとっても全天屈指の明るさを誇るオリオン座の星々が重なることで、これほどの眺めになるわけだ。しかしまあ、美しいこと。
 接眼鏡をSW18mmに換えると、さすがに大三ツ星はなにがなんだか分からない眺めになる。しかし小三ツ星の方は見頃だ。今夜は風が強いせいか、トラペジウムはこの倍率ではいまいちはっきりしない。しかしM43(だったっけM42の真北にある星雲)に群れる小さな星が輝いて見える。単に光っているのではなく、輝いて見えるのだ。
 さらにUW6.7ではさすがにトラペジウムが分離できるようになった。今夜は四つ目の星はぼんやりしていて見分けにくかった。
 またLVW42(これ、輸入物で日本にはさほど入ってこなかったらしい。いいモノなので入れれば売れると思うのだが)に戻して、シリウス近辺を眺めた。シリウスのぎらぎらした輝きは、目を痛めそうなほどだ。その周辺を見回すと、M41を難なく発見した。それをUW6.7で眺めると、たくさんの星がそっと光って見える。こちらは本当にそっと光っているという感じだ。空が透明な山奥なんかで眺めると、これまた違った感じを受けるのだろうな。
 しばしの星見で心が和んだので、さっさと爆睡モードに入った。

2000年11月21日(火曜日)

星を見れません

23時33分 星見

 夜、帰宅した頃にはかなり晴れ間が広がっていたのだが、寝る頃に空を見ると雲が大きく広がっている。今夜も観望は出来ませんでしたとさ。

2000年11月18日(土曜日)

星を見た

23時55分 星見

 21:00からのNHKスペシャルを見ようと思って布団に入って待っていたら、いつの間にか23:00過ぎまで意識が飛んでいた。危ない危ない。危うく国宝探訪まで見逃すところだった。っていうかもう後半だったけどね(;o;) 今日は鎌倉の大仏で、面白そうだったのだが。
 その次のサイエンス・アイは英国の著名な科学番組プロデューサー、アッテンボロー卿が登場。よく自分の番組に出てくる人だ。科学番組のスタイルを作り上げた人とは、確かにいえるだろう。思えば、昔、フジでやってた「第三の目」とかNTVの「驚異の世界」とかいった番組には、大いに影響を受けたものだなあ。それらの科学番組の基礎を作り上げた人といえるわけで、きっと日本のある狭い世界では足を向けて寝られない人が多かろうと思う(謎)。
 その後で、ひょいと空を見たら、うぉ、晴れ上がってる。それから慌ててのんびり風呂に入り、急いで30分くらい掛けてスパゲティを、しかもワインなんぞ飲みながら平らげ、それから大急ぎで髪が乾くのをじっくり待ちつつドラクエにふけっていると3:00過ぎ。ダメやん;xox) しかしまだオリオン座は南中を過ぎたばかりで、高度は高かった。ああ、ありがとうお星様(爆)。
 早速100EDをベランダに出す。設置作業は30秒。これでも観望にならばなんの問題も来さない追尾精度を出せるのだ。軽いというのは良いことだ。が、振動に対する弱さはなんとかしたいなあ(と、企み中)。
 まずはLVW42でオリオン座全体を流してみた。をを、今夜は特に光害の影響が低いような気がする。LVW42で見てもコントラストは悪くない。そりゃあ背景はやや白くなるが、目障りになるほどではない。いよいよ冬が到来したのだ。シンチレーションも悪くなく、シーイングは8/10程だろうか。オリオン大星雲はV字型の切れ込み、ぽつんと離れた散光がくっきり見え、その間を走る暗黒星雲の実在を感じることが出来る。Or6+2.2倍で見るとそれほど揺らぎなくトラペジウムが浮かび上がる。うぅ、今夜は絶好のシーイングだったかも。もう少し本格的に見ればよかった。
 最後にLVW42でシリウス近辺をうろつく。M41は光害に邪魔されることなくくっきり浮かび上がっている。とはいっても思ったより暗い天体なんだけど。UW6.7で見ると、視界一杯に微光星がちりばめられている。M7程明るくはないが、高度があるので本当に暗い星まで見える。おかげでずいぶん賑やかな集団となっているわけだ。しかし個々の星は暗いので、本当にそっと光っているという感じ。かわいらしい天体だ。

2000年11月15日(水曜日)

星を見た

23時55分 星見

 ソーサリアンのレベル5シナリオを解いていよいよドラゴンモードに突入した。途中までの各ボスは98版のソレと大差ない。しかし最後のドラゴンがでかくなってる。少なくともデザインは変わっている。しかし倒し方は同じだ。そして打倒すると真のエンディングが流れた。僕はソーサリアンではパーティメニューの曲、シナリオクリアの曲、そして真のエンディング2の曲が好きだ。特に真のエンディング2の曲は何時間聴いてても疲れないので、昔はよくBGM替わりに流していた。98版とメガドライブ版では真のエンディング1でドラゴン打倒の画像のままテロップが流れ、真のエンディング2ではキャラクタと背景がRGB各色ずつ抜けてゆき、最後は星が流れる背景のみになるという趣向だった。それが今度のソーサリアンでは真のエンディング1で星が流れる状態になり、真のエンディング2では1枚絵が表示された状態に変更されている。前の終わり方の方が良かったなあ。
 真のエンディング2を飽きるまで見て、なにかキーを押すと初期画面に戻り、やがてパーティメニューに戻る。この状態でさらに新しいシナリオが五つ追加される。今回の隠し機能だ。しかし新シナリオとはいっても、実はforeverのそれだったりする。この分だと追加シナリオも期待できそうだ。
 まあいい、本物の星を見よう。
 今夜は帰った頃には雨が降っていたのだが、1:00過ぎにふと空を見るときれいに晴れている。月が浩々と輝いている。早速ベランダに100EDを出した。
 オリオン座は西に傾き始めたところだったが、高度があるので透明な感じだ。月が近くにあるという悪条件なのだが、雨が大気中の浮遊物を流し去ったのか透明感が高い。
 まずはLVW42で小三ツ星を視界に収めた。オリオン大星雲の散光はかなり鮮やかだった。といっても色がわかるほどではない。コントラストはあまり悪化しない。いつもながら、視界一杯に明るい星、散光星雲、微光星がひしめく様は見ものだ。
 オリオン大星雲の細部を見るべく、UW6.7に換えた。90倍ではオリオン大星雲がちょうど視界の真中を占めるくらいだが、さらにトラペジウムの星が四つまで明確に分離できる。大口径だとさらに暗い星まで見えるそうだ。オリオン大星雲そのものはV字型に切れ込んだ星雲全体が良く見える。
 もう少し低倍率、SW18で30倍強で見ると、大体小三ツ星がギリギリ収まるくらいになる。この倍率でもトラペジウムは分離できる。
 逆にOr6+2.2倍バーローだと恐らく200倍弱程度だと思われるが、トラペジウムが拡大されて見えるものの、ややぼやけて見える。最近、100EDにちょっと物足りなさを感じるのはこういう点だったりする。といって100mm超の屈折は笠井のアクロマートを除いて高価だからなあ。笠井のはこういうシチュエーションがまさに向かないだろう。
 LVW42に戻して(それにしても重いアイピースだ)大三ツ星を視界に収めた。大三ツ星がすっぽり視界に収まり、その強烈な輝きの周囲に微光星が群れる様は圧巻だ。高価な2インチアイピースを買ってよかったと思う瞬間である。
 次にシリウスへと向け、M41を探してみた。高度が低いと背景に溶け込んで見失うくらい可愛らしい星団なのだが、今夜はシリウスを視界に収め、そのまま南にずらすとすぐに見つかった。透明度が高いので、光害が抑えられていたようだ。これでSW18を使うと、64度の視界の真中に割とこじんまりと収まる。M41にはUW6.7が向いているようだ。こっちだと、視界一杯に微光星が散らばって、非常に美しい眺めになる。もう少し大口径だとさらに星が明るくて華やいで見えるのだろうが、コントラストも悪化するので痛し痒しだ。
 しばしM41と対話した後、布団にもぐりこんだ。

2000年11月04日(土曜日)

星を見た

23時55分 星見

 曇りが続いていたせいでなかなか星を見れなかった。NHKスペシャルが後を引いて少しボーっとしていたのだが、やがてようやくベランダに望遠鏡を出す元気が戻ってきた。
 時間は既に2:00過ぎ。ちょうどオリオン座が南中している。まずは西に傾いている木星と土星を視界に収めた。薄雲が出ていて、しかもシンチレーションが安定しない。土星も木星も何がなんだかわからないような見え方だ。あきらめて、オリオン座に向けた。
 LVW42で見るオリオン座は、いつもながら圧巻だ。特に高度がある今の時刻では、目が慣れるに従って小さな星たちがぞろぞろと現れてくる。LV4でトラペジウムを狙うと、四つまではきれいに分解できて、ことによればさらに見えそうな感じだ。......あれ? 土星を見たときにはあんなにシンチレーションが不安定だったのに、この安定ぶりはなんだ? よくわからないが、今夜はオリオン座に関してはシンチレーションが安定していた。なぜだ!
 ともあれ、薄雲があるくせにシーイングそのものも良かったので、濃い雲の切れ目を探してはしばらく眺めていた。やがて雲が一面に出てきたのでおしまい。
 やっと冬型の天気になってきたようだ。