Strange Days

2005年06月28日(火曜日)

トレンクル多段化を考える

20時28分 自転車 天気:死ぬほど暑かった

 みはる女史が、和田サイ式カプレオコンポによるトレンクル多段化に踏み切ったようだ。デュラベースに較べてずっとお安く仕上がるようだ。うーん、惹かれるな。
 自力での多段化も考えていたんだけど、20Hのフリーハブなんて77デュラくらいしかなくて、買うとすげえ値段だ。稀にそれ以外の20Hもヤフオクで見かけるんだけど、ライバルが多いのであっという間に値が釣り上がってしまう。他のコンポはもっと低グレードのもので賄うとしても、ここばかりは高くつきそうだ。
 しかし和田サイ式だと、リムは特注品(?)の24穴なので、高くなるかもしれないが、他はデュラに較べればグンとお安い。さらにトップギアが9Tということで、たとえハイギアードを望んでもチェーンホイールを小さく出来、結果的に軽量化にも繋がる、と。魅力的だ。
 僕の乗り方だと、フロントはシングルで構わないから、もっと軽いギアと、多少の重いギアが欲しいのだ。これで30km/h巡航なんぞ望んでないからな。しかし、今より軽いギアとなると、急坂の上りではステキなウィリーバイクになっちまうだろう。だからハンドルを前に出したい。そうなるとアカマツでステム加工を依頼して、それから適当なハンドルバーに取り替えるのが吉か。それなりに金は掛かるな。
 でも、多段化の威力は味わいたいので、とりあえず和田サイに多段化を依頼してしまおうか。トレンクルの軽量を保ったままで、走行性能を向上できるのなら、新しい世界が開けそう。

2005年06月25日(土曜日)

町田~横浜と走ってみた

23時25分 自転車 天気:晴れたね

 昨夜、寝る前には壮大な構想を抱いていた気がする。まず相原方面に抜け、ラッテで一服。それから八王子方面に抜け、さらに青梅に向かい、どうにかして青梅街道に出る。後はひた走り、和田サイに寄って用を足す。その後は東京方面に走り、秋葉原でまた用を足す。後は我が家へと走って戻るだけだ。こんな夢を見た時期が、私にもありました。
 起床したら、もう昼前。今からでは、ラッテ往復が関の山か。とほ。インターネットを放浪すると、にち氏が暇そうにしている気配があったので、一緒に走らんかねと誘った。いいよ、ということだったが、その前に用を足しておきたい。ひとまず、単独で町田方面に向かった。
 今日はまたしてもEPICで出動した。少し広めのタイヤと前後サスのおかげで、荒れた路面でも安全に走れるこいつは、なんだかんだいいながらも使いやすい自転車だ。坂さえなければ。車重があるからな、こいつは。まあ、軽いギアがあるから、どうにかなるものではあるのだけれど。
 町田のヨドバシまで走り、偏光フィルタを買った。これからの季節、戸外では強烈な反射光がカメラの邪魔をするだろう。去年の今時分の写真を見返していて、やたら白々しているのが気になった。世の中には、反射光の映り込みを抑えるフィルタがあるらしいと知ってはいた。どんな使い道があるのかは知らんが。しかし、まさにこういう状況で使われるんじゃ無いかしらんと思ったわけだ。
 ちょっと迷ったのが、D70用に買うか、S1用に買うかという点だった。もしもD70用となると、NIKON18-70mmの67mm径、TAMRON18-200mmの62mm径のどちらを買うか、さらに選択を迫られる。とりあえずS1用に買うか。耐水型を買えば、今のプロテクタを同じ52mm径のおもしろレンズ工房に流用できる。一番安かったからという理由で、ハクバのサーキュラー型を購入した。
 ヨドバシ近くのコンビニでパンを買って、少し南下した休憩所でぱくついた。直射日光下では死ぬほど暑いのだが、木陰では意外に風が涼しく、快適だ。にち氏と連絡を取り、とりあえず横浜方面に抜け、そこで適当に落ち合うことにした。
 横浜までは、八王子街道を走ってゆけば、やがて自然に抜けられると知ってはいた。この八王子街道は、要するにR16旧道なのだから、当然なのだけど。しかし、実際に走ったことは無い。どんどん走ってゆく。R246を潜る辺りから、海軍道路と分岐する辺りまで、道幅が狭く、産業車両が非常に多いため、結構恐い。拡幅工事が進展している関係で、工事箇所が多いのも難点だ。早く終わってくれればいいのだが。
 ここを抜けると、鶴ヶ峰の厚木街道との分岐点までは、ほとんど下り基調で走って行ける。後はR16を走って行くだけだ。町田と南町田の中間にあった休憩所から、桜木町駅まで、ほとんど1時間弱くらいで走破出来たようだ。意外に便利そうな道だったな。
 ここでにち氏と連絡を付け、合流を待つ。その間、買ったばかりのフィルタを試してみた。しかし、一つ困ったことがあった。偏光フィルタは、カットしたい反射光の偏光方向に合わせ、フィルタを回転させてやらなければならない。ところが、S1は液晶ビューファインダー故に、細かい偏光具合を確認できるほどの視認性を持ち合わせてないのだ。液晶パネルでも確認は難しい。こりゃまた、使い難いことよ。S1で使えなくても、おもしろレンズ工房に流用すればいいのだが。とりあえず、同じ対象物を、フィルタを回転させながら数枚撮る、という馬鹿な方法で試してみた。これがランドマークタワーの試写結果。確かに低階層の窓など、反射光が抑えられている。
 やがて、にち氏がやってきたので、臨港パークまで走って、そこでまったりと話しながら過ごした。JETBOILを持ってきたので、お茶をご馳走したりする。インスタントコーヒーだがな。木陰は涼しく、昼寝すると気持ち良さそうだった。
 にち氏は上ハンドル仕様のSatRDayで来ていた。雑踏のすり抜けなど、下ハンドルよりもやりやすそうだ。また、カプセル的な一体感があって、格好いい。
 その後、お好みハウスに移動して、久しぶりにウハウハ。hai氏とこぐ氏も合流し、楽しい時間を過ごせた。ウーロン茶ばかり飲んで、結構な品数を注文したつもりだったのだが、会計すると一人頭3000円弱というお安さ。ここは本当に安いよな。
 帰りは、一人で保土ヶ谷の坂を越え、さらにいつもの通勤ルートで帰宅した。80km弱。この程度なら身体にダメージは少ない。それより、暑さにちょっと参ったかも。

2005年06月18日(土曜日)

やや突発的にかき氷ポタ

20時49分 自転車 天気:好天

 木曜日くらいに召集という、かなり突発的なかき氷オフが開催された。時間的余裕がなくてあまり集まれなかったが、楽しい一日を過ごせた。
 朝11:00に戸塚という超余裕っちな集合時間だったので、ゆっくり朝寝坊してから出かける。ここはBD-1を乗っておきたいな、ということで。出がけに、サドルを水平に調整して*1、さらにハンドルをやや下げておいた。最初はBBが前に出すぎだと思っていたのだが、慣れてきたのかもっとハンドルを下げても良さそうに思えたのだ。
 戸塚には定刻前に到着した。にち氏はSatRDayで参加。
 今日は辻堂まで直接走るということだったので、まずは藤沢駅へと向かう。途中で休憩しながら、のんびりと走った。まさにポタリングペース。そういえば、にち氏のSatRDayは上ハンドルに換装されていたんだ。新型のハンドルは、自由に角度を変えられるので、フォルムも意外にかっこいい。
 藤沢駅北口近辺を通過し、JR沿いに走り続けると、やがて辻堂に近い地味な商店街に出た。今日の昼飯は、ここにあるSimon'sというカレーパン専門店で調達した。店の近くで、ウェブページを何度も拝見してきた茅沼氏と合流する。
 辻堂海浜公園に移動し、そこで昼食にする。今日は風が弱く、公園は遮蔽物が無いからだろうか。鳶がやたら低空飛行して、攻撃の機会を狙っているのが恐怖を誘った。江ノ島のヨットハーバーで鍛えられた我々は、隙を見せることなく食事を済ませた。
 食事の後は、鵠沼海岸駅近辺のかき氷屋、埜庵を襲った。今日は宇治金時をやる。宇治茶のほろ苦さと、餡と練乳の甘さが溶け合って、これは絶品。
 店のサービスでコーヒーをいただいた上、新メニューの焼きプリンまでもいただいてしまった。これが、最近流行のフワフワした腰の無いものではなくて、しっかりしっとりと焼き上げた、食べ応えのあるもの。僕はこっちの方が好きだ。カラメルも程よい苦味が利いていた。埜庵では、昼の間に食事まで出来るようになっていた。
 ここから片瀬江ノ島駅に出て、そこからは流れ解散となった。僕は一人で境川を遡上して行く。サイクリングロード南端の休憩所で一休み。こうしてみると、我がBD-1は実にカコイイではないか。
 遡上しつつ、D70で道すがらの風景を撮って行く。湘南台の民家の塀越しに、見事な紫陽花をパチリ。日本人って、なんだかなにかの義務のように、紫陽花を植える民族だな。
 ほとんど疲労することも無く、帰宅。

2005年06月12日(日曜日)

アザレアツーリング本番

22時13分 自転車 天気:晴れた(びっくりしたなモー)

 意外にも晴れになったアザレアツーリング当日。意思疎通の難しいメンバーと共に、清里から軽井沢を目指す。だいたい平地なのだし、これだけ手厚いサポートが着いているのだから、不安は無い。とはいうものの、全行程を走りきれば、それなりに疲労するものだ。
 いろいろ文句を付けたくはなったものの、終わってみれば参加してよかったと思える企画だった。
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2005年06月11日(土曜日)

アザレアツーリング移動日

23時49分 自転車 天気:小雨(と濃霧)

 明日のアザレアツーリングに参加すべく、前日のサイクルトレイン企画、そして前夜祭に参加した。
 風邪が治らず、体調は最悪の一歩手前ではあった。降り立った軽井沢では、物凄い濃霧の出迎えを受ける。この先、どうなることやら……。
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2005年06月10日(金曜日)

アザレアツーリングの準備をしよう

21時15分 自転車 天気:どんより

 さて、アザレアツーリングの準備をしなくちゃだわ。
 荷物はサイドバッグとドライバッグに分けて入れようと思う。走行中に必要なものはドライバッグに入れ、ピラーの後ろにつける。着替えなどの不要物は、サイドバッグに入れ、持ち歩く時はフロントキャリアに着けるのだ。
 試してみると、オルトリーブのフロントローライダーの場合、下側の固定具の位置が低すぎて、このフロントキャリアには引っ掛けられない。容量もちょっと足りなさそうなので、中国製のサイドバッグを着けてみた。このバッグ、オルトリーブ風にトップを丸め、マジックテープで止めた上、サイドをバックルで繋ぐようになっている。しかし、その上で、トップカバーが掛かるようになっているのだ。防水という点では完璧かもしれないが、非常に煩わしい。こういう点、台湾、中国製品の垢抜けない点だなあ。もしかしたら、特許を回避する意味もあるのかも。
 とりあえず、荷物を半分くらい準備してから、さっさと寝た。

2005年06月05日(日曜日)

花を求めて散策

22時32分 自転車 天気:くもり

 昨日、一日中うだうだしていたからだろうか、遅く寝た割には早く目が覚めていた。今日はどこかに出かけよう。
 最初のうち、久しぶりに多摩川上流部、あるいは三浦半島を走ってこようかと考えていた。しかし、どうも天気が信用ならないので、遠出は止めにしよう。じゃあ、近所をという気になった。
 とりあえず昼食を買いに行くついでに、境川を下流に走る気になった。花の季節だし、ということで、D70をぶら下げてゆく。さらにいえば、シートピラーを替えたBD-1の試走も兼ねている。
 高鎌橋の一つ上流の橋を渡ってすぐ、地元の人が養生しているらしい花畑がある。下流側には鮮やかな赤い花が咲いている。上流側にも花畑は続いていて、川縁の紫陽花は咲き始めていた。さらに下流に向かって少し、今度は綺麗な黄色い花が。色とりどりに、目を楽しませてくれる。
 下流に向かった団地の前、ポピーが咲いていた辺りは、次の花の準備が進んでいるようだ。今は苗が並んでいるだけだ。少し下流側には、芝桜が咲き並んでいる。
 サイクリングロード南端で折り返し、休憩所に立ち寄ると、ボランティアの方々が清掃の真っ最中だった。この小さな休憩所が片付いているのも、こうした人たちの努力のおかげなんだな。
 さて、カーボンピラーに替えたBD-1だが、乗り味はどうだったろうか。これが非常に良くて、ショックというものをほとんど感じない。リアサスに加え、長尺のカーボンピラーが効いているのだろう。微振動までもがまったく伝わってこない。ちなみにポストシムを使用している状況。ピラーが傷だらけだが、これは前にHARDROCK号に使っている時に付いたもので、ちゃんと面取りをしたシムを使っている現在、ほとんど傷は着かない。表面は樹脂で固めてあり、かなり厚みがあるので、まあ少々なら大丈夫だろう。
 もっとも、乗車感の向上は、ポジションの変化も影響しているかもしれない。サドル位置が後ろに下がったので、前屈が酷くなり、それに耐えかねてハンドルバーをどんどん上げていったのだ。前はハンドルバーが2~3cmほど下になっていたのだが、今は逆にそれくらい上に行っている。それくらい上げないと、足を回せないくらいなのだ。しかし、おかげで前屈はかなり解消された。また以前に較べ、太腿を使って回している感覚も出てきた。あっ、シートが前上がりになってる。後で修正しよう。
 ともあれ、カーボンピラー化は、結構当たりだった感じがある。その代わり、カーボンピラーで必ず体験する、ピラー下がり現象が多発するようになった。かなり固く締めて、ようやくあまり下がらなくなった気はするのだが、長距離を乗れば分からない。しかしこれは、解消のための秘策があるので、いずれ実行してみようと思う。
 境川を引き返し、上飯田団地の辺りで鮮やかな赤い花や、まだ咲き初めらしい面白い花を見つけた。
 昼食を買って帰り、椅子でだらーっとしていたら、いつの間にか寝入っていたようだ。気がつくと16:00過ぎだった。少々かったるかったが、泉の森公園の花菖蒲を見たかったので、今度はMasterXLで現地に向かった。
 50分くらいで到着して、時刻は17:00過ぎだった。遊水地に降りてみると、ここでも紫陽花が咲き始めている。もうすぐ梅雨なんだな。
 ここには菖蒲畑が整えられ、数多くの品種を見ることが出来る。しかし、まだ開花しているのは一部だった。遊んでいる子供たち共々パチリ。一番よく咲いていたのは、この紫を散りばめた品種。また鮮やかな紫一色の品種も、ぽつぽつと咲いていた。
 全体的に、これから身頃だろうという予感がした。
 帰路、いちょう団地の少し北で、やはり川べりに咲く塔状の花を愛でる。長かった護岸工事は終わり、路面の舗装は一部張り替えられていた。
 家の近くまで戻り、ふと気になって中田運動公園に向かった。なんだか、リアハブ辺りから、周期的に音がしている気がする。MasterXLを道端に止め、クイックを緩めたり、観察してみたりしたが、荷重を掛けないと発生しないこともあり、原因は不明だ。
 この辺り、やはり紫陽花が並んでいる。しかし、まだ咲き初めというところだ。これが色づく頃、自転車にはつらい季節になるのだ。そうしたら、近所の面白そうなところを、カメラを持って散歩しようかな。雨の中の散歩というのも、きっと楽しいものだろう。雨が激しくなければ、だが。

2005年06月04日(土曜日)

ささやかに新兵器到来

22時31分 自転車 天気:くもりのち雨

 今日は午後から雨になるという予報だった。雨が降り始める時刻は、予報が出る度に遅れていったが、空模様に不穏な物を感じていた僕は、外出を控えていた。案の定、夕方のまだ明るい時刻から降り始めた。まあ降るなら降るで、それなりの準備をして出かければよかっただけだが。
 雨が降り始めた頃、顔見知りの佐川のおじさんが、いつものようににこにこしながら荷物を持ってきてくれた。雨の日にもお疲れさまです。
 受け取ったのはイトーサイクルからの荷物だった。木曜日くらいに発注して、その日のうちに代金を振り込んでおいたのだが、かなり早く反応があった。
 届いたブツその一は、BD-1用ポストシム*1。実はもう一つのブツを発注するつもりで、何の気なしにイトーサイクルのページをうろついていたら、BD-1パーツコーナーでこれを発見したのだ。矢口モータース特製品しかないのかと思ったら、あるやんけ。
 見ての通り、汎用品的な作りで、矢口モータース仕様のそれのように、ピラーの傾斜に対応してないし、割の部分の面取りもしていない。しかし意外に丁寧な作りでもあって、割が前後に入っていて、上下の口にはちゃんと面取りがしてある。なによりも、半額以下と安い。やすりで割の面取りをしてから、少し割を拡げてから、プロファイルのカーボンシートポストを押し込んでみた。思ったよりもスムースに出し入れできる。
 早速、BD-1に取り付けてみた。どうだろう、恐ろしく太かったBD-1純正に較べ、ずっと細くて引き締まって見える。黒いカーボンピラーだから、なおさらそう思える。問題の伸縮も、意外にスムーズで、ピラーにも傷が付かない。後はこれでピラー下がりが発生するかどうかだが、今日は試走できないなあ。
 他の問題として、ピラーが短いので、リアフレームを折り畳んだときの押さえにならないというのがあるが、これはもちろんこのシムの責任ではない。僕の場合、いつもフロントを折り畳んだとき、緩まないようにとマジックテープで止めていたので、これでリア側も一緒に止めてしまえば問題はない。
 これで何がうれしいかというと、一つには27.2mmと普通のサイズのピラーなので、ピラーに留めるリクセンカウルのアタッチメントなどのような汎用品が使えることだ。さらに軽量化にも寄与するはず。オリジナルが400g超なので、シムを考慮しても150gくらいは減っていることになる。
 さらに乗り心地も向上するはず。いろいろ利点はあるはずだ。おいおい、それを確認していこうと思う。
 一つ困ったのが、このシートピラーが後乗り向けなため、今まで目一杯前に出していたサドルを、かなり下げる羽目になったことだ。これじゃハンドルが遠すぎる。ちょっと考えて、アジャスタブルステムになっているので、ハンドルを30mmほど上げた。これで前屈が強すぎて苦しむという事は無いはずだ。問題はよりアップライトになるので、あまり合ってないと感じているサドルに、余計に体重が加わることだが……。
 さて、もう一つの買い物というのが、これ。バンド止めのフロントキャリアだ。これもイトーサイクルで見つけたのだ。
 MR-4Fの不満点の一つが、荷物を載せられないことだった。シートピラーに着けているリクセンカウルのピラーアタッチメントで賄うしかないので、せいぜいFreepack Sportが関の山だ。耐荷重が10kgということなので、重量物も難しい。一昨年の名古屋~大阪ツーリングの時も、去年のしまなみ海道の時も、荷物の詰め込みに苦労した。2泊までならなんとかなるが、それ以上は無理だ。ならBD-1でという事になるが、これもセキサイダーに載せるので目一杯で、KIMM35lモデルに詰め込んで、というのが関の山だろう。いずれにせよ、かさばる物を積めないのが痛い。BD-1にはコンパクトなフロントキャリアが設定されているのだが、僕のBD-1にはダボ穴が無いので着かないのだ。わかば女史のそれを見たとき、凄く羨ましかったのだが、物理的に着かないんじゃどうしようも無い。
 そこでこのフロントキャリアの出番だ。こんな風にオルトリーブのフロントローライダーを着けることができる。ここに軽くてかさばる物を、リアに重くて嵩のない物を積めば、配分としてはベストだ。
 このキャリアを見つけたときに、バンドで固定する部分をどう保護しようかと考えていた。柔なカーボンフォークだし、傷つけるとあっと言う間に折れてしまいそうに思えた。ところが、実際に物を見ると、ちゃんとバンドの内側にゴムを貼り付けて保護してある。バンドもフォークの太さに合わせて2種類が付属している。このバンドで支える足とキャリア本体はスライドして角度も可変のボルト止めになっている。もう一か所、キャリパー台座で支える金具と本体も、やはりスライド式で繰り出し長を変えられる。キャリアを水平に、かつもっとも頑丈に支える位置に、簡単に固定できるようになっている。さすが日東、自転車のことをよく分かっている。
 それほど重量も無く、かなり丈夫そうな造りなので、期待して良さそうだ。難を言えば、色が銀ピカな点くらいか。
 明日はどちらかで試走したいのだが、また雨かよ。まあアルミは少々じゃ錆びないから、覚悟して雨天走行してもいいんだけど。