Strange Days

2006年04月22日(土曜日)

MR-4Fの駆動系をいじったよ

23時55分 自転車 天気:すごく、くもってきましたよ?

 さて、来週末にはGWツーリングの始まりなので、その前にMR-4Fをいじっておかないと。そのためのパーツも、今朝全て揃った。
 まず、両のタイヤを新しいパセラに換えた。テクノバ2の最後のセットを出そうかと思っていたのだが、試すだけ試してみようと思い、換えてみた。ついでにチューブも新品にする。やはり、テクノバ2よりも太くなっている。キャリパーのシュー間を素直に通ってはくれない。叩き込む必要がある。でもまあ、まったく通らないというわけでもない。サイドが厚くなったようで、パナレーサーの弱点であるサイドの弱さは感じなかった。ツーリングタイヤとしては、テクノバ2よりも正解かもしれない。しかし、空気圧は115PSIが最大と、テクノバ2よりも10PSIほど下がっている。気圧は低いが、その分ボリュームがあるということだろう。走りが重くなってないかな。でも、思ったより悪くは無さそうだ。
 平行して、前後のブレーキも変更する。やはりブレーキの弱さは我慢ならず、前が55系105、後ろがテクトロの安物という構成から、前後を66アルテグラと一気に出世した。やはりリアの取り付けが問題だった。アウター止めの部分が、フレームに干渉するのだ。が、ブレーキをきちんと調整すると、数ミリのクリアランスを確保できた。
 さらにチェーンホイールを交換する。ミドル42Tはかなり削れてきたように見えたので、新しいのを確保したのだった。が、今日、じっくり確認してみると、実は全然問題ないことが判明。まだいけそうなので、このまま。さらにインナー30Tを、XTR5アームのラージホイール版のインナー、26Tと交換する。実は3枚用チェーンホイールのインナーは、PCD74なので、旧XTRの5アーム版と同じなのだ。何度かC.B.あさひに発注してみたものの、毎回品切れだったのだが、今回はちゃんと入手できた。MR-4Fでインナーを使う時というのは、かなりの登りの時なので、出来るだけ小さいものにしたかった。とはいえ、MTB用の22Tはやりすぎだ。
 これに合わせ、一時的に12-27Tにしていたリアスプロケを、12-25Tに戻す。これでも前30Tの時よりも軽いギアが確保できる。
 一通りの整備を終えたら、もう真夜中だった。ちょっと、近くの公園に試走に出かける。をを、をを! なんということだ、ちゃんと止まるぞ! 前のMR-4F改の止まらなさとは雲泥の差だ。ブレーキが信用できないと辛いものだが、これなら下りでも突っ走れる。うれしいよお(;_;)
 これで、GWのツーリングで、自転車の不安は無くなった。

環4通って、GCSに買い物に

17時42分 自転車 天気:晴れ

 今日は三浦半島を回ってこようかなあ、などと考えていた。しかし目覚めると11:00過ぎ。おかしい、目覚ましは8:00にかけたはずなのに。俺の3時間はどこに消えた。オカルトだ、オカルトだ!
 この世の神秘に負けたのであれ、今から三浦半島を回っていたのでは、日が暮れてしまう。日が暮れないように走っていたら、鮪を食らう時間も、うらりでボーっとする時間も無い。残念だが、今日は断念だ。
 代わりに、用事のあるGCSに出かけることにしよう。
 いつもなら戸塚に出てR1を突っ走るか、横浜市道環状2号を南下するかだが、一つ気になる情報があった。市道環状4号の方が全線開通したということなのだ。今まではいずみ野から南下してゆくと、途中で消滅していたのだが、遂に原宿(R1のな)までつながったというのだ。走ってみよう。自転車は、とにかく道路の上なら最強のMasterXLにしよう。
 横浜とは逆方面、西に向かい、環4に出た。そこから南下してゆく。前は下飯田から南の方で消滅していたが、真新しい道でつながっている。つながっているのだが、結構アップダウンがあって、俺様大変だわ。っつうか、サドルが下がってるやんけ。
 原宿から先は、俣野の方からやってくるルートと同じだ。北鎌倉で鎌倉街道に向かい、関内方面に走った。相変わらず面白みの無い道だわ。
 関内に至り、少し探したがGCSに首尾良く到着。山下公園近辺にあるのだが、なぜか毎度毎度県警本部近辺を探してしまう我輩であった。学習能力ゼロ。
 GCSの前に止まると、なぜか救急車がやってきた。はて、などといぶかしげに見ていると、なんと担架を担いだ救急隊員が、GCSのある2階に登ってゆく。何事ぞ! 実はGCSではなくて、隣のイタリアンなレストランでぶっ倒れた人が出たようだ。まあ、お大事に。
 GCSに入ると、なぜか店員が5人くらいもいてびっくり。なんぼなんでも多すぎだ。いや、もうすぐ近くに別店舗が出来るようなので、そちらの店員も居たのかもしれないが。
 多分、店長と思われる、以前から居る店の人に、用件を告げる。鹿児島ツーリング時にクロネコにへし折られた、BD-1のリアフレーム固定具を買いにきたのだ。そんなものを置いているのは、ここかY'sか和田サイくらいしか知らない。年式を聞かれたので2001年式と答えると、ちゃんと物が出てきた。素晴らしい。実は、このパーツも年式によって違うんだげな。
 GCSを出て、山下公園を歩く。今日は人出が多めだった。春だな。
 腹が減ったので、ワールドポーターズ1Fのパン屋でパンを買い、新港パークでおやつにすることにする。が、ここでアイスコーヒーを買ったら、『テイクアウトで』とお願いしたにもかかわらず、プラ容器そのままで出てきやがった。こんなものは背負えんわい。やむなく、自転車は押していった。ここでは飲み物は買うな。
 新港パークで、芝生の上でくつろいでいた。しかし先住民のBMXerたちが近くを走り回るので、落ち着けない。とりあえずパンを片付けて、近くのトイレで用足ししてから、帰宅することにした。
 後は日暮れと競うようにR1を走って帰るだけだった。しかし日の長いこの時期は、我輩の完勝であった。そうしてまだ日が高いうちに家の近くまで来たら、なぜか救急車が細い路地を着いてくる。いや、僕に着いてきたわけじゃないだろうが。しかしまあ、今日は救急車に縁のある日だった。そのうちに、僕が乗る羽目になりませんように。

2006年04月18日(火曜日)

SatRDay Mk.IIツーリングモデル

13時17分 自転車 天気:晴れ

 BikeFridayのBike ChooserページにやっとSatRDay Mk.IIが追加された。今までもComplete Listの方から車種構成だけは拝めたのだが、やっと画像つきでChooserから選択できるようになったのだ。Touringモデルの方は、画像初公開じゃないかな。*1
 Touringモデルはタイヤが406サイズという割に、Sportモデルよりも寸詰まりに見える。ホイールベースが短いのかな? ハンドルを取り付けているピラーの形状も違うように見える。一方、高さ調整可能らしいクランクブームは、そんなに違うようには見えない。
 買うならTouringモデルにするつもりなので、実物の存在を確認できたのは良いことだ。値段は、$3000からのコースか。

2006年04月15日(土曜日)

宇都宮ロングライド~栄光の餃子宴会編

23時55分 自転車 天気:くもりのち晴れ

 なんと4:00起床。最近、休みとなると『午前の天気はどうだったかなあ』というくらいに朝寝を決め込んでいた俺様だが、今日はさすがに早起きを強いられるのだ。なにせ宇都宮ロングライドだ。去年、左膝を痛めて断念した因縁の企画だ。今年は右を痛めてダメかもと思っていたが、ポジションの見直しやペダリングテクの改善により、このところ再発して無い。まあ、行ける所まで行こう。
 130km以上を走る企画なので、自転車はもちろんMR-4F改を選択した。さて、ポジション見直しが、吉と出るか凶と出るか。荷物はフリーパックスポーツに詰めて運ぶ。
 5:30過ぎの東海道線で東京駅まで出て、葛西臨海公園に向かう京葉線ホームまでひたすら歩く。いつもながら、 何かの嫌がらせかと言いたくなるほどの距離だ。
 7:00前に葛西臨海公園につくと、駅前には既に物好きな人々が集合中だった。今回はまき氏がBikeFridayのタンデムで参加するのを始め、参加者の過半数がBikeFridayでという、一大BikeFriday祭と化していた。リカンベント勢も多い。止む無く、一人GIANT小祭を細々と侘しくも開催する我輩であった。
 途中合流、欠席者を除いても15人の大所帯だ。が、ほとんどの区画は川沿いの一本道のはず。迷うことは無いだろう。
 まず江戸川に出て、そこからはひたすら川沿いに北上する。江戸川のサイクリングロードは状態が良く、また通行人や対向車も極めて少なく、快適に走れた。その点だけは。だが、もっと大きな試練が、我々を待ち受けていた。それは強い向かい風だった。
 予報では、北東の風やや強しということで、覚悟はしていた。が、それでも向かい風のプレッシャーは想像以上で、状態のいいサイクリングロードを走っているのに、17km/h以下、ともすると15km/hの世界に突入する有様だった。正直、先頭を引いたりしながら、もう少し出してもいいんじゃないかいと思ったものだ。が、結果からいえば、ここで消耗を抑えたのは大正解だった。
 途中、寅さん記念館で小休止。今回、マメに小休止を取るという作戦だった。最後の方になると守られなくなったが、午後に入るまではこの作戦で休息をとりながら走られたので、疲労を急速に溜めなくて済んだ。それでも、向かい風のダメージは、段々と足に蓄積されていったのだが。午前のうちは『どこで輪行するかが問題だ』という意識が強かった。これは今年もダメだなと悲観していたのだった。
 今回はCaplio GX8を持って行ったので、走りながらの撮影をしばしば試みた。最近発見したのだが、このカメラは縦位置だと、片手での撮影が非常に簡単なのだ。これは振り返っての一枚
 何度か休憩と経路の確認を行う。今回は首謀者のにち氏、加藤氏の功績が大だった。
 走りながら嬉しかったのが、沿道の菜の花が盛りで、美しかったことだ。思わず歓声を上げる場面もあった。
 途中で戸田の谷口氏*1、Kimrin女史が合流。さらにコンビニ休憩中、我輩がから揚げを貪り食っていたら、MR-4Fに乗ったすずきなおし氏が合流してきた。いよいよGIANT小祭の絶賛開催中だ。
 トイレ休憩のために立ち寄った、龍Q館なる施設。R16の地下に沿って貫通している、巨大な地下トンネルに関する施設だとか。自衛隊の進撃路かな。
 走りながら、前後の写真をバシバシ撮りながら進む。美味しい構図になった一枚。水平が出てないものが多いが、カンベンしろ。前はこんな感じ。強い向かい風の中だったが、咲き揃った菜の花の中を突っ切って走るのは、気持ちが良かった。どうでもいいことだが、直前を行くうっきー氏のヘルメットを見つめていると、どうしても吉野家のことが頭に浮かんでしまう。この写真に遠く写っているのが、昼食場所の関宿城址公園だ。時間は短く、わずか20分ほど。ここで噂のMAXコーヒーを見つけた我輩は、大喜びで買ってきて見せびらかした。激甘という噂のコーヒーだったが、確かに普通のジョージアがブラックコーヒーに思えるほどの甘さだった。しかし、これでも独立系だった頃よりは控えめになったとか。なんでこんなに甘いのよ?
 途中で左岸から右岸に渡り、さらに利根川へと入る。この辺りから、風は弱まり、さらには一時西に向かった関係で追い風にすらなり、巡航速度は大いに高まった。この辺から、日暮れまでには到着できるのでは、という希望が生まれてきた。
 走り続けてたどり着いたのが、渡良瀬遊水地だった。広い池の真ん中を、道が突っ切っている。初めて来たが、凄い光景だ。
 渡良瀬遊水地を過ぎると、ほとんど一般道を走ることになった。やけにスケールの大きな風景の中を走り、気持ちのいい木陰を駆け抜ける。風は弱まり、代わりに気温が高まってきたので、助けられている気分だった。コンビニ休憩で、愛車を撮る。
 この辺で、首謀者にち氏は痛恨の断念。股関節に異常を感じていたとか。ありとあらゆるイベントで、勇気ある撤退を繰り返してきた我輩には、その気持ちは良く分かる。でも次回へのネタが出来たという声も。
 謎のメンチカツバーガーポイントを過ぎ、思川沿いに宇都宮に向かう。最後の行程だ。思川のサイクリングロードを探し、そこに出るまでにちょっとした冒険をする。最初のうちは川沿いのサイクリングロードを通っていたが、路面状態が悪く、狭いので、一般道に切り替える。こちらはなかなか快適だった。
 最後の17kmほどは、交通量の多いR4に出て、突っ走った。道は十分に広く、快適ではあったが、車のプレッシャーを強く感じた。それと、なぜかこの最後の道が、一番つらかった。なぜか走っても走っても距離が縮まらないという印象が残った。沿道はひたすら同じような市街地だったし、次第に日も暮れてきたから、心理的にあせり始めていたのだろう。しかし、地元民のhai氏による先導で、ついに宇都宮駅の威容*2を目の当たりにすることが出来た。最後の最後におやじ殿転倒というアクシデントはあったが、全員まあまあ無事に到着できた。走行距離は140km。
 駅前の駐輪場に自転車を入れ、近くの餃子屋に入る。予約しておいてくれたにち氏、ハナ女史らの断念組が待っていてくれた。まずは中ジョッキ*3で乾杯! 今までに無く、黄金色の液体*4が上手く感じた。文字通り、五体に染み渡る。
 餃子を貪り食らう。前回では途中で輪行となったので、皆エネルギーが余り、激食となったそうだが、今回はそれさえも枯渇したのか、そこそこの宴となった。しかし、宇都宮餃子は普通に美味い。餃子のレベルとしては中華街を抱える横浜の方が高い気がするのだが、日本人の口に合ったアレンジになっていると思う。
 そこそこで店を出て、自転車の輪行準備をしてから、上野行きの宇都宮線、山手線で東京、東海道線で戸塚と乗り継いで帰宅した。湘南ライナーがあれば話が早いのだが、新宿駅の工事の影響で、今日に限って運休なのだ。しかし、なんとか日付が変わる頃には帰宅できた。
 今回、太巻きバーテープ*5、浅踏みペダリング*6の2大秘策を試したのだが、そのいずれも当たりだったと感じた。これでGWのサイクリングも乗り切れそうだ。
 しかし、これほどの人数の長距離サイクリング、引率者は大変な忍耐を必要とされただろう。御礼申し上げます。終わってみれば、楽しかったな。

2006年04月14日(金曜日)

独りツールドしまなみ~国東準備

21時04分 自転車 天気:くもり

 まだまだ先の話である八丈島に感けている場合では無い。㋄連休は目の前なのだ。こちらの旅行準備もしておかねば。
 今回、自転車は手持ちで運ぶつもりだから、発送は不要だ。鹿児島旅行時の破損事故で、サイクリングヤマト便はどうも信用を置けないと感じた。利用するなら、十分な備えと、日程の余裕を見込んでおかないと。到着翌日には走るスケジュールなので、今回は利用しない。その他の荷物は宅急便で送られるので、直前の週発送で問題なし。
 しかし、必要なパーツを入手しておかないと。そろそろテクノバが逝きそうなので、最後のテクノバと替えて、かつ予備を買っておかないと。もうテクノバ2の在庫は無いので、後継のパセラ24インチを買っておこう。しかしこれ、微妙に太くなっているそうで、狭いロード用キャリパーを通ってくれるか不安だ。輪行時に必ず前輪を外す必要があるMR-4では、いちいちタイヤが通らなくて往生するようではやってられない。ツーリング向けに頑丈なタイヤを出してくれたのは評価するが、スポーツ向けのも欲しいなあ。タイヤの問題が、MR-4Fの息の根を止めないだろうか。
 それと、42Tと26Tのチェーンリングも。42Tの物は、MR-4Fのチェーンリングを外して清掃したところ、ミドル42Tの歯だけが異常に削れていたので、交換の必要を感じた。時々チェーン飛びが発生していたのでなぜだろうと思っていたのだが、これが原因かもしれない。しかし42TはC.B.あさひには*1在庫が無いので、別途入手しておこう。
 26Tの方は緊急時のインナーとして手に入れておきたい。シマノのロード用3枚ホイールの場合、インナーはPCD74の5ピンで、これは古いXTRのインナーと同じなのだ。そし古いXTRには、通常の22Tの他に26Tもある。これは保守部品として入手可能だ。本当は28Tくらいが欲しいのだが、緊急用と割り切れば26Tでも悪くは無い。これでリアを27Tから25Tに戻せる。それどころか、23Tにしてもいいかも。
 ツールド国東では風と坂との戦いになるだろう。という以前に、佐田岬でも風にやられそうな気がするのだが。

2006年04月13日(木曜日)

宇都宮行き(予定)の準備

21時49分 自転車 天気:くもり

 さて、既にMR-4Fのボディは整備済みなので、クリーナーに漬け込んであったチェーンを取り出すだけだ。というか、3日も漬け込むな。
 後はチェーンを掛けるだけという状態にしておいてから、その他の小物を準備する。雨具はどうしようかと思ったが、ミシュランのレインコート+頭手足の防護だけ持っていって、セパレート型のレインスーツは置いてゆくことにした。今のところ、本格的な雨は無いと言う予報だ。
 さらにGPSに東京区内から宇都宮までのマップを入れておいた。と、ここまで来て、そういえば詳細な順路はどこよという疑問が(遅いし)。ええっと、葛西臨海公園を出て、三郷に。サンゴウじゃなくてミサトなんだな。三郷から関宿城址辺りに。さらに渡良瀬に出てから、宇都宮に。宇都宮までは、なんならR4という手がありそうだ。
 さて、無事に餃子にありつけるかな。

2006年04月09日(日曜日)

MR-4Fを整備

20時37分 自転車 天気:晴れ

 そろそろ、MR-4Fのバーテープに、解れが目立ってきた。前に買ったゲルも試してみたいし。というわけで、今日はMR-4F整備の日に決定。
 MR-4Fを整備エリア*1に引っ張り出して、まずはバーテープをぐるぐると外す。
 バーテープを巻き直すときには、STIレバーの位置も動かそうと思っていたのを思い出した。MR-4F改で感じているブレーキの効きの悪さは、STIレバーの位置の悪さに起因しているのではと思っていたのだ。もっと引きやすいように、レバーを寝かせ気味にした。それに伴い、補助レバーとの間のアウターケーブルも切りなおした。
 さらにゲルをドロップバーのショルダーに貼り付けた。ゲルといってもスペシャなどから出ている専用のものではなくて、ハンズで買った板状のものだ。適当に鋏で切り、ビニールテープで固定しておく。一番良く使う辺りは2枚重ねにしたので、見た目は凄く太い。その上からコルクのバーテープをぐいぐい引っ張りながら巻いた。こうしてみると、実に太い
 早速、境川へと試走に出かけた。太いとはいえ、むしろ握るには適した太さだ。表面積が広くなるので、手をとても載せやすい。衝撃吸収性も素晴らしく、タイヤの圧が低いのかと思うくらい。これはいいんじゃないかい?
 MR-4Fも輪行ツーリング車として完成の域に達してきた、といったら自画自賛が過ぎるか。でも、これ1台があれば、どこにでも行けそうな気がする。
 心配なのが、各部のリンクにガタが出てきたこと。横剛性は元々低かったが、今はサドルを持って左右に振ると、フレームがガタガタいうくらいだ。後数年で限界かも。

2006年04月02日(日曜日)

江ノ島花見ポタリング始末記

19時37分 自転車 天気:くもりのち嵐

 今日は毎年恒例の江ノ島花見ポタリングの日だ。しかし天気予報は、無情にも雨の予報。この分では中止になるだろうと思っていた。しかし、とりあえずは集合場所には顔を出しておこうと思った。いつ雨になるか分からないような天気なので、自転車は馬車馬自転車のTCR-2。実は昨日の夜に、ペダルをディズナのロードペダルから、タイオガのシュアーフット・コンパクトに換えたので、その具合を見る意味もあった。ディズナのペダルは、ピンがどんどん脱落してしまって、雨の日には滑りやすいのだ。まあ、多少の雨でもあれば、その試験も出来るだろう。しかし、あんな恐ろしい目に遭おうとは、神ならぬ身には分からぬことだった。
 ともかくも、集合場所の戸塚駅西口に向かう。案外にいるもんだな……。かれこれ、8名が集まっていた。おの氏に至ってはタンデムでの登場だ。しかし、雨の予報が影響したのか、リカンベントは皆無だった。*1
 さて、天気は今一だが、川沿いに走り出した。さすがに桜は満開で、曇り空の下でも艶やかな色を見せている。今日は軽さを恃んで、久しぶりにCaplio GX8を持ってきた。これで走りながら撮影もする。
 藤沢の公園でかいち氏が合流。さらに途中の公園で休憩。なんとなく空が明るくなってきたような気がした。
 境川沿いに出て、いつものPINYでパンを購入。ここ、来る度に駐車場が増えているような気がする。
 それから、境川沿いに南下し、やがて片瀬江ノ島駅に到着した。
 江ノ島に渡るも、あまりの風にヨットハーバー先端には行かず*2、根元の建物で食事し、自転車をネタに話しこんだ。おの氏がBikeFridayのタンデムの折り畳みを披露。BD-1とそれほど大差無い大きさに畳めることを示し、一部を大いに洗脳したようだ。
 その後は埜庵に雪崩れ込む。例によってオーナーの厚意で2F席に陣取り、ぜんざいなどをいただきながら、のんびりと時間を過ごせた。が、この間に雨が降り始め、結構強く降っているように見えた。不吉な予感が過ぎる。
 果たして、意を決して外に出る頃には、かなりの雨量になっていた。全身用のレインスーツを着込み、頭はレインスーツの頭部覆いとレインキャップ、更にヘルメットカバーでカバーし、レイングローブ、足はゴアテックのトレッキングシューズという防備振り。
 マモル氏と東海道線の踏み切りで別れるまでは良かったのだが、かいち氏ともどもに北上する境川サイクリングロードに入ってからが凄かった。『今まで手加減しててごめんね』という天の声が聞こえそうな、激しい横殴りの雨が降りつけてきたのだ。しかも、不気味な遠雷まで聞こえる。もはや虚ろな笑いしか浮かばない。風がやや追い風だったのが救いだったか。
 湘南台でかいち氏と別れると、雷はいよいよ近づいているように思えてきた。来るなよ、こんな周りに何も無い所で!
 なんとか感電死は免れ、帰宅した頃には、両足ともに雨でずぶ濡れで、靴の中はじゃばじゃばとステキな音を立てていたほどだった。レイングローブも、これほどの雨の前には役立たない。やはり、ゴアテックには限界があるな。
 ともあれ、こんな雨の中でも、シュアーフット・コンパクトの食いつきは信用に足りるというのが分かったことだけが救いだった。
 いやはや、春の雨を舐めてはいかんな。