Strange Days

2003年08月31日(日曜日)

BikeEでお出かけ

00時00分 自転車 天気:ぬくぬく

 昨日の疲労を溜めた足を労わるべく、BikeEで遊びに出た。江ノ島に行くつもりだったが、途中でその気も萎える。あはっ。根性なし。
 境川沿いの裏道を通って、ハンズ藤沢に出た。そこでフロアポンプを買おうかと思ったら、改装中で外に設けた仮店舗で営業中だったため、安いものしか無さそうだった。自転車フロア担当のおっちゃんも「ロード乗ってる人だと物足りないでしょう」という。うーん、今日は諦め。HARDROCK号のキャリアにつけるべく、TD-500Rを買っておいた。
 ハンズ前のスタバでカフェフラッペを注文したいたら、さわやかそうな青年に「自転車に乗ってらっしゃるんですね」などと声をかけられた。割と気合の入った、RecumbentMLジャージを着ていたので、声をかけられたのかも。
 再び裏道を走り、帰宅した。

2003年08月30日(土曜日)

また羽村まで行ってきた

00時00分 自転車 天気:いい感じ

 今日は不定期で実施中の自分を鍛える100kmシリーズの日。いちおう、神奈川支部の掲示板にその旨書いたところ、はるだぁ氏が乗ってきた。おニューのピナレロで来るのか。
 朝、8:00を過ぎた頃に集合場所の高鎌橋に到着すると、新車のピナレロ・ガリレオを従えたはるだぁ氏が待っていた。早速試乗させてもらう。我がTCR-2的に、非常に良く進む自転車だと思った。そういいつつ、今日は実はMR-4Fで来ていたのだった。
 昨日の時点では三浦半島に行くか、逆に北上して多摩川に出るか決めてなかったのだが、結局は多摩川に抜けて、羽村を目指すことにした。
 市道環状4号線~海軍道路~八王子街道と走り、R16に入った。順調に突っ走って行く。やがて橋本の五叉路で地下道を抜け、町田街道に行き当たり、八王子への峠に入った。低い峠だが、ガンガン登って行くと息が切れる。はるだぁ氏も順調に登ってくる。次回は先頭を引いてもらおう。
 八王子で昼食の買出しのため、コンビニに立ち寄った。なんだか、意外に消耗しているようだ。この蒸し暑さが堪えてきているのか。それでも、多摩川に出れば水に近くなり、アスファルトの照り返しから逃れることも出来るだろう。
 拝島橋を経由して、上流へと登って行く。やっと雨季(そう定義すべき長雨の日々だった)が空けたサイクリングロードには、ウォーキングやサイクリングに勤しむ人々が溢れていた。とはいえ、下流域に較べればずいぶん少なくて快適だ。
 はるだぁ氏と黙々と走りつづけ、昼過ぎには羽村取水堰に到着した。昼食をとりながら、足を休める。
 今日はここで折り返し、関戸橋まで河を下った。この辺、気持ちのいい風景だ。
 席戸橋に到着。バイクパークに立ち寄った。しばし買い物してから、今度は多摩ニュータウン通りを経て相模原方面に抜ける。こっちからだと結構アップがあるので、「結構な登りが三つあるよ」とうろ覚えの記憶を頼りにはるだぁ氏を脅しておいた。果たして、その上りに自らやられる俺様の姿があったという。きゅう。
 帰りにサガミに立ち寄った。ずっと以前に注文してあったハブダイナモ完組だが、まだMAVICのホイールが入ってないとかで、未着手だった。それは幸い。実は、ハブをシマノの新型ハブダイナモにしてもらおうと思っていたのだ。そのように注文を変更しておいた。
「スペシャのTarmacは入る?」と聞いたら、11月には入るだろうからその時に見てね、との事。ついでに10速デュラの入る時期を聞いたら、単体としては来年以降だが、セットのコンポは11月には入るとか。11月にTarmac+10速デュラで新バイク購入の可能性が高まった。
 はるだぁ氏と別れて帰宅し、水シャワーで汗を落とした。今日も120km弱走れたようだ。

2003年08月29日(金曜日)

今夜も夜トレ

00時00分 自転車 天気:どうよ?

 今夜も気持ち良く夜トレに出かけた。いつものコースを走る。やっぱり雨の日より、こうして走れる日の方が好きだ。前は雨の日の方が好きだったのだが。嗜好が変ってきたか。
 帰宅して、明日のロングランに備えて寝た。

2003年08月27日(水曜日)

夜トレでMR-4F不調

00時00分 自転車 天気:急激に回復

 夜、夜トレに出かけた。中三日おいての自転車である。
 境川まで走りながら、どこからか発する謎のチリチリ音が気になり、しばしば自転車を止めて調べる羽目になった。どうも前変速機にチェーンが触れている。アウタートップで鳴るだけなら我慢できるが、ミドルでも鳴るのには参った。おかしいな、箱根を登ったときには、こんなことはなかったのだが。しかし、すぐには解消できそうにないので、鳴らないところまでギアを落とし、ゆっくり走った。
 ギアは気になるが、MR-4Fの軽い走行感はとてもよい。いろいろ問題はあるが、意外に名車なのかもしれない。
 帰宅して、風呂や夕食を挟んで、FDの再調整を行う。こいつのFD調整は、手元の自転車の中では一番難しい作業だ。バンドを緩めてまわし、さらにFD台座への取り付けねじも緩めて、FD全体の最適位置を探ってゆく。これでよいと思ってロー側の調整をするとトップ側がどうしても当たり、チェーン鳴りが解消されない。結局、FD全体ができるだけアウターに寄る位置を見つけた上で、手でディレイラーを僅かにアウターへシフトさせたまま、FDにシフトワイヤを取り付け(超ハイテンションだな)、その状態で調整するという作業になった。これでもアウタートップでは僅かにチェーンが接触する。むぅ、これは仕方ないか。アウタートップを使うことは滅多にあるまい。あるとすればダウンヒル時なので、クランクを回すことは少ないはずだ。
 後は、BD-1で発生している、謎の音鳴りを解消しよう、というところで時間切れ。この現象、もしかしたらスポークかなと思い始めているのだが。
 自転車って自分で手を入れれば入れるほど、余計に手がかかるようになってくる機械だ。そこが楽しいんだけど。

2003年08月23日(土曜日)

東戸塚~江ノ島散歩ツーリング

00時00分 自転車 天気:いい天気だ

 今日はマモル氏が企画した江ノ島ツーリングの日。事前に全然人が集まらなくて、『4人以下なら俺は出ないよ』などと啖呵を切ったものの、直前になってばたばた5人が集まることになり、自動的に参加することになった。
 にち氏がSatRDayで参加することになっていたので、マモル氏は横浜に迎えに行って、R1を避けた裏道を案内するという。どうせなら横浜集合にすれば、ということで、僕も横浜に向かうことになった。
 10:00集合ということで9:00出発を目論んだ。時間的に気合を入れて走らなければならない頃だったので、BikeEでの出動を諦め、TCR-2で出かけることにした。起床が遅くてやや遅れ、しかも戸塚の"開かずの踏み切り"に引っかかった結果、かなり遅刻しそうな情勢になってきた。途中、保土ヶ谷への下り辺りでマモル氏、にち氏に電話を掛ける。「10分は遅れそう」と告げる。切り際、『黄色いリカンベントが来た。誰だろう』とにち氏はつぶやいたが、横浜にもリカンベント乗りが増えてきたのだな、と気にせず電話を切る。
 保土ヶ谷の坂を30km/hを保ったまま越え(追い風だった)、一気に下って行く。集合場所のお好みハウス着は、10:00を10分あまり過ぎた頃だった。ふと見ると、黄色いSatRDayがお好みハウスの向かいのビル前に駐車してある。さっきのにち氏との会話で出てきたのは、これのことだったのか。持ち主はyou氏だった。にち氏、マモル氏のほか、こぐ氏、hai氏が集合している。結局、計6名でのツーリングとなった。
 全員揃って、さあ出発という時、お好みハウスのマスターが通りかかり、一言、二言、挨拶を交わした。なんでも、週末に瀬戸内物産展をやるので、その打ち合わせに早く店に来たとか。その時は、その意味を深く考えず、出発してしまった。
 マモル氏を先頭に、僕とマモル氏とで何度か走った戸塚方面への裏道を走ってゆく。この道、交通量が少ないので、まったり走るにはとてもよい。
 R1を50mほど走った他は、ほぼ裏道を走りとおし、やがて東戸塚に到着した。前にも立ち寄ったメーリアに入る。今日は柑橘系ということで、えっと、忘れちゃったけど(爆)、それ系のアイスを爽やかに食した。浜梨アイスが人気だった。
 さらに裏道を走り、戸塚へ。戸塚から柏尾側沿いに下っていった。ここもまったりと走れるいいコースだ。
 藤沢からは境川沿いに走り、江ノ島への道の途中で、大きなパン屋に立ち寄った。この近辺は何度も通っていたが、この店はてっきりファミレスだと思っていたのだ。ここで昼食用のパンを買っておいた。
 店の前に出ると、親子連れらしい御婦人が二人、我々の自転車を興味深そうに眺めている。会釈すると、我々の自転車についていろいろ質問された。特にSatRDayには興味津々だった。この辺では見ないだろうなあ。
 さらに境川沿いに下って行き、最後に片瀬江ノ島駅前に出た。近くのローソンで飲み物を仕入れ、江ノ島先端のハーバーまで入っていった。ここで昼食だ。
 日差しが強い。が、風も強く、体感温度はそれほど高くない。食欲は十分あったので(そもそも、昼食をろくに取ってなかったので、既にハンガーノック気味だった)、パンを全部平らげた。
 風を浴びながら、ひな壇のようなモニュメントの上で昼寝タイム。ちょっと意識を静めると、そのままずっと昼寝できそうな、そういう感じだった。ここはいいなあ。今度もまた来よう。
 16:00になったので、ここから引き返していった。同じ道を戻り、戸塚に。ここで、この後はどうしようということになった。にち氏がなにやら疲労している様子だったので、このまま解散かと思った。が、おこのみハウスに行こうという話になった。you氏とはここでお別れ。僕はライトを持ってきてなかったので、帰宅して自転車を取り替えることにした。現地合流を約し、一度帰宅した。
 帰宅すれば帰宅したで、冷房の快適さに、再度の外出が億劫になってしまった(笑)。気合を入れなおすべく、ジャージを脱いで、水のシャワーを浴びた。それから、ジーンズに着替えて、BD-1で出動。最初は自走で、などと考えていたので、MR-4Fと考えていたが、そんな気合は抜けてしまった(笑)。輪行ならトレンクルだが、帰るときに今度は自走となるとBD-1の方が有利。というわけで、BD-1の出番となった。
 地下鉄で横浜方面に向かい、高島町で地上に出た。さっき、にち氏から着信があったのだが、地下鉄車内だったので電源をオフしてしまった。そこで掛け返すと、今日はおこのみハウスは営業してないとか。そう、朝の"物産展"はここでやっていたのだ。とりあえず、合流して、中華街のマモル氏心当たりの店で夕食にしようということになった。
 その店は、中華街の裏通りにあった。結構人が並んで待っている。非常に無愛想なオヤジに仕切られながら待ち、やっと入店の運びになった。
 マモル氏お勧めの水ギョーザは韮の香りも高く、非常に食欲をそそった。またその他のメニューも味が濃く、かなりレベルが高い。残念なのは、生ビールが切れていたことだった。久しぶりに暑い一日だ、きっとみんな生ビールで乾杯したんだろう。
 一人一人適当に料理を頼み、みんなで適当に分け合って、たらふく喰らう。中華街は多人数で来るのが吉だなと思った。それでいて、料金は2000円足らずだった。
 帰り、かなり強烈な眠気に襲われていたので、結局地下鉄で帰ることにした。横浜阪神戦の混雑を避けるべく、関内ではなく桜木町から輪行で帰った。身体が溶け崩れそうな疲労を感じつつ、帰宅。ほとんどそのまま布団に潜り込んでしまった。ああ、シャワー浴びといてよかった。

2003年08月22日(金曜日)

今夜も夜トレ+次期ロードフレーム

00時00分 自転車 天気:いいやんけ

 今夜も夜トレに出動。やや遅く、21:30の出走だった。今年は蜘蛛の巣が少ないようで、俣野まで突っ走った段階でも、あまり身体に絡んでいない。去年は、そのまま素を張れるのではないかと思うくらい絡んだものだが。今夜はやや足が回らず。週の終わりに近づくと、だんだん疲労が溜まってくるようだ。
 寝る前に、買ったばかりのサイスポを読む。2004年モデルの話がぼちぼち出始めているようだ。スペシャが出すというカーボンバイクのフォルムにビビッと来た。これだ、これを買う!(爆) TIMEだとかLOOKだとかALANだとか(それにしても何故4文字のメーカーばかりだ)考えてきたのだが、このフォルムには負けた。かっこよすぎ。買いだ。ちょうどボーナス期前後の発売になりそうなので、カーボン+アルミのフレーム(Tarmacという風情も何も無い名称)に10速デュラ、カーボンハンドル、MAVICのホイール辺りで組んでみようではないか。そうしたらTCR-2は手放そうかと思う。2年乗ってきたので、もういいよな。
 問題は、MTBが2台にロード1台と、うちじゅうスペシャだらけになってしまうことだ。特にファンというわけでもないのだが(むしろGIANTラブ(爆))、なぜか買いやすいんだよな。アパレル同様に。

2003年08月21日(木曜日)

今夜も夜トレ

23時00分 自転車 天気:晴れたな

 今日は久しぶりに強い日差しを感じた日だった。残念なのは、一日の大半を屋内で過ごしたこと。先週、こういう日があればなあ。
 帰宅したのは21:00前だったが、今夜も夜トレに出動した。今夜も快調に走ってゆく。うーん、気持ちいい、などと鼻歌交じりにサイクリングロードを走っていたら......。突然、眉間にボスッ、という衝撃を感じた。おのれデューク東郷(違)。いや、狙撃されたのではなくて、なんとカナブンらしき飛翔体に特攻されたのだった。眼鏡をしていたので目に触れることは避けられたが、命中していたらどうなったことか。
 原因として考えられるのが、今回から手許灯兼ポジショニングランプとしてヘルメットに着けていた、3LEDライトだ。この光めがけて飛び込んできたのかも。そういえば、今日はやけに虫が多いと思っていたのだ。慌ててライトを消した。川沿いを走るときには点けないでおこう。
 俣野の登りを経て、高鎌橋まで一気に駆け戻った。裏道経由で帰宅しながら、今夜もいい汗かけたと思った。この好天が続けばいいんだが。

2003年08月20日(水曜日)

今夜も夜トレに

00時00分 自転車 天気:空が見えない

 今夜も夜トレに出かけた。相変わらず星の見えない日が続いていて、もうじき最接近する火星観測の時期を逃すのではないかと、全国の天文ファンをやきもきさせていそうだ。
 とりあえず、今夜も走る。今夜もまことに快調で、往路、復路とも30km/h台をキープ。俣野の登りでは8割くらいダンシングで登ってみた。しかしダンシング中に横を自動車に抜けられるのは怖いので、最後の緩い登りはシッティングになってしまった。でも、なんだか調子がいい。チェーン洗浄だけではなく、どうも自転車筋にまた神が宿ったらしい。箱根の影響か。このことを考えると、例えば重要なイベントの前には、峠に登ったりして強負荷を掛け、その後の超過回復の波に乗るというシナリオがよさそうだ。

2003年08月18日(月曜日)

物凄く久しぶりに夜トレ

00時00分 自転車 天気:くもりだな

 今日は盆休み明けということもあり、職場は閑散としていた。ここは盆休みが2シフト制で、半分の人間が今週盆休みを取っているのだ。おかげで、外からの飛び込みの仕事も無く、非常に楽だった。
 定時に帰宅して、明るいうちに久しぶりの夜トレ(いや夕トレというべきか)に出かけた。TCR-2をいつものコースに沿って走らせる。なぜだかペダルが非常に軽い。チェーン洗浄効果が出ているのか。それにしても、足が良く回る。風の影響も無く、行きは歩行者もいるのでセーブ気味に30km/h近辺を維持。俣野の登りではいつものようにインナー・ローでふうふう言いながら、ではなく、20km/hをキープしたまま登りきった。最後はちょっともがいたけれど。
 復路も30km/h台後半で突っ走り、一気に高鎌橋まで戻った。調子がいい。やっぱ、チェーン洗浄はマメにやるべきか。しかし、超音波洗浄機を使うには、どうしてもチェーンを切らなきゃならない。ジレンマを感じる。

2003年08月17日(日曜日)

盆休み最終日もこれか

00時00分 自転車 天気:はっきりしない天気だ

 今日も今日とて空模様ははっきりしない。雨が降ったり止んだり、どっち着かずというところ。これが豪雨でも降っていれば、すっきり諦めもつくのだが。
 昼過ぎ、路面が案外に乾き、雨も上がっていたので、BD-1でちょっと出かけてみた。最初は飯田牧場に向かうつもりだった。
 チェーンを洗浄して以来、どの機械もえらくペダルが軽くなってしまった。BD-1もギア1枚くらい違う感じだ。チェーンの駆動抵抗って、つくづく大きいものなんだと思う。
 裏道を走っていずみ野に向かっていた時、空から雨がパラパラ降ってきた。げっ、また雨ですか。路面も、細い道では案外に濡れたままだ。なんか、やばそう。
 とりあえずダイクマに立ち寄って、ここで引き返すことにした。帰ってから空を見ていると、霧雨と雨の中間ぐらいの水滴が、ずっと降り続いていた。本当に夏らしくない、嫌な天気だ。エアコン要らずなのはいいけどね。

2003年08月13日(水曜日)

鎌倉から厨子、横須賀に抜けて、環4を戻ってきた

00時00分 自転車 天気:くもりがち

 今日もいまいちな天気。というか、今後悪くなる一方だとか。今日も楽しく走りましょう。
 今日は鎌倉から横須賀に直接抜けるルートを走ってみようと思う。
 BD-1を持ち出して、境川経由で鎌倉に出る。おっと、その前にカレーだ(爆)。
 鎌倉に出て、下馬のコンビニで休憩。ここから東に延びる道を走ってゆけば、厨子に、さらには横須賀に抜けることが出来るはずだ。
 下馬から走り出すと、いきなり片側1車線ギリギリの狭い道になる。横須賀線の線路を越え、その道を走ってゆく。車をギリギリで避け、逆走してくる自転車に危うい思いをした。やがて厨子駅近辺の更に細い道に出た。ここなんざ、スーパー近辺の混雑に人も車も支え、自転車も通行できない状況だ。自転車を押して、車を縫うようにして通り過ぎる。
 再び線路を越え、少し走ると、横須賀方面への道になる。緑に囲まれて走るので、案外に気持ちいい道だ。少しの上りの後、意外に長い下りに入る。厨子も案外に高度があったようだ。
 一休みしたかったので、道端に自販機を見つけたところで小休止。
 さらに進んで行くと、やがて市道環状4号との合流点に出た。そんなに広い道ではない。環4自体、まだ造成中なので、途中で途切れたりする。最終的には瀬谷~泉区につながるお馴染みの道と連結されるようだが。
 ここからは鎌倉霊園、自然観察公園などがある、円海山近辺の道を走ってゆく。この辺、MTBで走り回れるルートがあると聞く。
 更に走ってゆくと、鎌倉女子短大近くの、鎌倉街道との合流点に差し掛かった。前に鎌倉経由で関内に出た時は、この地点から鎌倉街道に入ったんだっけ。
 更に走ってゆくと、原宿に向かう長い上りが待っている。ちょっとうんざりするな。しゃこしゃこ上り詰め、また下ると、もう原宿間近だった。やがて原宿に出て、更に走ると、ついに俣野橋に戻ってきた。後は家まで走って帰るだけ。

2003年08月12日(火曜日)

トレンクルで買い物に

00時00分 自転車 天気:これはどうだろう

 昨日の箱根登山の疲労は、さほど感じない朝だった。強いていえば、右ひざに多少の違和感があるくらいか。僕の場合、踏み込むペダリングではなく、回転主体のそれなので、多少膝を痛めても、すぐに回復することが多い。とはいえ、無理は禁物だ。今日はまったり走ろう(天気も良くないし)。迅速な輪行性能を考慮し、トレンクルでの出動となった。ちょっと、町田まで出かけてこよう。久しぶりに北に向かうことにした。
 ジーンズの裾をバンドで留め、CrossAirを背負って、裏道をぶらぶら走り出した。
 境川に出て以降は、境川沿いに北上して行く。シングルのトレンクルは気楽でいいなあ。変速を考える必要も無いというのは、のんびり乗りたいときには非常に安楽だ。坂道では困ることもあるが。でも軽いトレンクルなら、少々の坂道は問題ではない。多段化は諦めて、もっと軽量化しようかと思っている。
 境川を走り通して町田に出るのは久しぶりだ。途中、どうしても車道を通らなければならないのが嫌な点だ。精々片側1車線の、それもバスが通るような道を自転車で走るのは、交通量が少ないことを考慮しても大きな負担だ。特に相鉄線の高架を潜る辺りはなんとかならないものだろうか(X_X)。
 町田に着き、銀行に立ち寄ってから、ダイソーにも寄った。電池ケースを探すも、これというものがない。後で思ったのだが、上階で探した方が良かったのか。
 ダイソーを出て、往路をそのまま引き返していった。途中、例の東名を潜るところの猫小屋に立ち寄った。すると、例の死にかけていた子猫が、元気にぴょんぴょん跳ねながら逃げて行くではないか。すっかり回復したようだ。良かったな。しかし、誰かがマメにエサをあげているようで、近所には多数の大猫もうろついていた。猫小屋の前に紙が落ちていて、何か書いてある。曰く、『猫にエサをあげている親切な方へ。猫のための小屋を作りました。大切に使ってください』云々と書かれてある。ははぁ、この猫スポットは、猫にエサをあげている人+小屋を作った人の、共同作業の結果だったのか。街中でこれをやられると大迷惑だろうが、ここならいいか。
 猫を観察した後、来た道を戻って、家に帰った。

2003年08月11日(月曜日)

箱根(正確には芦ノ湖まで)に行ってきました

00時00分 自転車 天気:意外にいい感じ

 昨夜、雑用を片付けていたら、寝るのはなんと3:00過ぎになってしまった。一応、箱根には『行く』と宣言していたので、昨日『どうしようかな』などと言っていたマモル氏や、他の飛び入りゲストの到来もありえないことではない。が、その時点では無反応だったので、止めちゃおうかなという気持ちも半分以上あった。
 朝、9:00に起きた。その時点でも迷いはあった。が、天気はこの先下り坂で、盆休み中には二度とチャンスが無いかもしれない。今日も下り坂という予報だったが、意外に好天になっている。なら、登るか。
 ようやく決意し、身支度を済ませ、MR-4Fで出動した。地下鉄で戸塚、戸塚で東海道線に乗り換え、小田原に降り立つ。小田原駅は改装中で、いつもの地下通路を使えず、少々戸惑った。
 駅前でMR-4Fを組み立て、いよいよスタート。昨日の時点では10:00スタートという腹積もりだったのだが、実際には12:00スタートとなってしまった。まあ、行って帰るだけなら、なんとかなるだろう。
 駅前通を少し進んだところにあるコンビニに入り、昼食を買い求めた。のぼりの途中で食べるつもりだった。
 今日のルートは、旧東海道(というかその代替として最初に作られた舗装路)を採る。途中まではR1を進み、河を越えて以降はその道を進むのだ。そこまで意外に登ったので、もしかしたらこのままR1を進んでしまうルートなのかと思い始めた頃、ようやく旧道への分岐が見えてきた。
 ここまではミドルギアで進んでこれたが、分岐してすぐの急坂で、あっさりインナーに落とさざるを得なかった。沿道の民家には、さすがに自転車は見当たらない。
 登る一方ではあるが、緩急の差はある。緩で足を休め、急で使い切るという感じだ。
 途中、渓谷に掛かった橋で、昼食をとった。ボトルの残りを心配しながらパンを食っていると、下の方からこんな道を行っていいのかというような大型観光バスが登ってきた。案の定、その背後に多数の自家用車が支えていた。さらに登って行くと、寺がいくつかあったから、そうした寺への向かっていたのだろう。さすがに、箱根の九十九折れを、あのバスが行くのは苦しいと思った。
 先を急ぐ。道はますます急傾斜になってきた。だいたい、奥湯河原の最大傾斜前後の道が、ずっと続いている雰囲気だ。それでも、時折緩やかになり、息をつける場合も多い。
 こんな道なのに、足の方はへこたれる様子を見せない。以前なら速攻でギブアップだったろうが、今は乳酸がたまり始めていることを考慮しても、ちゃんと登りきれる自信があった。強くなったなあ。坂道自体は、やっぱり楽しくは無いのだが。それでも、交通量の少ない登りは、安全という意味ではいいのかも知れない。
 畑宿に到達。この先に、最大の難関である九十九折れが待っている。畑宿には民芸品の売店や飲食店が点在し、ここが最後の覚悟地点という雰囲気だった。そのまま通過する。バスの停留所で、なぜか輪行状態のMTBを抱えた男性と目が合い、目礼を交わした。登ってきたのか、下ってきたのか。
 さあ、九十九折れだ。きついことはきついが、直線の登りと違って先が見えないので、案外に気は楽だった。交通量が少ないことをいいことに、出来るだけアウト側を越えていった。車が来ると、それをやり過ごす。ほとんどの車はこちらを待ってくれるし、こちらが通り過ぎるまでコーナー下に停めて待ってくれる車もあった。が、こちらの状況にお構い無しに、ホーン一発でどかせようとする車もある。ここで10秒くらいロストしたところで、乗用車なら大きな問題にはなるまいに。なにを急いでいるのか。
 いくつか越えるごとに小休止を取りながら、やがてとうとう九十九折れを越えた。越えた先には見晴らし茶屋があった。が、腹は空いてなかったので、ここも飛ばしてしまう。
 この先楽になるかといえば、楽といえば楽だが、直線の登りの方が堪える場合もあるといわざるを得ない。それでも着実に高度を稼いでいった。
 やがて甘酒茶屋に到着。甘酒ではなく、外の自販機でコーヒーをむさぼるようにして飲んだ。後一息だ。
 さらに登って行くと、お玉が池に到達。この前後が、芦ノ湖までの道の最高高度だ。少し下り、多少迷いながら芦ノ湖に到着した。をを、水だ!
 遊覧船発着場前のローソンに駐輪し、ローソンでおやつを買ってから、湖畔に出た。海賊船風の遊覧船がゆっくり戻ってくるところだった。なんというか、無闇に恥ずかしい後継だと思うのは、日本中で僕だけなのだろうか。
 長雨の影響だろう、芦ノ湖の水位はかなり高そうだった。ちょっと風があるだけで、多分岸壁を波が越えてしまうだろう。だが、穏やかな天気で、風も無く、水面に陽光がきらめいている。
 この先はどうしよう。最初は三島方面に下ろうかとも思っていたのだが、時間的には小田原方面に下ったほうが無難だ。それに、自走で帰るとすれば、帰りの電車賃を浮かせる(なんとせこい事よ)。決まり、来た道を下ろう。箱根峠越えは、次回に。
 来た道を戻って行く。この急傾斜の下りは、やはり怖いな。特に、ブレーキに不安があるMR-4Fでは。それにしても、あまりに効かないので、途中でシュー位置を再調整した。ちょっとだけずれていたので調整すると、幾分マシになった。ワイヤ張替えの時にずれたな。
 下りきり、やがて小田原駅に近づいたが、気分的にノリノリになっていたので、自走帰還を目指した。ハブダイナモ化がもたらす安心感も、これを助けた。
 R1は交通量も多く、走って楽しい道ではないが、まだ小田原との間は未走だったので、この道を採った。やがて境川に到達。いい感じに疲れていたので、アイスで自分を慰めよう(違)と飯田に入ったら、なんと18:00閉店であった。夏季は19:00じゃなかったっけ。
 少ししょぼーんとしながらも、無事帰宅。走行距離は80km弱だった。案外に短いものだった。次は、ちゃんと箱根峠を越えようと思う。

2003年08月10日(日曜日)

サガミのバーゲン&東戸塚のアイス屋探訪

00時00分 自転車 天気:夏らしい

 台風一過のいい天気だ。だが、これも来週半ばからはまた崩れるようだ。くぅ、今年の夏はどうしても好天をプレゼントしてくれないようだ。
 ともあれ、サガミのバーゲンの最終日なので、今日こそは行かねばと思い立つ今日この頃。TCR-2を持ち出して、市道環状2号経由でシンボルタワー、関内と回ることにした。
 昼食後、長後街道を通ってR1、平戸で環2に乗って、一路南下してゆく。チェーン洗浄のおかげか、非常に快調だった。足が回る回る。
 磯子でR16に接続するのだが、なんの気なしにその更に海側にある道に出た。この道、結構交通量が少なく、道も広いので、非常に快適だった。が、この道も結局R16に接続するのだ。
 R16を走り、本牧ふ頭へと抜けていった。市営プールの駐車場前で、空きを待つ車が凄い列を成している。今日を逃すと、こういう好天に恵まれるかどうか分からないからな。
 シンボルタワーまで走り、ちょっと一休み。空の青さが目に染みる。冷たいコーヒーを飲みながら、身体を冷やした。
 さて、サガミのバーゲンだ。シンボルタワーを出て、山下公園前にある会場に向かった。車は意外に少ないようだ。しかし駐車場の前には、どこも多数の車が列を成している。
 貿易センタービルの前にTCR-2を係止し、バーゲン会場に入った。レイアウトは前回と同じような感じ。あまり安いという感じはしないが、キャットアイ関係の品は元々安いのに加えて値引いているので、かなりお買い得感が強い。アパレルではこれというものが見当たらなかった。とりあえず、サーモスのボトルにベストフィットの、スペシャライズドのリブケージ等の小物を買っておいた。前者はTCR-2に黄色いのを着けてみたのだが、色を合わせて赤いのにしたかったのだ。
 会場をフラフラしていると、はるだぁ氏が登場。午前中、三浦半島を走ってきたとか。一度家に帰り、モーターサイクルでやってきたらしい。
 はるだぁ氏が去り、さて帰ろうかなと思っていたら、今度はマモル氏が登場。マモル氏はお目当ての品がなかったそうで、一品買っただけだった。
 会場を出て、自分たちの自転車の所に帰り、開錠していたら、NAKAGAWAの鉄ロードに乗った男性に声をかけられた。TCR-2のダウンチューブ下側に着けたRoad Morphが気にかかったという。その人も持っているのだが、取り付けに苦労していた模様。この状態でも問題は出てないと説明する。その男性の鉄ロードには、なんとMavicのワイヤレス変速システムがついていた。が、破損中で、あまりに故障が多いので諦めて、シマノの適当なものに換えるつもりだとか。この男性から、長後駅の近くに、実は中古パーツなどを扱う自転車屋があるという話を聞いた。正確な場所を聞いたので、今度行って見ようと思う。
 その男性とも別れ、この後はということになる。明日箱根を登る心積もりもあったので、早々に帰るつもりだった。ならば、ということで、マモル氏ともども、R1を避けた裏道を行くことにした。
 一度横浜駅西口方面に出てから、川沿いに走ってゆく。このルートは前に走ったことがある。マモル氏によれば、東戸塚方面に抜けられるとか。そこにあるというアイス屋を訪れることにした。
 一度、200mほどR1沿いに走った他は、ほとんど裏道を走ってゆく。この道なら、不慣れなリカンベントでも走ってゆけそうだ。@nak夫妻を招待するのにどうか、などと話した。
 東戸塚直前辺りでは、ちょっと根性がいるような坂が出てくるが、ごく短い。やがてアイス屋についた。そこは、東戸塚駅真北の、線路と線路に挟まれた場所にあった。東海道線から丸見えで、今まで見過ごしていたのが不思議なくらいだ。アイスはさっぱり系で、柑橘類が充実しているのが特徴だった。ここを基点に、アイスお代わりツアーを組むのも良さそうだ。
 それから裏道を走り、戸塚へ。戸塚のR1新道近辺に出来たマツモトキヨシを偵察し、駐車場でマモル氏と1時間も話しこんでしまった。同じ趣味の人間が集まると、ついつい話し込んでしまう。
 明日もあるので、ということで21:00前に分かれて、帰宅した。明日の箱根行きはどうしようかな。

2003年08月09日(土曜日)

台風なので自転車整備を

00時00分 自転車 天気:すげえ雨と風

 台風10号はきれいに日本列島を貫通していったが、そのために今日一日は雨にやられた日になった。こういう日は落ち着いて、自転車の整備をしよう。
 まず超音波洗浄機によるチェーンの洗浄を続ける。MR-4F、EPIC号、BD-1とやっつけて行く。これが時間の掛かる作業なので、並行して懸案だったMR-4Fのワイヤ取替えに掛かった。左右のシフトワイヤがキツキツで、折り畳みの際に車体下部をバイパスしている部分も破損しつつあるので、これを黄色いアウターに交換しようという目論見だった。ついでにインナーの方も交換した。前よりもステアリング時に感じる抵抗が減り、またルックスも変わっていい感じである。盆休み中に、これで箱根の峠を越えようと思う。
 本当は、今日はサガミのバーゲンが関内であるのだが、この天気では外に出る気になれない。明日、多分晴れるだろうから、行ってみようと思う。

2003年08月03日(日曜日)

横浜水道みち緑道探訪記

00時00分 自転車 天気:まだまだ晴れ

 横浜水道みちという古道がある。明治期、横浜の町は急激に発展した。海沿いにある横浜では、その水源を地下水に求めることが出来ず、遠く相模川から引いて来る事になった。相模川中流域にある取水地から、処理場がある西谷浄水場まで、その高低差を利用して、水を引き込んでいる。地下に埋設された水道の上には、概ね道が続いている。水道へのダメージを考慮して、大半の区域で車両の通行が禁止されているこの道は、『横浜水道みち』と名づけられている。自転車と歩行者のための散歩道として、かなりの区画が整備されている。今日は、その一部、南林間から、米軍相模原住宅まで走ってみた。
 昼過ぎに、EPIC号で出動。今まで散々乗ってきてアレだが、このサドル、合わないな。TOPEAKのインタークーラー付は、サドルバッグを着けやすいのと、インタークーラーを試したかったからだ。しかし、このインタークーラーって奴が、どうも効いてない気がする。また長時間乗ると、かなり厳しく会陰部がしびれてくるのだ。これなら、前に使っていたボディージオメトリの方がマシか。
 ダウンチューブ下のボトルケージに、替えチューブなどを収めたボトル型ツールボックスを入れ、もう一本ボトルを持って、家を出た。カメラだのなんだのは、ウェストバッグに入れて腰につけた。が、あまりに詰めすぎてベルトが食い込むほどだったので、バックパックの方が良かったかと、後で思った。
 湘南台でラーメンを食って、さて境川を遡上しようと走り出したときだった。桜並木のところで、一台のリカンベントが停車している。乗っている人の服には見覚えが......。それは、この間受け取った、RecumbentMLの夏用ジャージだったのだ。もしかしたら、と思って声を掛けてみると、やはり前に長後街道ですれ違ったかがみ氏だった。TSUNAMIで走ってきたんだとか。少し話をして、先を急いでいたので別れた。ご一緒できる機会があればいいのですが。
 境川沿いに走っていった。南風が追い風となり、軽い走行感を楽しめる。ロードバイクのそれとは違うが、細身のスリックタイヤで武装したMTBのそれも、なかなか楽しめるものだ。
 R246を越え、やがてグランベリーモールの対岸付近に達した。川をアーチ状に横切る水道管の側に、果たして水道みちへの入り口があった。GPSによると、このままずっと、まっすぐ進んでいけそうだ。
 境川からしばらくは、さくらの散歩道という公園になっているようだ。名前と裏腹に、さくらがインラインスケートで疾走している、などということはない(というかあってたまるか)。曲がりくねっている上に、道路との交差は丁寧に車止めでふさがれ、自転車に乗車したまま通過するのは不可能になっている。ここまで徹底した車止めがあるということは、自転車通行禁止かと思ったのだが、そういう気配は無いし、散在する注意書きにも、自転車の通行を前提とした文言が見られる。
 この遊歩道は、いきなりかなりのアップがあって、驚かされた。水道が通っているんじゃないのか? でもまっすぐ引くためには、その間にある高低差も乗り越えなければならないはず。十分な水圧さえあれば、水は10mまでは持ち上げることが出来るので、そういった工夫を施して、高低差を徐々に使い切りながら西谷まで導いているのだろう。が、まっ平でまっすぐな道を思い描いていた僕には、いささかの不意打ちとなった。
 さくらの散歩道の終端は、堂々たる階段になっていた。......本当に自転車通行可能なのか? しかし階段の中央には板が渡され、いかにも自転車はここをどうぞ、という風情を漂わせている。上がったところにあった注意書きにも、『自転車に乗ったままここを下らないで』と、いかにも降りてから自転車を押して下ってください、といった文言になっている。いずれにせよ、ここはあまり楽しくはない。
 その先は、一般道と交差しながら、あるいはアスファルトの、あるいは土の道が続いていた。一部が駐輪場になっていたり、公園になっていたり、様々な形で活用されているようだ。
 途中、通過した公園で、泥濘に突入して泥だらけになったりしながらも、西へ西へと走っていった。
 やがて、前方に水道みちの終わりが見えてきた。米軍相模原住宅のフェンスが、まるで世界の終わりのように立ちはだかっている。実は、基地の向こう側にも続いているのだが、今日はそこまで走る気になれなかった。自転車で楽しい道ではないな。
 再び境川に引き返し、下流に戻り始めた。
 東名との交差で、例の猫小屋をのぞいてみた。すると、東名を支えるスロープの方から、子猫が2匹よちよちと這い出してきた。その一匹は、先週『これはダメだ』と思っていた、病気の子猫だった。なんと、生き延びていたのか。目やにが凄いし(やっぱりなにかの病気か)、動きも鈍いのだが、なんとか日々を過ごしてきたようだ。その猫の兄弟なのか、あるいはただの同居人なのか、もう1匹のやや大きな猫が、見守るようにして寄り添っている。人間を恐れてないから、やはり世話をしている人がいるのだろう。ペットフードが開けられ、水飲み皿には水が溜まっていた。人間の身勝手だとは思いながらも、小さな命が懸命に生き延びている様を見ると、やはり良かったなといってやりたくなる。
 南風に逆らいながらゆっくりと走り、帰宅した。

2003年08月02日(土曜日)

鎌倉まで行ってきた

18時00分 自転車 天気:暑いなあ

 前夜、なかなか寝付けず、ふと目覚めると昼を過ぎていた。あー、ダメ。今日は多摩川に出て、和田サイに寄ろうと思っていたのに。この時間からでは多摩川も夢のまた夢。では、ということで、ここ2回ほど挫折していた鎌倉まで行ってくることにした。
 帰りにDOCOMOショップでPHSの機種変更をするつもりだったので、CrossAirを背負って、中に611Sを箱毎入れておいた。乗ってゆくのはTCR-2だな。天気いいし、ロードバイクの乗り味を楽しみたい。
 昼過ぎ、ひとまず飯を食おうと思い、長後のCoCo壱番屋(またかよ)でトマトアスパラカレーを喰らった。この店、この後に北上するにも、南下するにも、位置的に都合がいいのだ。
 カレーの後は、境川を南下してゆく。南風に向かっているので、30km/hも出ない。しかし、足をクルクル回しながら、まったり走っていった。
 暑いなあ。日差しに手足がじりじり焼けて行くのが判る。日焼け止めを塗っているので、真っ赤に腫れ上がるほどではないが。
 江ノ島近辺に出ると、やはりかなりの人出だった。鎌倉まで走る間に、何人ものサイクリストと行き会った。みんななんとなく嬉しそうで、会釈するとたいてい返してくれた。やっと太陽の下を走れる喜びが、その姿からにじみ出ていた。
 稲村ガ崎を越えた辺りから、風が追い風気味になり、鎌倉まで一気に突っ走っていった。
 暑い。冷たいものとカロリーを求め、下馬のコンビニで小休止。ぬるい風が海から吹き、しかし日陰に入ると少しだけ涼を取れる。
 自転車を美術館(改装中)の駐車場に停め、歩いて八幡宮に入った。本殿の改装は未完で、相変わらず若宮に遷宮されている。結婚式かなにかあるのか、暑い中スーツを着た一団がたむろしている。
 白旗神社の方に歩いて行く。人通りは少なく、木陰のふんだんなこの辺りは、ひんやりとした涼しさが漂っている。白旗神社は「しらはた」と読む。もちろん義経が祭神だ。その辺を興味深そうに歩いていた人々に由来を聞かれたら、『ここは"びゃっきじんじゃ"といって、この辺に多く住んでいた鎌倉幕府の下級武士たちの崇敬していた社だ。"白"というのは"百"から頭の"一"を除いた形で、数多くの旗、つまり武士が集まっている様を現すのだ』などと、何一つとして真実を含まない出鱈目を述べてやろうと思っていたのだが、その機会は無かった。
 源氏池の休憩所で、またしても冷たいものを求めた。冷えた緑茶を飲みながら、池を眺めていると、亀がぷかぷか泳いでいる。しかも何匹もいる。こんなに亀が群れているなんて、初めて見た。
 源氏池にのまん中にある小島には、政子岩という謎の岩があるようだ。見に行くと、石柱で囲われた中に、丸石がいくつかごろんと転がっている。ふむ。
 自転車に戻り、来た道を戻って行った。