Strange Days

2004年10月31日(日曜日)

コンパクトドライブ(クランク)を試す

20時39分 自転車 天気:雨のちくもりのち雨

 予想通り、朝方は雨が残っていた。しかし10:00前には上がり、気温が高いこともあって、路面が乾燥するのは早かった。やった、これは新兵器のテストを実施できそうだ。
 早速、MasterXLを出して、新兵器を取り付けた。一つはスギノのコスペア、48/34のコンパクトクランクだ。クランク長165mmで、シマノの8セレーション勘合に対応している。
 もう一つはフィジックのアリオネ。長めのサドル。長いといっても、サンマルコのエラ・プロに較べてちょっと長いだけだ。でも印象はかなり違う。
 この両者を着けて、境川へと走り出した。をを、いいなあ。まずコスペア。歯が4枚減ったおかげで、やはりギア比が軽くなる。これなら、アウターだけで暮らしてゆけそうだ。より軽くなったインナーは、坂で威力を発揮するだろう。実は、MasterXLはFD台座が直付けなので、チェーンホイールとの間に隙間ができてしまう。しかし変速性能にはほとんど影響が出なかった。
 アリオネは、座面が柔らかく、負担にならない感じだ。またエラ・プロと同じくまっ平らな座面なので、尻軽な僕にはいい塩梅だ。しかしサドルで尻の位置を決めてしまう向きには、コイツはあまり向いてないかもと思った。
 サイクリングロード南端まで走り、折り返した休憩所で一休み。ちょっと不気味な天気だ。また降り出さないかと心配になってくる。たっぷり休んで、帰宅した。なんか、最近はこのパターンが多いな。
 帰宅して、TCR-2の方の調整をやっておいた。MasterXLは、TCR-2と同じくMavicのCosmosが着いてきて、ギアも同じUltegraの12-27Tだった。しかしタイヤがスペシャの700*23だったので、TCR-2に履かせていたIRCの700*20は、むしろMasterXLに相応しいだろうと思われ、交換したのだ。その後、変速機の調整をやってなかったのだ。調整して、試走して、まあだいたいOKという程度まで追い込んでおいた。
 近々、こいつで自転車通勤を始める予定なのだ。やはりアルミの方が全天候向きだろうなと思えるので。マッドガードを着けたいが、ブレード型のフロントフォークがガンだ。換えちゃおうかな。

2004年10月29日(金曜日)

思いのままにスプロケットを組み合わせる

16時28分 自転車 天気:いいんだけど、明日から崩れるって!?

 ふと思ったんだけど、ロード用に13T~29Tとかいったギア構成で、スプロケットを使えないかな。
 今、MR-4F改はフロントが3枚(52/42/30)、リアに12~25Tを使っている。これでフロントをPCD110のコンパクトクランクに換え(48/34くらい)、リアに前述の組み合わせを入れたいのだ。軽量化と、Qファクターの縮小化を図れるはずだ。しかしMR-4Fは完全にツーリングバイクなので、旅先で『この坂は登れない』などという事態を招くわけには行かない。現状で一番軽い組み合わせは30/25。レートは1.2。これをコンパクトクランクにすると、前34なので、後ろを27にしてもちと重くなるのだ。28で1.21と同等になる。29を確保できれば、いうことは無い。
 29Tはシマノには無いようだ。カンパにはあるけれど、一枚数千円しそうだし、入手できないかも。するとシマノの世界だと28か30で我慢ということになる。30ではあまりにもワイドすぎるので、28で我慢というのが現実的か。
 ギアそのものはシマノの保守部品として入手可能だ。アルテグラの場合はローギア3枚、その上2枚がピンでつながれているが、ポンチで引っこ抜いてしまえばいいはず。その上で、ハイギアと同様にスペーサーをかませれば問題ないはず。
 とりあえずやってみたいな。これがいけるようなら、トリプルはTCR-2に譲ってしまおう。

タイヤの空気圧

10時50分 自転車

 あちこちのBlogを見ていると、『だいたいこれくらいだろう』とか『入る(入れやすい)ところまで』とかいった感じで、だいたい、適当に、大雑把に入れてる記述ばかり目に付くのだが、そういうもんだろうか。
 今、MasterXLで空気圧のテストをしているのだが、圧が5psiも違うと乗り味に影響が出てくるものだ。例えば今のタイヤ*1の上限120psiまで入れた場合、路面の細かな凹凸をまるでレコード針のように忠実に拾い、段差に当てた場合は『ゴン』と跳ね上がるような感覚がある。
 これを115psiまで落とすと、凹凸を拾う感覚が、薄い皮にかけられたように滑らかになり、段差に当ててもちょっと受け止めて、衝撃を吸収してくれる。110psiまで落とすと、路面の凹凸は更に遠くなり、段差に当てたときの挙動はさらに安定する。ただし圧が低いほどリム打ちパンクの確率は高まるだろう。まだそのリスクを体感できるほどのパンク体験は無いけれど。また110psiまで落とすと、さすがに漕いでもどこか重いなと感じられるようになる。そんなわけで、僕は今のタイヤでは115~120psi*2を守るようにしている。これらはTCR-2での実験結果なので、MasterXLでは改めてテストしているところだ。フレームの違いなのか多少感覚が違うように思えるのだが、だいたい挙動は似たような線に落ち着きそうだ。
 しかしまあ、こう改めて書き上げてみると、単に神経過敏なだけな気もする。このところ、ロードに乗る度に、手首にダメージを受けることが多いので、少しでも楽に乗れるセッティングを探っているのだ。ロード2台とも硬いカーボンフォークを着けているので、それが祟っている可能性も高いのだが。もっと柔らかいのにしようかな。

2004年10月28日(木曜日)

青い空の下、朝トレ

10時34分 自転車 天気:快晴

 朝方、携帯電話のメール着信音で目が覚めた。謎和田氏が日記にコメントをくれ、その通知メールが飛んできたのだった。早起きだなあ。しかしその直後、今度は携帯電話の目覚ましメロディが鳴った。いいタイミングだ。
 起きて、身支度と自転車の準備を始めた。寒いなあ。外は凄い青空が広がっている。放射冷却で、気温が下がったようだ。
 寒いので、上はカステリのウィンドブレークジャージと同じくジャケット、下はパールイズミのウィンドブレークタイツを着込み、耳まで覆うヘッドバンドを着けておいた。花粉症対策のために、超立体マスクも着けておいた。我ながら怪しい格好だ。自転車はもちろんMasterX。
 サイクリングロードの南下中は、追い風だったので、足を軽く回すだけで30km/h台前半を維持できる。これ以上出すと、見通しの悪い所が多い境川では、ちょっと、いやかなり怖い。
 高鎌橋を過ぎ、湘南台に向かう辺りだったろうか。赤いリカンベントとすれ違った。一瞬だったので車種は見分けられなかった。かなり気合が入った格好だったので、通勤に使っているとかでは無さそうだ。この辺りのリカンベント乗りというと、かがみ氏を思い浮かべたが、違うように見えた。休日とかなら、追いかけて話しかけたかもしれない。
 ずっと南下して、折り返した休憩所で一服。近くの自販機で買ったコーヒーを飲む。空は青くて、体は熱く、風は冷たくて気持ちいい。
 折り返し、北上してゆく。かなり北風が吹いているようで、負荷を掛けないと速度を維持できない。さすがにウィンドブレークジャケットは余計だったようで、走りながら汗がダラダラと流れた。
 帰宅して、自転車をラックに掛けると、シャワーを浴びて汗の始末をする。秋冬は汗の始末が楽でいい。

2004年10月27日(水曜日)

AirかPocketか

09時48分 自転車 天気:雨上がり(寒い)

 僕にとって、この点が問題だ。僕もBD-1かMR-4Fかどっちかに飽きたら、両方をBikeFridayのアップライト系でリプレースしてしまおうと考えている。AirFridayのかっちょよさには惚れているのだが、荷物の積載に懸念があるのと(キャリアはつくとして、重量物を載せたときに剛性は不足しないかとか)、やはり折り畳みの手順が増える点が気になる。この先、これ一台で行こうと考えるなら、ツーリングのことも考慮しておくべきだろう。
 そうすると、僕の場合はPocket系、なかんずくPocketRocketが魅力的に映る。走行性能は折り紙付きだし、耐久性も実証済みだ*1。コンベンショナルな構造も、弱点が少ないという点では評価されるべきだろう。BD-1の後継という意味では積載性と折り畳み性能が必須で、MR-4Fの後継としてはロードバイク的な走行性能が欲しい。
 一方で、Air系のチタンビームの乗り味*2や、あのフォルムに惹かれるのも確かだ。しかし、それに金を払うだけの価値を感じるかどうか。
 なんとなく分かってきたぞ。Air系は足し算思考で長所を取り挙げた場合、Pocket系は引き算思考で弱点を取り挙げた場合に、それぞれ魅力的に映るのだな。これから長きに渡って乗り続けるに足る魅力があるか、妨げる弱点が無いか、ってことなんだろう。

2004年10月24日(日曜日)

COLNAGO様で三浦半島周回(切ない編)

20時36分 自転車 天気:くもり

 昨日、境川で聞いた熱海まで往復してきたという話に感化されたわけではないが、三浦半島を回ってこようと考えた。COLNAGO様の真価を問うには、やはり距離を乗るのが一番だ。
 朝8:30、小さいバックパック(ドイターのRaceX Air)を背負い、MasterX LightにはBENTO BOXとサドルバッグを着け、ライトのためにC.B.あさひで買ったTOMOSIBIというフロントのハブ軸頭と挿げ替えるライト台を設置、シートピラーにリアフラッシュライトを着け、さらにハンドルバーにGPSを着けておいた。TCR-2に較べると思い切り軽装だが、それでも機能的には同等というところか。
 ルートは、かまくらみちを南下して横浜市道環状3号、朝比奈経由で追浜に出て、そこからはR16を南下、横須賀でR134に乗り換えて、久里浜と向かう。
 ほぼ追い風ということもあり、非常に軽く走って行ける。ほとんど30km/h以上。アベレージもかなり高い。朝比奈を越えるところで少し落ちたが、以降は下りなので一気に走ってゆけた。
 R16に出て、バスを警戒しながら飛ばしてゆく。路面がいいこともあり、足を軽く回すぐらいでも30km/hは出ている。ああ、これが本当のロードバイクなんだと思った。TCR-2は重くなりすぎて、自転車を振り回す感覚が薄れてしまっているな。
 馬堀海岸の近くでR134に乗り換え、久里浜に向かった。JR久里浜着は10:30少し前。ここまで2時間で来れるか。11月に実施される予定の東京バイカーズ三崎オフに参加する予定なのだが、これならコルナゴで自走参加というのもいい。しかし、たか氏にお借りしている期限は、10月中なのだよね。と、いうことは……。
 久里浜からは、海岸に出て、海沿いに三崎まで走っていった。三浦海岸駅近くの分岐では、初めて剣崎方面に向かった。逆に走ったことはあるが、こっち向きは初めて。思ったとおり、タフな坂が二つあった。それ以外は、まあそれなり。
 やがて三崎に着。11:30頃だった。さて、今日の目的は、久しぶりに鮪料理を食べることだった。ちりとてちんに寄ろうと思い、駐輪しようとすると……。
 チェーンロック忘れた。
 さすがに借り物のCOLNAGOを放置するには忍びないので、泣く泣く店に入るのは諦めた。コンビニでから揚げ弁当を買い、港で海を見ながら食べた。うん、このから揚げ弁当も悪くない。腹が減りきっているので、残さず平らげた。はあ、満腹。
 三崎に来て、鮪も食わないでから揚げ弁当か。なんて、なんて切ない展開なんだろう。涙が出そうだ。生きるって、なんだろう。
 うらりに立ち寄ると、なにやら祭りをやっているとかで、鉦や太鼓でやかましいことになっている。なにか集会でもあったのか、やたらビッグバイク(モーターサイクルの方な)が集まっている。いつものように駐輪場に寝転がるわけにも行かず、早々に出発せざるを得なかった。
 帰路は向かい風になることもあり、また疲労もあって、一気に25km/hの世界に落ちてゆく。かなり足に来ている。調子に乗って走りすぎたか。休憩も足りなかったし。
 それでも緩々と走っていると、京急三崎口駅前の坂を下っている辺りで、後ろからスーッとママチャリに乗った男性が近づいてきた。40km/h近く出しているんだが。ノーヘルなので、危うく見える。しかしママチャリに追いつかれてしまうのは悲しいので、スピードアップして引き離しに掛かった。だが、この辺りは信号が多いので、信号待ちで追いつかれてしまう。上りで引き離し、信号で追いつかれそうになる展開が続いたら、長い上りで頑張っていたら、やっと視界から消えてくれた。しかしこのダメージが体に残り、以降はさらに低速走行になってしまった。
 立石公園を過ぎた辺りで、舗装工事のために路面を剥がしている部分があった。路肩も危険で、自転車だと辛い辺りだ。
 やがて葉山~逗子~鎌倉~江ノ島と走り、やっと境川サイクリングロードに入った。入ってすぐの休憩所で一休み。まだ15:00過ぎで、空は明るい。だが雲が増えてきたのが気になる。
 自転車を置いて、だらけ切って休憩を取っていたら、近くにロードに乗った人がやってきて、挨拶を暮れながら腰掛けた。疲れていたので、生返事を返したが、なにか話をすれば良かった。TREKの5500辺りに乗っていたようだ。
 なんか、雲行きが怪しいので、少し急いで走り出した。飯田牧場に寄ろうと思っていたのだが、今にも降りそうに思えたので、大急ぎで帰宅した。走行距離は、108km。その割に疲れたな。

2004年10月23日(土曜日)

ダラダラと土曜日

19時14分 自転車 天気:かなりよかった

 前日、帰ってすぐバタンキューのパターンにはまったため、真夜中に目覚めて、朝まで眠れない罠に落ちる。懲りんやっちゃな。いや、帰ってすぐ寝ると、ものすごく気持ちいいんだな。
 おかげで、目覚めたのは昼過ぎだった。正確には明け方にうとうとして、起きようと思ったのだが、なんか風邪気味だったので、薬を飲んで寝入ったのだ。
 起きて、しばらくダラダラした。ふと気づくと、もう15:00じゃありませんか。なんということだ。こんなことで北朝鮮の核開発を止めさせることができるのか。自分の不甲斐なさに涙を流しながら(本当は生あくびをかみ殺しながら)、とにかく走って代謝レベルを上げようと思った。道路状況の偵察のため、EPIC号で出撃した。
 境川に向かいながら、どうにも目が痒いなと気になった。こんなに寝たのに、まだ眠い。いや、違う。眠いんじゃないんだ。これは本当に目が痒いんだ。花粉症? そういえば、症状は全く同じだ。台風が残した大量の泥が飛散して、含まれているアレルゲンを浴びたのか。あるいはブタクサかな。憂鬱だな。
 境川を南下してゆく。EPIC号は、特に手を入れたいと思うところが無い。苦労していたサドルも、C.B.あさひで買ったセラ・サクセスブランドの中華カーボンサドルでばっちりだ。強いていえば、シマノの最新型MTB用STIを使いたいくらいか。フロントサスは替えてもいいかな。FOXのオートロックつき(EPIC系の上級最新モデルには設定されている)に替えるとか。すると今のマニトウはHARDROCK号に移植すると、軽量化が図れていい。
 数日、雨の降らない日があったからか、サイクリングロードの状況は、さほどひどくは無かった。俣野のトンネルも、既に泥が乾き、踏み固められていた。
 南端で折り返し、休憩所で休んでいたら、ロードに乗った男性に声をかけられた。『やらないか』とかいわれなくて良かったよ(なにがだ)。今日はあんまり走ってないですよー、とか話していると、その人が熱海まで往復してきたことがわかった。140kmくらいかな。その辺の、あんまり鍛えて無さそうなおじさんだったので、驚いたぜ。というか、僕がヘタレすぎなのか。今度、三島往復してこよう。

2004年10月20日(水曜日)

そういうわけで

11時12分 自転車 天気:台風接近中

 トップページに売却告知を出してあるのだが、BikeE AT、Mobilly Micro14を売り出すことにした。
 BikeEは便利だし楽しいのだが、あまり持ち出す機会がない。それでも持っておくにはやぶさかではないのだが、来年に新しいリカンベントを買うつもりなので、置き場所に困ることになりそうなのだ。それなら、まだ商品価値が下がってないうちに(これは希望的観測ではあるが)売り出そうと思ったわけだ。モノの運搬は、ほぼ整備成ったHARDROCK号で賄えそうだ。
 一方、Mobillyは、後で入手したトレンクルと、ほぼかち合ってしまったのが痛い。内装3速化が災いして、走行抵抗が増したのも痛い。なんか、いろいろ裏目に出てしまった自転車だ。これは売りに出して、売れなかったら実家に置いてもいいかと思っている。
 これでもしもMasterXLを迎え入れるということになったら、さらにTCR-2も売却してしまおう。ツーリング向けロードバイクには、MR-4F改を充ててしまえばいい。さらにMR-4Fも、BD-1と併せてポケロケと統合してしまうというのも手だな。
 結局、自転車は6台くらいに持っていけそうな気がしている。気がしているだけかもしれないが。

2004年10月17日(日曜日)

COLNAGO様で軽く走ってきた

21時55分 自転車 天気:いい天気になった

 目覚めると、いいお天気だった。うむ、ちょっと100kmばかり走ってくるか。などということも無く、なんとなく意気が挙がらず、昼まで二度寝してしまった。
 昼過ぎ、さすがにだらけすぎと思い、まあ江ノ島まで出てみるかと、MasterXLを引き出した。をを、白く輝くチェーンがまぶしいぞ。
 境川サイクリングロードを南下する。意外に人出は少ない。風が冷たくなってきたからか。そう、今日はなんだか寒く感じるのだ。
 人の少なさと、やや追い風気味なのに助けられて、ほとんど30km/hオーバーで走っていけた。アウターで回して行ける。
 今日、初めてわかったことがある。僕は今まで、ロードバイクというものに乗ったことが無かったのだ。TCR-2はまあロードバイクという種別だし、軽く走れるつもりだった。だがMasterXLは、TCR-2とは全然違う自転車だ。TCR-2は、ともするとインナーでべたーっと走って行きたくなる、乗り手に手を抜かせる自転車だ。しかしMasterXLは、乗り手の能力の許す限り、より重いギアを、より速いクランク回転数をと唆して来るような感覚があるのだ。走行感がなぜかTCR-2よりも更に軽く、2~3枚重いギアを踏めるというのもある。TCR-2で無理やりアウターを選んだ時のように、スプロケはローすれすれという情けない状況に陥ることがない。まあ、様になるわけだ。しかし、それがポジションの違いに由来するのか、それとも車重なのか、いまいち見分けがつかない。
 一つ、大きく違う点に気づいた。30km/hから上の速度域で走っている時、不快な振動の伝わり方が違うのだ。TCR-2では、速度を上げれば上げるほど、細かな段差からの衝撃を強く伝えるようになる。しかしMasterXLの場合、その度合いが少ないように感じたのだ。それが、もっと速く、という感覚につながっているのかもしれない。
 ある意味、TCR-2は純粋な競技車なのかも知れない。平坦で、よく整備されたコースを走る場合、TCR-2のビハインドは、それほど深刻には現れないのだろう。だが、現実世界に広がるroadを走る時、MasterXLの美点が生きてくるのだろう。そういう意味で、MasterXLこそがRoadBikeと呼ぶのに相応しいと思った。
 MasterXLの素晴らしい乗り味とは別に、乗り手はなぜか不調だった。サイクリングロード南端で休憩を取ると、なんだか頭がくらくらしてきた。鼻水が止まらない。これは、風邪か。そういえば、二度寝したときに、布団からはみ出して震えていたんだ。江ノ島は諦めて、帰ろう。
 帰路はやや向かい風ということもあり、インナーに落としてだらだら走っていった。こういう走りでも文句を言わないのも好ましい。

2004年10月16日(土曜日)

COLNAGO様でラッテに行ってきました

00時53分 自転車 天気:くもりだったな

 さて、やっと雨の心配のない週末を迎えることが出来た。COLNAGO様を試す機会だ。
 昼前に、COLNAGO様に打ち跨って、北へと走り始めた。久しぶりにラッテに向かう。本当は多摩川上流に行くつもりだったが、走っているうちにヒヨッタのだ。
 市道環状4号を北上し、海軍道路に出た。歩道をまったり走ろうと思っていたら、あら、通行止め。なんでやねんと怒りつつ迂回したら、なんと歩道が崩落してました。この間の超台風にやられたらしい。ううむ、無理もないな。
 R16に出て、ひたすら北上する。相原で北東に針路をとり、町田街道に合流。そこからラッテまで、一気に走った。重くなってしまったTCR-2と異なり、MasterXLは本当に軽く走れる。ギア2~3枚は軽い。
 ラッテに到着。ちょっと肌寒い中、パッションフルーツをやる。さわやかな酸味がよい。
 それにしてもこのラッテ。東京家政大の横、バス停留所の向かいと、絶好のシチュエーションだ。その割に、女子大の人や、バスで来ているらしい人が少ないのが不思議だが。
 帰路は、できるだけ境川沿いに走ってみた。境川に沿った道は、東橋本3丁目の高砂橋、だいたい京王相模原線の北の辺りで始まっているようだ。それ以降は、ほとんど川沿いに下って行ける。ただし、未舗装区画もかなりある。特に中村橋から下流は、未舗装区画でかつ民家の裏庭のような場所を走るので、ロードバイクでは辛い場所だった。共和橋以南はともかくサイクリングロードが整備されており、走るのに苦労はない。
 町田を過ぎ、小公園で休憩を取った。なんだか空模様が気になる。暗いのだ。雨が降らないかな。
 ここで今シーズン初の火器が登場した。ガスバーナでシエラカップに湯を沸かし、インスタントコーヒーを入れて一服した。落ち着くなあ。これは夏では出来ない楽しみだ。
 さて、出ようか。と、サイクリングロードを、黄色い小径車が走っていった。あれ、なんだか見覚えがあるぞ。走り出して、追っていった。
 信号待ちで件の小径車に追いつき、黄色いBikeFridayであることを確認する。乗っている方は、栗原@横浜氏だった。やはり知り合いだったか。栗原氏はケルビムに寄ってきたそうだ。えっ、と驚く話をうかがった。思いきりましたね。
 栗原氏としばしおしゃべりしながら走り、R246近辺で別れた。南町田のグランモールに向かった。と、駐輪場に自転車を入れたところで、今日はなにを買ってもとても持ち帰れないことに気づいた。MasterXLにはなにも荷物を載せてないし、背負っているRaceX Airは雨具などでパンパンで、とても荷物を入れる余裕はない。すごすごと引き返した。
 境川下流まで戻り、そこで腹ごしらえしたいと思い、長後のCoCo壱番屋に向かった。店先で駐輪しようとロックを探した。いつも使ってるダイヤル式のものだ。が、見つからない。あれ、ラッテで使ったよな。どこかで落とした? ラッテか、途中の休憩の時か。
 これでは駐輪できないので、すごすごと帰宅した。
 帰宅して、MasterXLの駆動系を清掃した。チェーンを清掃し、前後のギアも洗う。そしてクランクも外してしまおうとヘキサレンチで回そうとすると……ま、回らない。物凄く固く締めてある。これは、RIFUの安物では無理だ。とりあえずそれ以外の部分をきれいにしておいた。まあ、これでも走行抵抗を減らす効果はあるだろう。

2004年10月15日(金曜日)

ピスタポンプのグリスアップ情報なりよ

23時23分 自転車 天気:おや、明日も晴れかい?

> そのグリスアップポイントをぜひ、ひとつ、図解大怪獣事典のようにしょうさいにおしえてくださいませ ませ。

 OK、スネーク。
 それはここだ!
そのポイント
 この部分をソケットレンチやモンキーレンチで外すと、中にバネで固定されたニードルピストンがいらっしゃいます。こいつの動きが悪いので、空気が入りにくかったり、抜けたりするわけですな。で、周辺をグリスアップして、動きを滑らかにすると、使えるようになりました。
 しかし、なぜか気圧計が+40PSIの値を指すようになったんだよなあ;-_-) まあその分読み直せばいいだけで、実用にはなりますが。

2004年10月14日(木曜日)

コルナゴ様で朝トレ

11時47分 自転車 天気:くもり

 やっと雨が上がり、路面が乾いてくれた。半日、比較的乾いた風が吹き続けたから、もう大丈夫だろう。きっと。
 そんなわけで、やっとMasterX Lightを連れ出す日が来た。
 朝一、やっとまともになった*1スーパーピスタで空気を入れておいた。履いているスペシャのロード用タイヤは125PSIまで入るので、とりあえず120まで。工具類はMR-4Fに着いてきた中型サドルバッグに入れ、ポンプはウェストバッグに入れて、出かけた。
 走り出して、あんまり軽く走らないなと思った。おいおいエルネスト、こいつの実力はこんなもんか? ずっと嫌な重さが残っている。なにかを引きずっているような感じだ。駆動系の汚れかなと思いつつ、環状4号への合流点で信号待ちする間、何気なく後輪を手で回してみた。すると、周期的にタイヤとフレームが触れているではないか。TCR-2もクリアランスが少ないと思っていたが、MasterXはそれ以上だ。23のタイヤを履いた状態で、左右とも2mmくらいしかクリアランスが無いのではないかという感じだ。そこに、どうもリアのホイールがわずかに斜めに入ったようで、結果としてタイヤ擦れが起きていたわけだ。エンドの調整機構(小ねじでホイールのシャフトを押し、位置を調整する仕組み))のため、かっちりはまる感じはしないのだ。再度入れなおして、走り出すと、さっきまでの重さが嘘のように消えている。軽快だ。正直、済まんかった、エルネスト。
 境川サイクリングロードは、期待通りに路面が乾き、走るのに影響は無さそうだ。湘南台から少し北の、改修中の橋の辺りと、南に下った休憩所の辺りは、やはり水気が残っていた。が、ここを徐行すれば大丈夫だった。一番心配だった俣野橋の下も、既に泥が乾いていて、通行者によって圧搾された辺りを通れば問題なしだ。
 さて、MasterX様だが……、どうなんだろう(爆)。いまいちわからない。TCR-2と変わらない気がするのだが、大きなギャップを越えた後で、がつんと来る感じが無いともいえる。ああ、もしかして、タイヤが高圧すぎたか。比較するのなら、どうせ同じMAVIC COSMOSを履いてるんだから、TCR-2のホイールをそのまま使えばよかった。
 事前に心配だったポジションは、実はほぼどんぴしゃだったことがわかった。ジオメトリを見ると、490のフレームのトップチューブ長は、510程度。TCR-2より2.5cmほど短い。が、ステムがTCR-2の80mmに比較して、90mmと少し長い。ハンドルの各サイズはほぼ同じ(同じITMって事もあって)だから、計算上は1.5cmほどハンドルが手前に来ることがわかる。ところで、こいつに乗っていて思ったのだが、TCR-2のハンドルは、少し遠すぎたかもしれない。というのは、TCR-2に乗っていると、いつの間にか前乗りのポジションになってしまうことが多いのに対し、MasterXLでは常にサドルのセンターを維持できるのだ。だから、MasterXLの方が、より適正なポジションだと感じた。乗り較べて初めてわかった、自分のポジションの真実。TCR-2は、サドルをもう少し前に出した方が、腰は落ち着くかもしれない。
 ともあれ、こんなわけで、MasterXLでのポジションは、さほど問題無さそうだとわかった。
 ごてごてとツーリング装備を満載したTCR-2に対し、MasterXLはほとんどストリップに近い潔さだ。だから軽さは際立つ。坂を上る際、TCR-2よりもぐっと楽に登れるのを感じた。
 もう少し乗り較べるために、TCR-2のホイール(IRCのタイヤとミシュランのラテックスチューブの組み合わせ)を着けてみて、それで走ってみたい。
 どこがどうとはいえないが、走ってみると魅力を感じた。ガンと踏むと即座に反応してくれるけど、意外に膝に来ない点とか。そう、最近、負荷を掛けると感じていた膝の痛みが、コイツでは出なかったのだ。うーん、これは買いかな。でも、一度はカーボンにも乗って、乗り較べてみたいな。

2004年10月12日(火曜日)

軽い自転車

20時11分 自転車 天気:ずっと雨降り

 それにしても降り続くものだ。今年の秋雨前線は、梅雨前線よりも元気なのではないか。台風に元気玉を注入されたのだろう。
 あまりの雨に走るに走れないので、かえって自転車のことを考えてしまう我輩である。
 軽い自転車とはなんだろうか。
 僕のように自転車が趣味の人間は、中途半端に田舎で拓けているこの辺りには少ない。そこで当然、自転車を抱えてアパートから降りてくる*1僕は、結構近所のおっちゃんおばちゃんの質問を受けることになる。
『高いんでしょ?』、『速いんでしょ?』に並んで多いのが、『軽いんでしょ?』というそれである。速いか、ってのも微妙な質問だが、軽いかというのも微妙だ。質問している人がなにをもって"軽い自転車"と判断しているのか、基準があやふやだからだ。
 車重が軽い、ならば、トレンクルが最軽量だ。しかしペダルが軽い、となると微妙だ。一定のスピードで走る限り、ロードバイクが一番"軽く走れる"自転車だ。これは多分、走行抵抗の少なさを体感しているんだと思う。しかしインナー22Tでリア34Tまで使えるMTB系は、一番"ギアが軽い"自転車だ。ペダリング/駆動レート*2となるとBD-1辺りが最右翼か。"ハンドリングが軽い"となると小径車が有利になる。かように、一口に"軽い"といっても、解釈の幅は広い。
 なら質問してる人に聞き返せよ、ってことになりそうだが、実際には質問しているパンピーなおっちゃんおばちゃんたち自身が、"軽い自転車"の意味することを理解してない場合が多いのだ。だからそこで何らかの答えを返しても、頓珍漢な会話に陥ることが多い。
 僕ら自転車趣味を持つ者の間では、『軽い自転車』はやはり車重を指す事が多いと思う。では、『軽く走る自転車』となると? 僕の場合、走行抵抗とも、クランクレートともつかないまま、混同しているように思う。まあ、自転車の走行性能を体感する上で、この二つが一番気になるからかな。

2004年10月11日(月曜日)

とりあえずサガミでHARDROCK号強化パーツ購入

22時35分 自転車 天気:はっきりせんのお

 それにしてもはっきりしない天気だ。断続的に雨は降るが、曇のままもっている時間も長い。まるで路面が濡れたままの時間を、少しでも伸ばそうとでも言うような。
 境川の悲惨な状況を思い出し、今日も遠出は出来ないなと思った。しかし、とりあえず欲しいものがあったので、サガミに出かけることにした。
 HARDROCK号のシート下がり現象の原因を考察した結果、あるパーツに着目した。それはシム。スペシャのピラー径は30.8mm。それに対して、今着けているPROFILEのカーボンピラーは、径が27.2mm。その差を埋めるために、いわゆるシムをはめている。ところで、このシムはグランジ(またか)の安物で、これ一つで27.2mmの内径に、複数の外径に対応させることが出来る。要するに、いくつもの径に、段々に絞ってあるのだ。ところが、これでは特定の径それぞれの幅が狭いので、その狭い部分でしかピラーとパイプが接触しないことになる。それで支えきれなくなっているのではないか。やはり、ちゃんとした専用サイズのシムを使うべきだ。というわけで、サガミで探すことにしたのだ。
 とりあえず、スペシャのシートバインダーに替えてみた。これでも結構しっかり支えてくれそうだ。さらに、荷物満載の場合を考えて、スタンドをダブルレッグに替えてみた。これがもう、非常に安定するのである。重いけどな。
 サガミまで走ってみた。やはりピラーが下がるなあ。目印兼気休めにビニールテープでマークしておいたのだが、あっという間に下がってくるのだ。
 サガミNo.3に着いて、シムを探してみた。あっ、C.B.あさひで売り切れだった、ケーンクリークのシムがある。早速購入して、駐車場で取り付けてみた。精度がよすぎて、最初ははまらないんじゃないかと思うくらいだった。が、なんとかねじ込むようにして取り付け完了。やはりぐらつきが皆無になる分、安心感は最高だった。
 これで境川まで走ってみた。少し下がる気がしたので、もう一度上げ直し、クイックをさらに締めてやった。これであまり下がる気はしなくなった。いや、やっぱり下がっているのかという感じはあったが、前ほどではない。
 調子に乗って、サイクリングロード南端まで走ってみた。連日同じコースか。アホだな。俣野橋の直下で立ち往生しかかったのも、昨日の戦訓をまるで消化してなかったからだな。しかし、HARDROCK号はトゥクリップなので、履いているのはトレッキングシューズだ。おかげで、泥に足を突いた場合のダメージは少なかった。昨日のEPIC号の場合、気合で突破したが、足を突いたらクリートが詰まって悲惨な目に遭ったろう。
 真っ暗な中走り続け、帰宅。気になってシートの位置を測ると、2cmほど下がっていた。何度か脱脂したら大丈夫だろう。

2004年10月09日(土曜日)

この台風の日にコルナゴ様がご来訪

22時51分 自転車 天気:土砂降り後くもり

 今年最強と目される台風22号様がぺたぺたと迫る中、たか氏がコルナゴ様を携えてやってきた。強い雨でダメかと思っていたのだが、小振りになった隙に持ってきてくれたのだった。
 このCOLNAGO様はMasterX Lightという鉄ロードだ。もう長い歴史を持つ自転車で、改設計されながらもずっと作られ続けてきた。コロンバスのパイプをラグで繋いだ古典的な設計で、比較的軽い。カラーリングなんかはイタリアンだなと思わせるものがある。
 雨に濡らすとやばいので、早々に我が集合住宅の軒下に避難する。たか氏にねぎらいのお茶でも一杯という状況だが、我が家は余人の立ち入れる状況ではないので、戸口からその惨状を愛でていただく事で我慢してもらう。
 たか氏が帰ってから、とりあえず自転車をTCR-2ともどもラックに掛けた。軽いなあ。8kg台なのではないか。というか、TCR-2はいろいろごてごてと着け過ぎね。ツーリング車としてのTCR-2の役目は、MR-4Fでも十分に果たせるので、万が一ああなってこうなったら、TCR-2は手放しちゃおうと思う。まあ、それもこのコルナゴ様を気に入ったらだが。
 サイズは490らしいが、トップチューブ高はいい感じ。ホリゾンタルフレームは、スローピングとはずいぶん勝手が違うものだなと思った*1
 早速乗りに出たいところだが、22号様の脅威は日が暮れるまで続き、そんな隙を見せてはくれなかった。今回の台風は物凄い風が、比較的短時間吹き荒れた。軒先に止めてあるBikeE*2が、ズルズルと移動してゆくのが怖かった。どこで吹き上げているのか、雨には真っ黒な泥が含まれていた。土砂降りという言葉があって、ふつうは物凄い勢いで降ること自身を指すのだが、本当に土砂が降ってくるような雨があるとは思わなかった。
 明日明後日は台風一過でいい天気になるだろう。早速、コルナゴ様のお力を試させていただこう。

2004年10月05日(火曜日)

新ロードはどっちだ

13時09分 自転車 天気:雨降り続く

 今週末、たか氏からCOLNAGO MaxterX Lightをお借りして、試乗させてもらうことにした。定評あるコルナゴの鉄ロードは、どんな乗り味だろうか。
 今のTCR-2で一番弱るのが、距離を乗れば必ず膝と手にダメージが来る点。ごついストレートタイプのフォークが悪影響を与えているんだろう。フォークだけ替えるというのも手だが(なにせ、今のフォークだとマッドガードさえつかないのだ)、もっと楽になれそうな新素材製フレームが欲しくなる。というわけで、Specialized、Look辺りのカーボンフレーム、BridgeStoneのマグネシウムフレーム(かなり安い)なんかに興味があったのだが……。
 そこにたか氏から『MasterX買わない?』という悪魔のささやきがあったわけだ。まず乗ってみて良かったら、と思う。でもガンは、サイズが490である点か。手持ちの一番長いステムが120だったから、これを着ければいい線には行きそうだが。
 しかし、これを譲ってもらったら、Tarmacの方は諦めなければならないな。いや、フレームだけ買うという手もある。増える一方じゃん……。やはりどっちか一方を買って、TCR-2は手放す(あるいは通勤バイク化する)というのが穏当な線だろう。

2004年10月02日(土曜日)

東京バイカーズのオフに、またも参加し損ねる

19時07分 自転車 天気:いいのだ

 今日明日の仙丈ヶ岳*1行きが無くなったので、今日は暇になった。そこで急遽、東京バイカーズの多摩川オフに参加することにした。
 昼食のベーべキューはもう締め切られていたが、まあ昼間でご一緒できればと思い、途中の関戸橋で合流する予定と、BBSには書き込んだ。
 関戸橋まで2時間。オフの集合地点は二子玉に9:00だったので、だいたい1.5Hくらいかなと見て、8:00に出るつもりだった。TCR-2で少し遅れて出て、環状4号を北上中に、恐るべきことに気づいた。財布が無い……。そういえば、出がけに鍵を閉めた時、なんの気なしに足元に置いたのを思い出した。あのまま忘れたか。急いで帰宅すると、まるで奇跡のように、我が部屋の前にポンと置かれていた。助かった。しかし、かなりの時間をロスしてしまった。
 横浜市道環状4号線を北上し、八王子街道に合流してから、さらにR16を突っ走る。しかし時間帯の問題なのか、やたら産業車両の路駐が多いのだ。交通量が半端でなく多いので、迂回するのに苦労する。こんなところに止めなくても、という場所にも、ダンプカーがでんと止まっているのだ。朝一の仕事を済ませ、次に備えて腹ごしらえ中というところか。おかげで、2H程度と見ていた所要時間はかなり増え、関戸橋に到着したのは10:40にもなった頃だった。
 さて困った。中途半端な時間で、オフの一行が未着なのか、既に通過したのか、判断できないのだ。二子玉からここまでの所要時間は、どれくらいだったっけ。こちらからオフの幹事に携帯電話の番号を伝えてはいたが、オフの参加者の番号は誰一人知らない。これは、確認しようが無い……。
 結局、12:00近くまでボーっと待ってから、次に寄りたいところがあったので立ち去ることにした。どうも、東京バイカーズとは縁が無い。帰ってから調べると、二子玉~関戸橋間は15km程度と想像以上に近かったので、やっぱり1H程度で通過したようだ。
 寄りたいところというのは、間近のY's Parkだったりする。HARDROCK号のシートクランプを復活させないと。頑丈そうなシートクランプを探すと、かなりごつい奴があった。ただし\6000とかぬかしてますぜ、ダンナ。こりゃ即決できんと思い、一度見送ることにした。来週、たぶんフリマがあるはずなので、その時に来ようと思った。
 帰路、R16を帰るのもあほらしいので、境川沿いに下ることにした。ほとんどの区画に自転車道が走っているのだが、造成が続いている旧境橋(既に新橋”常矢橋”が架かり、旧橋は落橋工事中だった)~共和橋間辺りは未通で、迂回しなければならない。この近辺の住宅地は入り組んでいるので、迂回するのが大変だった。遭難、遭難、また遭難という感じだ。太い幹線まで出るのが正解らしい。一度、境川探検隊という企画もいいかもなと思った。
 共和橋以南は完全に整備されているので、安心して下って行ける。しかしあんまり安楽に走っていたからだろう。町田のハンズに用があったのに、うっかり通過してしまったosz
 まあ、あまりに阿呆な失敗はあったものの、走る気はあったので、長後のCoCo壱番屋で新メニューを食してから、サイクリングロード南端まで走った。結局、なんだかんだで100Kmほど走った日になってしまったなあ。

2004年10月01日(金曜日)

朝トレでポジションの難しさを感じる

10時40分 自転車 天気:すごい好天

 今朝も早起き(しかし6:00)して、朝トレしてきた。6:00起きで済むのは、フレックス出勤で遅く出社するつもりだったからだ。
 この時刻ともなると、既に日は昇り始めている。まだ冷たい風の吹く中、秋向けに長袖ジャージを着て、TCR-2を走らせた。
 幅20mmのRedStormに替えて少し経った。不思議なことに、大して軽くなったと感じているわけではないのに、1~2枚ほど重いギアを踏んでいるのだ。以前に較べて速くなったかというと、決してそうではない。またそれほど軽く感じているわけではない。だけどギアは、自然に重めのものを選んでいるのだ。不思議だ。
 南下中は、北風に背を押されているので、くるくる足を回すだけで30Km/hで進んでゆく。ウォーキングの人々と道を共有している関係で、これ以上出すのは危険だ。
 走りながら、なぜかサドルが低い気がしてならなかった。膝があまる感覚が、どうしても拭いきれなかった。
 折り返しての帰路では、その感覚がより強まった。どうしてだろう、タイヤを替えて衝撃が増し、サドルが下がってしまったのか。向かい風の中を、あえて重いギアを選び、踏み踏み走っていたからか。
 これはサドルが下がっているに違いないと思い込み、帰宅してすぐ測ってみた。しかしBB軸~サドル中央の距離は、以前と変わらず69cm。なにかに騙されていたのか。
 恐らく、なぜか重いギアを選びたがる病のために踏み優勢のペダリングになり、それが僕の感覚を騙したのだろう。しかし、自分の感覚がここまで当てにならないとすれば、パーツを替えて走りが変わったと感じたところで、何一つ信用できないと思った。
 こうなったらS710iとパワーキットで数値化するしかっ(買わないよ)。