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Strange Days
2002年10月30日(水曜日)
23時55分
星見
天気:晴れ晴れ
日付が変わる頃、ベランダに出てCANON18*50ISを空に向けた。隣家の明かりが目に入ってあまりいい状況ではなかったが、なんとかM41を判別できるくらいの空ではあった。気が付けば、昼空の蒼も深まって、ますます冬になっている。
ベランダ観望に長い100mm屈折や、8インチのシュミカセは取り回しにくいので、5インチ級のシュミカセに注目している。このクラスでは、セレストロンの名機C5系統が目に入る。鏡筒は短く、最新の機種は自動導入可能なので、ベランダ観望には最適だ。しかも、最新機種ではGPSユニットに接続して、高精度の完全自動導入までやってのける。やるねえ。価格もそれなりだが......。
このクラスなら、BikeEに積んで持ち運びも可能だろう。都会の明かりを逃れて、高台の暗がりから星を見るのもいいだろうな(でも寒そう)。
2002年10月01日(火曜日)
00時00分
星見
天気:暴風、暴風、そして澄んだ夜空
夜中、突然アメリカンなV8のような音がとどろいた。いや、僕の腹から。うっぎゃー、なんじゃこれは。強烈な便意に飛び起きて、急いでトイレに駆け込んだ。出る出る、水みたいなのが。これは、何かに当たったか? 心当たりといえば、昨日、寝る前に食ったチーズくらいだ。そういえば、あれはかなり前のだったな(賞味期限はいつだっけ)。ともあれ、この状態に苦しみながら、会社を休んで午前一杯トイレと布団を往復した。
昼過ぎ、あまりにおなかがすいたので、適当にうどんを作って食べた。ようやく腹が落ち着いてくる。暖かいものを入れたからか。少し、脱水気味だったので、お茶とコーヒーで補給した。
時刻は15:00過ぎ。窓の外は、この時刻にしては暗い。台風が近づいているのだ。まさに、関東上陸コースを通っているらしい。上陸は、時間の問題だ。
外に出るのは無理っぽいので、部屋の中でMR-4Fの整備をした。南会津の時の汚れを落とし、前から気にかかっていた後ろブレーキケーブルのアウターを交換した。このアウター、折り畳む際にチェーンホイールに巻き込まれる位置にあったため、少しずつ破損して、今ではインナーが見えかかっているくらいだった。これは手早く取り替えようと思ってのだが......同色(黒)のアウターの在庫がない。買いに行くのも難しい。ええい、目立たないところだ。BD-1を改装したときに余った、赤いので代用した。今度、黒いのを買ってきて取り替えよう。
風は夕方には最強に強まり、18:00前後にはアパート全体が揺れるくらいになった。危うし、俺様。しかし、その後いったん収まり、また吹き始めたが、さっきほどではない。しかし、この状況で、傘を差して歩くのは、傘を折りたいがためのようなものだ。やむなく、レインコートを着こんで、近所のコンビニに出かけた。
風も雨も21:00には完全に収まった。
23:00過ぎ、ふとベランダに出てみると、空がかなり暗いのに気づいた。ワイドビノを持って外に出て、目が闇に慣れるのを待ちながら、じっくりと空を眺めた。思った通り、台風一過の夜空は透明で、とても秋の空とは思えないほどだ。南東にオリオン座が上り始めている。18*50ISを持ち出して、オリオンの短剣に向けた。M42が、散光も鮮やかに浮かび上がってくる。近傍の散開星団も、大三ツ星近辺に散らばる小さな星たちも、目が痛くなりそうなくらい小さく、鋭く輝いている。
もう少し低い空に、おおいぬ座のシリウスが上り始めていた。その側を探してみると、あった、M41。じっくりを見つめていないと分からないくらいの微光星が、ポツリ、ポツリと浮かび上がってくる。
もうすぐ、冬の星座の本番だ。