Strange Days

2000年08月01日(火曜日)

100EDで星を見た

23時55分 星見

 夜、フローリング部屋に置いてあるGP赤道儀のC8EXを取り外し、100EDに載せ替えた。プレアデス星団のような大型天体を見るのなら、F値の小さなこっちの方が低倍率を得やすい。
 時刻は1:00過ぎ。プレアデス星団はだいたい高度20度程度のところにあり、あまり状況は良くない。しかも例によって隣の中学校のネットにかかっているので、余計良くない。しかしLV40をつけて16倍で見ると、星団全体がきれいに収まって見事な眺めだった。一つ一つの星が、例えばM7などに較べても明るいので、星団そのものの華やかな感じが良い。SW18mmにすると星団に対するカバレージ70%程度になるが、見かけ視野が大きく、少しずつ視点を移動させると次々に明るい星が現れるのが美しい。これ以上の倍率では星団として実感できないので嬉しくないようだ。せいぜい40倍程度までが見頃かなという感じがする。
 次に明るくてどうしても目に入ってしまう木星と土星を眺めた。木星の高度はやっと15度程度というところだろうか。LV5mmを着けて130倍弱で観測してみた。今夜も風が強くてシンチレーションが安定してないので、低高度にある木星はゆらゆらと揺らいでいる。オリジナルの宇宙戦艦ヤマト第2話ラストのように、木星の輪郭は水中の水草のように揺らいでいる。縞はかろうじて2本見える。今夜はガリレオ衛星の他、木星の東側にも小さな輝点が見えたが、偶然別の星と会合しただけなのだろうか。
 土星も似たような状況で、表面に縞が見えるような気がするものの、輪の方のカッシーニの間隙は見えそうになかった。もっと夜が更けて高度が高くならないと、きれいに見えないのだろう。
 今日はこの辺で寝ることにしよう。