Strange Days

2002年11月19日(火曜日)

まだまだ悩むぜMR-4F前3枚化(まだ悩んどったのか)

00時00分 自転車 天気:くもりですかね

 未だにすっきり決まらないMR-4Fフロントトリプル化。今日も今日とて試行錯誤してみた。
 今、FD-443-F(フラットバー対応フロントトリプル対応FD直付けタイプああ長い)を取り付けているのだが、よく思い出してみるとULTEGRAのFD(フラットバー未対応)をつけていた時と、引きがあんまり変わってないような気がした。そこで、一度FDを取り外し、工具箱に入っていたULTEGRAのFDを着けてみた。ふむ、やはり引きは変わらないくらい重い。いや、多少重いくらいか。だが、FD-443でも軽く引けるという感じではない......。しかし、ミドルギアのときに、どうしてもチェーンとの接触が起こる。しかも、トップ側でもロー側でも。よく見ると、さらに前に着けていたTIAGRAなフロントダブルFDを、ULTEGRAのFDと間違えていたことが判明。トリプル対応は、チェーンガイドに段が着いているのだ。しかし、こいつでもアウター、インナーそれぞれ使用可能だったぞ。
 ULTEGRAのFDを取り付ける。フラットバー対応との差は、チェーンガイドを繰り出すピボッドから、ワイヤをクランプする部分までの長さが短い点にある。フラットバー用の変速レバーは、一回の操作での移動量が大きい代わり、小さなトルクしか出せない(レバーが短く、しかし首振り量は大きいので)。そこでFD側のクランプ位置を長く取り、引きは軽く、ワイヤ移動長は長くなっているわけだ。実際、STI用のULTEGRAに替えてみると、シフトレバーのインジケータ上、ミドルまでの半分の位置でまずクリックがあり、ここでFD自体はミドルにシフトできる。さらにもう一回操作すると、本来のミドルギアの位置で、アウターまでシフトできるのだ。この場合、引きは重くならない。しかし、FDと、シフトワイヤのテンションの調整幅を目いっぱい使って調整すると、なんとかインジケータ表示と実際のギア位置を一致させることが出来る。だがこの場合、引きは非常に重くなり、特にミドルからアウターへの変速は、走行中にはとても操作できないくらいに重くなるのだ。ではインジケータ不一致を忍んだ場合、それで万万歳かというと、今度はアウターからシフトダウンすると、一気にインナーまで落ちてしまうのだ。一応、フラットバー未対応コンポでも緊急用に使えるような考慮はされているようだ。が、やはり不具合がある。
 一通り試してみて、やはりフラットバー対応のものを着けておこうと思い直し、FD-443-Fに戻した。これを再度取り付ける過程で気づいたことがある。インナーギアの調節ボルトを目一杯締めると、引きが物凄く重くなるということだ。このボルトの締め込みが、どうもシフトワイヤの引きに関係しているようなのだ。前はかなり締めた状態で取り付けていた。というのも、MR-4のボディにFD-443-Fを取り付ける場合、シートチューブと干渉してしまい、かなり無理な状態でしか取り付けできないからだ。それを解消しようとFDを少し後ろにずらすと、今度はワイヤをクランプする部分が、シートステーと干渉してしまう。いうまでもなく、フラットバー対応FDでは、この部分が長くなっているからだ。ふつうの、フラットバー未対応のコンポでは、なんら問題にならないのだろう。
 ちょっと疲れてしまった。どうも、MR-4Fをそのままフロントトリプル化すると、少々無理が出てしまうようだ。
 ここはやはり、ドロップバー化に踏み切るべきだろうか。STI対応のFDなら、シートステーとの干渉は起こらない。また、インジケータ(STIにはインジケータは無いが、本来のインデックス)との不一致が起こらないはずだ。
 MR-4Fのヘッド部は、22.2mm(ノーマルサイズ)のノーマルステムが着く。それごと換えてしまえば、ハンドルも自由に選べるわけだ。
 フラットバーで楽に乗るという用途にはBD-1があるわけだから、棲み分け上もこれが望ましい策ではあるのだが。
 まあ、金も無いし、もう少し考えてみようと思う。