Strange Days

2004年01月31日(土曜日)

吾妻山公園まで一面の菜の花を見に行った

00時00分 自転車 天気:好天ナリ

 今日こそは三浦半島周回をやらねば。などと前日思いつつ、寝たのは3:00。起きたのは案の定11:00過ぎ。はぁ;-_-)
 気が抜けたので、昼過ぎまでぼんやりしていたが、やはり走り足りないと思った。出来るだけ近場で、面白そうなところに行ってこよう。ニュースで、二宮にある公園で菜の花が咲き揃ってきたというのを読んだ。じゃあ、二宮まで行ってこよう。時間は昼を過ぎているが、TCR-2ならば、日が暮れるまでになんとか往復できると見た。
 まずは腹ごしらえと思い、CoCo壱番屋(またかよ)で飯を食い、境川を下っていった。
 藤沢市街で久しぶりに引地川沿いに出て、R134まで走る。R134は突っ走り、やがてR1に合流。R1は舗装がひどい区画と極めて良好な区画が交互に出てきて、ペースが乱れるのでやや疲労する。
 やがて二宮駅前通りの看板が目に入ったので、駅方面へと抜けた。時刻は15:00頃だった。長後からだいたい1.5hくらいで走ってきたことになる。
 ここから、吾妻山公園に登る道を探して、しばらく右往左往する破目になった。駅から5分という案内を思い出して、駅の北口に回りこむと、ようやく公園の入り口が見えた。
 公園の入り口までは結構登り、そこで駐輪しておいた。しかし、その先に待っているのは、かなり急で長い長い階段の登りだった。なにせ吾妻山。山なのだ。頂上までは、ざっと100mくらい登る感じだ。公園のピークを取り囲むようにして遊歩道が設けられ、沿道には草花が広がっている。菜の花畑は駅からは反対側にあるので、そこまで歩いていった。SPD-SLなサイクリングシューズを履いていったので、流石に歩きにくくて難儀した。
 菜の花畑は、展望台の近くにあった。つまり、ほとんど最高地点の辺りだ。一面の菜の花、とはいかない広さ。それでも、黄色い花が帯のように咲き誇っている様は、一足早い春のようで目に優しい。
 展望台に登った。ここからは富士山、日本アルプス方面。丹沢方面。相模湾方面が一望でき、また周囲の市街地も見下ろすことが出来る。気持ちいい眺めだ。管理の行き届いた広い芝生になっていて、家族連れが特に多かった。またカメラを提げた人も多かった。
 一通り見たので、帰宅することにした。階段を再び下る。降りきったところで、膝にかなりキているのに気づいた。どうも、急傾斜を、しかも衝撃吸収性皆無の(なにせ硬いカーボンソールだ)サイクリングシューズで降りたため、膝にまともに来たようだ。
 案の定、帰路では膝が負荷にすぐに音を上げるので、負担をかけないように気を遣いながらの道行きとなった。傾斜ではダンシングで体重を活用する。今日はなにも背負ってこなかったので、ダンシングするのが非常に楽しい。しかし、同じ姿勢で負荷を掛けすぎると、すぐに膝が耐えられなくなる。痛くなるというほどではないが、このまま負荷を掛けると痛めるだろうという予感があった。
 なんとかスピードとモチベーションを維持しながら、やがて辻堂辺りで県道40号(?)に入り、そのまま引地川に当たるまで走り、後は来た道を戻って帰宅した。
 この吾妻山公園、手頃な場所にあり、また風光明媚なので、ちょくちょく走りに行くかもしれない。

2004年01月27日(火曜日)

ローラー台を

23時00分 自転車

 走りこみ不足が心配になってきたので、今夜もローラー台を回す回す。汗をかくかく。運動するする。冬でも汗はかくもので、すぐに風呂に入って汗を流した。
 もう少し日が長くなったら、朝トレを再開しても良いなと思う。というか、暖かければ夜トレでも。なんにせよ、食生活にせよ、自転車生活にせよ、建て直しが必要な時期になった。

2004年01月25日(日曜日)

湯河原ツアー下見

19時00分 自転車 天気:晴れ

 7:00に目が覚めた。さて、今日は湯河原に行ってくるか。しかし、布団の中でぬくぬくしながら考えていると、なんとなく三浦半島周回も魅力的に思えてきた。要は鮪を食いたいのだ。いつもの反時計回りルートでは、三崎着が早すぎる。今日は時計回りに走ろうかなと考えた。こっちの方が、北風を背負えるので、冬場は有利なはず。こっちの方が、例えば横浜集合などが可能になるので、一度やってみようかなと思っていたのだ。が、やっぱり初志を貫徹しなくてはと思い直し、湯河原行き決定。
 自転車はどれにしよう。坂のことを考えると、MR-4FとBD-1のどちらかになるのだが、過去はMR-4Fでばかり登っていたな。今日はBD-1にしよう。こっちの方が、流石に輪行が簡単だし。
 地下鉄で戸塚、戸塚で東海道線熱海行きを待ち、湯河原下車は10:40くらいだった。まだ梅の時期には早いだろうと思っていたのだが、しかし改札口は団体客で混雑中。富士急バスの幕山行き臨時便が出ているようだ。
 BD-1を展開し、一度海岸方面へ通り、途中の5叉路で適当に進路を変えた。GPSを見ながら走って行くとどうやらこの道は正解だったようで、やがて幕山と往来するバスと行き会うようになった。
 幕山から流れる小さな川に突き当たったところで、また進路を変える。川沿いに走ってゆく途中で、7-11をば発見。補給に困ることは無さそうだ。
 幕山公園までは結構な登りをこなすものの、交通量の少な目の舗装路で、道順も難しくは無い。幕山が見える。『未知との遭遇』に登場したデビルズ・マウンテンを思わせる、面白い形をした山だった。そしてその麓一杯に、梅林が広がっているのだ。
 幕山公園での駐輪場所は、第一駐車場の更に置く、『進入禁止』の看板付近の向かって左側に止めるのが正解らしい。スペースは十分にあり、例え変態^H^H^H^H変わった自転車の集団で襲撃しても、困ることは無さそうだ。
 公園は、意外なくらい風光明媚なところで、きれいに整備されている。幕山はロック・クライミングの名所の一つなので、公園から、幕山の中腹に走る岩脈に取り付くクライマーの姿が良く見える。公園の外周に沿って、出店(木で組んだ小屋)が並んでおり、みやげ物や食べ物が売られている。客が意外に多いのが印象的だった。この分では、シーズンには足の踏み場も無いかもしれない。足の踏み場といえば、公園の広場にはなにかの木(梅?)のチップが敷かれており、独特の踏み心地と香りがあった。全体的に、手入れが非常に行き届いた公園だった。
 公園をうろついていると、『梅ソフト』の文字を発見。翡翠たんが密かに自家製造していそうなキツイ物ではなく、ほのかに梅の香る、なかなか美味でまともな代物だった。だが、そもそも、そこまでして梅風味をつけなくても。
 一通り見たので、今度は奥湯河原へと登ることにした。湯河原駅にとって返す。下りで、距離が短いので、10分あれば十分なくらいだった。
 奥湯河原への登りは、既に2度も体験しているので、ペースも掴みやすく、問題は無い。しかし、やはり急傾斜は疲れるのである。インナーに落としたまま登り続け、リアを6速、7速、8速、そして遂にローに落とした。この奥湯河原、目的地の広河原に近づくほど傾斜が激しくなるという傾向がある。最後の方は、死力を尽くさねばならない。
 ローに落としたところで、片道一杯に並んで歩いている(交通量が少ないので気になるわけではないが)妙齢(うちの母よりは若いくらい)のご婦人たちを追い抜いた。「うわっ、すごい。こんなところ自転車で登ってる」などと声援を受ける。日本人的なアルカイック・スマイルで応えつつ、脇をすり抜けた。さらに上って行くと、ようやく紅葉亭への最後ののぼりに掛かった。ここが一番苦しいところ。とうとうペダルを回す足が止まりかけたくらいだ。だが何とか乗り切り、紅葉亭の駐車場に滑り込んだ。
 駐車場で自転車に鍵をかけ、駐輪場の目星をつけていると、先ほどの団体が到着。目的地は同じだった。記念撮影を始めたので、一枚とって差し上げる。
 紅葉亭は団体客があったようで、満員だった。待ちリストに記帳して15分ほど待つと、ようやく招き入れられた。今日は味噌おでん、天ざるうどん、そしてデザートに蕎麦掻汁粉を頼んだ。うどんは初めての体験だったが、腰が異常なくらい強く、印象的な出来だった。蕎麦だけではなく、うどんもイケる。
 1時間ほどくつろいで、やおら店を出た。下りいつもの通り、あっという間だ。良く効くVブレーキのBD-1は、下りではMR-4Fよりも信用が置けそうに思う。だが、小径ゆえに、あっという間にジャックナイフしそうなのが怖い。
 万葉公園に立ち寄り、こごめの湯の位置を確認した。なんとなく時間が惜しかったので入らなかったが、結構ちゃんとした施設であった。足湯だけではなく、ちゃんとした温泉で汗を流したいというのなら、ここは使えそうだ。
 湯河原駅まで戻り、いつの間にか出来ていた駅隣のカフェで一服入れ、それから東海道線で帰還した。
 今日でいろんな懸案事項が潰れたので、BD-MLで募集して、ツアーを決行しようと思う。

2004年01月12日(月曜日)

湯河原不発

00時00分 自転車 天気:いいのだが

 今日は、少し早起きして、奥湯河原に行ってくるつもりだった。ところが、起きたら10:00前;-_-)
 結局、14:00くらいまでボーっとして、それから泉の森公園に行ってこようと、ふと思い立った。出がけに、BikeEで出ようとかHardrock号で出ようとか考えてはいたが、結局はTCR-2で出かけることにした。
 境川沿いをのったり走り、東名高速道路に突き当たったところで西進、R246に乗り換えて、泉の森公園に向かった。
 小民家園の前にTCR-2を張り付け、しばし和む。今日は案外に人出が多く、庭で羽子板をやっている家族連れもあった。
 しらかしの家に立ち寄り、暖かいコーヒーで一息つける。行きは、まだ日差しがあったので快適だったが、帰路は暗くなるので寒くなりそうだ。そう思って、10Wバッテリーライトを装備してきたのだが。
 結局、真っ暗になる前に帰宅し、ライトの出番は無かった。5Wくらいで軽量のライトが出ないものか。

2004年01月11日(日曜日)

久しぶりにMobillyたんに乗る(そして疲労困憊する)

00時00分 自転車 天気:まだ晴れだ

 明日は久しぶりに湯河原に行くつもりなので、今日は近場をうろつくことに。そういえば、昨日シューズカバーが壊れてしまったので、新しいのを買わないと、と思い、サガミに出かけることにした。近場なので、レアアイテム化している多段化Mobillyで出動することにした。前に乗ったのはいつだったかな。えらい前のような気がする。
 この多段化Mobilly、ギア比の問題という弱点こそ解決したものの、新たに大きなフリクションロスという問題をも付け加えてしまった。坂道とかでずっと足を回し続けなければならないような場合、この問題はさほど顕在化しない。しかし平地を滑空するように気持ちよく走りたい場合、その空走距離の低減という形を取って、問題が顔を出すのだ。要するに、かっ飛ばしたいときに、気持ちよく突っ走れない、というわけだ。普通に、漫然と走る場合には気にならないのだが。ポタリング用自転車なんだな、どこまで行っても。
 まあ、サガミくらいまでなら問題になるまいと思っていたのだが、その間でもつらいといえばつらい。足を止めたいられる瞬間が少ないので、案外に疲労してゆくのだ。そしてもう一つの構造的問題、シートピラーの短さが大きく響く。適正ポジションを取れないので、膝への負荷が大きいのだ。もう少し長ければなあ。
 こんなわけで、長後CoCo壱番屋を襲い(いや自転車自爆テロを仕掛けたわけじゃなくて)、境川沿いに北上する間に、どんどん疲労がたまって行く。サガミに到着した頃には、この距離でこの疲労感か、というくらい疲れ果てていた。ハンドルが近いのもあるんだろうな。これはZOOMのパーツでなんとかなりそうだが。
 サガミでは、2Fでシューズカバーを買い求めた。前と同じカステリの物が良かったのだが、黄のLサイズが無かったので見送り。少し安かったパールイズミのものを買い求めた。また、同時にゲル入りサドルカバーをも買った。
 3Fでスペシャのハンドルバーに着けるゲル入りクッションとバーテープのセットを買う。欲しいのは前者だけなのだが、単独では売ってないので仕方ないな。とはいえ、なにか代替品がありそうな気もするが。
 レジで、遥か以前(去年の7月だったか)にお願いした、ハブダイナモの完組ホイールについて聞いてみた。まだハブが未入荷(これはシマノの新型に換えてもらうようにお願いしたのでやむを得ないのだが)で、MAVICのリムも分からないとか。ハブは来月入りそうなので、そうしたら電話を暮れることになった。春までに入手できるかなあ、これ......。
 店を出て、近所に止めてあったMobillyに、早速ゲル入りサドルカバー(なんか今日はゲル関係の買い物ばかりだ)をサドルに取り付けた。実はこれ、ぽた郎氏に教わった、Mobillyピラー足らないぜ対策の秘策なのだ。長身のぽた郎氏にはトレンクルのピラーでは足りなさそうに見えたのだが、このカバーを着けるとその厚み分座面が高くなり、いい感じにグッドだという。確かに、+1cmの差は結構大きい。改善された気はする。とはいえ、絶対的な不足は、これでも補えないのだが。特殊なパーツてんこ盛りの小径折り畳みは、こういう局面でつらいものだ。
 帰りは、国際親善病院側から帰宅した。すると、中田中央公園(運動公園)の北で、こんなすばらしい富士の眺めをゲット。目の前をよぎる送電線が、返す返すも残念だ。富士山で生まれた雲が、強い風で流され、こんな眺めになったのだろう。横浜の西端に位置するここからは、富士との間に高山が無い関係で、ちょっと上るといい感じの眺めが得られる。もうちょっと西の、急坂を登れば、あるいはよりよい眺めを得られたかもしれない。

2004年01月10日(土曜日)

久しぶりに多摩川へと出かけてきた

00時00分 自転車 天気:晴れ

 Y系の自転車屋に用事があったので、ついでに多摩川に出かけることにした。といっても、一番近い店舗でもR1の多摩川対岸にあるのだが。
 10:30くらいに家を出て、TCR-2をR16へと向けた。暖かい日差しがあり、風も強くは無かったので、少しケイデンス多めに回すと、もう汗が垂れてくるくらいだった。
 市道環状4号、海軍道路(ここも環4の一部ではあるらしいが)、八王子街道を経由して、R16に抜ける。もうちょっと路肩が広ければ、自転車で楽に走れるのだが。とはいえ、道幅はほとんどの区間で十分なので、ロードバイクなら無理なく走れる。
 多摩ニュータウン通りを走り抜け、やがて関戸橋に到着。河川敷の芝生の上で、やや遅い昼食を取った。
 Y's Parkでは、Rixen Kaulのピラーアタッチメント、サングラス取り付け型のバックミラーを求めたが、後者しかなかった。前者は、和田サイまで出るしかないのだろうか。ついでに、新しい700Cタイヤ用(間違えて幅20のものを買ってしまったので)に18-20のラテックスチューブを買い求めておいた。
 帰路、多摩ニュータウン通りは上り基調になり、25km/hくらいでゆっくり回すのが関の山になる。しかしまあ、脂肪を燃焼させていると思えば、これくらい。
 海軍道路まで戻り、原っぱ(たぶん、米軍管理地)に座り込み、ガスストーブでコーヒーを淹れながら一服した。暮れ掛かった空に、厚木基地へと往来するものだろう航空機が、くっきりした飛行機雲を残している。純粋に美しい光景だと思った。しかし、それを作り出しているのは、中東やアフリカ、中南米で多数の人間を殺傷している攻撃機の眷属なのだ。飛行機は好きだし、軍用機は特に好きだが、それが殺人のために作られた機械であることは、忘れないでおこうと思った。

2004年01月07日(水曜日)

久しぶりの夜トレ

23時00分 自転車 天気:嫌になるような晴れ

 そういえば、今年はまだTCR-2に乗ってなかったな。ということで、久しぶりに夜トレに出かけることにした。十分な防寒をすれば、冬の寒さなど......とはいえ、やはり指先と足先はずいぶんと冷えるものだ。
 久しぶりだったので、いくつか装備に怠りがあった。メインの10Wライトの電池が切れ、予備に出したHL-1500も電池切れだったのだが、予備の電池を持ってきてない。抜かったな。ハンドルバーに着けたEL120と、ヘルメットにマウントしたEL400だけが頼りだ。これでも、それなりに慎重に進めばなんとかなる。
 意外に足が回り続け、俣野からの折り返しでも30km/h台で走りきれた。うむ、やはりローラー台には無い爽快感があるな。

2004年01月03日(土曜日)

吉例お正月ポタ(激坂激闘編)

17時00分 自転車 天気:なかなかいい天気

 さて、今日3日は、BD-MLでは恒例のお正月ポタの日だ。ポタリングの達人である剛脚サイクリスト、ミキ氏が中心となり、車の少ない正月に東京を走ろうという人気企画。正月という時期もあり、毎年大人気となる企画だ。今年は激坂アタックを含むという告知ではあったが、それでも70人もの参加者が名乗りを上げた。
 朝一で東京駅は丸の内南口に向かう、ちょうど目の前を岡山氏がひょこひょこと歩いていた。挨拶しながら改札を抜けると、怪しい自転車を組み立てている一団が目に入った。僕もパーツがずいぶん赤い、怪しいBD-1を展開し、その一団に加わった。今日はBD-1改を持ち出した。荷物は妙に気に入ってしまったダートバッグのメッセンジャーバッグに詰めて持ち出した。
 ある程度、人が溜まったところで、スタッフの引率で本集合場所へと出発。日比谷公園へと向かった。
 日比谷公園に到着し、去年もお会いしたきさ家のお二人などと、あけおめことよろ、などと挨拶を交わす。これだけの人数になると、誰が誰やらという状況であった。
 たくさんの自転車の中から、赤いBridgestone Moultonを発見。さいごん氏の乗車だ。これ、やたらかっこいいんだな。長身のさいごん氏に合わせたセッティングなので、僕が乗るとなればシートを下げ、ステムも短いものに換える必要はありそうだが。
 しばらくして、ミキ氏により開催が宣言され、一行は車の少ない東京の街へと走り出した。
 基本的に、麻布、赤坂近辺の裏道を走ることになる。この辺、前に大使館ポタでも回ったところだ。実際、最初の激坂への途中で、アメリカ大使館の近傍を通過した。相変わらず、厳しい警戒が敷かれている。方々で、機動隊の車両を目撃した。
 さて、最初の激坂が現れた。円形の路面加工を施してある道は、50m程度の長さだが、2段にわたっている。困ったことに途中で折れ曲がる部分に、大きな車止めが設置してある。嫌な予感を感じながら上って行くと、案の定、その車止めの直前で自転車が詰まり、敢え無く玉砕となった。いきなり失敗かよ。しかし、状況が状況なので仕方が無かったかな。
 休憩場所の小公園に入り、今のはつらかったねなどと話したりして。今回の最年少参加者は、3歳の女の子。お父さんが二人乗り自転車(タンデムというより二人乗り)に載せての参加だ。普通のママチャリポジションの自転車のサドル前の低い位置に、子供用の小さなサドルがあると思いねえ。それがこの自転車だ。子供用にクランクは無いのだが、重心が低く出来るので子供乗せママチャリよりは意外に有利かもしれない。だがペダリング中に子供を蹴飛ばしたりはしないだろうかと心配にもなる。
 以降、三つの坂では、久しぶりにインナーギアが活躍したこともあり、楽に登頂できた。しかし、最後の坂では、危うくウィリーしてしまうところだった。ほとんどの人が坂をクリアできたようだ。失敗率が高かったのは、やはり最初の車止め付激坂だった。
 途中、昼食は有栖川公園で取った。三々五々、近くのコンビニやファストフード店まで買い物に行く。僕はコンビニで適当に済ませた。
 公園では、火器を持ち出す人がたくさんいた。You氏などガソリンバーナーを持ち出していた。音がでかいのにびっくりだ。大火力で、マシュマロをかざすと、あっという間にトロトロに。これなら鍋も無理なく出来そうだ(が、一人でやると空しそうだが)。
 最後の方で階段を自転車を持って上がる場所があるのだが、ここが案外に難所で、腕が結構消耗してしまった。その後、迎賓館の近くを通過し、最後に絵画館へと至った。ここが本日のゴールだった。
 ミキ氏による閉会の辞に続き、そのミキ氏をはじめとするスタッフをねぎらう拍手が沸き起こった。お疲れ様でした。来年も参加できればいいのだが。
 その後は、絵画館前という絶好のスペースということもあり、大試乗会とあいなった。特に今回はBikeFriday系の自転車が多かったので(数的にはBirdyに次ぐものとみられた)、良く似たフレームの乗り比べで、その違いを吟味するのが流行ったようだ。にち氏はAirFridayにご執心。これは、夏までにまた増えるのかな。
 ミキ氏は自分のフロントサイドバッグ付ポケロケが『いい!』という。試乗させてもらうと、重量物がフロントホイールを挟み込んでいるとは信じられないような、素直なハンドリング特性だった。安定していて、かつスムーズ。なるほど、これはいい。どうも自転車の前側に加重するのは嫌だったんだが、こういう感じに出来るなら着けてもいいな。
 次第に参加者が散ってゆく中、さて我々はどうするべということになった。とりあえず、近所でお茶しましょうということになり、近所のコーヒースタンドにしけ込む一行。最初は9人で入ったのだが、途中で合流する人が相次いだため、最後には15人くらいになっていた。
 我輩、疲れていたのか、安定の悪い(わざとかよと言いたくなるくらい)テーブルの足を何度も踏んでしまい、コーヒーを盛大にこぼしてしまった。まったく、なんであんなにガタガタのテーブルなのやら。