Strange Days

2003年08月25日(月曜日)

火星をさらに眺める

00時00分 星見 天気:いい天気

 今日も空がそこそこに晴れていたので、ベランダに経緯台を出してC8EXを載せてみた。さすがに倍率を稼ぐのは簡単だ(100EDよりも焦点距離が長いので)。しばらくUW6.7で火星を睨む。火星の北部、中部、南部にそれぞれ違った影のようなものが見えた。火星は誕生以来海を持ったことはないという研究結果が発表されたりしたが、この眺めはあたかも海があるかのようだ。
 100EDに載せ換えて眺める。C8EXに比べると、解像度で劣る感じだ。手元にVIXENのOr.7mmがあったので見てみると、なんだがLV系よりよく見える。さらに2.2倍エクステンダーをかませると、強倍率の割には星像の揺らぎも少なく、よく見えた。惑星観望では、見かけ視野が広いことよりも歪みが無いことの方が必要性が高いようだ。

2003年08月21日(木曜日)

火星をやっと見た

23時55分 星見 天気:晴れたな

 家に走りながら、東の空低くに月が見えているのに気づいていた。頭上を見ると、薄雲が覆っているようだが、うっすらと星が見える。その中でもずば抜けて明るいそれが、南の空に架かっていた。まもなく最接近する火星だった。7月、8月と観望する機会が無かったので、今夜は無理やりにでも見ようと思った。
 ベランダに出て、CANON 18*50ISを向ける。星団観望には無敵といえる威力を発揮するこれも、惑星観望には全然向いてない。やはり惑星観望では、高倍率が命だ。それでも、火星が去年に比べてずっと大きく、この倍率では円盤状に見えるのが分かった。
 経緯台を出し、100EDを載せて、火星に向けた。Meadの6.7UWで見てみると、火星の表面に模様らしきものがあるのが見えた。もっと高倍率にしないと。手許でもっとも高倍率に出来るのは、VixenのUV4mm。これをつけると、なんとなく3角形に見えなくも無い模様が、火星の表面に広がっているのが見えた。をを、これって、19世紀末に盛んにスケッチされた"運河のある火星"を連想させる。さらに2.2倍エクステンダーを噛ませて、350倍強の強倍率をかけてみた。シーイングはかなり悪く、薄雲がずっとかかっている状況なので、これではどうしてもぼやけすぎになってしまう。すっきり晴れた夜空にこれで見たいものだ。明日も晴れてくれれば、久しぶりに8インチシュミカセを出してやろう。