Strange Days

2008年11月30日(日曜日)

TCR-2現役復帰

22時54分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:快晴

 今日は布団を干したり部屋を片付けたりで日が暮れてゆく。そうそう、スポークが折れたTCR-2を復活させないと。
 まずは明るいうちにと思い、TCR-2の駆動系をメンテしておいた。それから買っておいたはずのスポークを探してみたのだが、見つからない。多量のスポークがすべて行方不明だ。確かまとめておいた記憶があるので、どこかに仕舞い込んだか。ああ、家捜ししなければ。
 今日はそんな余裕が無いので、スポークをサガミのロード店に買いに行くことにした。Bromptonを三ツ境に走らせる。海軍道路辺りで夕陽を撮れたらというスケベ心もあり、D90も携行する。
 サガミはブームを反映してか、夕方なのに結構な客がいた。それなりに高額の商品もどんどん売れている雰囲気。店員が手の空いた瞬間を狙ってスポークを買う。#15、294mmが2本、ニップル付で\100。こういう金にならない客もちゃんと相手してくれるから、この店は好き。
 サガミを後にした頃には、既に日は沈んでいた。しかし日没後の夕焼け雲が見事だ。これは撮らねばと思いつつ写点を探して走るも、街中なのでなかなかこれというポイントが無い。なんとか撮ったのがこれ
 帰宅して、早速スポークを入れなおそうと、ホイールをよくよく調べてみると。な、なんと、もう1本折れていた! 2本買っておいてよかった……。スポークを入れて、とりあえずテンションだけ合わせ、それから振れ取りをしていった。小1時間掛かった。
 リムテープがずいぶん凹んでいたので、パナのリムバンドを発掘して装着、すべてのパーツを組んで復活させた。試走すると、やはりマウンテンバイクには無い軽さを感じる。同時に、路面をレコード針のようにトレースする乗り心地の硬さも。10kmくらいの通勤なら、軽量マウンテンバイクが最適解だと思うな。
 これで終わりとハンガーに返して部屋で寛いでいたら、突然にプシューッ、という音とともにパンク。どういうこと? 調べてみると、チューブの一部がスポーク穴で傷ついていた。前のリムテープの状態だと、さもありなんだ。修理して、これでやっと現役復帰だ。
 明日、早く帰宅できそうなら、久しぶりに藤沢周りで帰ろう。その時は、こいつのハブダイナモが頼りになるのだ。

2008年11月29日(土曜日)

江ノ島にぶらりと

22時31分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ

 昨夜、コタツに入ったまま横になっていたら、世界は朝へとワープしていた。せっかくの早い目覚めだったが、中途半端な姿勢だった故、いまいち疲れが取れてない。いくら気持ちいいとはいえ、ちゃんと布団で寝ないとね。
 昼過ぎて、なんとなくドロップハンドルを握りたくなり、MasterXLを境川へと向けた。最近はこれよりずっと軽いカーボンロード全盛だが、この走りはやはり戦闘機だな。
 裏道を走って江ノ島に抜け、途中Pinyで買ったパンを抱えて、ヨットハーバーの記念モニュメントによじ登った。いい天気だ。それ故に、もいる。対空警戒に怠り無く、パンは足の間に隠しながら食した。
 夕凪の海を見ながら寛いでいると、ふと一羽の鳶が、近くのヨットのマストからスッと飛び立った。素早くそちらに目を向けると、鳶は僕の目の前3mくらいのところを横切ってゆく。目を向けた結果、察知されたことに気づいた彼奴めが、雷撃に失敗して通過したのかと思ったのだが……。
 そのままスーッと目の前を過ぎると、すぐ傍に座っていた家族連れの背後に差し掛かるや否や、頭上2mほどのところで瞬時に方向転換、そのまま一気に降下したのだ。キャッと悲鳴が上がると、彼奴めはなにか掴んだ様子で、その勢いでハーバーに並ぶ木立の方に逃げてゆく。どうやら、子供がお菓子を盗られたようだ。
 いやはや、驚愕した。あの距離、位置から、ああも見事に降下雷撃を決めるとは。鳶の凄さに痺れた。
 盗られた子は泣いているが、怪我は無いようだ。しかし、お菓子は開封してなかった模様。あの鳶は、果たして中身にありついたのだろうか。
 16:00になるとヨットが次々に帰港しはじめる。オレンジ色の夕陽が帆を染めてきれいだ。
 帰路、江ノ電江ノ島駅の踏み切りで、電車の通過を少し待った。この辺の一般道と鉄道の交錯ぶりは面白い。少し待って来なかったので走り出したとたん、背後で踏切が閉まり始めた。こういうこともある。
 夕陽に染まった片瀬山タウンハウスがいい感じだったので、数枚写真に収めた。
 境川を遡り、湘南台高架すぐ下流の猫ポイントで、かの老嬢としばし戯れる。警戒心皆無だね、この子。
 猫分を補給しながら日没を見送った。今日は雲がまったく無いので、日没そのものはまったく面白みが無い。その代わり、夕闇に浮かぶ湘南台の街を撮った。
 帰宅して、今日撮った写真をPicasa3の正式バージョンで処理してみた。ベータ版ではD90*1のRAWデータを扱うと、色合いが再現できなかったが、正式バージョンでは対応している。少しレタッチするくらいなら、これで間に合うな。

2008年11月27日(木曜日)

ツーリングパニアの便利さ

23時55分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:晴れのち雨

 今回のしまなみ行ではBrompton用にツーリングパニアを新調したのだが、これが予想以上に良かった。
 正直、Sバッグを持っているのに、カタログデータで7lしか違わないツーリングパニアも買うなんてどうよと思っていたのだ。しかもかなり高いし。だから、最初はSバッグに適当なバックパックでも背負うことにしようと思っていたのだ。でも輪行時には荷物の数は少ない方がいいし、今回の旅では着替えは1日分で済むと予想し、それなら+7l分で賄えるだろうと見た。
 使ってみての感想だが。

・意外に大容量
 Sバックとは7lでは済まない差を感じた。実質30l級のバックパックに匹敵するのでは。というのも、Sバッグに対して開口部が大きく、また中仕切りが無いので大物も収めやすいのだ。開口部を巻き込んで止める形式なのも効いていた。ヘルメットすら収まった。また前方と左右に網のポケット、後ろに巻き込み式のポケット二つがあるのも大きい。後ろのポケットはSバッグだとボトル1本で一杯だが、これの場合さらに小物も入るくらいの容量がある。
・小分けもしやすい
 Sバッグのような中仕切りは無いが、前述のように周囲にポケットが豊富なので、Sバッグほどではないにしてもすぐ取り出したい小物の収納にも困らなかった。
・ローハンドルとの相性は悪い
 僕のBromptonにはIKDのローハンドル*1をつけていたのだが、ツーリングパニアだと高さがありすぎて、ハンドルの低めの位置にライトをつけると、パニアのせいで目の前の路面に照らせない部分ができてしまう。ストレートだとさらに厳しいだろう。
・肩かけての持ち運びがつらい
 重いというのもあるのだが、肩掛けベルトに肩当が無いので、長時間担いでいると肩に食い込んでくる。これは自前で用意すればいいか。

 いくつかの欠点はあるが、容量の大きさは七難隠すという塩梅で、この便利さにしびれた。近所の散歩や日帰りならSバッグだが、宿泊込みだとツーリングパニア以外には考えられないというのが実感だ。

2008年11月23日(日曜日)

秋のしまなみ海道2008二日目

23時55分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 天気:晴れのち曇り

 二日目の今日は今治まで走る。懸案は伯方島は木浦にある食事処さんわまで行って戻れるかだ。暖かな空気に誘われて出発した一行だったが……。
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2008年11月22日(土曜日)

秋のしまなみ海道2008初日

23時55分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 星見 , デジタルカメラ 天気:好天

 一年置いての秋のしまなみ行だ。今年は自転車初心者が参加する関係で、あまり旨みのない広島県側をすっ飛ばし、三原から瀬戸田に直接上陸する。初めてのルートなので、ちょっとドキドキしながら羽田に向かった。
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2008年11月05日(水曜日)

バッテリーライト復活

22時57分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 今日は超定時退勤日だったので、藤沢周りで帰宅した。少し前から、キャットアイのバッテリーライトを復活させている。12Wのバルブを、超重いバッテリー*1で駆動するこのライトは、非常用のFenix L2CDよりずっと路面を見やすい。白色光よりも暖色の方がなぜか路面を確認しやすい。夜のサイクリングロードでも、心細い思いをすることは無い。
 このライト、そろそろ2年くらいつかってなかったので、いい加減バッテリーがヘタっているかと思っていた。しかし、何度か充電、使いきりを繰り返すと、思ったよりも長時間点灯できるようになった。境川を2往復するくらいなら余裕だろう。
 ただ、電池の重さと、充電インジケータが無いことが問題だ。12Vを出力できれば良いので、中身をAAのeneloop10本組みに変えようとか考えている。しかし、その場合でも充電に難があるな。12V出力できる適当なバッテリーセットを改造する方が早いかもしれない。
 帰宅して、コタツトラップにつかまっている内に深夜になっていた。

2008年11月02日(日曜日)

北柏から佐原まで

22時50分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ

 最初『サハラまで』と変換されて、おおっ、なんと気宇壮大なと感心しかけたのは秘密だ。
 さて、今日はお久しぶりの三井氏からのお誘いで、チバラギ界隈を巡航しましょうというツーリングに出かけた。
 最初はSatRDayかMR-4Fを考えていた。が、集合地点の北柏まで、自宅からは3回、ないし4回*1の乗換えをこなさねばならない。めげそう……。まあサイクリングロードを走るだけみたいだし、ということでBromptonの出撃が決定された。
 思った通り、乗換えでひぃひぃ言いながら北柏に到着。Bromptonで良かった。今日は他にKaz&Tomoがタンデムで、Kimrin姐さんがロード、なぜかいる親爺殿は当然リカンベント、三井氏は輪行重視の結果かFretta。三井氏と大学サイクリング部つながりというお二方は、それぞれMTBとロードだ。えー、Bromptonの戦闘力が低すぎです。
 まずは手賀沼サイクリングロードを走る。広々として、まるで舗装の行き届いた荒川のようだ。しかも眺めははるかにいい。
 しばらく走ってから道を外れ、房総のむらというテーマパークに入った。ここでちょっとアップダウンをこなさねばならなかったけどな。
 この公園は拡大型歴史資料館みたいなもので、博物館と共に、古い町並みを再現した小さな通りがある。最初に*2博物館に入り、こぐ氏垂涎であろう寿司オンパレード*3を見学する。それから町並みの方にテクテクと歩いていった。ちょっと前に靴をリーボックの軽登山靴に変えたのだが、これがすばらしい。底のエアバックが衝撃を完全に吸収してしまうので、サイクリング時には鬼門の歩きでも疲れないのだ。
 再現されている町並みは、それほど長くは無いのだが、今日は特別に人通りが多く、賑わっていたらしい。ここで弁当を買い、虚無僧の尺八をBGMに、車座になって食べた。意外に安くついた。
 再出発して、利根川沿いのサイクリングロードを走る。ここで微妙に向かい風になったり、追い風になったりで、それぞれのペースで走る。風除けにとタンデムについて走ったりしたのだが、さすがにBromptonでは30km/hのペースが維持できず、結構単独走行で消耗してしまったりした。
 利根川の河川敷には、数多くが放牧されている。
 Bromptonのトップを今までに無く多用した走りを続け、そろそろへこたれて来た頃に、ようやく佐原に到着した。ここには古い町並みが残されている。倉敷のように運河を中心にしており、倉敷ほど見栄えのする町並みではない。しかし、倉敷のような作り物くささが無いのはいい。
 ここも祭りをやっていて、川舟にお囃子が乗って移動しているのが珍しい。ちょうど観光舟と行き交う所をパチリ。
 少し外れた辺りを散策し、通称千本格子の家に立ち寄る。夕陽が透けて綺麗だった。普段は一般開放してないところが多いそうだ。
 一度、佐原駅近くの観光案内所に出向き、夕餉の店を探す。ちょっと駅から外れた辺りに、うなぎ屋があるらしい。そこに向かうと開店直前という好機だったので、難なく個室を占有できた。うな重と白焼きなぞを摘みつつ、ビールをあおる。ビールがうまい。うなぎも旨かったが、たれがちょっと辛かった気がする。
 腹を満たし、真っ暗な中、駅まで自転車を押してゆき、JRで三々五々別れつつ帰宅した。帰り着くと、むしろ輪行に疲れ果てて、しばらく腰が立たなかった始末だ。
 ともあれ、久しぶりのマスツーリングは楽しかったな。三井隊長、そして同行した方々にお礼申し上げます。