Strange Days

2011年10月31日(月曜日)

自転車整備して境川

20時20分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) 天気:好天

 今日は年休を取っている。さて、昨日の小雨で汚れまくったポケロケを整備せねば。
 どういうわけか、大雨よりも小雨くらいが、自転車が一番汚れる気がする。それはたぶん、小雨でも跳ね上げるに十分な水たまりが出来、大雨のようにフレームの汚れを洗い落とすほどではないからだろう。
 ポケロケを部屋の前に出して、スプロケ、クランクセット、更にはBBまで抜いた。経験的に、シールドが効きやすいのか、ヘッドセットで雨によるトラブルが生じたことはない。が、BBはどうしてもシールドが甘く*1、頻繁に浸水してしまう。特に『雨に遭ったら必ずBB周りをグリスアップせよ』と恐ろしげな注意事項があるREDのBB部は、結構気を遣う部分だ。
 スプロケ、チェーンリング、チェーンを別途洗って、BB周りのグリスアップをやる。カセットベアリングは別に浸水した形跡はないが、心配なのでBBカップの嵌合部などにグリスを塗り直しておいた。
 さて、パーツが乾くまで、夕刻の境川に出かけた。ピナレロくんでしょ。久しぶりにPowershot SX10を持ち出す。広ズーム域コンデジは、やはり便利だ。
 夕景を撮って帰宅し、ポケロケを組んでからラックに返した。Pinarelloも、そろそろ足に馴染んできたぞ。

2011年10月30日(日曜日)

南会津紅葉サイクリング2日目

22時35分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 天気:くもり時々雨

 2日目は、ちょっと悪天の予想。しかしまあ、そんな濡れないでしょう。
 ツムットの前で記念写真を撮ると、また台倉山方面に登っていった。もっとも、下りと別ルートを取ったので、そんなに辛くはない。
 今日のルートは、赤土峠、中山峠を越えて、大内宿、湯野上温泉と走るもの。まあ、そんな登りもないでしょう。
 下ってゆく途中、ちょっと脇道にそれると、刈り入れの終わった棚田の荒涼とした、魅力的な風景が眼下にあった。いいね、これこそが旅だ。
 ということで、赤土峠への登りに取り付いた。ちょっと傾斜はあるが、短めの坂だ。しかし、鈍り切った貧脚に、緩いとはいえ峠への登りはそこそこ堪える。途中の紅葉を拾いながら、赤土峠を登り切った。森が濃く、あちこちに秋の盛りが残っている。これで好天に恵まれていたらなあ。
 下って、不動の滝という小さな滝を愛でる。下まで降りられないのが残念。
 しかし、ここから向かう先の、小さな集落への道が魅力的だ。道は細く、スッと下り、スッと脇に逸れている。集落の細目は見通せず、頭上の天気は不穏。これでショボショボと雨が降り出しでもしたら、もはや言うことはない。
 次に挑むのが中山峠。だが、ここは中間に長寿の水という湧き水があるので、休憩に時間をかけることができる。ちょうど地元の人達によって小さな市が立っていた。昼食まで少し間があるというので、しんごろうなるおやつを買い求める。これは半殺しにした米を串の先に固め、火で炙って甘い味噌ダレを回したもの。おはぎの味噌版みたいなもの。うまい。会津の米は味が濃くておいしいのだが、味噌もうまい。十念味噌だそうだ。
 中山峠後半戦。この辺で、雨粒がぽたぽた降り始めた。そんなにひどくないが、路面が濡れてくる程度には降っている。登りきって、木陰で雨を凌いでいたが、さすがにカメラを濡らす訳にはいかない。やってきたサポートカーにGF2を置いて、以降の写真はG'z Type-Xで撮るしか無かった。こういう時に頼りになる。
 濡れた路面は恐怖だが、そろそろと峠を下り、中山の大欅。G'zの広角性能が頼りになる。
 さらに小さな峠を超えてゆく。雨はひどくはないのだが、なにせ自転車が時々刻々と汚れてゆくのが……。まあ、帰ったら洗おうぞ。
 大内宿に入る。さすがに、やや観光客は少なめだ。こめやさんで蕎麦をいただく。昨日のより歯ごたえがしゃっきりしていて、これが好み。当然ながらずんだ餅も登場。
 ちょっとポツポツ来てはいるが、しっとりした雰囲気の大内宿を散策して、湯野上温泉まで下る。そして露天風呂に入ってから、列車を乗り継いで帰宅した。
 うん、今回も楽しかった。東武の特急券をケータイで簡単に買えることがわかったので、今後は割りと気軽に参加できそうだ。

2011年10月29日(土曜日)

南会津紅葉サイクリング初日

23時01分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 星見 , , 天気:かなり晴れ

 さて、4年ぶりくらいに紅葉サイクリングに参加する。
 朝は5:00前に起床。オルトリーブの防水バッグを背負い、ポケロケを立場駅まで走らせた。そして、畳んだポケロケを担ぎ、戸塚で東海道線に、横浜駅で京急に乗り継ぎ、浅草でさらに特急スペーシアに乗り継いだ。ここまで来れば、後は安心していい。しかし、睡眠不足を解消しようにも、なぜか眠れず、下今市で乗り継いだ各停で、やっとウトウトした程度だった。
 集合場所の会津高原尾瀬口に着き、ポケロケを展開して集合を待った。今回は全員で10名ほどで、野田さんが先頭を引いた。集合した自転車の中で、ひときわ目を引いたのが、このすごいキンキラキンのBD-1。かの暗黒技研の手が入っている。しかし、回転系までは手を入れないで、概ね小径車用カスタムパーツを使っているようだ。
 もう一台、こっちはなぜか写真を残してないのだが、Tyrell FXに乗った方もいた。この自転車は、後ろ三角がエンド近くで外せ、フロントフォークも後ろに畳めるという大胆な構造になっている。乗せてもらうと軽くて、硬い*1。今、BD-1を買うよりはこっちかな。
 さて、まずはここから、会津田島方面に走った。ちょっと残念なことに、山の紅葉はイマイチで、赤色成分が足りないような発色具合だった。台風のせいで葉が傷んだからではないかという説を聞いた。しかし、場所を選べば紅葉を楽しめるし、なんといっても水が清い。山を写す水の透明なことは、やはり気持いいのだ。
 途中、仏閣を訪ねながら走った。最初の寺でも紅葉はいまいちだったが、すっきりと伸びる参道が心地よい。
 昼食は、山村道場にある蕎麦屋で。新そばだそうだ。これで、晩秋の南会津を訪った目的を果たせた。香り高く、おいしゅうございました。
 食事の後はデザートだよね、ということで、赤井りんご園を訪ねる。バケット1つ分のりんごが、なんと\1000。ちょっと形が悪いものだが、ジュース用には問題なしよとのこと。これを食してみたが、問題なくおいしい。ちょっと糖度が低かったが、熟成させれば良かろう。野田さんがバケット一つ買って、車に積み込んだ。
 更に走って、ここは旧会津郡役場。今は資料館らしい。銀杏の黄は映える。
 次に、田島の街を見下ろす城跡に。最終的に上杉氏の元で廃城になったもののようだ。登ると、谷あいを通して田島を一望できる。去る時にに見送られた。毛並みが綺麗で健康そうだ。
 次に立ち寄った寺では、時期的なものかそこそこの紅葉を楽しめた。をを、赤いぞ紅葉/黄葉越しの光が美しい
 最後に、マリア観音がある常楽院に立ち寄った。冬への備えが始まっている。
 さて、宿までに登りが待っている。台倉山までヘコヘコ登った。そして今夜の宿、ツムットに。今日はお母さん一人で切り盛りしている。
 夕食に鍋が出て、鍋好きな拙者は大喜びだ。
 さて、食後に、隣の楓林舎を訪れた。頭上の星空がすげえ。ツムットで夜空を見上げたことは何度もあるが、今夜ほど澄んだ空は無かったのではなかろうか。天の川がはっきり見える。群れている星の多さに、星座を結ぶのに戸惑うほどだ。
 楓林舎の前に例によって並んでいる天文愛好家の人たちに、望遠鏡をのぞかせてもらう。45cmのドブソニアンがズドンと鎮座している。すばるを覗かせてもらったが、相当暗い星まで群れて見えていた。いやあ、さすがに大口径だわ。
 高橋の13cmも覗かせてもらった。木星の縞が、赤道を挟んで2本見えた。細かい蛇行まで見えそうだ。いやあ、欲しくなるなあ。買えないけど。
 残念ながら、雲が出てきてしまったので、部屋に戻って爆睡した。そうだ、次はちゃんと18*50ISを持ってくるぞ。

2011年10月26日(水曜日)

今日も藤沢周り

22時50分 自転車 天気:晴れ

 今日も今日とて藤沢周り。
 そろそろ、EPIC号のペダルに微妙な重さを感じるようになってきたので、駆動系の清掃をやりたい。しかし、土日は南会津だし、おそらくはピナレロ君やポケロケの整備を優先することだろう。とはいえ、真っ黒なスプロケを見るに、EPIC号の整備も待ったなしだが。
 やや逆風の中を走り、帰宅。

2011年10月23日(日曜日)

相変わらず、FP Quattroで境川フラフラ

21時54分 自転車 , デジタルカメラ 天気:晴れ

 さて、今日あたりは、ピナレロ君で三浦半島周回を、いや小田原往還をなどと考えるだけ考えていた。しかし、昨夜半になにを思ったか珍機PSXでドラクエ7を始めてしまい、目覚めたのは11時過ぎ。だめだこりゃ。
 まあ、朝のうちは雨が残ってたようなので、路面に水たまりが残っている。ピナレロを持ち出したくはないな。などと様子眺めに入ってしまい、境川に向かったのは日が差すようになった夕刻のことだった。いつものようなダメコース。
 この時刻には、雨の気配はなく、空はすっきりと晴れている。湘南台に沈む夕日を撮る。湘南台高架近くにできた、越流堤を走る道は、少し小高くなっていることもあって、絶好の展望ポイントだ。
 今日はピナレロに新装備。と言っても、前から在庫していた、リアフラッシャーを取り付けただけだ。しかし、ウィッシュボーンチューブなので、ちょうど中心線上に収まり、極めてすっきりした外観になる。
 南方で折り返して帰宅。さあ、来週は南会津だな。

2011年10月18日(火曜日)

藤沢周りで帰宅

23時33分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 今日も定時で退けたので、藤沢周りで帰宅することにした。春先に比較して、腹部装甲*1の増厚ぶりが顕著なので、今しばらく運動に精を出さなければならない。
 既に、走り出した時点で真っ暗な時刻だ。通勤用のEPIC号には、IPFのX-Forceという3WのLEDライトを取り付けてある。これが90lumen相当という明るさの割に使える奴で、少々暗い夜道でも不安なく走って行けるレベル。カタログ値では70hの点灯可能とあるが、実際にはそんなにもつはずない。が、eneloopを入れて20hくらい使っても、まだ入れ替える必要を感じないくらい明るいので、もつことは確かなようだ。
 柏尾川沿いに、藤沢まで下ってゆく。ニコン辺りから車道に出ると、後は車と闘いつつ藤沢に向かう。路肩が結構荒れているので、フルサスのEPICじゃないと不安を感じる。通勤にはさすがにMTBだろう。フルリジッドのロードでは路面追従性が低くなるし、コントロール性重視のキャリパーブレーキでは咄嗟の急制動に対応できない。
 境川に入り、北上していった。真っ暗な中を、X-Forceの明かりを頼もしく感じつつ走る。この暗闇で思い起こすのは、ホジスンのナイトランドの冒頭部だ。闇と光に象られたかの異常世界を、主人公が見てまわる場面を。光が必ずしも安心をもたらすものではなく、むしろ危険の兆しでもある彼の世界は、作家の想像力のみで生み出されたものとしては、最も魅力的な世界の一つだと思う。そのようにして、ずっと向こうから近づいてきた小さな光は、果たして人界のものなのか、それとも異界のものなのか、想像しながら走るのは愉しい。
 背中に結構な汗を書いて、帰宅。指切りグローブでは厳しい時期が、まもなくやって来る。

2011年10月16日(日曜日)

ピナレロくん、とりあえず完成状態

19時07分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 何度かの試走で、ピナレロくんの問題点が明らかになった。実は、先週にかいちの旦那から指摘を受けるまで気づかなかったのだが、標準ギアが12-25Tなのだ。おかげで、アウターだけで生きてゆくには、ちょっとつらい。コルナゴ様は12-26Tで、これでなんとか生きているくらいだ。要するに、もっと軽いギアが必要。
 そこで、週のはじめにCBあさひにパーツを発注しておいた。そして今日、早速取り付けての試走となった。
 現在のFP Quattroの状態。一見してわかるのが、新しいペダル。従来は、一時的にMasterXLのPD-6620をつけていたのだが、その後継製品*1であるPD-6700をカーボンボディ化した、PD-6700Cを買ってみた。これは、機能的にはPD-6700*2何ら変わりないが、重量だけ60g弱軽量化されている。確かに、かなり軽い。
 もう一つが、これが本命のCS-6700の11-28T。トップ11はいらないと、つねづね思っているのだが、ツーリング主体で弱足の僕には、この28Tは本当に助かる。これで、アウターだけで生きて行けそうな軽さを達成できた*3。ついでにチェーンも7901デュラに換えた。KMCに対し、リアの方はそんな変わらない感じだが、フロント側の変速性能が一気に向上したのには驚きだ。ふつう、ギアチェンジして半回転ほどはチェーン鳴りがあるものだが、これは本当にスパッと、その瞬間に変速完了するのだ。なんか気持ちいいぞ。
 これなら三浦半島周回に持ち出せるなと確認しつつ、夕景を撮って帰宅。

2011年10月10日(月曜日)

今日はコルナゴ様で

21時38分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) 天気:晴れ

 さて、遠出してやるぜ、などと考えるだけ考えていたが、実際には昼までがっつり寝てしまった。精神の疲労極まれりという状態。
 それでも、夕方に境川に向かったのは、それが習慣になっているのと、ピナレロ君の乗り味をコルナゴ様と比較したかったからだ。というわけで、MasterXLで境川に向かった。うーん、いいな、鉄はいい。カーボンのどこかに振動が吸収されてゆく感覚じゃなくて、振動をどこかに逸らす感じだ。大きな振動に対し、スチールフレームはその角が丸くなる感覚だ。対して、カーボンでは振動そのものが丸くなる感じ。その代わり、踏んだ時の反応は微妙にスチールが優れている感じ。感覚的なもので実際の影響はない程度だろう。しかしこの、バインバイン跳ねる感じがいいのだ。跳ねるけど、しっかり接地しているので安定している。MasterXLは、スチールフレームとしては硬いものらしいので、一般のスチールフレームなら、もっと乗り味が柔らかいのだろう。おおそうだ、Pacerを組まないと。
 夕陽を観測して帰宅。さあ、来週でいよいよ仕事の大詰めだ。

2011年10月09日(日曜日)

境川で久しぶりに邂逅

20時55分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:いいね

 さて、3連休がただの連休に堕したが、またピナレロ君の試乗に出かけよう。試乗ばかりなのがアレだが。
 今日はWiggleから届いた物資を、我がピナレロ君に取り付けた。カーボンバイクにはカーボンのケージだろうとも考えたが、Tacsの安いアルミ製のものの形が気に入ったので、取り付けた。またTopeakのMicro Rocketインフレータのカーボンの方を、前のボトルケージ台座に取り付けた。さらに、これは在庫の、リクセンカウルのサドルバッグを取り付け。これで実走状態の出来上がりだ。
 境川に向かい、いつものように浄水場対岸で夕景を観測していると、ふと視界の隅に間近に停車するロードバイクのおっさんが。まいったな、拳銃持って来てない*1のに、追い剥ぎに遭うとは……。素早く逃げ出そうと、そのおっさんに目をやったら、おや、こりゃあかいちの旦那じゃござんせんか。
 早速、噂のSuperSIXとのツーショット。いやあ、カーボンはいいねえと話しあう。かいち氏は脚力が衰えたなどと心配しておられたが、俺に比べれば全然平気ですぜ。
 かいち氏と別れ。夕景を観測して帰宅。