Strange Days

2012年01月29日(日曜日)

今年も瀬谷八福神巡りに

20時12分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:快晴

 はてさて、昨日はいきなり予定が変わり*1、本当ならやりたかった瀬谷八福神巡りが出来なかった。しかしまあ、今日はのんびりできそう。
 別に1月を逃すと瀬谷八福神が散開するとか言った事態にはならないのだが、相鉄がタイアップしているのは、この1月中。相鉄オリジナルスタンプシートは、この時期にしか手に入らないのだ。それにしても、俺は相鉄的にはまるで美味しくない客だが、寄生虫のお叱りは甘んじて受け入れようぞ。
 自転車は、サクっと高速で回りたかったので、ピナレロくんを選択した。これに新兵器、ソニーのカメラバッグLCS-EME/Tってのを首に回した。これ、ボディバッグ形式のカメラバッグ。肩に袈裟懸けにして背負うことが出来る。中は2気室式で、体に近い側は仕切り付きのカメラスペース、遠い方は横仕切り付きの小物入れになっている。本来はソニーのNEX系用なのだが、同様のサイズのマイクロフォーサーズ機、GH2辺りならぴったりだ。もっとも、さすがに14-140付きでは無理だったので、今まで試したことがなかった、12mmを着けてみた。GH2の印象がガラリと変わる。コンパクトカメラそのものだ。14-140は、レンズ用の仕切りにぴったり収まった。後は財布と小物位なら収まる。うん、これは使えそうだ。
 さて、出発地点は、いつものように瀬谷駅。その前に腹ごしらえしようと、瀬谷のやや南手にあるかつ泉に立ち寄った。腹が減ったら、かつ。
 瀬谷駅に立ち寄り、まずは相鉄オリジナルスタンプシートを入手。表に地図、クーポン券、裏に8マスのスタンプシートがデザインされた、使いやすいものだ。
 最初に立ち寄るのは、長天寺。達磨大師だ。『太鼓を叩いて福を呼びが良い』などと書かれてた太鼓を、その通り一つ鳴らした。
 ここから、瀬谷区をずーっと南下し、一つぽつんと離れた位置にある、勢至堂に。ここは離れていることもあるが、なにせやや高台にあるので歩きの方には辛い場所かもしれない。
 横浜市道環状4号線を横断し、中原街道沿いにある宗川寺。先着の人が参拝と押印を終えるまで、境内の大樹を撮る。ここは福禄寿である。
 北上してゆくと、西福寺。ここは布袋様だ。 厚木街道を渡ると、法蔵寺。ここは弁天様だが、うっかり写真を取り忘れてしまった。
 気を取り直して、更に北上。宝蔵寺から西に一つ目の信号から、延々と北上。相鉄線の高架をくぐり、やや東に向かうと、徳善寺がある。ここは立派な山門がある。『平成門』と号しているということは、近年の建立なのだろう。ここには毘沙門天が祀られている。以前、仏罰としか思えない目に遭ったことからビクビクしたが、今年は赦免されたようだ。
 そこから道を間違えやすいのだが、瀬谷養護学校の東隣にあるのが善昌寺寺だ。時間が無いので、かまくらみちを走った。狭いくせに交通量がそこそこあり、嫌な道だ。善昌寺には恵比寿様が祀られている。
 最後の妙光寺で、大黒天の印綬を頂いて、ほい満願。2時間強の道行だった。やはり自転車だと、勝負が早いな。安心のあまり、大黒天の写真は撮り忘れた。
 海軍道路によじ登り、夕陽を待つ。米軍基地の敷地内では、犬を遊ばせている
 しかし、夕日には間があり、ちょっと不調だったので、相棒を撮ってから帰宅することにした。夕陽は諦めた。
 ところが、夕陽の方は僕を見捨てなかったのか、環状4号を南下中に、いい夕陽に遭遇。拾い物をした気分だった。

2012年01月28日(土曜日)

何もかもが空振りだった:幻の蕎麦ツアー

21時08分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 天気:快晴

 明け方、最近にしては大きな揺れで飛び起きた。揺れは複数回あったが、いずれも富士五湖周辺が震源。不安だな、富士山がプリニー型噴火を始めたら、間違いなくこの辺までが焼け野原になる*1。地震国兼火山国日本に暮らすのは、それだけでダイ・ハードだ。
 こうして、妙な時間に叩き起こされたが、しかし今日の予定は無い*2。午後に、瀬谷八福神巡りに出かけるかなというくらいで。というわけで、素直に寝直した。
 10:45くらいから、どこかで電話がなっている。ううん、寝させてくれよ、と夢心地の中で拒絶する。仕事の電話ではないかと心配したのだ。しかし、何発目かの電話で仕方なく出ようとすると、あれ、三井のアニキじゃあござんせんか。何の用だろう*3。一応、留守録を聞くと、『どこ?』というシンプルな問い。あれかな、またどこかで酒池肉林の果て、テキトーな相手に掛けてみたのか。
 ふと、Twitterをチェックすると、今度はこば氏からダイレクトメッセージが。ここで、ようやくある可能性に思い至った。明日だと思い込んでいた蕎麦ツアー、今日だったりしない?
 蕎麦ツアーは、平野さんの呼びかけで、たぶんおっさんばかり数名が参加予定の、埼玉東部を走るツーリングだ。しかし、1/29のはずだよなあ。Googleカレンダーにはそう登録している。
 いや、まさかまさかと思いつつ*4、過去メールを漁ってゆく。なかなか日付が登場しない。話題の最初の頃……あった……1/28だ……。なんてことだosz
 大慌てで出立準備しながら、連絡を試みる。しかし、既に走り出していたのか、電話は繋がらない。こば氏にDMを返しておいた。気づいてくれるかな。
 しかし、すぐには出立出来なかった。実は、一番早く動けるBromptonを、昨日からハブダイナモ取り付け作業のために、一度ばらしていたのだ。リアスプロケも、17Tを試そうと思っていたし、要調整状態の外装2段もワイヤを変えるつもりだったのだ。半分解状態のBromptonの復帰をしばし試み、とても数時間では無理と判断した。
 他には、ポケロケと、BD-1、そしてMR-4F改。BD-1はステムのグラつきを解消しないと、遠方に持ち出す気になれない。MR-4Fか、ポケロケか。実はポケロケも、バーテープがそろそろヤバイので、半分ほどいていたのだった。が、これは難なく復帰。やはり軽いのがうれしいので、ポケロケにする。
 しかし、これらによって、出立が12:00頃にまで遅れてしまった。今からだと、最終立ち寄り予定の、所沢近郊の蕎麦屋が精々だ。ともあれ、湘南新宿ラインで池袋に出て、西武池袋線に乗り継ぎ、所沢に抜けた。そこから南に、東村山方面に池袋線に沿って10分も走ると、あっさりと目的の蕎麦屋、かなさごに到着。
 さて、いつ来るかな。30分ほど、店の前に立っていたが、一向に来ない。予定時間を過ぎているな。まあ、多少の遅れは当然だろうが……。しかし、寒いのだ。染み入るような寒さ。耐え切れず、自転車を目立つように三ツ辻に面したガードに貼り付け、一足先に入店しておくことにした。実は、朝からなにも口にしていなかったのだ。
 入店すると、テーブル8席程度の小さな店だ。店内の暖かさが心地よい。奥の方に先住者が居る。なんとも居心地良さげに寝ておられる。
 いかにも蕎麦打ちが好きでこの道に入りましたという店主*5に、温かいものがいいなというと、きのこ蕎麦を紹介された。暖かなつけ汁で、藪そばを頂く。拙者、香りの強い藪の方が好きだ。蕎麦は香りよく、丁寧に打たれているようだ。歯ごたえ良し。
 人心地ついて、しばし店内で過ごしていたら、表が騒がしくなった。見に行ってきた店主曰く、『お仲間が来たようなんで、店内にいるって声を掛けておいたよ』と。遂に来たか。待ち伏せ成功。しかし、待てど暮らせど、一向に入ってこない。自転車で、3人組となると、平野氏のツアーくらいのはずだ。
 待ちくたびれて外に出た。あれ、誰もおらん。なんというか、狐に摘まれた様な気分だ。単なる間違いだったのだろうか、それとも、……ああ、そこまで怒らせてしまったのか! ごめん、次はちゃんと日付を確認するから。
 真偽は不明で、釈然としないが。ともかくまだ腹が満たせないので、今度はざるを注文した。ちゃんと蕎麦の香りを楽しむなら、こっちだよね。ちょいとつけ汁が自己主張しなさすぎだが*6、やはり蕎麦の歯応えはいいね。店主と話してみると、奈良だとか山口だとか、あちこちで麺類を食べ歩いている様子。ちょうど、最近彼の地に行ってきた経験もあり、話は弾んだ。まあ、今日はこの店で寛げたので、よしとしよう。
 往路を逆走して戻った。メールによれば、やはりみなさんかの店に来られたものの、僕の存在に気づかずに行ってしまったようだ。自転車を見せから外れた*7三ツ辻に置いたことが敗因だったらしい。
 というわけで、Googleカレンダーを過信するのも考えものという教訓を得たのだった(・_・;)

2012年01月26日(木曜日)

自転車を遠投する

22時00分 自転車 ( 自転車旅行検討 ) 天気:寒気染み入る晴れ

 自転車を持っての旅にはよく出かける。しかし、この自転車自体の重さにはたまらないものがある。出来れば、別送できないか。
 そう思って、まず最初に試したのが、BikeFridayの自転車を買って、トラベルケースを使用することだった。これは自転車がトラベルケースで保護される上、宅配便のルートに載せられるため、最善に近い。しかし、自転車をトラベルケースに収めるのに、かなり分解しなければならないのが難だ。ほぼ分解しないで収められるのは、今のところトレンクルくらいで。
 次に試したのが、サイクリングヤマト便。これは輪行袋のまま発送できるというのが便利だが、ハードケース不可で防護が不十分な点が気にかかる。実際、これを初めて使って、鹿児島にBD-1を別送したときには、リアフレーム固定パーツを折られて往生した。更には、別の機会にしまなみ行の同行者にこれを紹介したら、『四国の営業所では『うちはやってない』ってけんもほろろに断られたよ』と言われ、せっかく紹介したのになあとすごくガッカリしたことがあった。大人の事情はあるのだろうが、それにしても肩身の狭いサービスであることよ。そういうわけで、今は全く使ってない。でも、実家に、国際線向けの厚手のソフトケースを使って送るのはアリかなとも思う。
 そして最近始まったらしいのが、カンガルー自転車イベント便。これはイベント向けだが、実際には任意の地点への往復に使える。イベント時には、さらに特別な配慮がされるというだけらしい。荷姿は問われず、そもそも専用の輪行段ボール箱すら用意されているほどだ。有望だ。だが、故郷広島への往復を例にとると、片道は\9000。往復割引込みでも\17000と、いささか富豪的な解決策となってしまう。トラベルケースなら1/4以下。サイクリングヤマト便の場合でも、大体は1/3に収まる。かなり割高だ。まあ、高価な自転車を送ることを考えればとも思うが。
 やはり、トラベルケースの使用は、もっとも経済的なのだ。そういう意味では、これを引いて走れるBikeFridayは、本当によく考えられた旅行用自転車だ。
 サイクリングヤマト便も、よほど防護を*1しっかりと取れば、拠点への往復に使ってもいいだろう。ただし、先だっての例のように営業所によっては知らぬ存ぜぬを通す可能性があるので、場合によっては戦う必要がある。
 カンガルー自転車イベント便は、金が有り余っているなら、これ以上のサービスはない。
 一長一短あるが、手持ちの辛さを考えるなら、それぞれ利用価値はあると思う。
 とりあえあず、3月のしまなみ縦走では、たぶん手持ちだな(えーっ)。いや、時間的にどのサービスも使う暇がないのよ。

2012年01月08日(日曜日)

Pinarrelo FP Quattroに165mmクランク装着

21時52分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:冬晴れだねえ

 Wiggleから着荷。同じ68アルテだが、170mmから165mmと短くなっている。どうにも170mmは回しにくく、回し切れない。
 換装して、境川に出かけた。うん、こっちの方がずっと足を回しにくい。足を回し切れない感覚がない。170mmとは、やはり大きな差を感じた。一方で、一時MR-4や、今BD-1に着けている167.5mm*1では、165mmとの差を感じたことがない。最適解は、この間にあるのかもしれない。
 南端で休憩。とにかく風が冷たいので、早々に引き返した。
 明日からは、また仕事の日々だ。

2012年01月05日(木曜日)

新春のしまなみ海道2012帰還日

21時46分 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:快晴

 いい朝だ。
 朝食は、昨日の風のレストランで。流石に旅館のそれよりはマシになるな。
 今日は自走で松山に向かうつもり。自転車の戦闘力が低いが、まあがんばろう。風は、昨日ほどではないはず。
 サンライズ糸山を後にして、予讃線沿いに走り始めた。意外に風があるな。今日も向かい風か……。呪われているな……。
 幸い、昨日ほどではないので、淡々と走り続けた。ここは自転車を甘やかせてくれる道ではないので、車道を淡々と進む。道沿いに石油備蓄所とコンビナートがあるので、大型タンクローリーがしばしば通るのが怖い。しかし、さほどの難なく進んでいけた。しかし、昨日の消耗が意外に響いているようだ。
 途中の道の駅で、早めの昼食をとる。ここまで、サイクリストは殆ど見かけなかったが、ここではお姉さん二人組がロードを横に歓談中だった。海沿いの、気持ちいい場所なんだろうな、ロードなら。
 ずっと海沿いを進み、堀江港の方面から内陸に入っていった。そして、道後温泉に。ところが、本館は団体がドドっと入ったとかで、満員と言われた。ここが満員になるなんてね。ということで、椿の湯の方を利用。風情はないが、こっちの方がやや洗い場が多い。
 松山観光港まで走り、フェリーで呉に戻る。途中、音戸大橋と、建設中の第2音戸大橋の下を潜る。洋上で夕陽を見送った。今日は結構走った感があるな。
 HARDROCK号を走らせて、実家に戻った。まだまだ乗ってやれると思うが、シフターを含めて、一度整備しなければならないな。

2012年01月04日(水曜日)

新春のしまなみ海道2012初日

23時26分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , , 天気:晴れやら雲やら雪やら

 去年は無理あったが、ここ数年は年明けのしまなみ海道を走っている。意外に明るい雰囲気が楽しいからだ。今年も行くぞ。
 自転車は、実家の置き自転車、HARDROCK号。あまり状態は良くない。シフターが不調で、リアのトップから5段までしか変速できない。またろくに整備できないので、あちこちが錆びてしまっている。しかし、チェーンは比較的整備してきたので、走行系そのものに問題は少ない。ということで、自転車装備だけ背負って、帰ってきたのだ。
 朝は5:00に起きて、呉駅まで出る。ここでHARDROCK号を輪行状態に。久しぶりだ。しかし、持ってきた輪行袋に入り切らない。リアキャリアの分を計算し損ねていた。尻隠して頭隠さず状態で、満足せざるをえない。荷物はサイドバッグ一つと、中くらいのバックパックに分けた。重いものは出来るだけサイドバッグに収め、貴重品を背負った。
 尾道までは、岡山行の直通便で2時間強。徐々に夜が明けてゆく空は、時に不気味な鉛色に、時に明るい空色に変わった。そして雪さえも降り始める始末。今日は天気に悩まされそうだ。
 尾道駅で降りる。駅の隣に、こんな感じの輪行準備スペースがあった。まあ、以前は駅の玄関で堂々とやってたわけで、さぞかし邪魔だったのだろう。申し訳ないことだ。ここでHARDROCK号を組んでいたら、二人組に『今から走るんですか』と聞かれた。なんでも、レンタルサイクルで走ろうと思っていたら、雪さえ降る空模様に諦めたのだそうな。そういえば、また雪だ。
 駅横のラーメン屋に入り、とりあえず尾道ラーメンで腹ごしらえ。外の天気をチラチラ見ていたのだが、時折粉雪が舞う状況が続いている。しかしまあ、覚悟を決めて走りだすか。
 駅前渡船に乗る。向島では、常ならば島の反対側に抜けて、そこから西に向かうのだが、今日は淡々としまなみ海道推奨コースを走る。時折襲ってくる雪にも弱るが、堪えるのが強い向かい風だ。この時期に向かい風になるのか。
 とぼとぼと走り続け、まずは向島大橋を渡る。因島でも推奨コースをなぞる。常ならば車道を走るのだが、今日は路面に鈍感な太いタイヤを履いていることもあり、歩道を行く。
 フラワーセンターで小休止している間、雪がやや強くなった。諦めて、とうとう雨具を着込んだ。しかし、雪は異常なくらいサラサラした粉雪なので、ほとんど溶けないまま地面に落ち、そこで消えてゆく。なんだろう、この奇妙な天候は。
 因島大橋が目に入ってきた。この橋の佇まいは、多々羅大橋より小型故か、全体をすっきり見渡せるのが良い。
 生口島では、さらなる強風に遮られたこともあって、道行が捗らない。途中のドルチェ本店で、しばし様子見。外は粉雪が降り、それが路面に溜まって、強風に乗って吹きつけてくる、プチブリザード状態だ。待っていても、いっかな天候が安定しないので、瀬戸田方面に向かう。幸い、雪は徐々に弱まっていった。
 瀬戸田では、しおまち商店街の岡哲商店で、コロッケを補給。やはり、サイクリング時には、油脂分が欲しくなるものだ。
 多々羅大橋を渡り、大三島は大山祇神社に向かう。一応は、ここが今回の主眼だ。山中の自転車道は寂しいが、風を凌げる面もある。
 大山祇神社。例によってヘルメット用お守りを購入。例年はこの辺で食事だが、今日はなんとなく先を行きたい気分なので、進む。
 多々羅公園まで戻る。実は屋台のオム焼きそばをアテにしていたのだが、まだ準備中の雰囲気。遅いスタートだな。じゃあ、次の伯方島で塩ラーメンだ。
 横殿宮に立ち寄る。大山祇神社の旧社と伝えられる場所だが、兵火を避けて仮遷宮された場所との説もある。
 伯方島に渡る。大三島橋は短いが、切り立った両岸からすっくと渡された、情況的には屈指の名橋。この頃、雪にめげてGF2をバックに仕舞い、これも防水ではないRadarに頼っていたので、ここではこれという写真はない。
 道の駅伯方で、予定通り塩ラーメン。さんわに向かう元気が無かったからだが、個々の塩もなかなかであります。
 伯方橋+大島大橋を渡り、最後の大島大橋を渡る。この島、推奨コースは内陸の丘を越えてゆくので、いつもながら面白みに欠ける。淡々と越えていった。
 2つ目のピーク、吉海に下り始める吉海ICへの導入路に、いつの間にか横断歩道ができていた。ここ、素直に車道を走ってくると、左折車線に誘導され、しかも横断する手段が無いので、困っていたのだ。
 吉海に下りきった頃には、既に日は低くなっていた。来島海峡大橋も、暗い陰りをまとっている。
 橋の上を走る。これがまた、未だかつて無いほどの向かい風で、重いMTBですら安定しない。ふらふらと走る。夕陽を糸山展望台から眺めたいのだが、この状況ではギリギリだな。沈んでゆく夕陽を追いかける
 なんとか渡りきり、糸山展望台に駆け上った頃には、まだ日没の時刻に間があった。しかし、気象の神はとことん意地悪だ。稜線上に湧いた雲に、夕陽は飲まれてしまった。まあ、を撮って、宿に向かうさ。
 サンライズ糸山でくつろいでから、ドレスコードがあるらしい*1風のレストランに入った。がっつり食べたいので、ダッチオーブン料理とパスタのセットを頼んだ。
 まずスープとサラダあさりと青じそのパスタ地鶏ときのこの鉄鍋。これにパンデザートがついてくる。BEERも付けたとも。侮っていたが、ここは意外に満足度が高いかも。それも、一人でぶらっと入った時に。
 部屋に戻り、とりあえず洗濯をしてから就眠。疲れたが、やはりサイクリングは楽しいものです。