Strange Days

2004年11月29日(月曜日)

ペダルがすっぽ抜けてびっくりだわ

22時17分 自転車 天気:くもりがち

 いつもの様に、夜道を自転車で走る。寒くなってきたなあ、早く帰ってぬくぬくしたいなあ、などと思いつつ、踊場に出る幹線を横断して、反対側の住宅街を登り始めたところだった。
 急にペダルの踏み応えが『ふにっ』とすっぽ抜けたのだ。靴の下から踏み面の感触が無くなる。なんだ、なにが起きた?
 幸い、車の全く通らない場所だったので、咄嗟に停止し、ペダルに目をやった。その途端、ペダルがからんと落ちたのだ。なにっ、なんで落ちる?
 道の傍らに寄せて、問題のペダルを調べてみる。TCR-2にはDIXNAのロードペダルというのを着けている。形は良くて、食いつきもいいのだが、ベアリングが入ってないので回転が悪いという代物。そのペダルが、ペダル軸と本体とに、きれいに分かれていた。なんで抜けた?
 この場ではどうしようもなかったので、抜けそうなペダルをだましつつ、つらい区間は押して、なんとか帰宅した。
 帰宅して、まずはペダルを別のものに替え、すっぽ抜けた原因を調べた。このロードペダル、ペダル軸の先端をナットで固定している。しかしこのナットが緩んでしまい、抜けてしまったようだ。そういえば、前にグリスアップした時、付け外ししたっけ。その時に締め付けが足りなかったのか。
 とりあえず直した。しかし、やはり手で回してみて回転が悪いのが気に入らない。またクランク側にかませてあるゴムの部品が変形し始めているのも気になった。ペダルの左右の遊びを押さえるのは、この頼りない部品だけなのだ。
 人の自転車に着いていた、グランジの軽くて小さなペダルが気に入っているので、買い換えてしまおう。それまでは、デカペダルで頑張るか。

2004年11月28日(日曜日)

TOKYOバイカーズ戦車道~鶴見川サイクリング

22時26分 自転車 天気:ものすごい快晴だった

 今日はTOKYOバイカーズのオフがある日だ。"ポタ"と銘打っていたので、物凄く久しぶりにBD-1*1を引っ張り出した。帰路、もしかしたら輪行になるかもという予感があったのだ。
 集合場所の南大沢まで、つかさ氏が自走するというので(というか戸塚からだと自走する方がよっぽど手軽))、高鎌橋で合流することにした。
 8:30合流を目指し、数分前に高鎌橋に到着したところ、既につかさ氏は待っていた。段々に同行者と落ち合いながら、上流に向かってゆく。
 走りながら、なんか辛いなと思った。向かい風の中だが、20~25km/h程度だし、人の後に着いているので楽々なはずだ。が、しんどい。疲労物質が溜まってゆくのが分かる。
 これは、ポジションかな。BD-1はBBが前に突き出ている関係で、身体の前屈度が高い。ハンドルをもう少し上げるか。でもそうすると、凶悪なサドル*2への加重が増え、余計に尻痛度*3が高まるだろう。一人なら適当にスローダウンしたり、逆にスピードアップしたりしてメリハリをつけるのだが、隊列を組んでいるとそうも行かない。
 やがて、尾根緑道に入り、途中で記念写真を撮ったりしながら、坂道をいくつも越え、南大沢に至った。かなり疲れました。
 不気味なほどの青空の下、ショッピングモールはかなり混雑していた。集合時間まではモンベルショップを冷やかし、700ccくらいのチタン鍋なら、トランギアのミニマムセットが収まるなあなどと眺めていた。
 集合時間に集合場所に集まり、まずは昼食をみんなで取った。イタリアンな飯屋でパスタ主体の昼食を取った。店先のオープンスペースで、青空を見上げながら気持ちいい時間を過ごせた。
 腹ごしらえの後は、再び尾根緑道を戻り始めた。さっき通過したばかりの場所を戻ってゆくのは、少し妙な気分だが。
 緑道を抜けると、時間調整のためにケルビムに立ち寄った。店内を冷やかし、珍しいミニベロでアンダーハンドルのリカンベントの試乗などと行われた。ちなみにこれ、12~3万円で売るそうな。
 ケルビムを後にし、鶴見川水系まで丘陵を越えてゆく。この丘陵越えが意外にきつく、『これ、ポタとちゃうやん』という声も聞かれた*4。やっぱりMTBかロードで来ればよかった。
 鶴見川沿いに走ったり、途中で寺家ふるさと村に立ち寄ったりしながら*5、ようやく平穏なポタリングペースで走る時間を過ごした。途中離脱者が出る前に、記念撮影
 解散場所は市ヶ尾。その後で美味しいタン焼の店に寄るという話だったが、あまり遅くなるのも嫌だったので、ここで離脱した。今日はポタのはずだったのだが、結構走った感が強い。
 さて、さらに走らなければ帰宅できない。R246沿いに走ってゆくと、青葉台に到達した。ここからは何度か走った横浜市道環状4号に沿って南下していった。ハンガーノックになりかけながらも、日が暮れきる前に帰宅した。念のためにアイシングをして、風呂に入ったところで、強い眠気に負けてうとうとしてしまった。
 どうもTOKYOバイカーズのオフは、予想よりもずっと走ることが多いようだ。次回からは油断せず、もっぱらロード系のバイクを働かせてやろう。

2004年11月27日(土曜日)

Piccori Bicycleに行ってみた

19時59分 自転車 天気:いい天気

 昼から、MasterXLで町田まで出かけてきた。NX80Vのための買い物があったのだ。
 町田のヨドバシカメラに入り、NX80V用のソフトケースと、ボールペン付スタイラスペンを買った。これ、あると凄く便利なんだ。
 再びダラダラと下ってゆきながら、腹が減ったなあと感じ始めた。昼食が早すぎたのか。そういえば、この辺に美味しいパン屋があると聞いたな*1、と思い出し、つきみ野の橋から住宅街の方に曲がっていった。
 たとえ目的のパン屋は無くても、コンビニの類はあるだろうと思いつつ、ダラダラと走っていた。と、住宅地の中に、自転車の看板を発見。軒先にはママチャリが並べてある。ふつうの自転車屋か。しかし、なぜか一台だけ置いてあったロードバイクは、なんだかただ者では無さそうに思えた。
 店先(というか民家の庭)に少し足を踏み入れて、ちょっと中をうかがおうとしたら、店の出入り口*2ががらっと開いて、きれいなお姉さんが顔を出した。中を覗いて行かれませんか、といわれ、まあなにかあるならと思いつつ招き入れられた。
 店内は、一転して気合の入ったパーツが並んでいる。ロードバイク主体らしい。狭い店舗なので品数は無い。店主らしき男性(さっきの女性は奥さんらしい)と二言三言話し、そういえばあれが欲しいんだと思いだして、相談を持ちかけた。要するに、シマノの新型ハブで、ロード用ホイールを組んでくれないかということなのだが。通勤で使いたいのだ。
 店主は4年ほど一般車の出張修理の仕事をやって、今年の5月にやっと店を持てたのだという。レースのチームなんかもあるよとか。
 間抜けなことに、そこまで話してやっと思い出したのだが、ここって前にインターネット検索で偶然発見した、Piccori Bicycleだったのだ。そういえば、鶴間といってたな。この辺って鶴間だったのか!(間抜けすぎ)。
 ウェブページを見ると、いかにもロードロードしていて、ちと気軽に相談できなさそうだった。しかし、さっきも書いたとおり、お買い物自転車の出張修理をやってきたこともあり、また今も店先でそういう自転車を売っていることもあり*3、当たりは柔らかそうだ。
 ハブダイナモのホイールに関して、リムはどうするとか、スポークはとか、いろいろ相談してみた。小さな店で、在庫は持ってないので、全て取り寄せになる。とりあえずパーツの在庫を問屋に聞いてもらい、見積もりを出してもらうことにした。
 店主は今でも出張修理を請け負っているため、開店は10:00だが、13:00まではいないという*4。なので、ややこしい技術的な話は、午後遅くなってからの方が良さそうだ。
 境川からは非常に近いので、便利に使えそうな予感がある。ふらりと行って冷やかすには向いてないが、なにか相談事がある場合は乗ってくれそうだ。

2004年11月26日(金曜日)

BikeE外装ギア化の検討 - 2

10時55分 自転車 天気:いいのかな

 まだ検討している。とりあえず結論が出ないと気持ち悪いので。
 MTB系コンポでと思っていたが、駆動輪が20インチ*1ということを考えると、どうしてもチェーンホイールはロード用にせざるを得ないと思える。一番軽いギア比の場合、前が22TのMTB用インナーを組み合わせると、リアが27Tとしても、クランク1回転辺りの駆動距離が1mちょっとにしかならない。これだと足が忙しすぎて、かえって疲れてしまう。30Tのロード用インナー(3枚の場合)で1.8mとなる。これなら十分だし、常用に耐えられるだろう(ちなみに手元のMR-4F改もBD-1も2.1m)。チェーンホイールはロード用トリプル構成の52/42/30で、リアは12-27で十分だ。
 フロントディレイラーは、トリプルの場合にはMTB系とロード系で互換性が無い*2ので、ロード用を使わざるを得ない。しかしロード用のSTIなんて使えないし、バーエンドシフターもこの場合は使いづらそうだ。なのでシフターはMTB用を使わざるを得ない。ってのが昨日MTB用のチェーンホイールを使わざるを得ないと思った理由だった*3。しかし、ロード系にもフラットバー用コンポがあることを思い出した。あれを使えば、ブレーキレバーはMTB用(Vブレーキなのでそうなる)、シフターはロード用と組み合わせることが出来る。ディレイラーの取り付けも、MTB用のEタイプなら簡単だろうと思っていたのだが、いずれにせよBB周りの他にもう一箇所止める点が必要なのは、通常のハイクランプの場合と一緒なので、どのタイプを使う場合にも工作の手間はあまり変わらないだろう。
 リアディレイラーは、長いチェーンのテンショナーとしての機能を期待して、MTB用のロングケージにするのがいいだろう。あるいは、フレームの中ほどにテンショナーを着けて、ロード用で固めるか。
 問題は通常のクイック対応ホイールを着けられるようなエンド形状になっているかだ。思い出せなかったので、実車を調べてみたが(っつうか早くそうしろ)、ごくふつうのエンド形状だった。ネジ式になっているのは内装3段の変速ワイヤが軸を通っているからなので、エンドの形状に特別に変わりは無いって訳だ。
 なんか、ほとんど障害は無さそうな雰囲気。まずはFDの取り付けパーツを作ってみないと。

2004年11月25日(木曜日)

BikeE外装ギア化の検討

10時00分 自転車 天気:晴天なり

 じゃあ、売らないならどうするの? そうだな、改造しよう(またかよ)。というわけで、BikeE外装ギア化を考えてみた。
 リアはほとんど問題無さそうだ。20インチ(ETRTO406)のホイールなら、どこでも組んでくれるはずだ。このサイズはBMXで普及しているので、リムの入手性に問題は無いだろう。自分で組んでもいいかも。BikeEのエンドがクイック対応になってないのは問題だ。まあなにか手はあるだろうし、面倒だがいちいちクイックシャフトを引き抜く形で対応出来るかもしれない。ディレイラーハンガーは通常のタイプなので、ディレイラーの交換に問題は無いと思う。
 問題はフロントディレイラーか。リアは出来るだけクロスした、ロード用スプロケにしたい。すると登坂時、巡航時を考えると、フロント側をワイドなものにしなければならない。トリプル化するか。52/42/30辺り。MTB用の42~22だと、トップが物足りなさ過ぎる。そうなると、MTB用のSTIやシフターを使えないことになる。これは参るなあ。ロード用のSTIなんて使えないし、バーエンドシフターってのもこの場合はどうか。
 MTBでも48Tまで着くのだが、これでもリアが12Tのロードスプロケを想定すると、48(チェーンホイール歯数)/12(スプロケット歯数)*1.62(タイヤ周長m)*90(クランク回転数rpm、まあアベレージで)*60(分)/1000(km計算のため)で、35km/h弱で一杯になる。いくら下りで漕がない性格とはいえ、これでは追い風であっという間に越えてしまう。前52Tなら38km/h弱で、まあこれならいいかなという感じだ。シフターのことを考えると、トップスピードは我慢して、MTB系でまとめるのが良さそうだが。
 そのディレイラーはどうマウントしよう。シートチューブと同じサイズのパイプを、適当な角度で立てればいいのだ。待てよ、MTB用のEタイプのものを使えないかな。あれはBBに共締めしてしまうから、その状態でぐるりんと回らないようにどこかで止めればいいはず。うん、なんとなくなんとかなりそうな予感。
 今のところ、MTB用のパーツでまとめるのが良さそうだ。まあ急いでないが。

2004年11月24日(水曜日)

MR-4Fのスローパンク原因究明

20時53分 自転車 天気:好天

 このところ持病のように苦しめられてきた、MR-4Fのスローパンク原因究明に乗り出した。乗り出したも何もチューブ替えればいいだけだが、出来れば修理したかった。このチューブ、替えてから、そう間もないからだ。
 思うに、前に修理を試みたときには、チューブに空気を少ししか入れてなかったから、パンク箇所が目立たなかったのだろう。今回はかなり入れて、洗面器に張った水に浸し、絞りながら調べていった。
 あった。ごく小さなピンホールが開いていた。これが原因か。マジックペンでマークして、念のために他にも探してみた。もう一つあった。複数あったか。これであっという間に抜けてしまったのだろう。
 おや、このチューブ、継ぎ目に泡が浮いているぞ。絞ると泡が大きくなるので、ごくごく僅かにほころんでいるみたいだ。そういう箇所が散見された。さすがに修理は諦め、破棄せざるを得なかった。結局のところ、このチューブは外れだったようだ。新品の時から既にこうだったのだろう。品質悪いぞ、パナレーサー。
 換えのチューブを出し、原因究明は完了。タイヤにもリムにもエッジは無いから、これで大丈夫だろう。それにしても、最初からこうだったとはねえ。

2004年11月20日(土曜日)

2004年サイクルショー行ってきたし

22時23分 自転車 天気:晴れたね

 なんだか会社出るときと同じ時間に起きた僕は、身支度して地下鉄に乗った。今日はサイクルショーを見に行くことになっていた。イーヒルズってところの懸賞に応募したところ、チケット2枚があっさり当たったので、じゃあ1枚をマモル氏に進呈しようということになったのだ。
 今日はこぐ氏も行く関係で、こぐ氏からチケットを分けてもらうつもりの軍団も押し寄せてくることになった。りんかい線国際展示場駅でこぐ夫妻と出くわし、一緒に会場に入った。屋外でやっているRecumbent-ML主催の試乗会など陣中見舞いしたりしながら、会場を歩き回った。マモル氏とは昼過ぎに首尾よく落ち合い、券を渡すことが出来た。こぐ氏の券をあてにしていたにち氏、hai氏とは最初に会い、それから後でサガミの即売会場でかぜはるか氏と出くわし、場内で栗原氏とも遭遇した。
 13:30から始まったペタッキのトークショーを見て帰った。
 ではざっと目に付いた物を。
 IKDの片岡氏がBikeFridayのブースを構えていた。
 GIANTのブースで、TCR系の最新モデル。今年はこれにウルリッヒが乗って、ごりごり走ったわけだ。後ろの壁の上の方には、シートピラーがチューブと一体化して、高さ調整にはカットするしかないという思い切りよすぎるモデルも展示されていた。
 ミズタニのブースでは、やはり折り畳みが幅を利かせていた。BD-1の9.7kgモデルもあったし、Bromptonの社長も来ていたようだ。これはFondriestのホワイトカーボンフレームのロード
 シマノのブースでは、MTB系に注力していたのが印象的だった。ロードコンポはフルチェンジされたUltegraだけだったようだ。これはアームストロングがツールで使ったというロードバイク。フレーム形状からマドン5.9だと分かる。
 Panasonic(ナショナル自転車)のブースで、チタンフレームのレ・マイヨを発見。どういう向きに売るつもりなのか、ちょっと判断に苦しむ物だ。折り畳めないし、極端に軽いわけでもないし。
 エミネンザがそれなりのブースで出展していた。サガミの社長が背広を着て入っていた。ここのカーボンフレームは魅力的なのだが、みんな10万円代後半の値段で、売り分けするのが難しそうな気もする。
 コルナゴもでっかいブースを構えている。そういえば、朝のうちに社長が会場内をうろついていたな。あんたところの鉄ロードに乗ってるんだよ。これは一番高そうなロード
 DAHONのブースでは、これもチタン製の6.9kgという触れ込みの超軽量20インチ折り畳み車が出展されていた。これは軽い。が、スプロケがアルミ製だとか、かなり無理した値で、その辺を改めて実売時には7.3kg程度になるということだった。しかし一番ヤバそうなホイールを替えても8kg弱に収まるだろうから、非常に魅力的だ。台風の目になりそうだ。
 実用車として注目しているMC-1の村山コーポレーションのブースの様子。帰宅して写真を整理中に気づいたのだが、右のトライクは前輪駆動で、リアステアリングじゃないか。物凄い変態ぶりだ。だが実用車然とした面構えが笑える。試乗してみたかった。
 なにやら全天候電動アシスト自転車。新聞で記事を読んだな。完成度は高そうだが、小ささ故に乗降が難しそうなのがなんとも。
 リカンベント試乗会場にて、おの氏のViewPointに試乗するあゆ子女史&hai氏
 最後は去年、今年とジロでステージ優勝回数を稼ぎまくったペタッキと、バイクを提供しているピナレロの社長によるトークショー。ペタッキは来年ツールに出るつもりは無いそうだ。乗ってるのはマグネシウムバイクのドグマだが、BBが通常より大きいオーバーサイズなのだそうな。とうとうBBにまでオーバーサイズ化が及んで来たようだ。来年のトレンドになるかも。

2004年11月13日(土曜日)

東京バイカーズ三崎オフに参加

23時23分 自転車 天気:よく晴れた

 朝早く起き、身支度をする。今日は東京バイカーズの三浦半島三崎オフに参加することにしていた。東京バイカーズのオフは、過去2回参加しようとして、様々なアクシデント(ほとんど自滅)に見舞われて果たせなかったものだ。三度目の正直か、二度あることは三度あるか。
 最初はMasterXLで久里浜まで自走しようかと思っていたのだが、昨夜一杯軽い風邪による頭痛に悩まされ、折り畳みに日和った。BD-1と迷った挙句、これも結構お久しぶりのMR-4Fに決定。しかしこいつは、前輪がスローパンク気味なのだよな。実際、もうすっかり抜けている。チューブを入れ換えている時間が惜しいので、様子を見る意味でそのまま注気しておいた。FreepackSportに荷物を入れて、長後街道を戸塚駅まで走った。
 戸塚から横須賀線で久里浜に向かう。ちょうど通学と重なる時刻だったらしく、戸塚~北鎌倉は物凄い混雑だった。が、それ以降はガラガラに空いている。
 久里浜で降りると、既に参加者が集結中だった。挨拶しながらMR-4Fを展開していると、つかさ氏がやってきた。ケルビムのロードだったので、てっきり自走してきたのかと思ったのだが、ちょっと前に輪行で来たという。予想通り、顔見知りはつかさ氏だけ。いかにも走りそうな若い衆が多い。自転車もロード系、スリックで武装したMTBが多い。しかし、オヤジっぽい人や折り畳みの人もいたので、ちょっと救われた。僕もオヤジで折り畳みな人だしな。
 簡単なミーティングの後、早速出発する。すぐに海岸線に出て、以降はずっと海岸線を走ってゆく。比較的ハイピッチだったのは、風を背負っているからか。北風が強く、今日は南下ルートは楽だったろう。しかし陽射しが強まってきたので、GIANTのサイクルジャージ上下+パールイズミのウィンドブレーカーでは暑すぎるくらいで、体温調整に苦しんだ。
 三浦海岸は何てこと無かったが、金田漁港界隈に入って以降のアップダウンは疲れた。
 途中、剣崎に立ち寄った。前に一人で立ち寄ったときは、31万画素の携帯電話おまけカメラで撮ったので、今日はD70でパシャパシャ撮りまくった。強い風が霞を飛ばしてしまうのだろう、遠くまで見渡すことができた。
 さらに風車の手前の坂を越えると、後はもう、さほど辛い思いはしないで済む。風車の足元で最後の休憩を取り、いよいよ三崎に。しかし直接漁港には向かわず、まずは城ケ島に向かった。ここの灯台も、一度見れば十分だよな。磯に出て、海を背景に記念撮影もした。
 さて、いよいよ昼飯。ちりとてちんだ。が、なんと予約を入れていて、奥座敷が使えなかった。前に僕が電話したときは、土日には予約は入れられませんと断られたんだけどな。非常に気分が悪い。が、いきなり20人で押し寄せたんだから、まあ責任の半分はこっちにもあるさ。とりあえず、どうしても入りたいという人はちりとてちんの空きスペースに入れてもらい、残りはどこかに分散ということになった。僕はさっさと港楽亭に行ってしまった。今度こそマグロチャーシューのラーメンを食らうのだ。が、店に入ると三崎マグロラーメンは売り切れといわれた。いやその、まだ12:00前なんだけど。もちろん、行列が出来ているというわけではない。季節物なのかよ。じゃあということで、給仕の人にお勧めを聞いてみたら、うーん、と誤魔化し笑いを浮かべて沈黙。ああ、なるほど。ここ、観光客相手の店じゃないんだと、ようやく気づいた。客層も明らかに地元の人間と思しき労働者と学生のみ。いちおうはマグロチャーシューなんて始めてみたけれど、実際にはお付き合いで作ってみたというだけで、そんな熱意も無いってことだろう。要するに、この店はダメだ。
 とりあえずワンタンメン(味が薄くて麺が玉になってた)を食って出た。この店はもう行かないな。
 聞くと、ちりとてちんからあぶれた連中は、別の料理店に雪崩れ込んでいたとか。そっちに行けばよかったか。
 集合時間まで間があるので、うらりの2Fデッキで昼寝して過ごした。直射日光のせいで、じりじりと炙られてゆくようだ。
 再集合の場所はちりとてちんの前。全員が揃ったところで、帰路に着いた。
 三崎口へ登る途中、参加者の一人に立て続けにアクシデントが発生した。2度もチューブをバーストさせ、タイヤを痛めてしまったらしい。後で聞くと、その人は三崎口でリタイヤしたそうだ。僕も心配になって、前輪をチェックしてみた。むむ、やはりかなり気圧が低下している。本隊はパンク処理班を待たずに出発していたが、空気を入れるために僕は残った。とりあえず90PSIまで入れてから、また走り出した。
 三崎口駅が見えたところで、はてまだ本隊に追いつかないのか、と疑問に思った。後続を待ってもいいのではないだろうか。もしかして、わき道を行ったか? いや、それはないだろう。しばし葛藤しながらパンク処理班、あるいは抜かしたかもしれない本隊の到着を待ったが、5分経っても来ない。抜かしたという事は無いなと判断し、走り出した。すると武山辺りで追いつくことができた。良かった、待たなくて。
 やがて立石公園に到着。パンク処理班は追いついてないので、とりあえず揃っているメンバーだけで記念撮影をした。ではマーロウに行こうと公園に自転車を磔にしていたところ、カッ飛んできたらしい後続がついに追いついてきた。良かったね、間に合った。
 マーロウではプリンをテイクアウトする。計量カップサイズ(実際、目盛りが切ってあって、計量カップに使える)の耐熱ガラス製カップに入っている。クリームチーズを買ってみたら、舌触りが滑らかで大層うまい。ちなみに、カップを洗って返したら200円バックされるので、700-200円で、中身は500円分だ。
 この先、葉山~森戸と嫌な道が続く。車と絡まりあいながら逗子まで走り、厨子からは裏道を通り、伊勢山トンネルを回避した。なるほど、こういうルートがあったのか。
 鎌倉市街地で和菓子屋に立ち寄り、ゴールは鎌倉だった。お疲れ様。やはり、かなり快速系のツーリングだったな。
 その後、川崎の自宅まで、境川経由で自走帰還するというオーバースペック氏、湘南台までという黒タル氏、そして藤沢駅に出たいというミヤコ女史を案内して、鎌倉駅の裏から境川まで走り、徐々に分かれながらサイクリングロードを北上した。長後街道でさらに北上するオーバースペック氏と別れた後は、ゆっくりとクールダウンさせながら帰宅した。
 久しぶりに走り応えのあるオフだった。

2004年11月07日(日曜日)

境川ラッテ再襲撃ツーリング

20時37分 自転車 天気:大変良かった

 今日はうっきー氏招集による、境川ツーリングの日だ。本当は先週行われる予定だったのだが、僕の南大菩薩山歩きと同じく、悪天候で中止されたのだ。今週はそのリベンジというわけだ。
 自転車はなににしようかなと思った。なんだか折り畳みには全然乗ってない。だが結局はMasterXLを選んだのだった。
 集合場所の大和駅までは30分で行ける。集合時間前に到着すると、既に変わった自転車が集結しつつあった。あ、今日はBikeEで来ればよかった。
 参加予定者+飛び入りが集まったところで、一行は早速出発するのだった。僕は土地勘があるので殿を引き受けた。
 少し走ってグランベリーモールに。モンベルショップを冷やかす。別に買うもんは無いしい、などとぶらついていたが、自転車用のレインウェアは欲しいな。できればポンチョ型の奴。雨の日のジテツーを考えると、ふつうの服の上から着られるものが必要だ。
 その後は黙々と境川沿いを遡上し、淵野辺で町田側に進み、尾根緑道へと入った。今日はなにやらウォーキングの催しでもあったのか、旗を掲げた集団が同方向に進んでいた。幸い、道幅があるのと、お行儀の良い集団だったので、互いに迷惑を掛けることは少なくて済んだようだ。
 途中の公園で昼食を取った。空は青くて、秋晴れだ。暦の上では立冬なんだけどな。
 今回はやはりリカンベントが多いのだが、静岡から参加されたフゥ氏はトライクで参加されていた。尾根緑道への入り口で担ぎがあったくらいで、あまり問題は無かったようだ。
 昼食後、黙々と尾根緑道を走り続ける。R16に合流した後は、長閑な道を越えてゆく山岳戦の様相を呈してきた。ここは通ったことが無いんで、道がわからないな。でもGPSはあるし、最悪町田街道に出て、ラッテに向かうことは可能だ。しかしまあ、意外に消耗する道だった。
 多少のアクシデントに見舞われながらも、やがて日が傾き始めた頃、無事にラッテへと到着した。が、なにかイベントでもあるのか、かつて見たことが無い混雑振りだった。なにせ、交通整理のガードマンが置かれているくらいだ。とりあえず自転車を置き、しばらく並んで、ココナッツのジェラードをせしめた。甘みが疲労を和らげてくれる。
 ここから橋本に戻るようだが、僕はR16を走って帰るつもりだったので、一足先にお暇を乞うた。
 町田街道に抜け、R16に出て、南下していった。途中、相模原の陸橋を越え、マクドナルドのすぐ次の信号で、境川方面に折れた。昼食時に聞いたのだが、この辺に30%越えの超激坂があるとか。探すまでもなく、ほどなく32%の標識が現れた。長さは50m弱で、一番下の10m足らずが32%らしい。見ていると、MTBの人が、一番軽いギアで登ってきた。短い距離なので、なんとかなるみたいだ。だがロードでは辛そうだな。
 そこから境川へと抜け、境川に沿って走り、帰宅した。僕の方の境川下流域アイスお代わりツアーも、詳細を詰めないとな。

2004年11月06日(土曜日)

ジテツーの当たりをつける

09時23分 自転車 天気:晴れてるね

 朝、たか氏がMasterXLの金を巻き上げに来た(をい)*1。立ち話をしていて、『サドルを上げすぎとちゃうか?』という指摘が出た。体格的に似通った我々だが、たか氏が使っていたときに較べ、だいたい4cmほどもサドルを上げているのだ。そういう目で見ると、腿の前側に負担が掛かっているのは、ペダリング時につま先を使ってしまっているからではないかと思えてくる。乗ってる当人はそんなつもりじゃないんだが、状況証拠はそう語ってるんだな。一度、ローラー台とデジカメ(動画モード)の組み合わせで、ポジションをチェックしないと。
 たか氏が帰った後、中途半端に睡眠時間が不足していたので、ちょっと二度寝の誘惑に屈してしまう、お茶目な俺様だった。
 目が覚めると14:00。あー、ダメ人間まっしぐら。ほんと、今の会社が拾ってくれなかったら、ニート君まっしぐらだったな;-.-)
 起きて、TCR-2のペダルを付け替えた。MasterXLが来たからといって、TCR-2を同盟国に供与したり、モスボールしたりはしないのだ。こいつを通勤快速車に仕立てよう。仕立てようったって、ペダルを替えるだけだがな。さすがに通勤にSPD-SLを使う気は無いので、dixnaのロードペダルに替えた。これで、通勤用の軽登山靴でも踏める。
 この状態で、戸塚まで走ってみた。行きは長後街道ぶっ飛ばしルートで良かろう。走ってみると、会社近くの駐輪場まで、15分で行けた。地下鉄だと、駅からは歩きになることもあり、だいたい20分以上、タイミングによっては25分ほども掛かる。こんなに近かったのかよ。まあ余裕をみても、今までの通勤時間と変わらない程度だろう。地下鉄のダイヤに縛られない分、自由度は高まる。
 帰路は、会社の北に走り、横浜新道の下を抜ける隧道を潜った。GPSを見ながら住宅街を抜ける。結局は上り坂が多いのだが、長後街道のような傾斜ではなく、また交通量もそんなに多くは無い。帰りは、ここをまったり走ればいいか。
 ユニクロの近くに抜けたので、中田まで長後街道を走り、そこからは裏道で帰宅した。
 帰宅して、TCR-2のチェーンを交換した。どうも変速が決まらないのだが、チェーンの伸びのせいかなと思ったのだ。5000km強走ったし、替え時でもある。が、それでも変速調整がうまく行かない。トップ側を詰めるとローが決まらず、ローを決めるとトップが不調になる。どうしたことか。
 ふと気になって、後ろから変速機を観察した。……曲がってないか、これは。MasterXLに比較すると、スプロケットに対して斜めになっている。こけた時に曲げたかな。なら、決まらないのも当然だわ。
 サガミにでも持っていって調整してもらうか。とりあえずトップは捨てて、通勤程度なら問題は無いくらいに追い込んでおいた。はあ、また余計な出費が。

2004年11月03日(水曜日)

多摩川自転車誘惑オフ

20時05分 自転車 天気:いいねえ

 今日は、まめ氏の呼びかけで、多摩川にて珍しくオフが開催される。新車を検討中のみはる女史に、BikeFridayシリーズ試乗の機会を作ろうという趣旨だ。
 集合場所は二子橋のたもとだ。実は立場から向かうのに、一番中途半端な場所なのがこの一帯だ。自転車だと、これというルートは無い。いやR246があるのだが、かなり危険な道だからなあ。輪行するにしても、細かい乗換えが待っていたり、結果的に大回りすることになったりして、時間を要してしまう。
 R246以外にも、自走ルートは無くは無い。中原街道を走るのだ。中原街道を通って、多摩川沿いに出る。これが一番安全で、かつ簡潔なルートと思えた。ちょっと足の状態がよくないが、それでもMasterXLなら走りきれるだろうと思い、今日はチャレンジすることにした。
 ちょっと荷物があるので、メッセンジャーバッグを背負い、8:30くらいに走り出した。
 横浜市道環状4号を北上し、中原街道との交点で乗り換える。走ってゆくと、最初のうちは立体交差のトンネルがあったりするが、道は広くて安全だ。ただし、なんだこのアップダウンは。なにか嫌がらせのようにアップダウンが続く。
 蓮如が一休宗純に宛てた手紙に、
 寝て食(っ)て 寝て食て……(延々続く)
 かくて人間とは死ぬものなり
などと結ぶものがあるらしい。その顰に倣えば、
 登って下って 登って下って……(延々続く)
 かくて我輩は疲れ果てるものなり
という感じ。
 調べてみると、中原街道は、江戸期が始まった頃、徳川家康が領内視察と駿府との往復の必要から作ったものらしい。なるほど、清清しいほどまっすぐに、丘を越えてゆくこの道は、領内視察にはうってつけだったろう。だが自転車のルートとしてはどうよ。家康め、自転車が環境に優しいローインパクトでヘルシーな乗り物であることを知らなかったのかっ。
 あるいは、足の疲労が取れていたら、喜んで登っていたかもしれない。が、今日はさすがにダメだ。
 苦しみながら丘を越えてゆく。川崎に入る頃からアップダウンは無くなったが、道幅は狭くなる。本当にこれでいいのかと迷いつつも、しかし結局は無事に多摩川にたどり着いた。
 多摩川沿い、というより横浜線沿いに北上し、やがて武蔵溝口駅に出たので、多摩川に出ようと思った。が、ここで迷う。住宅街を迷走し、やっと多摩川に出て、集合場所に向かっていった。到着は10:15頃で、今まさにミーティングを始めようとしているところだった。早速紛れ込んだ。
 参加者の中にはお久しぶりの顔がちらほらと。@nak夫妻も参加していた。あれ、(た)女史のSatRDayが走行しているところは、初めて見たのかな?
 自己紹介が終わるなり、まずは登戸方面に向けて走り出した。と、疲労の極にあった我輩は、うっかり転倒劇を演じてしまった。まだ走り出してなかったのでインパクトは無かったが、恥ずかしい。
 多摩川は、同じような道幅で、かつ柵は無い境川に較べて、なぜかずっと走りにくい気がする。不条理な切り返しで橋をパスさせられるのと、交通量が多いためだろうか。
 途中、二ヶ領用水せせらぎ館での休止時、わかば女史のビアンキと、cho氏*1のケルビムに試乗させていただいた。ビアンキはセッティングもあるのだろうが、しっとりした乗り味。タイヤの圧を低めにしているのかなと思った。ケルビムのロードはデモンタブル仕様で、ちょっと重量があるせいか、どっしりした乗り味だった。同じ鉄ロードといえど、いろいろ違いはあるわけだ。
 次の休憩場所、登戸茶屋で、猫の餌付けシーンに遭遇した。猫どもは集まった自転車にも興味があるようで、僕のMasterXLの匂いなども嗅いでいる。食うなよ。お前らをまとめて三味線にして売っても、とても賄えないくらいの値段なんだからな。
 登戸茶屋を出て、対岸に渡り、北上してゆく。最初の未舗装区画はともかく、道として走りやすい気がするのはなぜだろう。
 途中、いつの間にかまめ氏のAirLlamaに試乗しているhai氏とバトルしながら、やがて最終目的地の関戸橋南方に到着した。郷土の森近辺のクランクを曲がってすぐの辺りだ。昼食を加藤画伯の先導で買出しに行き、戻ってみると、いつの間にかミキ氏らが合流している。かぜ氏もいたので、買ったばかりのカーボンロード、KUOTA KHARMAに試乗させてもらった。なんだか、段差を乗り越えるショックが、どこかで打ち消される感じだ。鉄ロードが『消えてゆく』なら、カーボンロードは『打ち消される』という感じ。もっと乗ってみたかったが、こけるとあれなので返却した。それにしても、ダウンチューブからBB回りに掛けてのボリュームが凄い。また10Sデュラエースの作動感は凄い。快感だ。
 昼食を取りながら、いつの間にか折り畳み講習会兼試乗会が始まる。まめ氏のAirLlmaの輪行状態の小ささには驚きだ。Airシリーズは手間が掛かるものの、畳むと小さくなるという感じ。対して、Pocketシリーズは、手間も掛からず小さくできる。俺的にはコンベンショナルなPocketシリーズの構造に惹かれるものがある。
 今回のそもそもの主眼である、みはる女史の試乗ももちろん続いている。が、ドロップハンドルに不慣れなゆえ、おっかなびっくりという塩梅であった。
 ここが解散場所なので、三々五々去ってゆく。多くの参加者はLoro方面に行くために折り返すのだが、僕は時間的には多摩ニュータウン通り経由が有利なので、関戸橋へと北上していった。
 Y's Parkで一服して、多摩ニュータウン通りを走っていった。こっちから登るとピークが連続するので、ちょっとだけ辛い。が、コンパクトクランクの軽さに助けられて、神奈川県へと帰還した。
 まっすぐR16を帰るのも嫌なので、帰路は境川を下っていった。帰宅する頃には真っ暗で、CBあさひのライト台が早速役にたった。
 今日は久しぶりに知人にたくさん会えたし、いい一日だった。