Strange Days

2009年05月30日(土曜日)

TCR-2復活の儀

20時06分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:雨の予感を孕みつつくもり

 昨日からの雨が残って、今日も雨の一日になるかと思いきや、案外に朝には上がっていた。とはいえ路面にしばらく雨が残っているので、遠出はしたくない。
 そこで、というか、やっと、というか、TCR-2のスポーク換えに手をつけた。ようやくスポークを発掘できたのだ。
 しかし、発掘できたスポーク束を精査した結果、実は後輪を組み替えるには全然足りないことが判明した。たくさんあると思い込んでいたのだが、あるのは282mmとか284とかいったサイズのものばかり。なんでと思ったら、これはフロントを組んだ時に余ったのや、サイズを勘違いして余ったもののようだ。後輪は292mmと294mmだが、それぞれ4~5本しかない。ううむ、仕方ないので、今回も破損スポークの入れ替えでお茶を濁す。
 手早く作業するために、作業手順を少し変えた。従前は全体的にテンションを落としておき、そこでスポークを入れてから振れ取りを実施していた。しかし今回、ニップルから見えるスポーク底の位置を他のスポークのそれと合わせ、そこから触れ取りを実施していった。そうすれば、ほぼ同じテンションから始められるだろうという狙いだ。
 これはうまくいったように見え、スポークとリムの歪みを体重をかけて解放しながら慎重に作業したにも関わらず、10分ほどで振れを実用レベルに追い込めた。
 早速試走しよう。雨は夜遅くかららしいので、その前に境川に向かう。もちろん、TCR-2でだ。
 さすがに純ロードバイクの出自らしく、走りは軽くて快適だ。MTBのラグジュアリーさとは快適性の軸が異なるというべきか。
 しかし、なぜかクランクを回すと『コリッ』という感じで引っかかりを感じる。クランク、チェーンリングボルトの緩み、チェーン固着を疑ったが、どれも違うようだ。ううむと思案しつつペダルを持つと、軸に対してほんのわずかな遊びを感じた。もしかして、これか? 帰着してから調整することにする。
 久しぶりにD90を持ち出し、花を撮る。六会マンション近くのお花畑で。五月は花の季節だねえ。
 大清水高校前の休憩所で。紫陽花が始まっていた。早々と、とつけたくなったが、もうすぐ6月なんだよな。
 帰宅してペダルを外し、ばらそうとする。が、軸の蓋を取って見えるナットを外す工具が無い。シマノのとはサイズが違うみたいだ。ううむ、どうするか。

2009年05月27日(水曜日)

JR純正サイクルトレイン

11時22分 自転車 ( 自転車旅行検討 ) 天気:晴れ

 いっとく氏経由で知ったのだが、JRが両国~房総半島のサイクルトレインを運行するようだ。日帰りだが、あまり出かけない方面だし、ちょっと気になってる。
 参加の方向で検討中です。

2009年05月26日(火曜日)

紫陽花始まってました

21時53分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 暮らし , デジタルカメラ 天気:晴れだ

 仕事山がズズズッと明後日に去り、今日は定時に帰ることに。より正確には残業が積みあがっているので『さっさと帰れ』と会社からの布告があったのだが。
 定時で上がれ、天気も心配ないので、藤沢周りで帰宅することにした。藤沢に抜け、境川に入っても、湘南台方面の丘陵にはまだ夕陽が懸かっている。ちょっと雲が増えてきて、はっきりした夕陽が現れないのは残念だが。
 遊行寺*1辺りから境川沿いに復帰して驚いた。紫陽花、もう始まってるよ。まだ樂紫陽花も目だってない時期に、もう紫陽花色の紫陽花が咲き始めている。大清水高対岸の休憩所では、まだまだ盛りのサツキと紫陽花の競演を目に出来る。
 さすがに北上してゆくと開花している紫陽花は目に付かなくなる。境川でもあの辺だけの特異な現象なんだろうか。
 まだ空は明るいので、持ってきていたPowershot Sx10で夕景を撮る。しかし、雲が多くて夕陽はもう全く見えなかった。この日暮れ時の落ち着いた空の色にホッとする。一日が無事に終わったなあ、と。

2009年05月24日(日曜日)

雨の日サイクリング

21時07分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) , 暮らし 天気:雨

 今年も雨の日サイクリングの時期がやってきた。雨の日のサイクリングは楽しいものだ。晴れの日よりも一人感が強く、黙々と自分だけに向き合いながら走れる。雨がもたらす体温低下も、暖かな時期なら気にならない。もっとも、周囲が目に入らなくなりやすい上、雨*1も周囲からの情報を遮断してしまうので、素人さんにはお勧めできないが*2
 今日は雨の日サイクリングにはお誂えの日だ。朝から雨が降ったり止んだりしているが、強度は高くない。よし、行くぞ。
 という流れではなくて、本当は『ああ、本当は今日中に済ませたい買い物があるのに』→『仕方ない、出かけるか』といういささか消極的な理由だったのだが。
 昨日攣った足はまだ痛むが、自転車では気にならずに済む。なら問題ないな。
 雨の日なので、泥除けの付いた自転車じゃないと駄目だ。Bromptonの出番となる。SatRDayにもBD-1にも着いてはいるが、雨の日にリカンベントに乗りたくないし、BD-1にしてもどっちにしても外装多段変速機付きは雨の日の汚れを覿面に拾ってしまう。後始末を考えるにBromptonが最適だ。ミシュランのポンチョとの相性は抜群だ。
 15:00過ぎ、ちょうど雨が止んでいたので、Bromptonを境川に向けた。路面が結構乾いている。これは、降られずに済むのでは。境川沿いに北上し、グランベリーモールに近づいた頃には、晴れ間すら見えていた。
 さて、モンベルショップに入って、最初の買い物。今日はよりまともな雨具を買いに来たのだ。通勤用ならポンチョで十分かとも思うのだが、本格的サイクリングでは力不足だ。目をつけていた、モンベルのスーパーストレッチ対応のレインスーツ上下を試着してみる。いいね。雨具のゴワゴワ感が無い。ちょっと蒸れる気はするが、雨用なのでやむをえないことだろ。値段もゴアテックの定番品に較べると安い。上下買うことにした。
 レジでモンベルポイントカードを出すと、実は期限切れであることが判明。これ、自動更新じゃないのだ。しかしポイントは1年間有効なのだそうな。ユース会員兼用のものなので、今年も使うだろうと更新しておいた。窓口で更新し、有効期限部に新期限のシールを貼ると終わり。
 店を出ると、さっきまでの期待は裏切られ、ポツポツと雨粒が落ち始めている。ひどくならないでくれよと思いつつ、海軍道路に出る。しかし南下中に、もはや諦めるしかない強さになってきたのだった。仕方なく、ポンチョを着込む。Bromptonにポンチョはベストマッチで、体はおろか、自転車がハンドル部まで覆われるので、後始末が非常に楽だ。が、一つ弱るのが、Brompton純正バッグ用レインカバーが浸水しやすいことだ。バッグが厚手だから染みとおらないとはいえ、中身までしっとりしてくるので弱る。
 次の買い物はユニクロ。夏用の軽いシャツが欲しかったので、長袖の麻、クールドライそれぞれのものを買った。
 スーパーに寄ってから帰宅し、自転車を清掃する。内装ギアの自転車は、こういうときの後始末が楽だ。フレームを清掃して、チェーンも拭いて、注油しておいた。
 雨の日スペシャルに、内装9段くらいの自転車を仕立てるというのもいいな。

2009年05月23日(土曜日)

Pocket Rocket Pro検討中

20時12分 自転車 ( 自転車いじり ) , 暮らし 天気:晴れと引きこもり

 昨夜、うっかり布団にダイブしてしまい、ふろにはも入らないまま寝込んでしまった。そのまま朝方まで昏々と眠り続けていたのだが……。
 ふと、意識が表層に浮かび上がり、何の気なしに寝返り打とうとした瞬間だった。
 ぎゃぁ、足が攣った! ほんの少し背伸びしただけなのに、その瞬間に脹脛が痙攣を起こしたのだった。フランスの元帥の死に様を見よ! などと意味不明なことを叫びながら飛び起きた。しばし寝床でのた打ち回る俺様であることよ。咄嗟に患部を押さえ、痙攣が深刻化するのを防ごうとしたが、後手に回ってしまった。これはもう、すっかり後の祭りですね。
 しばらく、しこりを揉み解していたが、とりあえず寝床の中では痛みを感じなくなったので、そのまま朝まで寝た。
 朝は平日よりも早く起きた。今日も三崎往還、あるいは三浦半島周回をやってこようと考えていた。が、足攣りの後遺症は意外に深刻そうだ、踵を伸ばすともう痛い。しばらくストレッチしていたが、なかなかしこりは解消されなかった。ううむ、こういう時こそ自転車に乗って、軽度な循環運動で後遺症を解消するべきだとは思うが、三浦半島は遠い。今日は無理しないでいよう。結局、今日は一日引きこもり。
 代わりにというか、新車の検討。BD-1のステムのぐらつき、MR-4Fの経年劣化と、それぞれ遠距離輪行に多用してきた自転車が信用できなくなってきた。どちらも平地を走るには不足無いが、峠からの下りはちょっと怖い。というわけで、今年の頭から新車の検討を進めてきた。
 第1候補はRitcheyのBreakawayだった。これ、獄長ことwiggleでは9万足らずでフレーム買いできるのだ。ということで発注かけていた。のだが、一度受領され、paypal経由で引き落としされたにも関わらず、『指定のサイズは在庫切れです』と返金されてしまった。60ポンド程度のディスカウントバウチャーが付いてきたので損した気分ではないが、空振り感は満点だ。
 これはもう、諦めるか。ということで、第2候補のPocket Rocket Proに手を出すことにした。最近はTikitしか話題にならないので、世間に1周半遅れで追随する俺的には時機が熟したかと考える。ということで、サクサクとIKDとやり取りしている。コンポは、どうせ10速導入なら、SRAMのRivalを使ってみよう。これ、シマノ10速とも互換性が高いようだし。出来るだけ軽量に仕上げて、高速軽量ツーリングに使おうと思う。その点で、まだ使うつもりのMR-4Fと補完可能だ。
 夏までには欲しいな。

2009年05月13日(水曜日)

藤沢周り帰宅

20時04分 自転車 , 暮らし 天気:いい天気になった

 久しぶりに藤沢周りで帰宅。暖かい日だったが、なぜか北風が吹き続けている。藤沢までは超高速、その後は亀のように艱難辛苦しながらの道行きだった。しかし、19:00に帰宅するまで、空はまだまだ明るかったので、照明要らずだった。
 後一月で夏至なのか。

2009年05月10日(日曜日)

三浦往還

18時34分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ

 最近、ぜんぜん走ってない。100km超なんて、前回はいつだ? 体に渇を入れるべく、久しぶりに100km超のサイクリングに出かけた。復帰戦は行き慣れている場所が良いだろう。というわけで、三浦半島にうどんを食いに行くことにした。
 境川に出て、腰越経由で海岸線に、一度逗子マリーナ経由で内陸を経由し、また葉山方面に向かって海岸線を進む。
 今日は強い南風が吹いていたが、純ロードのMasterXLで難なく突っ切ってゆく。全然平気だぜ、などと舐めきって走っていたら、葉山を過ぎた辺りから段々足が回らなくなってきた。この辺で続く微妙なアップダウンが堪え、ちょっとした登りでも背中に汗が噴出す思いだった。これは、随分とヨワヨワになってしまったな。確かに南風が強いし、日光も強いしで消耗するが、それでもこんなに辛いと感じるとは予想外だ。また走りこんで鍛えなければならない。が、走り始めた頃のように、わずかな傾斜でも敏感に感知する、世界最高精度の傾斜計と化すまでは至らなかった。それだけが救い。ともあれ、帰りは追い風だという期待だけを胸に、走り始めた。
 武山の駐屯地前で、うどん屋に入った。うどん工房さぬき太田和支店だ。ここは、併設されている総菜屋が表の大半を占め、うどん屋への入り口は脇のドアに過ぎないので、物凄く目立ちにくく、また入りにくい店だ。しかしうどんはかなりの本格派だ。
 入って、冷やしきつねを頼む。冷やしぶっかけにきつねが載っているのだが、見た目少なそうなのに結構な分量だ。
 困ったことに、一つ置いた隣に座っていたおばさんが、物凄く汚い食い方をする。なんというか、音が。喉の筋肉が弱ってたんじゃないかな。とはいえ、僕も年を食って体のあちこちが弱り、自分の意思ではどうにもならない事が増えてきた。その悲哀は身に染みて分かるので、ここは慈悲の心で忍耐した。この時の僕は、10m以内からなら菩薩として観測されたことであろうよ。
 さて、慈悲の心タイムを捨て、また別種の忍耐タイムに戻らねばならない。ここで引き返すと往復で70km程度にしかならないため、三崎まではいかねばならない。この先も続くアップダウンに消耗する。特に三崎口へのキツイ登り、そして引橋へのダラダラ坂の2段登りが応える。しかし、なんとか登りきって、油壺経由で三崎港に到着した。所要時間は3時間超。途中のうどん屋タイムを差し引いても、2時間40分というところか。かつては2時間強で到達できていたことを考えると、これは随分遅くなった。
 うらりは大賑わいだ。まず水分補給をかねてにんじんジュースを飲み、まぐろコロッケを摘みながら、今日はLOOX Uを持ち出していた。これで地図を見ようという寸法だ。動作速度的には問題はない。が、直射日光下での液晶画面が見づらくて仕方ない。でも、この先はこいつを持ち出す機会が増えそうな予感。沖を行く観光船をSx10で撮ったりしながら過ごした。
 帰路も同ルートで戻る。例によって森戸海岸は大渋滞だったが、そこを抜ければすり抜けが楽なので、追い風もあって楽々走れた。とはいえ、既に消耗しきっているので、ノロノロと走って行くばかりではあったが。
 境川を遡って帰宅すると、ちょうど妙に懐かしい色合いの夕陽が沈んでゆくところだった。
 MasterXLをきれいに清掃して、ラックに返した。それにしても、今日は物凄く疲れたものだ。

2009年05月09日(土曜日)

境川にて夕陽撮影

20時14分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ

 今ひとつ意気が上がらず、午後まで漫然と過ごしてしまう。いかん。
 夕刻、MR-4F改で境川に向かう。帰りは日没後になりそうだったので、ハブダイナモ付きのこれを選んだ。
 湘南台北方の畑を見渡す辺りで、夕陽を見送る。今日もPowershot Sx10を担いでいった。結局、やりたいことはたいていやれるこのカメラが、一番性に合っているようだ。既に真っ暗で、MR-4Fを撮るにはフラッシュが必須だった。
 湘南台南方の猫ポイントに来ると、例によってかの老嬢がお待ちだった。今日はもう1匹、白黒縞の若猫も居た。御老嬢の体毛はさらに生え代わりが進んでいるようだ。少し遊んで猫分を補給すると、さらに南下した。いつものように大清水高前の休憩所で折り返し、帰宅。

2009年05月04日(月曜日)

町田ヨドバシ~海軍道路

19時10分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れのちくもり

 たまにはがっつり走ろう、という気も無く、今日もだらだらと過ごす也。ってか、夜更かしし過ぎて朝起きられないよ!
 要するに、サーバ構築は、なんにせよ大変な作業だということだ。特に新しいOSを扱うならば。
 さて、さすがにちょっとくらい走った気になりたいと思い、午後になってからMasterXLを持ち出した。
 境川沿いにヨドバシまで走る。やはりロードは良い。飛ぶような走行感だ。道が良いならばだが。
 ヨドバシではPCパーツコーナーで、冷却アイテムを見て回る。夏に向け、サーバの冷却を真剣に考えなければならない。
Ubuntu機にはとりあえずPCIスロット装着型の吸出しファンを取り付けてあるし、WHS機にも元々かなり強力な後面ファンがあるのだが、それだけでは足りない気がしている。特にHDDはもっと冷却しておきたい。しかし、ベイが埋まっている状況では苦しいな。筐体が前面吸気に対応しているわけでもないし。
 さらにカメラコーナーをうろついてから、店を出た。
 帰路、南町田辺りまでの小公園が続く辺りで、ツツジを撮る。明日は雨になりそうで、すると明後日には瑞々しいツツジを拝めることだろう。
 海軍道路に出て、夕陽を取る。日暮れ時にコルナゴ様。もっといいコンポをつけて軽くしてやろうかという気もあったのだが、10速世代のシマノ、カンパいずれも、このクラシカルな自転車には合わない。65アルテがなんとか合格というところか。チェーンリングはシルバーか、ピカピカしたのに換えたい。
 今日はD90に18-200VR2を着けてきた。やはり万能性という点で、これに勝る組み合わせは無い。が、重い。
 夕景を撮る。今日は丹沢の稜線にまで雲が掛かり、日没遥か以前にお日様とお別れだ。しかし、早々と燃え始めている。
 明日からの天候不順の予感が、空の雲に現れている。頭上に小さな気圧の谷が掛かったのか、前線が延びている。
 まだまだ明るい時刻に帰宅。

2009年05月01日(金曜日)

武蔵野ポタリング

23時05分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 天気:晴れ

 今日は平野氏が企画してくれた武蔵野ポタに参加する。近場で楽しそうな企画なのだが、今日は出勤日という人も多く、蓋を開けてみれば僕の他はkimrin姐さんだけの参加となった。
 出発地の保谷まではJRで池袋に、そこから西武鉄道に乗り換えることになる。駅は隣接しているが、連絡通路もないので乗り換えは面倒だ。Bromptonで出動することにした。
 保谷に着くと、kimrin姐さんの他、何故か戸田さん、いや谷口さん、いやkimrin旦那氏が待っていた。ただしここでお見送りだそうな。
 まず向かったのが東大農場。東大の実験農場で、平日の火曜日~金曜日で公開されている。戦前に駒場から移転してきたそうで、その当時の古い建物が残っている。これは研修所。現役で使われているそうだ。
 今日のお目当てのポプラ並木まで来ると、サイロと併せて写生中の方々と遭遇。ポプラ並木は台風の時に倒れて農場にダメージを与えるので、伐採されると言うことだ。またサイロも既に使われてないので、同じく取り壊し予定だ。この風景が見られるのも、あとわずかのことだ。なんでも、ここに道路を通すんだとか。
 農場内には地元ボランティアが運営している資料館があった。ボランティアのおじさんに捕まり、通り一遍の説明を受けた。ここで乳牛を飼っていた頃、ここから『東大牛乳』なるブランドで出荷されていたそうだ。へえー。
 ここらで食事でしょ、ということで、大助うどんに寄る。800円とちょっとお高いが、どえらい盛りのうどんが供される。これは熱盛りと冷や盛り。僕は普通に肉うどん*1を頼んだのだが、この有様だ。駅うどん2杯分くらいあったか。
 おやつにケーキを買って、和光市と練馬区の間*2公園で分けあっていたら、遠足らしい小学生たちがぞろぞろと近くを通過して行く。落ち着かない気分でケーキを腹に収めた。
 朝霞駐屯地の周囲をぐるりと走る。警戒中の隊員に狙撃されないよう小刻みに移動しながら*3走り回った。
 この先、黒目川という荒川の支流に沿って走る。上流にある妙音沢という水源地が目的地だった。長閑な川沿いのサイクリングコースを走り続け、南岸のサイクリング向きとは思えない砂利道を少し入ると、意外にきれいに整備されたが現れた。この奥に水源がある。ここは武蔵野丘陵が川へと落ち込む段丘の淵にあり、武蔵野の平原に降り注いだ雨が、地下水として湧出しているものだ。なので、水源のすぐ裏手には住宅地が拡がっている。すぐ近くには変わった橋も架かっていて、目印に出来そうだ。
 さらに下流にももう一つの水源があるのだが、こちらは崩落したことがあったらしく、こんな風に風情もなにもない。
 さらに遡って行く。境川っぽい長閑なサイクリングコースだ。米軍の大和田通信所近辺の新座市、東久留米市、清瀬市に跨っている農地を走り回る。途中で、団子屋に立ち寄った。うるち米を搗いた米団子で、油断していたら結構なボリュームだった。
 大和田通信所の周囲は交通が少ないようで、こんな有様。金網の中をのぞき込んでいたら、どう見ても野良犬っぽい白いのが寄ってきた。施設内に野良犬が堂々と侵入するなんて、どんな警戒態勢なのだ。しかしこれは罠ではないかと、我々を疑心暗鬼にさせた。
 米軍施設の存在故か、この周辺には高い建物がない。ちょうど畑を鋤き終わって、きれいに均されたところだ。思い切り走り回りたいねえ、などとkimrin姐さんと話す。このコースがなんとも愉快で、農地と農地の間のあぜ道みたいな細道*4を走ったり、どう見ても人家の裏庭みたいな場所を抜けたり、なんだか北海道みたいなだだっ広い場所を走り抜けたりで、なかなか非東京的な風景を堪能できた。走りながら笑いが止まらない。いいね、楽しいコースだ。
 さて、黒目川に戻り、さらに支流の落合川源流に向かった。ここも水源地が整備されている。
 少し戻って竹林公園。『勝手にタケノコを掘るな』という張り紙があるのだが、竹林のあちこちにある穴は、どう見てもタケノコを掘った跡だよな。多分、近所のおっさんおばさんが早朝こっそり、いや堂々と掘っているのではないか。ここにも水源あり。ちょうど我々が水源を見下ろしていた時、なぜか近所の中学生と思しき集団がやってきた。ここで和んで行くようだ。裏手には自由学園がある。
 最後は、東久留米駅近くにある寿司屋で締めた。意外に見所の多い、楽しいサイクリングになったと思う。