Strange Days

2001年07月22日(日曜日)

明け方の観望

05時34分 星見 天気:晴れが続いておるようだ

 昨夜はあまりよく眠れなかった。寝苦しい暑さが、エアコンに守られた部屋の中にまで染み込んでくるようだ。気分転換に、アパートの前に出て、夜明け前の東天を見た。ひときわ派手に輝いているのは、明けの明星、金星だ。その周囲に、その金星に率いられるようにして、昴、ヒアデスの2大星団、土星が、少しはずれた位置に木星が輝いている。『おまえ、見た目は派手に決めちゃいるが、太陽系最大の惑星はあくまでも俺なんだからな』と、木星が金星にぶつぶつ不平を垂れているようだ。プレアデス星団は、今朝はすっきり見えた。ヒアデス星団の雄大な展開も見事。そこにひときわ際だつ宝石のような金星が入り込んでいる。
 さて、目を天頂近くにやると、おや、カシオペアの"W"が。それを目印に空を慎重に眺めて行くと、アンドロメダ座でぼんやりした光の塊を見つけた。アンドロメダ大星雲。これは、都会の空にも負けずに、その姿を見せてくれる、数少ない系外銀河だ。ちょっと天頂に近すぎて、経緯台では追いきれないかもしれない。

2001年07月15日(日曜日)

寝る前に観望

23時55分 星見

 寝る前、3:00くらいにアパートの廊下から東天を眺めた。この時刻になると雲がわいてきていたのだが、その中でも金星の強い輝きは見間違えようがない。それを18*50ISで眺めていると、おや、その西に変わった形の天体がある。土星だった。楕円形に見える。さらに、その北東に、別の明るい星があった。たぶん、木星ではないか。
 そんなこんなで、なかなか楽しかった一日も終わり。はあ、疲れた。

久しぶりに望遠鏡を出した

23時06分 星見

 今夜も快晴だ。残念ながら少し雲がかかったが、観望にはそれほど問題になりそうにない。ベランダに経緯台を出し、久しぶりに100EDを設置した。
 今夜のシーイングは8/10くらいだろうか。地上で風が強い割りに、星は瞬かない。薄雲が時々かかるのが残念だ。
 まずM4を探した。SW24.5を着けてアンタレス近辺を見ると、ぼんやりしたかたまりが見えた。M4は見える。でも面白くない。やはりM7だ。M7を探して向けると、視界一杯にたくさんの輝点が散らばる、見事な眺めが広がった。M7のメンバーの中、比較的明るい星達が手前に、暗い微光星たちは背景に退いて見える。不思議だね、たぶん、距離的にはそんなに離れてないはずなのに。M6もこぢんまりした姿を見せてくれる。M8を見つけるのには、意外に手間取った。ワイドビノでも100EDについている高橋5*30ファインダーでも、M8は淡すぎてよく見えないのだ。が、導入すると、散光を背景に微光星が群れる様がよく見えた。アイピースをUW6.7に交換して、さらに微光星を眺める。微光星の斜め下(西側?)に散光の中心があるようだ。M22も手間取りながら導入成功。ボヤッとした光の塊に見える。この辺で、NGC6087が見えていたので、入れてみた。視直径の小さな散開星団は、とてもかわいらしい眺めだ。
 次に目立つ火星を入れてみた。こいつは低倍率では面白くないので、Or6+2.2倍バローで強拡大してみる。なんとなく、模様が見えるような見えないような......。
 ここでしまおうかと思ったが、思い直してC8EXも出してみた。こちらで見るM8は、100EDでのそれよりさらに散光が強く、見事な眺め。M7はちょいと倍率高すぎて感動がないな。M22もなんとなく星団っぽい眺めになってくる。M4も見えるじゃん。
 火星を入れてみた。が、見え方は100EDとそんなに変わらない。明るくはなるのだが......。
 この辺で今夜の観望はお開き。ああ、久しぶりによく見たもんだ。

2001年07月13日(金曜日)

もうプレアデスが登ってくる

23時55分 星見 天気:晴れっ

 うひょ~、明日から3連休だ。理由はよく分からないが(笑)、ともかくこの時期に3連休が2回も続いている。明日から来週月曜日まで、そして来週金曜日からも3連休なのだ。なにしようかな。
 とりあえず気もそぞろに仕事を片づけ、かなり遅い時間に帰宅した。既にさそり座が傾いている。早速18*50ISでM7を愛でる。今夜も見事に細部まで見える。M6もくっきり。M8も一昨夜と同じくらいよく見えた。散光もわずかに感じられる。M22も良く見えた。NGC6087は、位置的に既に見えなかった。
 さて、自転車でしらゆり公園に駆け上がって、さらに立場北方の丘を経由して帰宅した。なんだか、全身に疲れが残っている感じがする割りに、だんだんと楽々登れるようになってきたな。ギアチェンジのテクニックだけではないだろうと思いたい。少しは鍛えられてきたのかな。本日、前に後ろスイングアームの左に移動させたインフレータを、さらに前サスペンションアームの右側に移動した。全力で漕ぐと、かかとに当たることがあったからだ。
 真夜中、寝る前の3時ごろ、そういえばLINER彗星が見えるはずだと思い、アパートの前に出た。LINER彗星は探せなかったが、ふと西方に目をやると、ひときわ明るい金星の近くに、なにやら星の群れが。18*50ISを向けると、やはり昴だった。昴の見納めかなあと思ったのが今年の4月くらいか。もう上り始めているのだ。するとより低高度にいる赤っぽい星は土星だろう。こちらはまあ見なかったが。
 アパートの廊下にKT-10を出して、昴に向けた。導入すると、ほとんど視界外にはみ出してしまう。ええっと、確かFは1000mmだから、20mmのHを着けると50倍。こりゃはみ出すはずだよ。手持ちの、他のツァイスサイズでも試してみたが、それぞれ見え味が違ってて面白い。一つの発見は、古いビクセンのK20より、このプラスチック製のちゃっちいH20の方が、見かけ視野が広いということだ。まあ一長一短あるんだろうな。
 そんなわけで、冬の星まで見られてご満悦な一日でした。

2001年07月12日(木曜日)

実は梅雨明けだったんだって

23時55分 星見 天気:快晴、快晴

 このところ、空の青さがどんどん深まっている。6月中は、薄雲がスプレーでもしたかのように張り付いていたが、いまやクリアブルーの絵の具を塗り重ねてゆくように、ますます空が空らしくなってゆく。当然、星空もますます暗く、いや星々はますます明るく輝き始めている。毎日、夜空を見ながら帰宅するのが楽しみだ。工場の正門辺りに向かうと、明るい街灯の上で、赤い火星が誇らしげに自己主張しているではないか。まるで『さあのぞいてご覧よ』と誘うように。ようく目を凝らすと、その背景にさそりが立ち上がり、天頂に向けて鋏を振り上げている。赤いアンタレスは、しかし火星のミニチュアのようで、明るい街灯ではしばし凝視しないと見つけられない。明るい街灯を手でさえぎると、アンタレスを中心にした面白い星の隊列がようやく目に入る。
 しかし、連日の残業で疲れている身では、あんまりベランダに出たくなくなる。今夜も観望は無し。でも今週末は三連休だ。天気もいいみたいだから、久しぶりに空を馬鹿のように見上げることにしよう。晴れればいいな。

2001年07月11日(水曜日)

見事な星空

22時59分 星見

 夜、風が強い。そのせいもあるのか、帰路、見上げるがいつになく暗い。
 帰って、早速ベランダに18*50ISを持ちだした。M7は大輪の花のよう。大小(いや中小か)の星が群れ集っているのがくっきり見える。M6もかなりよく見えた。M8は昨夜より微光星がたくさん見え、散光もわずかに感じられた。さらにM4も見えているような気がした。いや、さすがにはっきりとはいえないが、その位置におぼろな物が見えているような気がした。M22も楽勝。NGC6087もくっきり見えた。かなり低高度まで、シーイングが良かったようだ。
 MIZARの20*80をベランダに出した。こちらはさすがに18*50ISより暗い星がやや見える。M4もこちらならかなりはっきり見えた。M22も光のスポンジ球のような見え方だ。またM7も見事。NGC6087もより明るく見えた。
 仕事が立て込んでいるので、このあとすぐに就眠。

2001年07月10日(火曜日)

星見たっす

23時55分 星見 天気:快晴

 遅くに帰宅したのだが、空の澄み具合がどうしても気にかかり、18*50ISを手にベランダに出た。そろそろ日付が変わる頃だ。
 さそり座はとっくに西に傾いており、いて座も南中を過ぎつつあった。急いでアンタレスを探し、次いで蠍の尻尾に目をやった。M7発見。今夜はシーイングがかなり良好で、M7の微光星が群れている様子が良く見えた。M6もかなりよく見える。しかし、周囲の家の明かりが目に入り、少し暗順応しきれてないようだ。
 M8はかすかに散光が感じられるかな、という感じだ。多少の霞が残っていたので、それが観望に不利に働いたのかもしれない。M22もおぼろげに見える。ここまで見えれば御の字だ。
 時間がなかったのでここでおしまいにしたが、週末までこの天気が保って欲しいもんだ。

2001年07月05日(木曜日)

月食

23時55分 星見 天気:晴れ

 すっかり忘れていたのだが、今夜は月食があるのだった。部分月食だが、見逃すと当面日本では見れないとか。これを見逃す手は無い。などと偉そうに書いてはみたが、僕がこれを思い出したのは、すでに食が進んでいた23:00前。慌ててベランダに出たことよ。
 あいにく雲が全天にかかっている状況で、月も笠をすっぽりまとっている。すでに30%くらいまで欠けていた。しばらく眺めるうちに、徐々に食が進行してゆく。食最大の前に自転車で近所の丘に登った。柔軟体操しながら食最大の月を見上げる。60%くらいだったろうか。やはり皆既月食ほどのドラマチックさは無い。
 帰宅して、うだうだして就眠。

2001年07月02日(月曜日)

ちょっと星見

23時55分 星見

 夜、晴れのようだ。相変わらず薄雲が多い。ベランダに出て、南中しているさそり座に、18*50ISを向けた。今夜は月が明るく、また薄雲が出ているので、状態はよくない。M7なんかも長い時間見つめて、やっと浮かび上がってくる按配だ。ううむ、月か雲かどちらかが無ければなあ。やむなく、月をしばし愛でた。
 その後、BD-1で近所の丘に出かけた。ペダルを変え、ハンドルの出来るだけ外側を握るようにしてから、ダンシングがかなり楽になった。でもやっぱりシッティングの方が楽みたい。

2001年07月01日(日曜日)

星見てないやん

23時55分 星見

 久しぶりに晴れ空だ。が、ゲームにかまけて望遠鏡は出さずじまい。明日はがんばろう(晴れるかな)。