Strange Days

2003年05月28日(水曜日)

M6、M7、M8、M22

23時55分 星見 天気:晴れ

 2:00頃、空の暗さに誘われて、さそり座からいて座にかけて、双眼鏡を向けた。
 CANON 18*50ISを空に向けながら、しばし目を慣らした。さそり座のいそうな辺りに向けてさまよっていると、特徴のある星の並びが目に入った。M8だった。そこから視線を下方に落とすと、ようやくさそりの尻尾を捕らえた。そして少し東にずらすと、そこにM6がいるはずだ。......じっと息を詰めて目を暗順応させて行くと、ようやくぽつぽつとした星が見え始め、やがて視界一杯に広がって行く。M6だった。相変わらず見事な眺めだが、大気中の湿度が高いので、本当にこまごました星までは見えなかった。
 少し北西にずらすと、そこにはM7が待っている。こちらも、ようやく散開星団と分かる程度の眺めだ。真正面に隣家の明かりがあり、観測条件は良く無い。
 M8をたどると、さっきよりも星の数が増え、さらに散光も微弱ながら感じられるようになった。
 さて、M8をたどっているとき、一瞬だけ気になるものが見えた。いて座のメインストリートに目を移し、じっと眺めていると、ほらやっぱり見えた。M22だ。目の錯覚かと思うような朧な光が、じっと暗闇にうずくまっている。この球状星団が見えるということは、今夜のシーイングは案外に良かったのかもしれない。